町田の鍼灸(ハリキュウ)マッサージの治療院です。肩こり、腰痛からギックリ腰寝違いなど痛みの改善あらゆる体の不調和、歪みの改善に努力しています。

医療情報53

医療情報52
20121022~

iPS臨床研究を申請 理研、神戸の病院で実施 目の加齢黄斑変性6人に 13年度開始目指す

共同通信社 10月26日(金) 配信

 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)は26日、高橋政代(たかはし・まさよ)プロジェクトリーダーらが人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った臨床研究をセンター内の倫理委員会に申請したことを明らかにした。目の病気「加齢黄斑変性」の患者6人が対象で、先端医療センター病院(同市)で実施予定。

 再生医療への応用で期待がかかるiPS細胞を使った治療は前例がなく、実施されれば世界初になるとみられる。機関内の倫理委による承認の後、厚生労働省の審査を通る必要があり、2013年度の開始を目指す。

 iPS細胞を開発した京都大の山中伸弥(やまなか・しんや)教授が理事長を務める国際幹細胞学会が米グラッドストーン研究所(サンフランシスコ)で現地時間25日に開いたシンポジウムで高橋さんは、先端医療センター病院など2カ所にも近く申請すると発表した。

 高齢者に多い加齢黄斑変性のうち、網膜の裏側に余分な血管が生えてきて色素上皮が急速に傷み、視力が落ちる「滲出型(しんしゅつがた)」が対象。

 現在ある治療法の一つは、網膜に小さな穴をあけ、下にある血管と傷んだ色素上皮をピンセットのような器具で取り出す手術。だが、栄養を与えたり老廃物を処理したりする色素上皮が修復されず、網膜が次第に傷んでしまうのが難点だった。

 今回の計画では、患者の皮膚の細胞から作ったiPS細胞を網膜色素上皮細胞に成長させ、シート状にしたものを、この手術でできた欠損部に補う。シートの準備には半年ほどかかる。

 当初の主な目的は安全性の確認。既存の治療をしても矯正視力が0・3未満などの条件を満たした患者6人に移植し、異常が出ないかを監視、視力の低下が食い止められるかなども評価する。

 視力の回復効果を本格的に確かめるのは数年後、参加人数を増やし、より大きな効果が期待できる比較的症状の軽い患者を対象に実施する次の段階の試験となる。

※iPS細胞

 皮膚や血液など、特定の形や機能を持つように成長した細胞にいくつかの遺伝子を組み込み、さまざまな種類の細胞になる能力を持つようにした細胞。ほぼ無限に増殖させられる上、培養の仕方を工夫すれば、網膜や神経といった目的の細胞に育てることができる。機能を失った臓器に対する移植治療のほか、病気が発生する仕組みや医薬品の有効性を調べるなど、幅広い利用が期待されている。開発者の山中伸弥(やまなか・しんや)京都大教授が今年のノーベル医学生理学賞に決まった。(サンフランシスコ共同)

※加齢黄斑変性

 目の奥にあり、光や色を感じる細胞でできた網膜の中でも、ものを見る時に中心的な役割を果たす黄斑という部分が老化し、視野の中央部がゆがんだり暗くなったりする病気。国内患者は推定69万人で、成人の失明原因の4位(欧米では1位)を占める。網膜で出る老廃物の処理などを担う色素上皮の組織が縮む「萎縮型」と、下にある脈絡膜から異常な血管が生えてきて色素上皮が傷む「滲出型(しんしゅつがた)」がある。萎縮型には治療法がないが、滲出型には血管を収縮させる眼球注射薬がある。ただ、治療は継続する必要がある。(サンフランシスコ共同)

安全な心筋、効率良く作製 iPS細胞から京大 再生医療実用化を前進

共同通信社 10月26日(金) 配信

 新たに開発した化合物を使い、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から安全性に優れた心筋細胞を効率良く作ることに京都大の中辻憲夫(なかつじ・のりお)教授らのチームが成功し、25日付の米科学誌セル・リポーツ電子版に発表した。

 心筋細胞は、さまざまな組織や臓器の細胞になる能力があるiPS細胞から既に作られているが、今回は世界初の作製法。iPS細胞から最大98%の高い割合で、成人の心筋細胞に近いものが低コストでできる利点がある。チームは「これまでの課題を克服できる。実用化を大きく前進させ、世界で活用される技術」としている。

