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医療情報72

医療情報71
20130901~

「オペラで延命」に医学賞 日本人、7年連続

共同通信社 2013年9月13日(金) 配信
 【ケンブリッジ共同】ユーモラスな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が12日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で行われ、「心臓移植したマウスにオペラを聴かせると生存期間が延びた」との実験結果を発表した帝京大医学部外科准教授の新見正則(にいみ・まさのり)さん(54)らのグループが「医学賞」を受賞した。
 日本人のイグ・ノーベル賞受賞は7年連続。ハウス食品研究主幹の今井真介(いまい・しんすけ)さん(56)らのグループも「タマネギの催涙成分をつくる酵素」発見で「化学賞」を受賞。発見に貢献した石川県立大学長の熊谷英彦(くまがい・ひでひこ)さん(72)も共同受賞者となった。
 新見さんは、ネズミの着ぐるみを着た共同受賞者らと壇上に立ち「われわれは音楽の力を示した。最高の栄誉です」とあいさつ。会場から拍手喝采を浴びた。
 今井さんはタマネギを手に「健康的で涙の出ないタマネギを可能にする新酵素を見つけた」とアピールした。
 熊谷さんは授賞式後「こういう科学の楽しみ方は日本にはない。エンジョイしました」と笑顔で話した。
 新見さんによると、いずれも心臓移植したマウスに術後7日間、ベルディのオペラ「椿姫」やモーツァルトなどの音楽を一日中聴かせる実験を繰り返したところ、オペラを聴かせたマウスが平均約26日間と最も長く生存した。モーツァルトを聴かせたマウスは平均20日、音楽を聴かせなかったマウスは7日生存した。
 このほか、「ハイジャック犯を落とし穴で捕獲して、航空機外にパラシュートで放出するシステム」を発案した米国人男性=2006年死去=に「安全工学賞」が授与された。
※イグ・ノーベル賞
 ノーベル賞のパロディー的位置付けで、米の科学ユーモア雑誌が1991年に創設。「人を笑わせ、考えさせる」ユニークな研究などを通じ、科学や技術への関心を高める貢献をした人に贈られる。今年は心理学、平和、安全工学など10部門。カラオケ(2004年)、わさびのにおいで聴覚障害者に火災を知らせる警報装置(11年)、迷惑を顧みず話し続ける人を邪魔する装置「スピーチ・ジャマー」(12年)など日本人の受賞が続いている。(ケンブリッジ共同)

感度6千倍のMRI造影剤開発 九大の研究グループ

西日本新聞 2013年9月12日(木) 配信
 体を傷つけず体内を診断できる磁気共鳴画像装置(MRI)で、従来の約6千倍の感度があり、高感度の持続時間を約20倍に延ばせる「造影剤」(臓器や疾病などを見やすくするために用いる検査薬)を、九州大稲森フロンティア研究センターの山東信介教授らの研究グループが世界で初めて開発した。11日、英科学誌「ネーチャーコミュニケーションズ」(電子版)に掲載された。山東教授は「実用化できれば、がんや脳の疾患などの早期発見・診断ができる」としている。
 放射線を使わないMRIは、体を傷つけずに体内の疾患部分を画像化できる利点がある一方、感度が悪い欠点がある。
 造影剤を静脈に注射する従来の方法では感度があまり上がらず、欧米などで研究が進む高感度の造影剤を使っても、はっきり見える時間が40秒前後にとどまるなどの課題が残っていた。
 山東教授らは、がんの進行度や悪性度を診断できる酵素などを高感度で捉える造影剤の基本分子構造を開発。人の血液を使って実証実験を繰り返し、高い感度を長時間維持できることを確認した。
 実証実験では、既存の造影剤と比べ、感度が約6千倍に向上。感度は時間とともに低くなるものの、約800秒後でも、従来の約2千倍の感度を維持したという。
 山東教授は「今後は生体での実証実験を通して、副作用がなく安全な基本分子を開発していきたい」と話した。

長田氏に慶応医学賞 細胞死を解明

共同通信社 2013年9月11日(水) 配信
 慶応義塾は10日、医学や生命科学の分野で優れた業績を挙げた研究者をたたえる今年の慶応医学賞に、体内で不要になった細胞が死んでいく仕組みを解明した京都大の長田重一(ながた・しげかず)教授(64)と、遺伝子の働きを制御する断片的なリボ核酸(マイクロRNA)を発見した米マサチューセッツ州立大のビクター・アンブロス教授(59)を選んだと発表した。
 長田教授は、老化した細胞などが自ら死ぬ現象のきっかけとなる遺伝子を特定。死んだ細胞が、異物を取り除く細胞に食べられるために必要な酵素も発見した。
 アンブロス教授が見つけたマイクロRNAは、遺伝子からタンパク質が作られるのを抑える働きをする。異常があるとがんの発症につながるなど、あらゆる生命現象に関与する。
 授賞式は11月27日に都内で開かれ、2氏にそれぞれ賞金1千万円が贈られる。

新生児温め黄疸防ぐ 福岡の医院、発症率低減

共同通信社 2013年9月11日(水) 配信
 多くの新生児が発症し、重症化すると脳に障害を与える黄疸(おうだん)を防ぐため、福岡市中央区の久保田産婦人科麻酔科医院が、産後すぐに温度の高い保育器に入れ、さらに糖水を与える「温めるケア」を開発した。新生児1万人に実施し、従来の発症率より大幅に低減できたとしている。15日の福岡産科婦人科学会で発表する。
 治療が必要な重症黄疸の発症率は、関西のある総合病院の新生児集中治療室(NICU)では所属医師によると21・0%(715人中150人)。全国的な統計はないが、複数の医師は「病院によって異なり、5~20%だろう」と話す。一方、久保田医院は1万783人中、発症は22人(0・2%)だった。
 久保田史郎(くぼた・しろう)院長は、新生児が38度の母親の体内から20度台の部屋に出てくると体温が急激に2~3度低下することに注目。これを低体温症と判断し、出産1分後に34度の保育器に1時間、次に30度の保育器に1時間入れてから母親に渡す方法をとった。
 さらに、生後間もなく糖水を与えて体重低下と低血糖を抑えると、ほとんどの新生児が12時間以内に排便し、黄疸の原因物質ビリルビンを排出した。
 この方式には批判もあり、福岡県内のベテラン助産師(51)などは「体重2500グラム未満の低出生体重児だけでなく、健康な赤ちゃんも保育器に入れるのは過剰なケアだ」と指摘する。それでも久保田院長は「低体温症を防ぎ、栄養補給して黄疸を防ぐことが先決」と話している。

