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医療情報82

医療情報81
20140201~

遺伝子異常なくてもがんに iPS使い解明、京大 新たな治療法開発に道

共同通信社 2014年2月14日(金) 配信
 遺伝子の異常が原因にならないがんがあることを京都大iPS細胞研究所などのチームが人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った研究で明らかにし、13日付の米科学誌セル電子版に発表した。
 がんは遺伝子異常が積み重なってできると考えられている。今回形成されたがん細胞は遺伝子異常がなく、遺伝子を制御する「エピゲノム」という調整機能が変化していた。
 チームの山田泰広(やまだ・やすひろ)教授は「形成の仕組みは不明だが、エピゲノムをコントロールすることで、新しいタイプの治療法開発につながる」と話す。
 チームはiPS細胞を作る際に、体細胞をさまざまな細胞に変化する能力を持つ受精卵のような状態に戻す「初期化」の過程に注目。
 初期化がうまくいかないと、がんのような細胞ができることがある。マウスの体内でiPS細胞を作る途中、初期化をやめたところ、さまざまな組織にがんができた。このうち腎臓にできたがん細胞には、遺伝子異常が見つからなかった。
 さらに、このがん細胞から作ったiPS細胞を腎臓に変化させると正常な腎臓になったことからも、がん細胞には遺伝子異常はないとみている。
 チームによると、一部の小児がんは、他のがんに比べ遺伝子異常が少ない傾向があると報告されており、今回形成されたがん細胞も小児がんの一つの腎芽腫(じんがしゅ)に似ていた。

アスピリンでポリープ抑制 大腸がん予防の可能性

共同通信社 2014年2月14日(金) 配信
 国立がん研究センターと京都府立医大は13日、解熱鎮痛剤として使用されているアスピリンに、大腸がんになる可能性の高い大腸ポリープの再発を抑制する効果があったと発表した。
 欧米ではアスピリンが大腸がんの抑制に有効との研究があるが、日本人を対象にした研究はなかった。同センターなどは今後、実際に大腸がんの予防につながるか、大規模調査で明らかにしたいとしている。
 試験には全国の19施設が参加。大腸がんの予防でポリープを切除した患者311人を2グループに分け、片方に2年間毎日100ミリグラムのアスピリンを投与し、もう片方に偽薬を投与した。
 アスピリンを投与したグループでは、偽薬のグループに比べ、大腸ポリープが再発するリスクが4割減少。非喫煙者に限ると6割以上減り、喫煙者では効果がないことが分かった。
 投与したアスピリンは血栓を作りにくくするため医師が処方する薬で、市販のアスピリンとは有効成分が異なる。
 松田尚久(まつだ・たかひさ)・同センター中央病院内視鏡科医長は「アスピリンだけで大腸がんを予防できるという結果ではない。自己判断での服用は避けてほしい」と指摘している。

インフルワクチン 沖縄発技術の実用化に期待

琉球新報 2014年2月14日(金) 配信
 インフルエンザワクチンの製造に必要なタンパク質「ヘマグルチニン」を人工ウイルスを使って大量に生成する技術を、生物資源研究所(名護市)の根路銘国昭所長(74)らの研究チームが世界で初めて確立した。
 遺伝子組み換え技術による毒性を除いたウイルスとカイコを使うため、安全で副作用もなく、しかも低コストでワクチンの大量生産が可能になるという。インフルエンザ以外にも日本脳炎など各種ワクチン開発にも応用が利くというから、感染症対策の可能性が広がる新技術だ。
 人工ウイルスとカイコを使ったワクチンの量産技術が実用化できれば、世界的大流行(パンデミック)が懸念される新型インフルエンザ対策など、画期的な成果となることは間違いない。根路銘氏を核とする沖縄発のウイルス研究の一層の進展を期待したい。
 本部町出身の根路銘氏は、国立感染症研究所の呼吸器系ウイルス研究室長や世界保健機関(WHO)インフルエンザ・呼吸ウイルス協力センター長を歴任するなどウイルス研究の世界的権威として知られる。退官後、県内に研究拠点を設け、独自のワクチン開発や各種の研究事業を進めている。
 従来のインフルエンザワクチンは、原料となるウイルスを鶏卵を使って増殖させて製造するが、製造に半年ほどの日数を要するほか、コストも高い。昨春、中国を中心に感染・死亡者が相次いだH7N9型鳥インフルエンザのワクチン開発は、鶏卵培養ではウイルスがうまく増えないなど、大きな課題を残していた。
 根路銘氏の研究はカイコを使うのが大きな特徴だ。鶏卵培養に比べ、タンパク生成量が4万倍となる実験結果を得たという。
 人工的に合成した遺伝子とカイコを使ってヘマグルチニンを生成する技術は既に確立していて、インドネシアの国立大学とワクチン開発で技術提携している。今回は人工ウイルスを使って量産性と安全性を確保するなど技術研究を発展させた形だ。
 根路銘氏は「沖縄を司令塔に世界へのワクチン供給戦略基地を目指す」と語る。世界規模で展開する研究事業が県内を中心に進むことは心強く、ウチナーンチュとして誇らしい限りだ。今後は実用化に必要な臨床試験を着実に進め、世界の人々を救うワクチン開発で人類に貢献してほしい。