 同様の能力を持つヒトの胚性幹細胞(ES細胞)でも成功しており、心臓病の患者に心筋細胞を移植する再生医療のほか、病態解明や治療法開発、新薬の毒性試験に役立つと期待される。

 チームは約1万種類の化合物の中から、心筋になるのを促進する効果が高い一つを見つけ、これをもとに化合物「KY02111」を開発した。

 心筋細胞のもとになる中胚葉細胞をiPS細胞から作り出し、この化合物を加えて培養したところ、8~10日後には心筋細胞になり、拍動が始まった。さらに約20日後には、成熟して機能性の高い成人に近い心筋細胞ができた。

 今回の作製法は、培養の際、従来のように、感染症の病原リスクが懸念されるウシの血清などの動物由来成分や、細胞の増殖や分化を促進する高価なタンパク質を使う必要がなく、培養液のコストは従来の20分の1。

 また、iPS細胞から作れる心筋細胞の割合は従来法は10~60%だったが、今回は最大98%と高効率、高純度に作製でき、がん化などの危険性がある 心筋以外の細胞を減らせ安全性を高めた。

 チームには、ノーベル医学生理学賞が決まった山中伸弥(やまなか・しんや)教授が所長を務める京大iPS細胞研究所の研究者も参加した。

※iPS細胞

 人工多能性幹細胞(iPS細胞) 神経や筋肉、血液など、さまざまな組織や臓器の細胞になる能力がある新型万能細胞。通常は皮膚などの体細胞に遺伝子を導入して作る。ノーベル医学生理学賞が決まった京都大の山中伸弥(やまなか・しんや)教授が2006年にマウスで、07年にヒトで作製を報告した。作った細胞を移植し、事故や病気で傷ついた部分を修復する再生医療への応用に向け、研究が進む。同じく万能細胞で、受精卵を壊して作る胚性幹細胞(ES細胞)と比べ、倫理上の問題は少ないとされるが、がん化を防ぐなど安全性向上が課題。

最初の一歩

共同通信社 10月26日(金) 配信

 【解説】人工多能性幹細胞(iPS細胞)の用途として期待が高い「再生医療」の実現に向け、理化学研究所のチームが最初の一歩を踏み出した。

 病気やけがで機能を失った組織を補い、回復を図る再生医療。症状を一時的に抑えたり、進行を遅らせたりする既存の治療の限界を超え、病気を根本的に治す効果が期待されている。

 網膜の分野では既に移植治療が試みられてきた。ただ、他人の網膜細胞の移植は拒絶反応が出ることが分かり、患者自身の網膜の一部を切り取って移植する方法は、効果はあるが合併症の危険性も高いなど問題があった。患者自身の皮膚から作ったiPS細胞由来の網膜色素上皮細胞移植は、これらの難点をクリアすると期待される。

 目はもともと腫瘍ができにくく、安全性も動物実験を通じて追求されてきた。ただ、トラブルが起きないと保証するものではない。人間の患者で効果が出るかも試してみなければ分からない。

 理研の高橋政代(たかはし・まさよ)プロジェクトリーダーは米国での講演で「20年後には標準的な治療になるよう目指す」と息の長い取り組みになると話している。網膜色素上皮細胞の作製までだけで数百万円かかるともされる費用が最終的にいくらになるかも現時点では不明で、試みは緒に就いたばかりだ。

患者応用にハードル

共同通信社 10月26日(金) 配信

 【解説】京都大チームが開発した作製法は、心筋細胞の大量生産や品質安定化につながる技術だ。人工多能性幹細胞(iPS細胞)の再生医療応用へ向け、課題の一つに解決の道筋を示すものだが、患者へ応用するにはハードルも多い。

 iPS細胞から組織や臓器などの細胞を作るには、受精卵から体が形作られていく過程を再現するように、目的の細胞へと変化させる働きを持つ物質を加えて培養するのが一般的。

 これまでの方法では、さまざまな成分を含む動物の血清を加えることが多い。体内で実際に働いている物質の特定が難しいからだ。だが動物の血清には、未知の感染症の危険性や心理的な抵抗感もある。