メタボ起こす遺伝子特定 肥満予防に期待

共同通信社 2013年9月11日(水) 配信
 脂肪分の多い物を食べたときにエネルギーをため込みやすくして太る一因となっている遺伝子を、京都府立医大や熊本大のチームが特定し、10日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版で発表した。
 この遺伝子の働きを阻害する物質を見つけ出すことで、肥満やメタボリック症候群の予防や新たな治療法の開発につながる、としている。
 チームは、脂肪組織の血管で強く働く遺伝子「ARIA」に着目。この遺伝子を働かなくしたマウスを遺伝子操作で作り、通常のマウスとともに、14週間、脂肪分の多い食事を与えた。すると、ARIAが働かないマウスは通常のマウスに比べ、皮下脂肪や内臓脂肪の量が2分の1から3分の1になったほか、体重の増加も半分程度だった。
 普通の食事を与えた実験では、体重の差は出なかったが、血糖値の上昇が抑えられたことから、糖尿病になりにくいとみられる。
 チームによると、ARIAが働かないと脂肪組織で新しい血管が作られやすくなるため、糖が効率よく代謝できる上、脂肪燃焼が増えることでより多くのエネルギーを消費するという。
 京都府立医大の池田宏二(いけだ・こうじ)助教は「人での肥満やメタボリック症候群でも同じ現象が起きているとみられる。臨床で使える薬を早く開発したい」と話している。

白斑、さらに1281人 カネボウ美白化粧品

共同通信社 2013年9月10日(火) 配信
 カネボウ化粧品は9日、美白化粧品で肌がまだらに白くなる「白斑(はくはん)」の症状を確認した被害者が、1日時点の調査で新たに1281人増えたと発表した。症状や不安を訴える1万863人の訪問調査と集計を終え、症状を確認したのは8月25日時点の8678人から9959人となった。
 カネボウは、最終的に1万1千人以上を訪問する予定。確認作業が進めば、被害者数は1万人を超える可能性がある。
 症状を確認した利用者のうち、白斑が「3カ所以上」「大きさが5センチ以上」など重い症状があったのは3705人。それ以外の軽症者は3846人、回復したか回復傾向の人は2408人だった。
 また、カネボウは9日、夏坂真澄(なつさか・ますみ)社長が11日に記者会見し、症状を訴えた利用者や問題を指摘した皮膚科医への対応が遅れ、被害が拡大したことを踏まえ、再発防止策を公表することを明らかにした。外部の弁護士に依頼した調査結果も合わせて発表する。

血液がん主因遺伝子を発見 広島大教授ら、米学術誌に発表

中国新聞 2013年9月10日(火) 配信
 被爆者や放射線治療後の患者にみられる白血病、骨髄異形成症候群(MDS)の主要な原因遺伝子の一つを、広島大原爆放射線医科学研究所(原医研)所長の稲葉俊哉教授、同研究所の本田浩章教授たちのグループが発見した。10日、米学術誌「Cancer Cell」のオンライン版で発表する。
 白血病や、白血病と並ぶ代表的な血液がんMDSになった被爆者たちのうち半数近くが、血液細胞中にある2本一組の「7番染色体」のうち1本が欠けている。稲葉教授たちは、7番染色体の中でも、遺伝子「Samd9L」を失うことが、発病に関与していると結論付けた。
 研究グループは、遺伝子操作でSamd9Lを欠損させたマウスを飼育。25カ月までに約半数が白血病やMDSになり、発症率は正常マウスの約8倍に上った。ヒトに換算すると中高年での発症が目立ち、被爆から半世紀以上たってMDSになる人がいることとも符合した。
 Samd9Lには、細胞の増殖頻度を制御する機能がある、と同グループは分析。骨髄中の造血幹細胞に放射線の影響で異常が出た上に、Samd9Lが失われると異常な血液細胞の増殖が加速し、発病するとみている。
 原医研は2003年にも、21番染色体の遺伝子「RUNX1」の異常が、原爆などで放射線を浴びたMDS患者に多くみられることを発見している。
 稲葉教授は「被爆や放射線治療後に発症するタイプの白血病、MDSで、主要な二つの原因遺伝子が出そろった。早期発見の手法を開発するスタート地点に立ったといえる」と話している。
 被爆者の白血病・MDS治療に詳しい長崎原爆病院(長崎市)の朝長万左男院長の話 7番染色体の欠損はMDS患者に最も多い異常で、見つかると治療が困難だっただけに原因遺伝子の特定は画期的だ。理論的には、欠損した遺伝子の働きを補う物質を薬剤にすることで、治療法の開発も期待できる。

慈恵医大論文も撤回 降圧剤研究で英医学誌

共同通信社 2013年9月9日(月) 配信
 英医学誌ランセットは6日、降圧剤ディオバンを使って東京慈恵医大のチームが行った臨床研究の論文の撤回を決めたと発表した。論文は2007年4月に掲載されたが、今年7月、大学の調査で血圧データの操作が判明したことなどから「研究の信頼性を疑うのに十分だ」と判断した。
 また、この薬を販売する製薬会社ノバルティスファーマ(東京)の元社員が統計解析担当者として研究に参加した上、同社の所属を示さずに非常勤講師だった大阪市立大の所属として論文に登場した点も撤回の判断材料とした。
 論文は、ディオバンが他の薬に比べ、脳卒中や狭心症などの発症を大きく減らせるとの結果を報告した。この元社員が関与し、同様の結果となった京都府立医大チームの論文も欧州の学会誌などから既に撤回されている。このほか千葉、名古屋、滋賀医科の各大学でも論文の信頼性に関する調査が進んでいる。