人に使えるiPS細胞培養液開発…味の素と京大

読売新聞 2014年2月13日(木) 配信
 味の素(東京)は13日、京都大と共同で、人の治療に使える水準にまで安全性を高めたiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製、増殖させる培養液を開発したと発表した。
 動物や人の成分を含まないため、感染症のリスクが低い。2016年に販売を始める予定だ。
 味の素と京大はすでに、従来と比べて30倍の量のiPS細胞を作れる培養液を開発しているが、人の血液成分を使うため、感染症のリスクがあった。今回は、遺伝子改変した細菌に作らせたたんぱく質を、血液成分の代わりに使った。
 iPS細胞を活用して、目の難病を治療する製品の事業化を目指すベンチャー企業も、新開発の培養液の採用を検討している。

「iPS細胞、がん化リスク克服」山中教授声明

読売新聞 2014年2月14日(金) 配信
 京都大の山中伸弥教授は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)と新しい万能細胞「STAP(スタップ)※細胞」に関する声明を、同大iPS細胞研究所のホームページ(HP)に載せた。
 その中でiPS細胞の現状について「がん化リスクの克服」など3点を説明し、市民と研究者の間で「必ずしも正しい情報が共有されていない」と指摘した。
 山中教授が今月12日付でHPに掲載した声明によると、再生医療用のiPS細胞は2006年に発表した最初のiPS細胞に比べてがん化のリスクが大幅に減り、安全性は動物実験で十分に確認されているという。
 通常の細胞からiPS細胞ができる効率は、06年の0・1%から、09年には20%に向上し、13年には海外グループが「7日間ですべての細胞をiPS細胞にした」と、科学誌に報告したことも紹介した。
 またiPS細胞は、世界で何百という研究グループが作製した再現性の高い技術で、長い研究の伝統があることが、世界中に普及した原動力だと説明した。STAP細胞については、臓器や手足の再生など「大きな可能性のある技術」と評価する一方、将来、人の細胞で作製に成功した後には、安全性や再現性について検証が必要と指摘した。
 HPにはiPS細胞を使った治療を待つ患者へ向けた山中教授の動画メッセージも掲載され、「iPS細胞は実用段階に達した。安心してほしい」と呼びかけた。
 ※STAP(刺激惹起性多能性獲得)=stimulus‐triggered acquisition of pluripotency

小児の肝臓病、治療に道 東大が有効性確認

共同通信社 2014年2月14日(金) 配信
 子どもが発症する遺伝性肝臓病の治療に、既存の薬剤が有効であることを臨床研究で確認したと東京大などのチームが13日発表した。これまで肝移植しか治療法がなかった先天性の病気の治療に道を開くと期待される。
 肝臓病は「進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型」で、治療しないと思春期前に肝不全になり死亡する。海外の調査では数万~数十万人に1人の割合で見つかる希少疾患だという。
 チームが有効性を確認したのは、体内のアンモニアが分解できない病気を治療する薬で、既に使われている。
 肝臓病の1歳の女の子に4カ月間、口から飲んでもらうと、肝機能の指標となる数値が正常になり、症状も改善した。ほかに2人の子供でも症状改善を確認したという。
 この病気では、肝臓から代謝したコレステロールを排せつするのに働くタンパク質の量が少なくなる問題があり、薬はそのタンパク質が体内で分解されてなくなるのを抑える働きをするらしい。
 チームの林久允(はやし・ひさみつ)東大助教(医療系薬学)は「治験を始めるため、関心のある医療機関に参加を呼び掛ける」と話した。

