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医療情報106

医療情報105
20150215~

三角関係を制するホルモン 東大、雄のメダカで発見

臨床 2015年2月28日(土)配信共同通信社

 自分の恋の相手に近づくライバルを、撃退する行動に出るためのホルモンを雄のメダカで発見したと東京大などのチームが27日、米科学誌電子版に発表した。チームは「三角関係を制するホルモンだ」とみている。

 似たホルモンは人にもあるが、同じ働きをしているかは不明。東京大大学院生の横井佐織(よこい・さおり)さんは「三角関係の嫉妬心や執着心といった感情を生む神経の仕組みが分かるかもしれない」と話している。

 チームは、一つの水槽にメダカの雌1匹と雄2匹を入れると、雌に近づく雄の手前に、もう一方の雄が割り込もうとすることを発見した。割り込む回数で勝った雄が子孫を残しやすかった。

 詳しく調べると、遺伝子が変異し「バソトシン」というホルモンを作れない雄は、割り込みに負けやすいことが判明した。このホルモンがない雄は、もう一方の雄への対抗心はあるが、雌に対する関心が低下しており、割り込みに勝てないらしい。

 人を含む哺乳類には「バソプレシン」という似たホルモンがあり、腎臓や脳で働いているとみられる。

 雄が、雌と他の雄との交配を阻止する行動は「配偶者防衛」と呼ばれ、トンボなどの昆虫からゴリラや人まで多くの動物で観察されている。

 注)科学誌はプロスジェネティクス

エボラ感染阻止に手掛かり 九大、ワクチン開発期待

臨床 2015年2月27日(金)配信共同通信社

 九州大大学院医学研究院の橋口隆生(はしぐち・たかお)助教(ウイルス学)らの研究グループは、エボラ出血熱や類似のマールブルグ病のウイルスを人の体内に侵入させない手掛かりを発見し、26日付の米科学誌「セル」で発表した。橋口助教は「感染を防ぐ詳しいメカニズムの解明や、ワクチン開発が期待できる」としている。

 グループは、エボラ出血熱と症状がよく似ているマールブルグ病の感染者の血液を解析。マールブルグ病やエボラ出血熱のウイルスと結合することができる抗体「MR78」が複数できていることを突き止めた。

 さらに、この抗体はウイルスのアミノ酸配列を立体的に認識して結びつくことも判明。結合するウイルスの部位は、人へ感染する際に必須の部位と一部が重なっており、抗体と結び付けることで感染を阻害できる可能性があるとみている。

 今回の解析結果は世界中の研究者が自由に利用でき、グループは、両方の病気の根絶に向けた研究が加速すると期待している。

 エボラ出血熱は、西アフリカを中心に感染被害が深刻で、マールブルグ病は熱や下痢、鼻や消化管からの出血といった症状、死亡率の高さなど特徴が似ている。

安全面や長期検証課題 iPSから軟骨組織

臨床 2015年2月27日(金)配信共同通信社

 【解説】人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した軟骨組織を実際に使えるようになれば、軟骨の一部を切り取って移植する従来の治療法に比べ、患者の体への負担を減らせると期待される。京都大チームは4年以内の臨床応用を目指しているが、安全性確保や長期的な有用性の検証などの課題がある。

 関節の軟骨はスポーツや交通事故で損傷するほか、加齢により軟骨がすり減って痛みを訴える人も増えている。

 いったん損傷すると再生が難しいため、健康な自分の軟骨組織を移植する治療が行われる。しかし軟骨を切り取るのと移植する際の計2回手術が必要。iPS細胞から作った軟骨組織を使えば手術は1回で済む。

 臨床応用に向けた最大の課題は安全性だ。体のさまざまな細胞や組織になるiPS細胞の利用で一般的に懸念されるがん化が起きないか。さらに、移植した軟骨組織が長期にわたり患部に定着し、有効性を保つのかなどの確認が重要になる。