元社員、論文著者ら聴取へ 降圧剤問題で厚労検討委

共同通信社 2013年9月3日(火) 配信
 製薬会社ノバルティスファーマの降圧剤ディオバン(一般名・バルサルタン)を使った臨床研究のデータ操作問題で、厚生労働省の検討委員会は2日、3チームに分かれて京都府立医大と東京慈恵医大の論文の著者、両大学の研究でデータ解析をしたとされるノ社の元社員に聞き取りをする方針を固めた。
 この日の会議では、ノ社や両大学の調査担当者を呼び、研究の流れなどについて話を聞いた。
 田村憲久厚労相は、次回会合が開かれる9月末までに原因分析や再発防止の中間報告をまとめるよう指示しているが、委員の意見は「犯人捜しはせず、産学連携を推進する中でいかに適正に研究を進めるかを整理するべきだ」「事実関係について証言が食い違ったままでいいのか」などとばらばらで、方向性は打ち出されなかった。
 ディオバンをめぐっては、府立医大と慈恵医大の臨床研究でデータ操作が発覚。8月にあった検討委の初会合では、この薬を使い臨床研究をした5大学の研究室にノ社が総額11億3290万円の奨学寄付金を提供したことが明らかになった。

他社製でも白斑報告11件 医師から皮膚科学会に

共同通信社 2013年9月9日(月) 配信
 カネボウ化粧品が販売していた美白化粧品の使用者に肌がまだらに白くなる白斑(はくはん)が相次いだ問題で、日本皮膚科学会の特別委員会は7日、カネボウ以外の複数社の化粧品でも計11件の白斑報告が医師から寄せられたと明らかにした。詳細は明らかにしておらず、因果関係は不明。
 特別委はまた、化粧水、乳液、クリームとカネボウの美白化粧品を重ねて使用していた人ほど白斑になる割合が高いとの見方も示した。特別委が症状の経過を追跡できた259人のうち、化粧品の使用中止から半年以上たった人では58%が回復傾向を示したという。
 使用を中止すれば自然に症状が回復するケースもあり、白斑ができても色素を形成する細胞が残っている人が多いことから時間がたてば色素の再生が期待できるという。一方、2年経過しても白斑が残り、症状が変わらない患者が少なくとも3人いた。
 治療では、アトピー性皮膚炎に使われるタクロリムス軟こうなどが有効と期待され、特別委は皮膚科での受診を呼び掛けた。今後2年ほどかけて調査を進め、白斑の発症メカニズムの解明や治療法確立を目指す。
 カネボウは7月、白斑問題を受け、同社と子会社が販売していた美白成分ロドデノールを含む54製品の自主回収を発表した。カネボウによると、8月25日時点で8678人の発症者を確認した。

肝炎薬がMERSに効果 米チーム、サルで確認

共同通信社 2013年9月9日(月) 配信
 【ワシントン共同】C型肝炎の治療に広く使われる2種類の薬剤に、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスに感染したアカゲザルの症状を抑える効果があるのを確かめたと、米国立衛生研究所(NIH)のチームが8日付の米医学誌ネイチャーメディシン電子版に発表した。
 感染後にインターフェロンとリバビリンという薬剤を併用して投与すると、炎症によって肺の組織が壊れるのを防ぐとともに、ウイルス増殖を抑える効果があった。
 チームに参加した米ワシントン大の奥村敦(おくむら・あつし)研究員(実験動物学)は「人間で同じ効果が期待できるかどうかは未知数だが、命にかかわるような重症例に応用することが可能かもしれない」と話している。
 チームは、人に近い免疫系を持つアカゲザルを使って実験。MERSウイルスに感染させて治療を施さない3匹は3日後までに重い肺炎となって呼吸機能が大きく低下したが、感染から8時間後に2種類の薬剤による治療を始めた3匹はほとんど肺炎症状を示さなかった。チームは過剰な炎症反応を抑えながら免疫機能を活性化する働きが薬剤にあるとみている。
 世界保健機関(WHO)によると、MERSの死者は8月末までに50人。これまでに有効な治療法は確立されていない。

不妊治療 卵子・精子提供、親が子に告知「必要ない」37% 金沢大・不妊患者に調査

毎日新聞社 2013年9月7日(土) 配信
不妊治療:卵子・精子提供、親が子に告知「必要ない」37% 金沢大・不妊患者に調査
 夫婦以外から卵子や精子の提供を受ける不妊治療について、患者の4割近くが「両親が第三者から提供を受けた事実を子どもに伝える必要はない」と答え、子どもへの説明に消極的であることが、日比野由利・金沢大助教(社会学)らの調査で分かった。こうした不妊治療では、子どもが自分の遺伝上の親を知ることができる「出自を知る権利」の取り扱いが議論されている。
 調査は2012年2月~13年4月、全国の不妊治療施設70カ所の協力で無記名で実施。調査用紙2540枚を配布、740件の回答があった(回収率29・1%)。回答者の平均年齢は36・5歳。
 卵子・精子の提供で生まれた子について「子どもが望んだ場合、提供の事実を確かめることができるようにすべきだ」には53%が賛成し、反対の15・9%を上回った。一方、「両親は提供の事実を伝える必要はない」に37・2%が賛成。「子どもが成人するまでに伝えるのが望ましい」という回答は22・7%にとどまった。
 提供者の個人情報については、「プライバシーに配慮し、開示すべきでない」に51・7%が賛成。「子どもが望めば開示すべきだ」の27・4%を大幅に上回った。
 日比野助教は「不妊の当事者が告知に消極的なのは、日本社会が卵子・精子の提供を受け入れていないことが背景にある。現状では親に告知を義務付けるのは難しく、提供に関する情報を国が一元的に管理し、子どもが確認できるようなシステムが必要ではないか」と話している。【須田桃子】

人の腸内細菌でマウス太る 

共同通信社 2013年9月6日(金) 配信
 【ワシントン共同】太った人の腸内細菌をマウスの腸に"移植"すると脂肪がたまりやすくなってマウスが太り、やせた人の場合はマウスの体形が維持されたとする研究結果を、米ワシントン大のチームが6日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 腸内細菌が体質を左右することを示す成果で、新たな肥満治療の研究に道を開きそうだ。ただ脂っこい餌を食べるマウスはやせ形の腸内細菌による体質改善効果がみられないことも判明。チームは「肥満防止にはやはり健康的な食事が欠かせない」としている。
 研究チームは、太った人とやせた人の腸内細菌をそれぞれ、微生物をすべて除去したマウスの腸に移植。太った人の腸内細菌がマウスを太らせ、やせた人の腸内細菌がマウスをやせた状態に保つことを確認した。
 さらに両方のマウスを同じかごで飼育すると、ふんを介して腸内細菌のやりとりが起き、太ったマウスの腸内細菌がやせ形に変わって体形が戻った。
 やせ形の腸内細菌には代謝を調整して体質を改善する効果があるとみられる。ただ繊維質が少なく脂肪分が多い餌を与えると、太ったマウスの体質改善は起きなかった。