iPSで血小板大量作製 京大、輸血安定供給へ

共同通信社 2014年2月14日(金) 配信
 人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、血小板のもとになる巨核球という細胞を作製し、血小板を大量に作り出す方法を京都大iPS細胞研究所などのチームが確立し、13日付の米科学誌セル・ステム・セル電子版に発表した。
 血小板は血液成分の一つで、血液がんの患者らへの輸血に利用される。献血で集められるが、保存期間は短く慢性的に不足し安定供給が課題だ。
 東京大や京大の研究者らが設立したベンチャー企業「メガカリオン」(東京)は、今回の方法で作る巨核球を凍結保存するバンクを京大に設置しており、本格的な作製を3月末から始める予定。
 チームの江藤浩之(えとう・こうじ)京大教授は「臨床試験を経て、10年後の実用化を目指す」と話す。
 チームは、人のiPS細胞を血液のもとになる細胞に変化させ、三つの遺伝子を入れ、巨核球が安定して自己複製し無限に増えるようにした。三つの遺伝子の働きを薬剤で止めると、巨核球が成熟し始め、血小板ができた。これに刺激を加えると塊になり、血小板が持つ出血を止める働きがあることも確認した。
 チームは米国の学会で2011年、巨核球の大量作製法を開発したと発表したが、今回は巨核球が長期間安定して増え続けられる状況をさらに整え、1個当たりの自己複製の回数を増やした。

アルツハイマー防ぐ物質 脳内「掃除役」、大阪大

共同通信社 2014年2月13日(木) 配信
 脳内のタンパク質が、アルツハイマー病の原因とされる物質の蓄積を防ぎ、発症のリスクを下げているとみられることを大阪大とドイツの医学研究所のチームが解明し、米医学誌電子版に13日発表した。この「掃除役」のタンパク質を増やせれば、予防や治療に役立つとしている。
 アルツハイマー病は、脳の細胞内で作られたアミロイドベータ(Aβ)という物質が細胞の外に出て脳内で蓄積し、神経細胞が死滅して発症するとされる。
 チームは、脳内に多くある「sorLA」(ソーラ)というタンパク質が、アルツハイマー病の患者で減少していることや、sorLAを少なくしたマウスはAβの量が増えるとの報告がこれまであることに着目。sorLAの構造を分析し、Aβと結合する性質があることを発見した。
 アルツハイマー病になりやすいマウスで、sorLAを多く作ると、何もしないときよりAβの量が75%減少した。sorLAが作られるようにした細胞はAβを取り込むようになった。
 チームは、sorLAは細胞内のAβと結合し、分解する経路に運び込んでAβが細胞の外に出ないようにし、発症を防ぐと推測している。
 大阪大の高木淳一(たかぎ・じゅんいち)教授(構造生物学)は「脳を守る自衛策が備わっていることが分かった。sorLAの詳細な機能を解明したい」と話す。
 ※米医学誌はサイエンス・トランスレーショナル・メディシン

金属アレルギー原因特定 東北大加齢研グループ

河北新報 2014年2月13日(木) 配信
 金属のピアスやネックレスを身に着けると、かぶれやかゆみを発症する金属アレルギーの原因となる「病原性T細胞」の特定に成功したと、東北大加齢医学研究所の小笠原康悦教授(免疫学)らの研究グループが12日の米科学誌プロスワン電子版で発表した。
 金属アレルギーは、汗や体液に溶けてイオン化した金属が人体のタンパク質と結合し、アレルギー物質となって異常な免疫反応が起きることで発症する。
 小笠原教授が2011年にかぶれなどを訴えて皮膚科を受診した約1600人を調べた結果、約4割が金属アレルギーの予備軍だった。異常な免疫反応の原因として病原性T細胞の関与が指摘されていたが、種類が無数にあるため特定できなかった。
 研究グループは、実験用マウスに装飾品や歯科の金属材料として使われるパラジウムのアレルギーを発症させ、原因をCD8陽性T細胞と特定した。この細胞の解析から、表面にタンパク質分子の「NKG2D」が発現した細胞がアレルギーを引き起こすことが分かった。
 金属アレルギー治療は現在、ステロイド投与による対症療法が中心となっている。小笠原教授は「研究成果はNKG2Dを標的とした新しい治療薬の開発につながる」と話した。