優位性の比較検討を 識者談話

臨床 2015年2月27日(金)配信共同通信社

 広島大の越智光夫(おち・みつお)教授(整形外科学)の話 今回の成果は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った軟骨組織が機能することを証明したもので、損傷軟骨を治療する新しい選択肢となる可能性がある。軟骨がすり減り、移植に大量の軟骨組織が要る高齢者の治療に効果を発揮するかもしれない。一方、軟骨の一部が欠けるけがには自分の軟骨を移植する手法が現在有効とされており、iPS細胞から作った組織が安全性や耐久性の面で優位性を確保できるのか、比較検討が必要だ。

(患者を生きる:2737)その先へ 子どもの移植:4 レモン色「勝負服」で臨む

臨床 2015年2月27日(金)配信朝日新聞

 2011年6月14日、岡山市の冨谷幸孝(とみやゆきたか)さん(36)の携帯電話が鳴った。妻の暢枝(のぶえ)さん(34)からだった。次男昌希(まさき)ちゃん(3)の心臓に異常が見つかったという。「救急車で岡山大病院に行く」。暢枝さんは泣きながら告げた。

 10日前に生まれたばかりだった昌希ちゃんの病気は「左心低形成症候群」。心臓にある四つの部屋のうち、血液を全身に送り出す左心室が生まれつき極端に小さかった。数万人に1人の難病だ。

 症状を軽くする治療を受け、状態が少し安定した。9月28日、昌希ちゃんの体重が4キロになるのにあわせ、最初の心臓手術を受けた。心臓の壁に開けた小さな穴に管を入れ、全身に行く血液と肺に行く血液の量のバランスをとる。

 執刀するのは、この手術法を編み出した佐野俊二(さのしゅんじ)・同大教授(62)。昌希ちゃんはレモン色のベビー服で手術室へ入った。この病院で心臓手術を受ける子どもたちが着てきた「勝負服」。成功を願って譲り受けた。

 手術にあわせて、昌希ちゃんは新しい治療法を試してはどうかと提案された。心臓の筋肉を増やし、血を送り出す力を高めようと、王英正(おうひでまさ)・岡山大新医療研究開発センター教授(48)らが開発し、効果や安全性の検証を進めている臨床研究だった。

 手術の際に、心臓の様々な組織のもとになる幹細胞を心臓から取り、約1カ月間培養して数を増やす。その幹細胞を脚の付け根から入れたカテーテル(管)で、心臓に戻す。戻した幹細胞が心筋を増やし、心臓の収縮機能の改善をねらう。その結果、遅れがちだった発育も改善が期待できるという。

 昌希ちゃんの場合、この後も成長に応じて、さらに1~2回手術を受けていく。ただ、手術で心臓の機能が通常になるわけではなく、心臓の働きが低下する場合も少なくない。臨床研究はこうした手術後の経過を改善するのが目的だ。だが、当時始まったばかりで参加した子も2、3人だった。

 王さんは期待される効果を説明する一方、「必ず改善されるわけではない。不整脈や小さな心筋梗塞も起こりえます」と話した。昌希ちゃんの状態が少しでもよくなってほしい。そう願う両親は「ぜひやってほしい」と了解した。

 ■ご意見・体験は、〈メール〉iryo―k@asahi.comへ。

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 「患者を生き

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でんぷん合成の調節遺伝子 神戸大特定、収穫増に期待

臨床 2015年2月26日(木)配信共同通信社

 植物の「でんぷん」の合成を調節している遺伝子を神戸大のチームがイネで特定し、25日付の米学術誌電子版に発表した。品種改良により、でんぷんが多く作られるようにし、作物の収穫量を増やすのに役立つ成果としている。

 イネなどの植物は、光合成により、でんぷんを作っている。チームの深山浩(ふかやま・ひろし)助教(植物生理学)らは、光合成に必要な二酸化炭素(CO2)濃度が高くなると活発に働く遺伝子に着目。CRCTと名付けて働きを調べた。