性別決定 X・Y染色体以外にも新たな遺伝子

読売新聞 2013年9月6日(金) 配信
京大など確認 哺乳類 雄へ変化促す
 哺乳類の性別は「X」と「Y」という二つの性染色体の組み合わせによって決まるが、これら以外の染色体にも、性別の決定に欠かせない遺伝子があることを確認したと、京都大や理化学研究所などの研究チームが発表した。6日の米科学誌サイエンスに論文が掲載される。
 動物の性別が決まる仕組みは多種多様で、魚類では成長に伴って性転換する種類もある。これに対し、哺乳類の性別は厳密であり、受精の段階で細胞核にXとYの染色体が1本ずつあれば雄に、X染色体2本だと雌になる。
 ところが立花誠・京大准教授らは、発生過程のマウスの実験で、XでもYでもない第6染色体にある遺伝子「Jmjd1a」を働かないようにすると、Y染色体を持っていても約6割が雌になり、子どもも産むことを確認した。この遺伝子は人でもX、Y以外の第2染色体にある。
 性別を決める遺伝子としては、Y染色体にある「SRY」が知られており、雄の生殖器官を形成するよう指令を出す。
 今回の研究では、Jmjd1aが、SRYに活動を始めるように促すことも判明。Jmjd1aがうまく働かないと、SRYの指令が弱まり、Y染色体があっても雌になった。
 立花准教授は「人間でもY染色体を持つ女性が2万人に1人の割合で生まれている。その原因がこれで説明できるようになったのではないか」と話す。ただし、自分の性別に違和感を持つ「性同一性障害」とは無関係という。

認知機能の異常を画像診断 浜松医大、薬と装置で

共同通信社 2013年9月6日(金) 配信
 アルツハイマー病などの精神疾患で生じる脳の記憶や認知に関わる部分の異常をとらえる薬剤と、高性能の画像診断装置を浜松医大(浜松市)などが開発し、5日、報道陣に公開した。
 浜松医大によると、認知機能の変化を画像に反映する薬剤の実用化は初めて。病気の進行とともに記憶や認知の機能が低下する様子を詳しく調べられるほか、治療薬が実際に脳のどの部分で効果を発揮しているかを確認することもでき、新薬の開発につながるという。
 浜松医大の間賀田泰寛(まがた・やすひろ)教授(薬学)らが、認知に関わるニコチン受容体に結合し、画像に映りやすくする薬剤を開発。浜松ホトニクス(浜松市)などと共同で、よりきめ細かい脳の画像を撮影できる装置を製作した。
 従来の画像診断は特殊なマスクで20分~1時間程度、頭を固定しなければならず、じっとしていることができない重症患者には使えなかった。
 今回開発した装置は患者が頭を揺らしたり、首を振ったりしてもセンサーが動きを追い掛けて補正するため、頭を固定する必要がなく、立ったままでも診断が可能だ。
 装置は5年、薬剤は7~10年程度での製品化を見込んでいるという。間賀田教授は「問診に比べ、画像診断は客観的な診断ができる。認知症の実態解明や治療に役立つ」と話している。

iPS細胞 有力研究者、米国流出 東大・中内教授「規制で停滞、日本はやりにくい」 目標、ブタ体内でヒトの臓器作製

毎日新聞社 2013年9月5日(木) 配信
iPS細胞:有力研究者、米国流出 東大・中内教授「規制で停滞、日本はやりにくい」 目標、ブタ体内でヒトの臓器作製
 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療研究の第一人者、東京大医科学研究所の中内啓光(ひろみつ)教授(61)=幹細胞生物学=が、米スタンフォード大に年内にも研究室を開設し、3年半後に完全移籍することを毎日新聞の取材に明らかにした。中内教授は、iPS細胞を使ってブタの体内でヒトの臓器を作製することを目指すが、日本では現在、研究指針で禁じられている。政府の成長戦略の柱となっている再生医療のトップランナーの「頭脳流出」は波紋を広げそうだ。
 研究指針については、政府の生命倫理専門調査会が今年8月、中内教授の研究を踏まえ、動物の受精卵にヒトの細胞を入れて、子宮に戻す基礎研究を条件付きで容認。5日、指針改定に向けた議論が始まる。
 だが、中内教授は、規制によって研究が2年半停滞したと指摘し、「もしこの研究しかしていなかったら、とっくに海外に移っていただろう」と明かした。「今後指針が改定されるとしても実施までは何年もかかる。リスクをとらないという日本特有の体制では、新しいことはやりにくい」と語った。中内教授によると、数年前から、スタンフォード大や英ケンブリッジ大など海外の複数の大学から移籍の誘いが来ていた。
 スタンフォード大には教授として赴任し、カリフォルニア再生医療機構から6年で約6億円の研究費が支給される。東大の定年までは日本でも研究するが、3年半後は完全に米国に拠点を移す。中内教授は「(移植可能な臓器を作るという)医学上の利益が目的。日本での研究の遅れの責任は誰が取るのか」と話した。
 中内教授チームが計画している実験は、特定の臓器が欠けるよう操作したブタの受精卵(胚)に、ヒトのiPS細胞を移植して「動物性集合胚」を作り、ブタの子宮に着床させる。欠けた臓器の場所にヒトの細胞からできた臓器を持つブタが生まれれば、その臓器を将来、移植医療や新薬の開発に応用できる可能性がある。【須田桃子】