 京大チームの作製法は「KY02111」という化合物を使うのが最大の特徴。この化合物は人工合成でき、動物由来の感染症のリスクを大きく減らせる強みがあるなど、「世界のスタンダードになる技術」(チームの中辻憲夫(なかつじ・のりお)京大教授)。

 ただ、患者に移植する心筋細胞に不完全な細胞がまじっていると、がん化の恐れがあり、作製法のさらなる改良や細胞の分離技術が必要。効果的な移植法の検討や、がん化の抑制、その早期発見の技術も確立しなければならないだろう。

染色体移し遺伝病予防 ミトコンドリア"交換" 米国の日本人研究者

共同通信社 10月25日(木) 配信

 【サンフランシスコ共同】全身の臓器の働きが損なわれる遺伝性の難病ミトコンドリア病の女性の卵子から染色体を抜き出し、他人から提供された卵子に移し替え、子どもに病気が伝わるのを防ぐ方法を開発したと、米オレゴン健康科学大の立花真仁(たちばな・まさひと)研究員らが25日付英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 卵子の細胞質に含まれる異常なミトコンドリアを正常なものと"交換"する狙い。実際に使うには技術・倫理面の課題があるが、立花さんは「子どもに病気が伝わるのを恐れて出産に踏み切れない女性の助けとなる可能性がある」と話している。

 立花さんらは、米国内で21~32歳の健康な女性から同意を得て106個の卵子の提供を受け、うち64個に染色体を移し替える操作をし、受精させた。受精卵になった44個のうち19個が胚盤胞と呼ばれる段階まで成長した。胚盤胞は母体に戻せば赤ちゃんになりうる状態。ただ移し替えをしたうち半数で、染色体の数が通常より多くなるなどの異常が起きた。

 アカゲザルの実験では、操作した卵子のほぼ全てで正常な受精卵ができ、受精卵を母体に戻して生まれた5匹の子ザルは異常なく成長した。

 立花さんは「人の卵子はサルよりこうした操作に敏感らしい。手法を工夫する必要がある」としている。

 ミトコンドリアは卵子を通じ受精卵に伝わり、ミトコンドリア遺伝子に異常があると母親から子どもへの遺伝が懸念される。母親に症状がなくても子どもが発症するほか、病気の母親から健康な子どもが生まれるなど予測が難しい面がある。

※ミトコンドリア病

 細胞内にあってエネルギーをつくる小器官ミトコンドリアの機能が低下し、脳神経や筋肉など全身の臓器の働きが損なわれる病気。細胞の核とは別にミトコンドリアが独自に持つ遺伝子の異常が原因。米国では5千~1万人に1人の患者がいると推計されるが、現時点では有効な治療法はない。(サンフランシスコ共同)

がん転移抑制ホルモン 心臓が分泌…国循と阪大

読売新聞 10月24日(水) 配信

 心臓から分泌されるホルモンに、がんの転移を抑える働きがあることを、国立循環器病研究センターと大阪大のチームが突き止めた。

 副作用の心配がない、がん転移を防ぐ治療法の開発につながると期待される。横浜市で開かれる日本癌(がん)治療学会で26日に発表する。

 同センター研究所の寒川(かんがわ)賢治所長らが発見した「心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)」というホルモン。心臓や血管を保護する役割があり、心不全の治療薬に使われている。

 チームは、肺がんと心疾患を併発した患者に、がん手術後の不整脈などを予防するためANPを投与すると、がんの再発が少ないことに着目。肺がん患者の再発率は通常、術後2年で20%程度だが、ANPを投与した90人では4人にとどまった。

 がん細胞があるマウスを使った実験では、ANPの投与で転移を通常の15-30%に抑えた。一方、ANPが働かないよう遺伝子操作したマウスは、肺や肝臓に転移したがん組織が通常の4-6倍多かった。普通は起こらない心臓への転移もあった。

 がん細胞は血液を通じて移動し、血管内皮に潜り込んで転移する。がん患者は抗がん剤や放射線による治療で血管内皮が傷つき、がん細胞が潜り込みやすい。再発の多くは、手術時に血中にがん細胞が流れ出すことによる転移が原因だ。