ノバルティス社 白血病薬試験関与 東大病院が患者アンケのコピー渡す

毎日新聞社 2014年2月13日(木) 配信
ノバルティス社:白血病薬試験関与 東大病院が患者アンケのコピー渡す
 製薬会社ノバルティスファーマの社員が自社の白血病治療薬の臨床試験に関与していた問題で、試験の事務局を務める東京大病院側が、全ての患者アンケートのコピーを同社の営業担当者に渡していたことが分かった。国の指針は、臨床試験に参加する患者の個人情報を本人の同意なしに第三者に提供することを禁じており、厚生労働省は病院とノ社双方に報告を求めている。
 この試験は22医療機関が参加した研究チームが、患者へのアンケートから薬の副作用を調べている。副作用が小さいとの結果が出れば、販売競争を優位に進められることから、ノ社は試験結果に注目していた。関係者によると、東大病院の医局スタッフが全ての患者アンケートのコピーをノ社の営業担当社員に渡していたといい、厚生労働省にも報告された。アンケートには医療機関名、性別、年齢などの欄がある。
 医師が試験を企画した体裁をとり、研究計画書にもノ社が関与することは記載されていない。このため、患者は資料が同社に提供されると知らされていなかった可能性がある。
 この試験をめぐっては今年1月、本来は医師間で行うべきアンケートの受け渡しを社員らが代行していたことが発覚。さらに、研究計画書や患者から同意を得るための文書、昨年10月の学会発表の抄録案の各電子ファイルに「Novartis」(ノバルティス)の表記があったことも判明している。
 取材に対し東大病院は「事実確認中でコメントできない」、ノ社は「調査中で質問に答えられない」と回答した。【八田浩輔、河内敏康】

限定的に「人から人」も 中国、鳥インフル変異なし

共同通信社 2014年2月12日(水) 配信
 【上海共同】中国政府の衛生当局は10日、北京で記者会見し、感染者が増えている鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)について「主要な感染源は生きた鳥との接触だ」と述べ、例外的に人から人への感染が起きている可能性を示唆した。
 ただ「(人から人へ感染しやすい)ウイルス変異は起きていない」とも強調した。人から人への感染が仮に起きているとしても、家族内など極めて限定的な範囲にとどまっているとみられる。
 H7N9型をめぐっては、浙江省などで今年に入り、家族内で感染者が複数出ている。広西チワン族自治区では今年、他の省で同ウイルスに感染した女性が自治区に戻った後、子どもがH7N9型ウイルスに感染した事例がある。
 衛生当局者は「近い将来も中国でH7N9型ウイルスの感染者が散発的に増えていく恐れがあると専門家はみている」と語り、感染拡大を直ちに阻止するのは難しいとの認識を示した。
 広東や安徽、浙江の3省の衛生当局は10日、新たな感染者が計5人確認されたと発表。うち安徽省の男性(56)は死亡した。
 今年に入ってからの感染者は、香港で確認された2人を含め187人となり、うち38人が死亡した。

安楽死の年齢制限を撤廃へ ベルギー、13日にも合法化

共同通信社 2014年2月12日(水) 配信
 【ブリュッセルAP=共同】ベルギーで13日、18歳未満の子どもにも安楽死が認められることになりそうだ。世界では他にオランダとルクセンブルクが安楽死を認めているが、年齢制限があり、ベルギーが年齢制限を撤廃すれば初めてとなる。
 ベルギー上院は昨年12月、安楽死を認めた2002年の法案について、親の同意など一定の条件を付けた上で年齢制限をなくす改正法案を可決、下院でも12日の審議を経て13日に採決が行われる見通し。
 改正案については小児科医などが反対を表明しているが、世論調査では国民の75%が賛成しており、議会で可決、成立するとみられる。

糖尿病の悪玉物質特定 マウスで症状改善

共同通信社 2014年2月12日(水) 配信
 糖尿病を発症、進行させるタンパク質を京都府立医大の的場聖明(まとば・さとあき)助教(循環器内科)のチームがマウスを使い特定し、10日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
 チームは、このタンパク質の働きを抑える物質を糖尿病のマウスに投与して、症状を抑え、改善させており、「新薬開発に役立つと期待される」としている。
 糖尿病は膵臓(すいぞう)のベータ細胞の働きが低下し、血糖値を下げるインスリンが出なくなるのが原因の一つ。年を取ると発症しやすくなるため、チームは細胞を老化させるタンパク質「p53」に着目。糖尿病にしたマウスのベータ細胞を観察した。
 するとp53が別のタンパク質「パーキン」に結合する結果、エネルギーを生む細胞内の小器官ミトコンドリアが新たに作られなくなって機能が落ち、インスリンを出すためのエネルギーも作れなくなることが分かった。
 糖尿病のベータ細胞では、糖や脂肪をたくさん取り込みすぎてストレスが強まり、p53が増えていることも判明。阻害物質の投与や遺伝子操作により、マウスでp53が働かないようにすると、インスリンを出す能力や血糖値が改善した。
 ミトコンドリアの機能を維持する薬剤の開発などが想定できるという。
 p53は、細胞の増殖を制御する働きがあり、がんを抑制するタンパク質として知られる。