がんバイオバンク開設へ 京大病院、組織や経過分析

共同通信社 2013年9月5日(木) 配信
 京都大病院(京都市)は4日、がん患者から提供を受けたがん組織や血液などの生体試料を診療経過データとあわせて保管、分析し、より効果的で副作用の少ないがん治療法の開発や創薬に役立てる「キャンサーバイオバンク」を同病院のがんセンター内に開設すると発表した。
 9日から稼働し、5年間で胃がんなど消化器系のがんを中心に約5千人分のデータの蓄積を目指す。記者会見した同センターの武藤学(むとう・まなぶ)入院がん診療部長は「社会の皆さまに理解してもらい、未来の医療を実現したい」と話している。
 バンクでは、患者から同意を得た上で、治療開始前のほか、副作用が出たり病状が悪化したりしたときなどに、血液や尿、がん組織などを採取。そこから得た遺伝子などのデータを、患者の既往症や生活習慣、治療の副作用や効果の程度などの情報とリンクさせて集積する。
 バンク化されたデータを統合・分析し、個々の患者の特徴に応じた治療を目指すとともに、将来的には、がんの新たな治療法や早期発見法、予防法などの開発に役立てる。当面は同センターを受診する患者が対象だが、今後、他の医療機関にも協力を呼び掛けるという。

高齢者にゲーム、効果あり 認知力アップと米チーム

共同通信社 2013年9月5日(木) 配信
 【ワシントン共同】パソコン画面上で車を運転する治療用ゲームを続けることで、高齢者の認知能力を高めることに成功したと、米カリフォルニア大サンフランシスコ校の研究チームが5日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 1カ月に計12時間プレーすると、異なる作業を同時にこなす能力や集中力が高まり、半年後も効果が持続した。年齢とともに働きが衰える脳に、回復可能な柔軟性があることを裏付ける成果だ。
 ただチームの研究者は「今回のゲームは脳機能を高める目的で慎重に設計した」と強調。「脳トレーニング」などをうたって市場に出回る多くのゲームの効果は不明だとしている。チームは治療用ゲームを開発している米アキリ・インタラクティブ研究所(マサチューセッツ州ボストン)と実用化を目指す。
 チームは、曲がりくねった道で車を走らせながら、信号や標識に正しく反応するゲームを開発。平均65歳の高齢者16人に週に3回、1時間のプレーを1カ月続けてもらうと、ほとんどの人で同時並行の課題を処理する能力や持続して集中する能力が向上していた。
 チームは高次の脳機能をつかさどる前頭前野の働きが活性化することで幅広い効果が出ると推定。発達障害や精神疾患の人でも効果を確かめたいとしている。

印刷業の全国多発否定 大阪市大が胆管がん調査

共同通信社 2013年9月5日(木) 配信
 印刷会社の従業員らに胆管がんが相次いだ問題で、疫学調査をしている大阪市立大の円藤吟史(えんどう・ぎんじ)教授(産業医学)の研究グループは5日までに、印刷業における胆管がんの「明らかな全国的多発」は認められなかったとする報告書をまとめた。
 グループは大阪市の校正印刷会社「サンヨー・シーワィピー」の従業員らが胆管がんを発症した問題を受け、同社の従業員らや印刷業界での全国的な発症状況を調べた。
 中小企業の従業員や家族ら約3500万人が加盟する全国健康保険協会の診療報酬明細書のデータを調べたところ、2009~12年の胆管がん患者数は8855人。全体の約1%に当たる印刷業従業員とその家族の患者数は107人で、印刷業の患者の比率がやや高かった。発症リスクが高年齢層に比べ低いとされる30~49歳でも、印刷業の発症者数の比率は他業種の同年代よりやや高かったが、いずれも統計的に明らかな有意差はないと結論づけた。
 またサンヨー・シーワィピーの元、現従業員326人の調査では、一般の人と比べて、校正部門の従業員の罹患(りかん)リスクと死亡リスクはそれぞれ1242倍と644倍だった。

細胞内タンパク質合成に制御スイッチ 京大、iPS応用に期待

京都新聞 2013年9月5日(木) 配信
 細胞に導入した遺伝子の働きを、細胞内の状態によって調節できる「RNAスイッチ」を、京都大iPS細胞研究所の齊藤博英准教授や遠藤慧研究員らのグループが開発した。iPS(人工多能性幹)細胞から高品質な体細胞を作る技術などに応用できる。英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズで3日発表した。
 齊藤准教授らが開発した、細胞内でタンパク質の合成を抑制するRNAスイッチ(OFFスイッチ)を改良して、タンパク質合成を進めるONスイッチを作った。タンパク質を合成する「設計図」となるRNAに、このスイッチを結合して細胞に導入する。
 スイッチに特定のタンパク質が結びつくと、設計図が保持されたままタンパク質製造工場合成装置「リボソーム」に運ばれ、設計図にあるタンパク質が合成される。
 一方、細胞内に特定タンパク質がないと、設計図のRNAが分解され、タンパク質は合成されない。
 スイッチが反応するタンパク質を、がん細胞に特有なタンパク質などにすることも可能で、細胞死を誘導するタンパク質の設計図と結びつけておけば、がん細胞だけ死滅させることもできる。
 齊藤准教授は「iPS細胞から体細胞を作る際に、腫瘍化したり分化していない細胞を取り除くこともできる」と話している。

野口英世賞に松浦氏 大阪大研究所副所長

共同通信社 2013年9月5日(木) 配信
 公益財団法人野口英世記念会(福島県猪苗代町)は4日、感染症や免疫などに関する優れた研究に贈る「野口英世記念医学賞」の今年の受賞者に、大阪大微生物病研究所副所長の松浦善治(まつうら・よしはる)教授(ウイルス学)を選んだと発表した。
 松浦氏はC型肝炎ウイルスの増殖と病気の発症に関与する細胞の因子を解明。耐性ウイルスが出にくい薬剤や、肝がんへの進行を阻止する薬剤の開発に向け、研究に取り組んだ。
 授賞式は11月9日、猪苗代町で開かれる。