 チームはANPが血管内皮を保護してがん細胞をブロックすると見ており、「様々な種類のがんの転移を抑制できる可能性が高い。来年中に臨床研究を始めたい」としている。

日本人のアトピー性皮膚炎発症-関連の8ゲノム領域を発見

薬事日報 10月23日(火) 配信

 アトピー性皮膚炎発症に関連する新たなゲノム領域八つを、理化学研究所ゲノム医科学研究センター呼吸器疾患研究チームと九州大学、慶応義塾大学、東京慈恵会医科大学を中心とする共同研究グループが、ゲノムワイド関連解析の結果、発見した。この成果は今後、臨床研究での仮説立案や治療標的分子の絞り込みに役立つと期待されている。

 アトピー性皮膚炎患者の多くは、遺伝的なアトピー体質を持っている。治療ガイドラインの普及により、良好に皮膚炎をコントロールできるようになってきているが、適切な治療を行っても効果が少ない難治性の症例も存在することから、科学的な病態の解明や、それに基づく治療法の確立が急務だ。

 そこで同研究グループは、アトピー性皮膚炎の遺伝要因を明らかにするため、日本人のアトピー性皮膚炎患者1472人と非患者7971人について、ヒトゲノム全体に分布する約60万個のSNPのゲノムワイド関連解析(GWAS)を行い、統計学的に比較検討し、アトピー性皮膚炎発症と関連しているSNPを探索した。さらに、探索したSNPについて、別に集めたアトピー性皮膚炎患者1856人と非患者7021人で追認解析を行い、結果の再現性を確認した。

 その結果、これまでに世界で行われたアトピー性皮膚炎のGWASにより発見された七つのゲノム領域の関連の再現性を確認し、新たに8ゲノム領域 ▽2q12(IL1RL1/IL18R1/IL18RAP)▽3p21.33(GLB1)▽3q13.2(CCDC80)▽6p21.3(MHC領域)▽7p22(CARD11)▽10q21.2(ZNF365)▽11p15.4(OR10A3/NLRP10)▽20q13(CYP24A1/PFDN4)--に存在するSNPでP値が、5×10-8未満と低いことを確認し、これらの領域が日本人のアトピー性皮膚炎へのかかりやすさに強く関連していることを見出した。

 今までに七つの領域が分かっているが、今回の発見により合計15カ所のアトピー性皮膚炎に関連するゲノム領域が分かったことになる。それらの領域には皮膚バリア機能に働く遺伝子、獲得免疫に働く遺伝子、炎症反応に関わるIL‐1ファミリーのシグナル伝達に関連する遺伝子、炎症抑制に働く遺伝子、炎症や感染で過剰な応答を抑制する制御性T細胞で働く遺伝子、感染症反応等で重要なビタミンDの代謝に働く遺伝子が含まれ、それらの重要性が示唆された。

 また、今回発見された領域2q12、6p21.3と、すでに発見されていた領域11q13.5、5q31の四つは、気管支喘息のGWASにより疾患関連領域としてすでに報告されている。これは、アトピー性皮膚炎と気管支喘息には共通の遺伝要因が存在することを示すもの。

 現在、培養細胞やマウスモデルを使った研究によって、アトピー性皮膚炎の治療標的分子の発見が盛んに試みられているが、今回のような多くのヒトサンプルを用いたゲノム研究は、実際のヒトの疾患での重要な標的分子の絞り込みにも役立つ。今後、これらの領域に含まれる遺伝子について機能を詳細に調べることで、アトピー性皮膚炎の病態解明が進むと期待できる。

インフルエンザ 今季初の学級閉鎖 佐賀・武雄小

毎日新聞社 10月23日(火) 配信

インフルエンザ:今季初の学級閉鎖--武雄小 /佐賀

 県は22日、武雄市立武雄小学校の1学級で15人がインフルエンザに感染し、同日から3日間、今季県内初の学級閉鎖にしたと発表した。インフルエンザの学級閉鎖としては、過去5年で最も早い。

 39の定点医療機関で報告された患者数は、今月1~7日が6人だったのに対し、同8~14日が14人と倍増。県は「例年よりも早いペースで流行が進んでおり、予防、早期受診に努めてほしい」と呼び掛けている。【蒔田備憲】

胃がん生存率56~80% 中核28病院、5種で公表 患者の進行度で幅

共同通信社 10月23日(火) 配信

 がん治療の中核となる病院でつくる「全国がん(成人病)センター協議会(全がん協)」は23日付で、胃がんなど5種類のがんについて、28の病院別に治療から5年後の生存率を公表した。胃がんでは56~80%などとばらつきがあるが、がんの進行度で成績に大きな違いが出るため、「生存率の数字だけで病院を選択しないでほしい」と注意を促している。