 チームによると、遺伝子を操作することで、CRCTの働きを弱めたイネでは、茎にたまるでんぷん量が5分の1以下になり、働きを強めたイネは約3~4倍になった。

 深山助教は「CRCTは多くの植物が持つ遺伝子。ほかの作物の品種改良にも応用できそうだ」と話している。

 注)米学術誌はプラント・フィジオロジー

WHO、注意深く監視 印の新型インフルで当局者

臨床 2015年2月26日(木)配信共同通信社

 【ニューデリーPTI=共同】世界保健機関(WHO)のブストレオ事務局長補は24日、ニューデリーで記者団に、年初来の感染者が1万5千人に近づいたインドの新型インフルエンザについて、大規模な流行の兆候はないが、注意深く監視していると述べた。

 ブストレオ氏は、西アフリカで大流行したエボラ出血熱の初期段階の報道でパニックに拍車がかかった教訓から、メディアに「責任ある」報道を求めた。

 一方、インドのナッダ保健相は年初来の感染者が今月22日現在、1万4673人、死者は841人に上ったことを明らかにした。同相は、新型インフルが初めて大流行した2009年通年の感染者が2万7236人だったことを挙げ、今回はわずか2カ月でこれだけ流行が広がったことに懸念を表明した。

子ども患者の心臓模型、手術に活用 14病院で研究開始

臨床 2015年2月26日(木)配信朝日新聞

 心臓病の子どもの心臓を再現した模型を作り、手術のシミュレーションや診断などに役立つかを調べる研究を、国立循環器病研究センター(大阪府)や国立成育医療研究センター(東京都)、福岡市立こども病院など全国14の病院が今月から始めた。

 子どもの心臓は小さく、形も複雑なため、医師も画像だけで立体的なイメージを把握するのが難しいとされる。血管や患部の位置などを正確に再現した模型ができれば、事前に手術の方法を十分に検討でき、子どもの負担を減らせるなどの可能性がある。

 研究は、生まれつき心臓病がある子ども15人が対象。CT画像を元にウレタン製の模型を作り、小児科医や外科医が、模型の精巧さや、手術時間の短縮につながったかなど約50項目を評価する。

 国立循環器病研究センターの白石公(いさお)・小児循環器部長は「日本の心臓模型作りの技術は世界でも有数。将来的に医療機器としての認可を目指したい」としている。(小堀龍之)

卵子凍結「推奨せず」 健康な女性、産科学会 出産先送りに警鐘

臨床 2015年2月26日(木)配信共同通信社

 日本産科婦人科学会の専門委員会は25日までに、若い健康な女性が将来の妊娠・出産に備えた卵子の凍結保存を「推奨しない」とする見解をまとめた。女性の健康へのリスクや妊娠率が高くないことなどを問題視した。

 若い女性の卵子凍結保存を容認した日本生殖医学会や、卵子凍結を支援する費用を予算案に計上した千葉県浦安市に対立する見解となる。医学的理由によらない卵子凍結の是非があらためて問われそうだ。

 国内の多くの産婦人科医や研究者が所属する日本産科婦人科学会で卵子凍結に関する方針を決める生殖・内分泌委員会がまとめた。28日の理事会に報告、所属医師に通知される。

 見解では、凍結した未受精卵(卵子)は凍結受精卵と比べて妊娠率が低いこと、卵巣を刺激する排卵誘発剤は体に負担がかかること、解凍後に受精卵を戻す際の高齢出産に伴う合併症などを指摘。生まれる子どもの健康に与える影響も不透明だとし、年齢を問わず推奨しないとした。

 委員の一人は「出産の先送りにつながる。自治体も意をくんでほしい」と、浦安市の動きをけん制した。

 一方で見解は、卵子の凍結保存を禁じるものではなく、希望する女性と医師には自己責任で行うよう求めている。同学会は昨年4月、薬を使うがん治療や放射線療法で卵巣機能が失われて妊娠が困難になる場合に、事前に凍結保存することを認めた。

 卵子の凍結保存技術が進展し卵子の老化が知られるに伴い、生殖医療技術を専門にする医師らでつくる日本生殖医学会は2013年、健康な女性も含め、卵子の凍結保存を容認する指針をまとめていた。