保存卵巣を移植、機能回復 悪性リンパ腫治療後に 順天堂大、国内初

共同通信社 2013年9月4日(水) 配信
 抗がん剤治療で機能が失われる前に卵巣を摘出して凍結保存し、治療後に体内に戻して機能を回復させることに順天堂大などのチームが成功した。名古屋市で開催される日本産科婦人科内視鏡学会で6日に発表する。
 若いうちに卵巣機能が低下する早発閉経の患者への移植例はあるが、がん治療後の移植と機能回復の報告は国内初という。将来の妊娠に望みをつなぐほか、女性ホルモンの欠乏による心筋梗塞や骨粗しょう症の危険性を減らす狙い。
 菊地盤(きくち・いわほ)先任准教授(産婦人科)によると、移植を受けたのは悪性リンパ腫の20代の未婚女性。2010年に左右一対ある卵巣の片方を摘出し、1センチ角の組織片10枚を凍結保存した。
 女性はその後、抗がん剤治療や骨髄移植を受け回復したが、治療によって卵巣の機能が失われ、エストロゲンという女性ホルモンを作れない状態が1年続いていた。12年7月に組織片2枚を解凍し、体内に残った卵巣に移植した。組織にがん細胞が残っていないことを検証したとしている。
 半年後、卵子を包む袋のような「卵胞」が発育したことが超音波で確認でき、卵胞がつくるエストロゲンの血中濃度も上がったという。
 悪性リンパ腫は、体の免疫システムを構成するリンパ節や胸腺、白血球などのリンパ系組織からできるがんの一種。
※卵巣組織の凍結
 抗がん剤や放射線を使った治療で卵巣機能が失われる場合に備え、女性ががんの克服後に子どもを持つ可能性を残すためなどに行う。卵巣を腹腔(ふくくう)鏡手術で摘出し、スライスして凍結保存する研究が進んでいる。パートナーがいれば受精卵を治療前に保存する技術もあるが、早くがん治療に入る必要があったり、排卵を待つ時間が十分になかったりすることもある。卵巣組織の凍結はタイミングを選ばない利点がある。海外では順天堂大とは違う凍結方法だが、組織の移植後に出産した例もある。

イルカも夢精、撮影に成功 京都大、世界初

共同通信社 2013年9月4日(水) 配信
 野生のイルカが夢精する瞬間を水中映像で捉えることに、京都大野生動物研究センターや三重大のチームが世界で初めて成功し、3日発表した。
 見た目に明らかな性的刺激なしに射精が起こる夢精は、ヒト以外でもネコやチンパンジー、ウマなどで報告があるが、水生哺乳類では初めて。同研究センターの森阪匡通(もりさか・ただみち)特定助教は「一般的には性的な夢が射精を誘発すると考えられているが、そうではない可能性があり、役割は不明な点が多い。さまざまな動物で起こるとみられ、夢精の解明につながれば」としている。
 森阪特定助教らは、野生のミナミハンドウイルカがすむ東京の伊豆諸島・御蔵島付近の海域で2012年7月、イルカの個体識別調査や行動観察をしている際、水深約10メートルで偶然撮影に成功。当時16歳の青年期の雄が睡眠中か目覚めた直後とみられるタイミングで突発的に射精しており、ヒトの夢精に当たるという。
 チームによると、夢精の機能はよく分かっていないが、(1)過剰または異常な精子を取り除く(2)求愛活動の一環(3)特に機能はなく、神経系のコントロールが緩む睡眠時に偶発的に発生―などが考えられているという。
 成果は米オンライン科学誌プロスワンに発表した。

保存卵巣を移植、機能回復 悪性リンパ腫治療後に 順天堂大、国内初

共同通信社 2013年9月4日(水) 配信
 抗がん剤治療で機能が失われる前に卵巣を摘出して凍結保存し、治療後に体内に戻して機能を回復させることに順天堂大などのチームが成功した。名古屋市で開催される日本産科婦人科内視鏡学会で6日に発表する。
 若いうちに卵巣機能が低下する早発閉経の患者への移植例はあるが、がん治療後の移植と機能回復の報告は国内初という。将来の妊娠に望みをつなぐほか、女性ホルモンの欠乏による心筋梗塞や骨粗しょう症の危険性を減らす狙い。
 菊地盤(きくち・いわほ)先任准教授(産婦人科)によると、移植を受けたのは悪性リンパ腫の20代の未婚女性。2010年に左右一対ある卵巣の片方を摘出し、1センチ角の組織片10枚を凍結保存した。
 女性はその後、抗がん剤治療や骨髄移植を受け回復したが、治療によって卵巣の機能が失われ、エストロゲンという女性ホルモンを作れない状態が1年続いていた。12年7月に組織片2枚を解凍し、体内に残った卵巣に移植した。組織にがん細胞が残っていないことを検証したとしている。
 半年後、卵子を包む袋のような「卵胞」が発育したことが超音波で確認でき、卵胞がつくるエストロゲンの血中濃度も上がったという。
 悪性リンパ腫は、体の免疫システムを構成するリンパ節や胸腺、白血球などのリンパ系組織からできるがんの一種。
※卵巣組織の凍結
 抗がん剤や放射線を使った治療で卵巣機能が失われる場合に備え、女性ががんの克服後に子どもを持つ可能性を残すためなどに行う。卵巣を腹腔(ふくくう)鏡手術で摘出し、スライスして凍結保存する研究が進んでいる。パートナーがいれば受精卵を治療前に保存する技術もあるが、早くがん治療に入る必要があったり、排卵を待つ時間が十分になかったりすることもある。卵巣組織の凍結はタイミングを選ばない利点がある。海外では順天堂大とは違う凍結方法だが、組織の移植後に出産した例もある。

未熟児網膜症の失明回避 成育医療研究センター

共同通信社 2013年9月4日(水) 配信
 国立成育医療研究センター(東京都)は3日、生後間もない未熟児に多い目の病気で、失明の恐れもある「未熟児網膜症」の赤ちゃん向けに独自に開発した手術を行い、2004年からの7年間で57人中35人が十分な視力を得ることができたと発表した。
 得られた視力は0・1弱から0・5で平均は0・2。十分な視力を得られなかった子供も、ほとんどが失明を免れた。センターの東範行(あずま・のりゆき)細胞医療研究室長は「特別支援学校ではなく、普通学校に入学する可能性が開かれた」としている。
 未熟児網膜症は異常に増殖した網膜血管が原因で、網剥離を起こす病気。従来は増殖した血管にレーザーを照射する治療が主流だったが、治療成績はよくなかった。東室長らは、血管が増殖する際に"足場"となる硝子体と呼ばれる組織を、早期に切除する方法を04年に開発した。
 東室長によると、未熟児で生まれた後、約2カ月以内の早期に手術を行えば、成功率は上がるという。
 医療技術の進歩で、出生児の体重が500グラム程度の赤ちゃんも助かるようになった半面、未熟児網膜症も増加。20年前に小児の失明原因の6%を占めたが、現在は最も多く35%に上るという。