 データの公表はがん医療の均質化などに役立てるのが狙い。全がん協に加盟する31病院で2001~03年に初めて治療を受けた10万人以上の治療内容を分析。症例数などで基準に達した計28病院がデータを公表した。

 胃がん治療5年後の生存率は、大阪府立成人病センターの80・2%から茨城県立中央病院の56・2%まで幅がある。しかし、大阪府立成人病センターは初期がん(1期)の患者数が進行がん(4期)の6・5倍で初期がんが多いため、生存率は高い。茨城県立中央病院は初期がんが進行がんの1・9倍と進行がんが相対的に多く、生存率は低くなっている。

 手術できないほど状態の悪い患者が多ければ手術率は下がり、生存率は低下する傾向にある。

 肺がんは24・8~58・1%の幅で、5種類のがんの中では生存率が最も低かった。大腸がんは64・0~81・4%、乳がんは84・1~95・4%、子宮頸(けい)がんは65・8~84・4%だった。

 公表したのは胃がんで23病院、大腸がんと肺がんは各24病院、乳がんは25病院、子宮頸がんは16病院。

 これとは別に全がん協は、加盟31病院で1997年から2004年までに診断を受けたすべてのがん患者約24万人の生存率データをホームページで公開した。三十数種類のがんを選び、進行段階や性別、年齢などを選ぶと平均的な生存率のグラフが表示される。

 開発に携わった千葉県がんセンター研究局の三上春夫(みかみ・はるお)部長は「患者さんへの余命の宣告ではなく、平均的な数字だ。技術の進歩や身体の状態によって結果は違ってくる」と話している。

 病院別生存率の公表は07年、08年に続き3回目。病院別、がん種類別のデータは全がん協のホームページ、http://www.zengankyo.ncc.go.jpで閲覧できる。

※全国がんセンター協議会

 国立がん研究センターを事務局とし、地域のがんセンターなど基幹的ながん診療を担う全国31の病院が加盟する協議会。各病院は患者の治療内容や成績を登録しており、登録制度を広く知らせ、患者との話し合いの資料とするのを目的に、治療5年後の生存率を公表している。今回は、2001~03年に初めて治療を受けた患者について(1)症例数が50以上(2)全患者の90%以上の生死を5年後まで追跡―などの基準を満たした28病院の生存率を算定した。07、08年の公表に続き3回目。

病院との対話の材料に がん生存率データ

共同通信社 10月23日(火) 配信

 今回公表されたがん生存率データは、乏しい指標で作られた「病院ランキング」が氾濫する中、患者が医師と対話したり、病院の特徴をつかみやすくしたりするための材料を提供しようと、多くの病院が協力して整備したものだ。

 病院にはさまざまな特色や得意分野がある。検診でがんが疑われた人が最初にかかる病院もあれば、進行し自覚症状が出た人が訪れる病院、終末期に差し掛かった患者を多く受け入れる病院もある。単純に生存率だけに注目して医療の水準を把握することはできない。

 手術率が高い病院は生存率も高い傾向がある。手術の身体的負担に耐える体力がある患者や、手術で治療が見込める早期の患者の受け入れが多いためとみられる。

 4期(進行がん)に対する1期(初期がん)の割合が高い施設は、より初期のがんを多く診ていると考えられる。

 数値が各病院の「現状」を表していると考えるのも早計だ。5年後の生存状況を調べ、まとめるには時間が必要で、初診や手術の実施が10年ほど前の症例も多く含まれる。最新の治療法や設備の進歩が反映されているとは限らない。

 データを公表したウェブサイトには、進行度別の生存率なども詳しく掲載されている。まとめに携わった研究者は「このデータを医師への質問の材料に使ってもらいたい」と意図を説明する。

がん生存率 治療開始後5年、最大33ポイント差 国公立28専門病院

毎日新聞社 10月23日(火) 配信

がん生存率:治療開始後5年、最大33ポイント差--国公立28専門病院

 全国の国公立のがん専門病院でつくる「全国がん(成人病)センター協議会」(全がん協、31施設加盟)は23日付で、01~03年に加盟施設の患者だった人の治療開始から5年後の生存率を、5部位のがんごとに分析し、同意を得た28施設別に公開した。施設間の差は肺がんで最も大きく、33ポイントあった。最少は乳がんで9ポイントだった。