チェック:脅威「人食いバクテリア」 昨年患者273人 増殖して手足壊死、致死率30~50%

臨床 2015年2月26日(木)配信毎日新聞社

チェック:脅威「人食いバクテリア」 昨年患者273人 増殖して手足壊死、致死率30~50%

 突然発症して急激に手足の壊死(えし)などが進み、時に人の命を奪う「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者報告数が近年、増加傾向にある。国立感染症研究所によると、昨年は1999年の調査開始以降最も多い273人に達した。今年も2月15日までで68人に上る。急激な進行と致死率の高さから「人食いバクテリア」と恐れられる細菌感染症の実態とは?【藤野基文】

 主な原因菌の「A群溶血性レンサ球菌」は特別な細菌ではない。へんとう炎やとびひ、皮膚炎などを起こすが、通常は抗菌薬で治療できる。症状がないまま、のどなどに保菌している子どももいる。

 しかし傷口などから細菌が体に入ると、まれに劇症化することがある。初期症状は手足の痛みや腫れ、発熱などだが、病気の進行は極めて速い。細菌が急激に増殖し、通常は細菌のいない筋肉や筋膜を壊死させたり、血流に乗って全身に回って多臓器不全などを引き起こしたりする。発症して数十時間以内にショック状態で死亡することもあり死亡率は30~50%に達する。

 厄介なのは、抗菌薬の効果が菌の増殖スピードに追いつかない場合もあることだ。東京女子医大の菊池賢教授(感染症学)によると、「足が痛い」と訴えて来院した患者を診察した際、壊死して皮膚が紫色に変色した部分が見る間に広がっていった例もあった。菊池教授は「体内で免疫機構が全く機能せず、細菌が自由に増殖していくのを見ているようだった。どんどん壊死が広がる場合は切断して止めるしかない」と話す。

 なぜ劇症化するかは解明されていない。国立国際医療研究センターの秋山徹・病原微生物学研究室長によると、A群の中でも、ある特定の遺伝子を持った型が劇症化を起こす場合が圧倒的に多いことが分かっている。通常、体内に入った病原体は免疫細胞によって排除されるが、この型の菌は特別な物質を産生して免疫細胞を攻撃している可能性が考えられるという。

 感染研によると、この感染症は87年に米国で見つかり、日本では92年に初めて報告された。患者は全例、国に報告されることになっている。患者報告数は2000年代前半までは年50人前後で推移したが、その後は100人前後に増えた。さらに、10年代は200人前後と倍増。A群以外の溶血性レンサ球菌で劇症化する場合があることも分かってきた。

 秋山室長が関わった厚生労働省研究班の調査では、患者の半数以上が60代以上の高齢者だった。糖尿病やがんなどの基礎疾患がある患者が多かったが、基礎疾患がない人も少なくなかった。秋山室長は「患者側に発症しやすさに関わる因子がある可能性もあるが、はっきりしたことは何も分かっていない」と話す。

 ありふれた細菌が突然、牙をむき、急速に悪化する。手の打ちようがないように思えるが、何か注意できることはあるのだろうか。

 菊池教授は「手足の傷や水虫にかかっている場所から感染しやすい。特に糖尿病などの持病のある人や高齢者は、傷が化膿(かのう)したらすぐに受診してほしい」と呼び掛ける。発症してしまった場合は、「とにかく早く検査して菌を見つけ、広がる前に対処することが重要」と、秋山室長は指摘する。

エイズ感染と発症、高水準 厚労省委員会が報告

臨床 2015年2月25日(水)配信共同通信社

 厚生労働省のエイズ動向委員会は24日、2014年の1年間で新規にエイズウイルス(HIV)への感染が判明した人の数は、過去5番目に多い1520人だったとの速報値を発表した。近年の報告数は1500人前後と高い水準が続いている。