データ解析に関与か ノ社、東大の白血病研究

共同通信社 2014年2月12日(水) 配信
 製薬会社ノバルティスファーマの社員が白血病治療薬の臨床研究に不適切に関わっていた問題で、田村憲久厚生労働相は12日、「(社員が)データ解析をしていたという話も入っており、事実関係を確認中だ。本当であれば遺憾」と話した。
 ノ社は、降圧剤ディオバンの臨床研究で元社員がデータ解析に関わったことが発覚し、昨年7月、社員が臨床研究に一切関与しないとする再発防止策を策定していた。
 田村氏は「大きな企業が公に約束したことを破ったならば、大変遺憾な問題で強く抗議しなければならない」と述べた。
 白血病治療薬の臨床研究では、副作用を答える患者アンケートをノ社の社員が回収していたことが発覚し、東京大病院が研究を中断している。

インフルエンザワクチン効果アップ 医薬基盤研など新物質開発

毎日新聞社 2014年2月11日(火) 配信
インフルエンザワクチン:効果アップ 医薬基盤研など新物質開発
 インフルエンザワクチンの効果を高める新たな免疫補助剤につながる物質を開発したと、医薬基盤研究所(大阪府)と北九州市立大の研究チームが10日発表した。マウスとサルの実験で、ワクチン効果が高まることを確かめた。がんなど他のワクチンにも応用できる可能性があるという。成果を同日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表する。
 研究チームは、人工的に作った短いDNAを、キノコなどに含まれる「グルカン」という糖類で包んだ物質「K3―SPG」を開発。DNAだけでワクチンに混ぜると生体内で塊になり、効果が出なかったが、この方法で混ぜた結果、免疫細胞に取り込まれやすい大きさになった。
 K3―SPGを加えたワクチンを打ったマウスに、従来のワクチンだけでは9割のマウスが死ぬ量のインフルエンザウイルスを感染させたところ、すべてが生き残った。カニクイザルでは免疫が高まったことを示す抗体が、従来のワクチンの10倍以上に増えた。同研究所の石井健プロジェクトリーダー(免疫学)は「5年以内の臨床試験を目指したい」と話した。【斎藤有香】

肝臓がん発生の仕組み解明 愛知県がんセンター研究所

共同通信社 2014年2月10日(月) 配信
 肝炎ウイルスによる慢性肝炎から肝臓がんを発症するメカニズムを愛知県がんセンター研究所(名古屋市)がマウスの実験で解明し、7日までに米学会誌に発表した。遺伝子で「メチル基」という分子がくっつく「メチル化」と呼ばれる異常が起きるのが原因で、これを抑えれば、がんの発生を抑制できる可能性がある。
 同研究所によると、肝臓がんは8割以上が、肝炎ウイルス感染後、慢性肝炎や肝硬変を経て発症する。これまでウイルス感染後に遺伝子異常が起こることは分かっていたが、発症の仕組みは解明されていなかった。
 同研究所は、人の肝細胞を移植したマウス47匹で発がん過程を解析。B型やC型の肝炎ウイルスに感染すると、免疫反応からウイルスを排除しようと細胞が活性化し攻撃するが、同時に肝臓で炎症が起きてタンパク質が増加する。この細胞やタンパク質が肝細胞も攻撃して破壊してしまう。
 肝細胞は修復されるが、破壊と修復を繰り返す過程で、メチル化が起きて遺伝子が正常に機能しなくなり異常が発生、がん細胞が生まれるという。
 同研究所の近藤豊(こんどう・ゆたか)ゲノム制御研究部長は「炎症はウイルスなど『外敵』を排除する反応だが、こうした防衛活動ががんを引き起こすという皮肉な仕組みが分かった。抗炎症作用を持つ薬を投与することで、肝臓がん発生の抑制が期待できる」としている。
 ※米学会誌は「ガストロエンテロロジー」