臍帯血移植、1万例に 開始から16年半、世界最多

共同通信社 2013年9月3日(火) 配信
 日本さい帯血バンクネットワーク(事務局・東京都港区)は2日、バンクから提供された臍帯血(さいたいけつ)の移植が8月29日に累計1万例を超えたと発表した。1997年2月に横浜市立大病院で国内初の非血縁者間での移植が行われてから16年半での達成。件数は世界で最も多いという。
 現在、北海道から福岡県まで国内8カ所のバンクがネットワークを構成しており、提携する産科施設で妊婦から同意の上で採取し保存している。最近の移植は年間1100件前後。1万例目も8月29日だった。
 ネットは「今後も臍帯血の確保に努め、血液疾患の患者の役に立ちたい」としている。
 臍帯血は、母親と赤ちゃんを結ぶへその緒と、母親の胎盤に含まれる血液。ここに赤血球や白血球などの元になる造血幹細胞が含まれており、白血病などの治療として患者に注射、正常な血液が作れるようにする。

元社員、論文著者ら聴取へ 降圧剤問題で厚労検討委

共同通信社 2013年9月3日(火) 配信
 製薬会社ノバルティスファーマの降圧剤ディオバン(一般名・バルサルタン)を使った臨床研究のデータ操作問題で、厚生労働省の検討委員会は2日、3チームに分かれて京都府立医大と東京慈恵医大の論文の著者、両大学の研究でデータ解析をしたとされるノ社の元社員に聞き取りをする方針を固めた。
 この日の会議では、ノ社や両大学の調査担当者を呼び、研究の流れなどについて話を聞いた。
 田村憲久厚労相は、次回会合が開かれる9月末までに原因分析や再発防止の中間報告をまとめるよう指示しているが、委員の意見は「犯人捜しはせず、産学連携を推進する中でいかに適正に研究を進めるかを整理するべきだ」「事実関係について証言が食い違ったままでいいのか」などとばらばらで、方向性は打ち出されなかった。
 ディオバンをめぐっては、府立医大と慈恵医大の臨床研究でデータ操作が発覚。8月にあった検討委の初会合では、この薬を使い臨床研究をした5大学の研究室にノ社が総額11億3290万円の奨学寄付金を提供したことが明らかになった。

4-6月のエイズ発症146人、四半期では最多

読売新聞 2013年9月2日(月) 配信
 今年4-6月の3か月間に新たに確認されたエイズ発症者は146人で、四半期としては過去最多になったことが分かった。厚生労働省のエイズ動向委員会が発表した。
 未発症のエイズウイルス(HIV)感染者を合わせた患者数も計440人で、過去最多だった。
 発症者を年齢別にみると、50歳以上が58人と4割近くを占め、中高年で発症が増える様子もみられた。
 HIV感染からエイズ発症までの潜伏期間は5-10年とされる。2000-10年にHIVの感染者は増えたが、このうち検査を受けず治療しなかった人が、今年になりエイズを発症したとみられる。
 厚労省は、早期の発見や治療のため、保健所などでの検査・相談の利用を呼びかけている。

#フリーセックスの影響ですかね。コンドームくらいしなさい。

子宮頸がんワクチン 日本産科婦人科学会、要望へ

毎日新聞社 2013年9月1日(日) 配信
子宮頸がんワクチン:日本産科婦人科学会、要望へ
 接種後に痛みを訴える人が相次ぎ、国が接種勧奨を一時控えている子宮頸(けい)がんワクチンについて、日本産科婦人科学会は31日、安全性の確認後に接種勧奨を早期再開するよう国に求めることを決めた。近く厚生労働相に提出する要望書では、ワクチンが普及すれば、年間約2350人の死亡を避けられると期待できる――などと指摘。一方で、慢性的な痛みが出たときに、速やかに診断と治療ができるシステムの構築も訴えている。

高知県内妊婦全国2倍の頻度 マグロやカツオ摂取

高知新聞 2013年9月2日(月) 配信
  マグロやカツオを週1回以上食べている妊婦は県内で17%と、全国平均の約2倍に上ることがこのほど、環境省の「エコチル調査」で分かった。調査した高知大学の菅沼成文教授は「マグロなどはメチル水銀の含有率がほかの魚種より高く、妊婦がマグロを食べるのは週1度が望ましい。カツオの水銀含有率はマグロの10分の1程度なのであまり心配は要らないが、胎児の健康を考えてバランスの良い食事を心掛けてほしい」と話している。
 エコチル調査は、化学物質が子どもの成長に及ぼす影響などを調べるため、同省が全国10万組の親子を対象に2011年から開始。妊娠時から子どもが13歳になるまで追跡調査する。
 調査の中では、魚や肉を食べる頻度も種類ごとに質問。「マグロやカツオ」を「週に1回以上」食べると答えた妊婦は全国平均9%に対して、本県は17%に達し、沖縄の30%に次いで高かった。
 週1回以上と「月に1~3回」を合計すると、沖縄72%、高知65%、宮城63%が上位。下位は福岡28%、南九州29%で、全国平均は59%だった。
 食物連鎖で上位のマグロやカツオは、ほかの魚よりメチル水銀を多く含む。妊婦がこれらの魚を頻繁に食べた場合、胎児は母親の胎盤から取り込んだメチル水銀を体外に出すことができないため、胎児の発育遅延を引き起こす可能性がある。
 このため、厚生労働省は妊婦が食すクロマグロやメバチマグロなどの刺し身は「1週間に1人前(約80グラム)」が目安と呼び掛けている。
 菅沼教授は「マグロ以外にもキンメダイや鯨も水銀が多く、1週間に1度が望ましいとされている。食事の組み合わせによっては、目安量より多い水銀を摂取してしまう恐れもある」と説明。「今回の調査でマグロとカツオの摂取量の内訳は分からないが、本県ではカツオを好んで食べる人が多いだろう」「魚の持つ栄養素がコレステロールを下げる良い面もある。全体のバランスを考慮した食生活を送ってほしい」と話している。
 今回の調査結果は、昨年10月末までに集まった全国3万7369人(本県2877人)の妊婦のデータを解析した。調査には今年7月末現在、全国7万7512人(本県5238人)の母親が参加している。