 このうち、エイズを発症して初めて感染が判明した人の数は445人で過去5番目。年齢別では30歳以上が多く、50歳以上は約26%を占めている。

 昨年1年間に保健所などで実施された抗体検査は約14万5千件で一昨年に続いて増加。委員長の岩本愛吉(いわもと・あいきち)・東京大教授は「保健所の匿名での相談や検査を利用してほしい」と話した。

##アメリカやヨーロッパでは、エイズ患者は減少しているのに、なぜ、日本では増えているのか。
不特定の人とのフリーセックスが原因だろう。

臨床研究でアビガン使用 エボラ熱で専門家会議

臨床 2015年2月25日(水)配信共同通信社

 エボラ出血熱の治療法を話し合う厚生労働省の専門家会議は24日、国内で患者が発生した場合は、富士フイルム傘下の富山化学工業(東京)が開発した「アビガン(一般名・ファビピラビル)」を臨床研究の枠組みで使用する方針を確認した。

 特定感染症指定医療機関の国立国際医療研究センター(東京)とりんくう総合医療センター(大阪)、成田赤十字病院(千葉)が臨床研究の実施計画を整えている。病状により、患者や家族の同意を得て投与する。

 海外の治療状況を踏まえ、すべてのエボラ熱患者に対する基本的な治療として、水分補給や血圧の維持、抗菌薬の使用をすることとした。

 未承認薬の投与や血液透析などの追加的な治療は専門の医療体制が整った特定感染症指定医療機関などで行う。

筋肉量少ない高齢男性は死亡率2倍 免疫力低下が原因か

臨床 2015年2月25日(水)配信朝日新聞

 筋肉量が少ない高齢の男性は、死亡率が約2倍にあがるという調査結果を厚生労働省研究班がまとめた。筋肉量が少ないと全身が衰えて免疫力や抵抗力が落ち、肺炎など呼吸器の病気になる危険性が高まるためではないかと分析している。

 放射線影響研究所(広島市)で定期的に健診を受けている47~92歳の一般の男性626人の全身の筋肉量や骨量、骨密度を1994~95年にエックス線で測定した。筋肉量が40歳以下の標準値の8割より少ない人の割合は、60歳代で52・8%、70歳代で70・6%と高齢になるほど多かった。

 測定した人を12年間追跡。この間に197人が死亡した。筋肉量が40歳以下の標準値の8割より多い人と少ない人の二つのグループに分けて調べたところ、死亡率は年齢などほかの影響を除いても、少ない人の方が1・9倍高かった。死因別でみると、肺炎や慢性閉塞(へいそく)性肺疾患など呼吸器の病気が2・6倍高かった。がんや脳卒中などでは有意な差はなかった。

 女性も調査したが、明確な差は出なかった。もともと筋肉が少なく、加齢に伴う筋肉量低下が男性より緩やかなためとみられる。

 調査した、広島原爆障害対策協議会健康管理・増進センター所長の藤原佐枝子さんは「筋肉は何歳になっても鍛えて増やすことができる。日常生活の中で少しでも体を動かし、筋肉を維持してほしい」と話す。(辻外記子)

ホルモンでがん転移防ぐ 9施設、初の臨床研究へ

臨床 2015年2月25日(水)配信共同通信社

 心臓から分泌されるホルモンが、がんの転移を防ぐことが分かり、肺がんの手術の際に投与する臨床研究を近く9施設で始めると国立循環器病研究センター(大阪府)が24日、発表した。

 センターによると、ホルモンが、転移の経路となる血管に作用して転移を防ぐ仕組み。こうした臨床研究は世界初。

 記者会見した同センター研究所の寒川賢治(かんがわ・けんじ)所長らによると、9施設は大阪大や北海道大、山形大、東京大、神戸大の各病院などで、対象は手術を受ける肺がん患者500人。半数に手術直前から3日間投与し、2年後の再発率を比較する。

 ホルモンは心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)で、寒川所長らが1980年代に見つけた。心不全の薬として使われている。