マイクロRNA がん細胞を正常細胞に 末期患者の治療に応用 鳥大の研究グループが発表

毎日新聞社 2014年2月8日(土) 配信
マイクロRNA:がん細胞を正常細胞に 末期患者の治療に応用 鳥大の研究グループが発表 /鳥取
 特定の微少物質「マイクロRNA」を加えると、悪性度の高いがん細胞が正常な細胞に変化することを、鳥取大医学部病態解析医学講座の三浦典正准教授(54)らの研究グループが突き止め、英国の科学誌電子版に発表した。治療法のない末期がん患者の治療に応用できる可能性があるという。
 三浦教授によると、人間のDNA(デオキシリボ核酸)から発生する「ヒトマイクロRNA520d」を導入した肝臓がん細胞をマウスに投与したところ、マウスには悪性の腫瘍はできず、がん細胞が正常細胞に変化した証拠となる肝組織などを確認できた。マイクロRNAを入れると、がん細胞が最速で12時間、最長でも1週間で正常な細胞に変化するという。
 三浦教授は、がんに関わる遺伝子について研究。さまざまなマイクロRNAの機能を調べていた。
 今後の課題は、体内で容易に分解してしまうマイクロRNAをがん細胞まで届けるため、保護するカプセルの開発が必要としている。またマイクロRNA分子は高価なため、合成技術の向上で低価格化が望まれるという。
 三浦准教授は「(末期がん患者のような)選択肢のない患者への希望になるかもしれない」と話している。【高嶋将之】

インフルエンザ流行拡大 1週間に患者187万人

共同通信社 2014年2月10日(月) 配信
 インフルエンザの流行が拡大し、1月27日~2月2日の1週間に医療機関を受診した患者の数が推計で187万人に上ることが国立感染症研究所の集計で8日、分かった。1医療機関当たりの報告患者数は34・44人で前週(1月20~26日)の24・81人と比べて大きく増加した。
 厚生労働省は、手洗いやうがいをするほか、かかった際にはマスク着用し、感染を広げない工夫をするよう呼び掛けている。
 都道府県別では、沖縄の1医療機関当たりの患者数が68・98人と最多。大分(60・03人)、宮崎(56・08人)、神奈川(47・96人)、埼玉(47・87人)、福岡(45・57人)と続き、九州・沖縄や関東地方で患者が多いのが目立った。
 ウイルスの種類別では、2009~10年にかけて新型インフルエンザとして流行したH1N1型の感染が多いという。
 また、休校や学級・学年閉鎖になった幼稚園や学校の数は1週間で5600施設に上った。

肝臓がん発生の仕組み解明 愛知県がんセンター研究所

共同通信社 2014年2月10日(月) 配信
 肝炎ウイルスによる慢性肝炎から肝臓がんを発症するメカニズムを愛知県がんセンター研究所(名古屋市)がマウスの実験で解明し、7日までに米学会誌に発表した。遺伝子で「メチル基」という分子がくっつく「メチル化」と呼ばれる異常が起きるのが原因で、これを抑えれば、がんの発生を抑制できる可能性がある。
 同研究所によると、肝臓がんは8割以上が、肝炎ウイルス感染後、慢性肝炎や肝硬変を経て発症する。これまでウイルス感染後に遺伝子異常が起こることは分かっていたが、発症の仕組みは解明されていなかった。
 同研究所は、人の肝細胞を移植したマウス47匹で発がん過程を解析。B型やC型の肝炎ウイルスに感染すると、免疫反応からウイルスを排除しようと細胞が活性化し攻撃するが、同時に肝臓で炎症が起きてタンパク質が増加する。この細胞やタンパク質が肝細胞も攻撃して破壊してしまう。
 肝細胞は修復されるが、破壊と修復を繰り返す過程で、メチル化が起きて遺伝子が正常に機能しなくなり異常が発生、がん細胞が生まれるという。
 同研究所の近藤豊(こんどう・ゆたか)ゲノム制御研究部長は「炎症はウイルスなど『外敵』を排除する反応だが、こうした防衛活動ががんを引き起こすという皮肉な仕組みが分かった。抗炎症作用を持つ薬を投与することで、肝臓がん発生の抑制が期待できる」としている。
 ※米学会誌は「ガストロエンテロロジー」

札幌にインフル警報…タミフル耐性4割か

読売新聞 2014年2月8日(土) 配信
 札幌市保健所は7日、今冬初めてのインフルエンザの流行発生警報を発令した。
 道内では、釧路保健所が5日に同警報を発令している。道地域保健課が警戒を呼びかけている。
 同警報は、1医療機関あたりの1週間の患者数が30人を超えると発令される。札幌市保健所管内では、2日までの1週間で33・07人、釧路保健所管内では同じ期間で51・82人だった。
 札幌市保健所管内では、治療薬「タミフル」に耐性を持つH1N1型のインフルエンザが流行している。同保健所は「市内で流行しているインフルエンザの4割程度がタミフル耐性の可能性がある」と指摘している。