 施設ごとの生存率公表は07、08年に次いで3回目。公表した施設数は、乳がん25▽大腸がん24▽肺がん24▽胃がん23▽子宮頸(けい)がん16――で、前回より延べ28施設増えた。患者のがんの進行度に偏りがあるため、初期の「1期」と、最も進行した「4期」の比率も調べた。数字が小さいほど、進行がんが相対的に多い。データをまとめた群馬県立がんセンターの猿木信裕院長は「病院間の優劣を示したものではなく、患者が医師と治療について話し合う資料として使ってほしい」としている。

 また、施設ごとの生存率とは別に、30施設のデータから、肺がんの種類別に5年生存率を初めて算定した。最も高かったのは腺がんで51・1%(症例数7197)、扁平(へんぺい)上皮がんが33・8%(同3027)、小細胞がん17・8%(同1350)。

 全加盟施設で97~04年にがんと診断された24万症例をデータベース化して、30以上の部位や進行度、性別ごとに生存率を検索できる「KapWeb(カップウェブ)」も公開した。より自分の症状に近い条件で、調べることができるという。いずれも全がん協のウェブサイト(http://www.zengankyo.ncc.go.jp/)で公開している。【久野華代】

………………………………………………………………………………………………………

 <胃がん>

施設名       生存率(%) 症例数 1期/4期比

北海道がんC    57.9   194  1.7

岩手県立中央病院  61.0   334  2.5

宮城県立がんC   72.4   356  3.3

山形県立中央病院  77.0   702  3.4

茨城県立中央病院  56.2   278  1.9

栃木県立がんC   70.2   584  3.4

群馬県立がんC   61.6   556  1.8

埼玉県立がんC   65.4   928  2.8

千葉県がんC    74.6   524  4.1

がん研有明病院   76.0  1245  5.3

都立駒込病院    60.5   768  1.8

神奈川県立がんC  73.5   820  3.3

新潟県立がんC   78.5   856  3.3

福井県立病院    73.0   530  4.4

愛知県がんC    65.3   680  3.5

大阪府立成人病C  80.2   882  6.5

大阪医療C     68.0   356  3.4

兵庫県立がんC   73.9   538  4.1

呉医療C      69.6   352  2.7

山口県立総合医療C 62.2    52  2.8

四国がんC     69.5   600  2.2

九州がんC     69.3   382  3.0

大分県立病院    72.7   217  5.7

………………………………………………………………

 <大腸がん>

北海道がんC    64.0   132  0.9

岩手県立中央病院  64.6   337  0.9

宮城県立がんC   71.8   274  1.1

山形県立中央病院  81.4   457  2.3

茨城県立中央病院  68.0   186  1.3

栃木県立がんC   71.9   335  1.5

群馬県立がんC   76.2   379  1.6

埼玉県立がんC   70.3   456  1.2

千葉県がんC    70.6   258  0.8

国立がんC中央    ――    360  1.9

がん研有明病院   77.2   712  4.5

都立駒込病院    72.9   661  1.1

神奈川県立がんC  72.1   444  1.4

石川県立中央病院   ――     71  1.0

福井県立病院    66.8   318  1.8

愛知県がんC    66.4   574  0.9

名古屋医療C    65.6   328  1.0

滋賀県立成人病C  71.5   251  2.7

大阪医療C     73.8   329  1.7

兵庫県立がんC   75.1   317  1.8

呉医療C      73.0   233  1.7

四国がんC     75.6   392  1.5

九州がんC     74.0   296  1.4

大分県立病院    64.0   149  5.8

………………………………………………………………

 <肺がん>

北海道がんC    36.4   529  1.3

岩手県立中央病院  37.3   357  1.3

宮城県立がんC   31.2   404  1.1

山形県立中央病院  34.4   349  1.1

茨城県立中央病院  30.1   307  1.2

栃木県立がんC   44.1   490  1.3

群馬県立がんC   24.8   270  0.8

埼玉県立がんC   31.1   893  0.8

千葉県がんC    43.0   378  1.5

がん研有明病院   48.2   891  2.1