 センターはこれまでに、肺がん手術の際に不整脈などを防ぐためANPを投与すると、がんの再発率が低いことを発見。

 今回、炎症が起きると血管内の壁に多くできる「Eセレクチン」というタンパク質をANPが抑えることで、がん細胞が血管壁にくっついて血管の外に出て転移するのを防いでいると新たに明らかにした。成果は近く米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。

 夏ごろには各病院で順次開始したいとしている。

完全な網膜作製へ一歩 識者談話

臨床 2015年2月20日(金)配信共同通信社

 京都府立医大の木下茂(きのした・しげる)教授(視覚機能再生外科学)の話

 完全な網膜組織の作製に一歩近づいただけでなく、網膜が体の中でできていくメカニズムの一端を明らかにした素晴らしい研究だ。網膜の視細胞と神経のつながり方などの詳細な仕組みはよく分かっておらず、人への臨床応用には、まずこうしたことの解明が必要で、今回の研究成果は役立つだろう。培養して作った網膜組織を利用する再生医療の発展にも弾みがつきそうだ。

エボラ感染3週間ぶり減少 医療従事者への暴行増加

臨床 2015年2月19日(木)配信共同通信社

 【アビジャン、コナクリ・ロイター=共同】世界保健機関(WHO)は18日、エボラ出血熱が流行する西アフリカ3カ国で15日までの1週間の新たな感染者は128人で、3週間ぶりに減少に転じたと週報で発表した。

 新たな感染者はギニアで52人、シエラレオネで74人、リベリアで2人だった。ギニアとシエラレオネでは感染防止のための措置を施していない埋葬が計84件報告された。新規感染者のうち40人以上が同じ地域で死者が出た後の検査で確認されたことから、さらなる感染拡大が懸念されている。
 一方、WHOによると、エボラ熱の医療従事者への脅迫や暴行事件などは増加。ギニアの当局者は18日、治療施設や職員への暴力行為で23人が禁錮6月から1年、13人が執行猶予付きの有罪判決を受けたと明かした。

(患者を生きる:2731)その先へ 標準治療を超えて:4 「個人輸入」の薬に望み

臨床 2015年2月20日(金)配信朝日新聞

 使える薬が、ない。38歳で消化器がんの「GIST」になった千葉県銚子市の桜井雄二さんは、新薬を承認するために実施される「治験」に希望をつないだ。しかし、参加中に病状は進んだ。

 2009年11月、参加を中断。千葉県柏市の国立がんセンター東病院(当時)を翌月に退院した。

 「できる限りの治療を続けたい」。雄二さんは、主治医の消化管内科医、土井俊彦さん(51)に伝えた。まずは、過去に使った薬を再び試す。それで効果がなければ、国内で未承認の薬を海外から買う「個人輸入」で、治療をする。そんな道筋を描いていた。

 土井さんは、個人輸入で副作用が出たときの備えを考えた。治療をすべてやめた後の「緩和ケア」も想定した。雄二さんの地元で病院を探し、紹介状を書いた。

 10年、雄二さんは過去に使った薬を再び飲んだ。だが、がんは進行した。いよいよ個人輸入が選択肢になった。

 国内で未承認の薬は、旧薬事法で販売が禁じられている。患者は、自分に使う場合に限り、海外の製造販売元から購入できる。安全性や有効性が確認されていなかったり、偽造品を買わされたり。様々なリスクを負うことにもなる。

 「それでも個人輸入を望む患者には、できる限りの情報を伝え、リスクを減らしたい」と土井さん。海外でのGISTの臨床試験の情報も踏まえ、ほかのがんで承認され、副作用がある程度分かっていた薬、東病院で治験の経験があった薬の2種類の使用を助言した。

 個人輸入の場合、公的医療保険は使えない。薬代などにかかる実費は月約60万円。加入する生命保険を生前に請求する特約を使わなければ、支払いが難しかった。

 「生命保険は、子どもたちの学費にあてたい」。ためらう雄二さんの背中を、妻公恵さん(47)が押した。「使いなよ。後の生活は心配いらないから」。治療の継続を重視して、ここまでやってきた。薬が手に入るなら、あきらめない。それが生きる希望だった。