インフル、H1N1型が最多…免疫ない人増加

読売新聞 2014年2月7日(金) 配信
 インフルエンザ患者の増加が続いている。
 国立感染症研究所の7日の発表では、1月27日-2月2日の推計患者数は約187万人で、昨シーズンのピーク時(約214万人)に近づいた。今シーズンは、2009年に新型として発生したH1N1型の患者が最多で、3シーズンぶりに流行しているのが特徴だ。
 同研究所によると、1医療機関あたりの患者報告数は34・44人で、前週(24・81人)よりも増えた。
 11年以降、H1N1型は激減し、昨シーズンは2%にとどまっていた。今シーズンは最多の40%で、A香港型(H3N2型)が36%、B型(24%)が続く。
 国立感染症研究所感染症疫学センターの砂川富正室長は「H1N1型への免疫を持たない人が増えたためだろう。通常の季節性インフルエンザと同様、今後も周期的な流行を繰り返すのではないか」と推測する。
 H1N1型は09年の発生当初、若年層が肺炎や呼吸困難で入院するケースも目立った。インフルエンザに詳しい、けいゆう病院小児科の菅谷憲夫医師は「健康な成人でも、放置すると急速に重症化する恐れがある。インフルエンザを疑ったら、速やかに受診して治療を受けてほしい」と話す。

ノバルティス社 白血病薬試験関与 学会発表も関与か 資料に社名表記

毎日新聞社 2014年2月8日(土) 配信
ノバルティス社:白血病薬試験関与 学会発表も関与か 資料に社名表記
 製薬会社ノバルティスファーマの社員が自社の白血病治療薬の臨床試験に関与していた問題で、昨年10月の学会発表のために作られた関連資料の電子ファイルの作成者情報に「Novartis」(ノバルティス)の表記が残っていることが分かった。社員が学会発表の準備を手伝ったとみられる。ノ社は発表内容を今年1月まで薬の宣伝に使っていた。
 試験は2012年5月、患者へのアンケートで白血病治療薬の副作用を調べようと始められた。研究チームは昨年10月にあった日本血液学会で中間結果を発表した。
 複数の試験関係者が今年、学会発表用の抄録案の電子ファイルを調べたところ、作成者情報に「Novartis」の表記があった。
 また、抄録案と発表スライド案の「最終更新者」の欄には共同研究者にはいない人物の名前があった。いずれも研究チーム内で共有された資料だった。
 この他にも、試験で使う複数の書類の電子ファイルの作成者情報の中に、ノ社の表記があったことが判明している。しかし、研究チームは、発表時のスライドで「利益相反はありません」と明記し、ノ社から支援されていないと表明していた。
 社員の学会発表への関与について、ノ社は「現在のところ確認できていない」。臨床試験の責任者である黒川峰夫教授が所属する東京大病院も「調査中」としている。
 ノ社は昨年7月、バルサルタンの臨床試験疑惑への批判から「研究者が実施すべき業務に社員は関与しない」との再発防止策を公表していた。だが、白血病治療薬の臨床試験で本来は医師間で行うべき患者データの受け渡しを社員が代行したことが判明した。【八田浩輔、河内敏康】
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 ■解説
 ◇頼る医師側にも責任
 今回の試験について、ノバルティスファーマの関係者は、「同社の白血病治療薬イマチニブ(商品名グリベック)の特許切れ対策の側面があった」と指摘する。
 試験は、イマチニブの服用患者が自社の新薬に切り替えた場合の副作用の変化を調べる。新薬に副作用が小さいと強調できれば、安価な他社のジェネリック(後発医薬品)や競合品との販売競争を優位に進められる。学会発表された「中間報告」をすぐに宣伝に使用したことからもノ社の姿勢が透ける。
 ノ社との関係を開示しないできた医師側の責任も重い。業界では、裏で製薬会社からの支援を受けた臨床試験が珍しくないとささやかれるが、医師と製薬会社の関係の透明化は時代の要請だ。業界全体の自浄能力も問われている。