都立駒込病院    34.2   509  0.7

神奈川県立がんC  40.3   994  1.3

新潟県立がんC   44.3   900  2.3

福井県立病院    28.1   172  0.8

愛知県がんC    39.9   872  2.3

滋賀県立成人病C  35.3   327  1.4

大阪府立成人病C  49.4   808  1.9

大阪医療C     27.6   136  0.7

兵庫県立がんC   41.6   848  1.2

呉医療C      39.8   222  1.5

山口県立総合医療C 29.1    58  1.3

四国がんC     58.1   599  2.3

九州がんC     40.2   537  1.1

大分県立病院    43.5   307  1.7

………………………………………………………………

 <乳がん>

北海道がんC    87.1   508  4.3

岩手県立中央病院  86.3   170  4.5

宮城県立がんC   88.2   218  5.3

山形県立中央病院  85.1   203 10.9

茨城県立中央病院  85.7   136  4.5

栃木県立がんC   89.6   367  6.1

群馬県立がんC   90.3   408  4.6

埼玉県立がんC   88.3   577  2.8

千葉県がんC    89.8   515  4.6

国立がんC東     ――    382  133

国立がんC中央    ――    327 96.0

がん研有明病院   92.9  2434  6.3

都立駒込病院    91.3   502  7.8

神奈川県立がんC  89.9   749 11.0

新潟県立がんC   92.8   714 12.0

福井県立病院    84.1   134  5.2

愛知県がんC    86.3   726 10.8

名古屋医療C    91.8   318  3.9

大阪府立成人病C  89.2   771 16.1

大阪医療C     87.6   290  9.3

兵庫県立がんC   93.3   509  9.6

呉医療C      89.8   233  6.0

四国がんC     90.2   747  6.5

九州がんC     90.1   509  4.7

大分県立病院    91.0   273 12.2

………………………………………………………………

 <子宮頸がん>

北海道がんC    69.3  109  1.8

宮城県立がんC   75.7   75  2.8

栃木県立がんC   81.0   74 12.0

群馬県立がんC   77.7  122  5.7

埼玉県立がんC   68.8  250  4.6

千葉県がんC    74.6  115  4.7

がん研有明病院   76.0  332  6.8

都立駒込病院    65.8   85  7.4

神奈川県立がんC  75.9  305  4.5

新潟県立がんC   81.1  138 22.0

大阪府立成人病C  81.7  151  5.9

大阪医療C     81.5  145 20.0

兵庫県立がんC   81.3  237  8.5

四国がんC     84.4  170 16.6

九州がんC     72.7  155  5.2

大分県立病院    68.0   93  3.7

 ※-は生存率非公表、Cはセンター

RSウイルスの患者数最多 乳幼児の感染症急増 診断キット普及の影響も

共同通信社 10月22日(月) 配信

 国立感染症研究所は19日、乳幼児の重い肺炎や気管支炎の原因となるRSウイルス感染症について、全国約3千の小児科定点医療機関から報告される1週間の患者数が1~7日は5007人に上り、2003年の調査開始以来、最多を記録したと発表した。

 これまで最多だった10年1月25~31日の4745人を更新。年齢別では1歳以下が全体の約71%を占めた。都道府県別では東京(548人)、福岡(476人)、大阪(362人)、埼玉(220人)の順に多かった。

 報告される患者数は8月下旬ごろから例年を上回って急増している。

 RSウイルスを簡便に診断するキットは従来、入院患者だけに保険が適用されていたが、昨年10月から乳児の外来患者らにも拡大。検査の普及が報告数に影響した可能性もある。ただ感染研の安井良則(やすい・よしのり)主任研究官は「流行の始まりが例年より早く、冬に向かい本格的に増える恐れもある。特に生後3カ月までは重症化しやすい。注意が必要だ」と指摘している。

 RSウイルスは患者のたんやつば、鼻水などで広がる。感染力は強く、通常の風邪の症状と同じように発熱や鼻水などが数日続く。

 熱が下がった後もぜーぜーという呼吸やせきが残り、肺炎に悪化することがある。安井さんは「熱が下がっても子どもの体調が悪い状態が続けばこの感染症を疑い、医療機関に連れて行ってほしい」と話している。