 輸入代行会社のサイトを開き、手続きをした。2週間後、最初の薬が、小包で届いた。60万円――。その重みを感じながら、治療への覚悟を新たにした。

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パーキンソン病の原因遺伝子発見

臨床 2015年2月19日(木)配信毎日新聞社

MEMO:パーキンソン病の原因遺伝子発見

 手足の震えや体が動きにくくなる「遺伝性パーキンソン病」の新たな原因遺伝子を、船山学・順天堂大准教授(分子遺伝学)のチームが見つけ、英科学誌に発表した。パーキンソン病には、一部の家系に発症する「遺伝性」と遺伝性ではない「孤発性」があるが、今回の遺伝子は孤発性にも関与していた。

 国内の患者数は約15万人。根本的な治療法はなく、遺伝性でも80%で原因遺伝子が見つかっていない。

 チームは、遺伝性の家系の患者4人の全遺伝子の配列を解析。細胞のエネルギー合成にかかわる「CHCHD2」というたんぱく質をつくる遺伝子に変異があることを発見した。遺伝性の患者がいる340家系のデータも精査し、3家系で同じ遺伝子の変異を見つけた。健康な人約1万人では、見つからなかった。孤発性の患者でも、この遺伝子の配列に違いがあると、発症のしやすさが最大4.7倍高まっていることも判明した。【下桐実雅子】

ボツリヌス毒素の侵入解明 中毒治療に期待、大阪大

臨床 2015年2月18日(水)配信共同通信社

 食中毒などを起こすボツリヌス菌の毒素が体内に侵入する仕組みを、大阪大と理化学研究所統合生命医科学研究センター(横浜市)のチームが解明し、17日付の英科学誌電子版に発表した。

 腸内の免疫に関わる細胞が通り道になっていた。治療法の研究に役立つことが期待できるとしている。ボツリヌス菌が作り出す毒素が腸から吸収され、中毒症状が起きることは知られていたが、詳しい経路は不明だった。

 チームは実験でマウスの腸に毒素を投与。すると、腸の内側の、免疫に関わる「M細胞」が多く存在する部分に毒素が結合した。

 さらに、M細胞の表面に受け皿のようにある「GP2」というタンパク質に毒素の無毒な部分がくっつき、M細胞の中を通って体内に入り込むことも明らかにした。人のGP2にも同じように結合した。

 藤永由佳子(ふじなが・ゆかこ)大阪大特任教授(細菌学)によると、ボツリヌス菌の食中毒は日本では衛生環境の改善で減ったが、発展途上国では多い。全身の筋肉がまひして呼吸困難になり、治療をしないと高確率で死亡する。生物兵器としてテロに使われる危険性も指摘されている。

 注)英科学誌はネイチャーコミュニケーションズ

東大が教授を厳重注意 白血病薬臨床研究

臨床 2015年2月16日(月)配信共同通信社

 製薬会社ノバルティスファーマ(東京)の社員が白血病治療薬の臨床研究に不適切に関わっていた問題で、東京大は13日、研究代表者で同大病院血液・腫瘍内科の黒川峰夫(くろかわ・みねお)教授を文書による厳重注意処分にしたと発表した。

 処分は5日付。黒川教授は「深く反省し、今後は信頼性と透明性を確保した臨床研究に努めたい」とするコメントを発表。給与10分の1を3カ月、自主返納するという。

 東大は、担当だった元講師=昨年末に依願退職=についても文書による厳重注意相当と判断し、本人に通知した。門脇孝(かどわき・たかし)病院長は「当時の体制に不備があった。再発防止策を徹底したい」とし、給与10分の1を1カ月自主返納することにした。

 問題になったのは、ノ社の白血病薬タシグナなどの副作用に関する「SIGN(サイン)」研究。血液・腫瘍内科に置かれた研究事務局から患者情報を含むアンケートがノ社社員に渡ったり、研究の企画段階からノ社が深く関与したりしていた。東大の調査委員会は14年6月の最終報告で「重大な過失があった」と指摘した。

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