女性死者数が10年で5倍に 米、鎮痛剤の過剰摂取で

共同通信社 2013年9月2日(月) 配信
 【アトランタ(米ジョージア州)UPI=共同】米疾病対策センター(CDC)によると、処方された鎮痛剤の過剰摂取で2010年に死亡した女性は6600人で、1999年から5倍と過去にない速度で増加している。
 犠牲者は依然、男性が多いが、女性が追いつきつつある。女性は慢性的な痛みを抱えることが多く、男性よりも大量かつ長期的に鎮痛剤を服用する傾向にあるとの調査結果が既に報告されている。

脳卒中、10分で検査 国循がPET新システム

共同通信社 2013年9月2日(月) 配信
 脳卒中など脳血管障害の状態を調べる「陽電子放射断層撮影」(PET)による検査を約10分で行える診断システムを、国立循環器病研究センター研究所(大阪府吹田市)が開発した。
 これまで約2時間かかっていたが格段に短くなり、手軽に受けられる利点がある。血管が詰まるなどの病変を早期に見つけ、予防につなげる狙いだ。
 同研究所脳卒中統合イメージングセンターの中川原譲二(なかがわら・じょうじ)部長は「人員を増やし、日常的な検査や緊急外来にも使いたい」と話す。
 脳のPET検査では、放射性酸素で印を付けた複数の種類のガスを吸入してもらいながら、脳の血流量や酸素消費量、酸素摂取率を調べる。脳の血管や組織の状態が分かるため、治療の方法や時期の判断に役立つ。
 通常は3種類のガスを別々に吸入してもらうが、国循の新しいシステムでは2種類で済み、撮影装置や関連機器も改良することで、検査時間の短縮を実現。容体が不安定で、長時間の検査が難しい患者でも受けやすくなる。
 画像解析に使うソフトウエアの精度も向上したため、PETによる診断が難しかった脳の先天性疾患や、脳血管の異常で起きるモヤモヤ病の検査にも応用できる。
脳卒中、10分で検査 国循がPET新システム
共同通信社 2013年9月2日(月) 配信
 脳卒中など脳血管障害の状態を調べる「陽電子放射断層撮影」(PET)による検査を約10分で行える診断システムを、国立循環器病研究センター研究所(大阪府吹田市)が開発した。
 これまで約2時間かかっていたが格段に短くなり、手軽に受けられる利点がある。血管が詰まるなどの病変を早期に見つけ、予防につなげる狙いだ。
 同研究所脳卒中統合イメージングセンターの中川原譲二(なかがわら・じょうじ)部長は「人員を増やし、日常的な検査や緊急外来にも使いたい」と話す。
 脳のPET検査では、放射性酸素で印を付けた複数の種類のガスを吸入してもらいながら、脳の血流量や酸素消費量、酸素摂取率を調べる。脳の血管や組織の状態が分かるため、治療の方法や時期の判断に役立つ。
 通常は3種類のガスを別々に吸入してもらうが、国循の新しいシステムでは2種類で済み、撮影装置や関連機器も改良することで、検査時間の短縮を実現。容体が不安定で、長時間の検査が難しい患者でも受けやすくなる。
 画像解析に使うソフトウエアの精度も向上したため、PETによる診断が難しかった脳の先天性疾患や、脳血管の異常で起きるモヤモヤ病の検査にも応用できる。

無煙たばこ 煙なくとも害あり かみたばこ・かぎたばこ 学術会議が緊急提言

毎日新聞社 2013年8月31日(土) 配信
無煙たばこ:煙なくとも害あり かみたばこ・かぎたばこ 学術会議が緊急提言
 日本学術会議の分科会が30日、使用者が増えつつある無煙たばこに関し、「害が少ない」といった誤解の解消など、健康被害を防ぐための緊急提言を発表した。
 提言をまとめたのは、脱タバコ社会の実現分科会(委員長、矢野栄二・帝京大教授)。無煙たばこは「かみたばこ」「かぎたばこ」などがあり、国内では最近、たばこの入った小さな袋を口の中にふくんで使うタイプの製品が販売された。使っていることが外見から分からないため、未成年者に広がる恐れもあるという。
 提言によると、無煙たばこは約30種類の発がん物質を含み、口腔(こうくう)がん、食道がん、膵臓(すいぞう)がんの原因となる可能性がある。紙巻きたばこと同様にニコチン依存を招き、心臓病などの危険性も高まる。
 禁煙や分煙の取り組みが広がり、需要が高まっているが、海外では、欧州連合などが口に含んで使う無煙たばこを禁止している。
 矢野委員長は「未成年者が授業中も使えてしまう」と指摘。教育機関、医療機関、行政などの関係者が、無煙たばこの危険性を呼びかけるよう求めた。【大場あい】

たんぱく質 がん治療の選択に有効、滋賀医大が発見

毎日新聞社 2013年8月31日(土) 配信
たんぱく質:がん治療の選択に有効、滋賀医大が発見--大津 /滋賀
 滋賀医科大臨床検査医学講座の茶野徳宏准教授らはこのほど、頭頸(けい)部がんの治療選択の判断に役立つたんぱく質を見つけたと発表した。このたんぱく質ががん細胞内に多いと、放射線治療の効果が見込めない。このため、たんぱく質量を調べることで治療から放射線治療の選択を外し副作用を軽減できるという。
 京都府立医科大との共同研究。約100件の治療例から、毒素を分解するたんぱく質「p62」に注目。正常細胞に比べ、がん細胞内に5~10倍蓄積した症例では、放射線治療が効かなかった。放射線治療で作られ、がん細胞を破壊する活性酸素などの効果が、p62によって妨げられるためという。
 頭頸部がんの治療は手術と放射線治療、化学療法を組み合わせるのが一般的。今回の研究によると、患者の約半数は放射線治療が有効でない可能性があるという。効率的な治療方法を選択するマーカーになると期待される。
 頭頸部がんは口内やのどにできる。年間約1万人に見つかり、ヘビースモーカーや男性に多い。研究結果は近く、米国オンライン科学雑誌に掲載予定。【加藤明子】

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