※RSウイルス感染症

 乳幼児の肺炎や気管支炎の主要な原因となるRSウイルスによる呼吸器感染症。2歳までにほぼ100%が感染するとされ、母親からの免疫がある数カ月までの時期にも感染する恐れがある。風邪のような症状で済む場合が多いが、生涯にわたり感染をくり返し、特に初感染では1~3%が重症化する。合併症に無呼吸があり、乳幼児突然死症候群(SIDS)との関連も指摘される。厚生労働省の人口動態調査によると、RSウイルスが原因の死者数は確定しているだけで、2011年に28人、10年は31人。

男児の死因判明せず 予防接種後に死亡

共同通信社 10月22日(月) 配信

 岐阜県美濃市の平田こどもクリニックで、日本脳炎の予防接種を受けた後に死亡した小学5年の男児(10)について、岐阜県警は19日、司法解剖では死因を特定できなかったことを明らかにした。

 県警によると、骨折や脳出血、顕著な外傷はなく、腫れや発疹といったアレルギーの症状もなかった。

 県警は今後、血液検査や組織検査を実施し、ワクチンとの因果関係を含め、より詳しく調べる。

カーボンナノチューブに近赤外線を照射→活性酸素発生→がん死滅 京大チーム発見

毎日新聞社 10月20日(土) 配信

がん細胞:カーボンナノチューブに近赤外線を照射→活性酸素発生→がん死滅 京大チーム発見

 炭素でできた極小の素材「カーボンナノチューブ」に近赤外線を照射して活性酸素を効率よく発生させ、がん細胞を死滅させることに京都大の村上達也助教(細胞工学)の研究グループが成功し、19日発表した。医療技術への応用が期待される。米化学会誌の電子版に近く掲載される。

 カーボンナノチューブに光を照射すると、熱や活性酸素が発生することが知られており、がん治療の可能性を探る研究が各国で進められている。

 グループは、赤外線の一種で、透過性が高く人体への影響が比較的小さい「近赤外線」を利用することを考案。さらに、カーボンナノチューブの中でも「半導体性」と呼ばれる性質を持った部分だけが近赤外線を吸収して活性酸素を出すことを突き止めた。そこで、この成分を分離・濃縮し、ヒトの肺がん細胞と混ぜて近赤外線を10分間照射したところ、熱による影響も含め45%の細胞が死滅したことを確認した。

 村上助教は「微量のカーボンナノチューブを血管から注入し、患部に近赤外線を照射する治療法が考えられるのではないか」と話している。

 カーボンナノチューブは、六角形に結合した炭素原子が円筒形につながった物質で、筒の直径は数ナノメートル(ナノは10億分の1)。鋼鉄より硬く、弾力性があり、電気や熱を通す性質がある。【五十嵐和大】

親知らずで歯の神経再生 愛知の病院、臨床研究へ

共同通信社 10月19日(金) 配信

 虫歯の治療で抜いた歯髄(歯の神経)を再生させるため、親知らずなどから取り出した歯髄幹細胞を移植する臨床研究の実施を厚生労働省科学技術部会が18日、承認した。近く厚労省が正式承認する。国立長寿医療研究センター(愛知県)と愛知学院大の研究グループが申請していた。

 20歳以上55歳未満の患者5人を対象に治療効果を確かめる。同センターの中島美砂子(なかしま・みさこ)部長(歯内治療学)は「近く被験者を募集し、来年1月にも始めたい」と話している。

 虫歯が進むと歯髄が炎症を起こして激しく痛む。歯髄を抜いて詰め物をすれば痛みを感じなくなるが、虫歯の再発に気付きにくくなったり歯と詰め物の間に細菌が繁殖したりし、歯の寿命が短くなる恐れがある。

 計画では、親知らずなど不要な歯を抜いて歯髄の中にある幹細胞を採取、約6週間培養して数を増やす。その後、穴を開けて歯髄を抜いた虫歯の中に、幹細胞とともに歯髄の再生を促す薬剤やコラーゲンを注入し、セメントなどで穴をふさぐ。

 成功すれば、移植した幹細胞が神経や血管をつくるタイプの幹細胞を歯の根元側から少しずつ引き寄せ、約1カ月で歯髄がほぼ再生する。グループはイヌを使った動物実験で効果を確かめており、科学技術部会は安全面も問題ないと判断した。

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional

「町田の鍼灸治療は成瀬鞍掛治療院 腰痛 ぎっくり腰 マッサージ 花粉症」更年期