甲状腺がんの遺伝子解析 原因解明へ福島医大 18歳以下対象

共同通信社 2014年2月7日(金) 配信
 東京電力福島第1原発事故の放射線による健康への影響を調べている福島県立医大が、18歳以下の子どもで見つかった甲状腺がんの原因を解明するため、手術で切除したがんの組織の遺伝子を解析する研究を始めたことが6日、分かった。
 福島県の「県民健康管理調査」では、従来考えられていたよりも甲状腺がんが見つかった割合が高い。県立医大の鈴木真一(すずき・しんいち)教授は「子どもや保護者から『なぜがんになったのか』と聞かれるので、説明できる根拠を見つけたい。患者の同意を得ながら丁寧に進めていく」と話している。
 甲状腺検査は、福島県で原発事故発生当時18歳以下の全員、約37万人が対象。これまで約22万5千人の1次検査結果が判明し、2次検査で甲状腺がんと「確定」したのが26人、「がんの疑い」が32人。
 国立がん研究センターなどによると、原発事故前は、10代の甲状腺がんは100万人に1~9人程度とされてきた。
 福島の調査は、症状がない人を含めた大規模なもので世界でも例がなく、医大はがんのメカニズムそのものの解明につながるとみている。がんの大きさなどから、原発事故との関連には否定的な見方だが、放射線の影響が本当にないかどうかも慎重に検討する方針という。

iPS作製効率20倍に 理研、マウスで成功

共同通信社 2014年2月7日(金) 配信
 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作る効率を従来の約20倍に上げる作製法をマウスで開発したと、理化学研究所などのチームが6日付の米科学誌電子版に発表した。
 チームは、卵子の中に大量に存在するタンパク質ヒストンに注目。マウスの体細胞からiPS細胞を作る際に、山中伸弥(やまなか・しんや)京都大教授が発見した4遺伝子に加えて、特殊なヒストンを作る2種類の遺伝子を組み込んだ。
 その結果、iPS細胞ができる割合が従来の約10倍になった。さらにヒストンの働きを助けるタンパク質も加えると約20倍に高まった。作製は従来より2~3倍早くなり、通常数週間かかるところを1~2週間でできるという。
 体細胞を、さまざまな種類になれる細胞に初期化する技術には、iPS細胞などのほか、細胞の核を卵子に移植する核移植がある。
 チームは、ヒストンを使うiPS細胞の作製法では、卵子を利用する核移植の初期化と似た仕組みが働いていると推察。核移植で作った細胞は分化する能力が高いことから、より高い能力を持つiPS細胞の作製法につながる可能性もあるとみている。
 ※米科学誌はセルステムセル

256例目の臓器移植 北海道大病院

共同通信社 2014年2月7日(金) 配信
 日本臓器移植ネットワークは6日、北海道大病院に蘇生後脳症で入院していた20代男性が6日午前7時51分、臓器移植法に基づく脳死と判定されたと発表した。男性は書面で臓器提供の意思を示していなかったが、家族が承諾した。脳死移植は法施行後256例目で、本人の意思不明は129例目。
 心臓は東大病院で30代男性、両方の肺は東北大病院で20代女性、肝臓は金沢大病院で40代男性に移植。膵臓(すいぞう)と片方の腎臓は東京女子医大病院で30代女性、もう片方の腎臓は北海道大病院で20代男性に移植。小腸は医学的理由で断念した。

ぜんそく悪化仕組み解明 筑波大など

読売新聞 2014年2月6日(木) 配信
 腸内細菌のバランスが崩れてぜんそくが悪化する仕組みを、筑波大学(つくば市)などが動物実験で突き止めた。善玉菌が減り悪玉菌が増えることが症状悪化の原因とわかり、人のぜんそく治療への応用が期待される。
 人の腸内には500種類以上の細菌がいて、病原体の感染予防や栄養吸収などを行っている。こうした腸内細菌のバランスが崩れるとぜんそくやアトピー性皮膚炎を引き起こすが、その仕組みは謎だった。
 同大の渋谷彰教授(免疫学)らは、マウスに5種類の抗生物質をそれぞれ与えた上でぜんそくの原因物質を吸入させ、症状を比べた。症状のひどいマウスは、カビの一種「カンジダ」が異常に増える一方、乳酸菌などの善玉菌が減っていた。カンジダがつくる生理活性物質が血液や肺に広がりぜんそくを悪化させていた。
 カンジダを減らす抗菌剤をぜんそくのマウスに注射するなどしたところ、症状は軽くなった。今後、人でも同じような仕組みの症例があるか調べるという。渋谷教授は「新しいぜんそくの治療法につながる可能性がある」と話している。

限定的な人から人へ感染か 鳥インフル、中国の親子

共同通信社 2014年2月6日(木) 配信
 【上海共同】中国広西チワン族自治区の衛生当局は5日までに、5歳の男児とその母親が鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)に感染したことが確認されたと発表した。母親は広東省で1月27日に発症した後に同自治区に戻り、今月3日、男児に発熱などの症状が出た。家族間で限定的な人から人への感染が起きた可能性がある。
 同自治区の衛生当局は、母親は自治区の外で感染したとしている。母親は重体だが、男児の病状は安定している。男児が鳥との接触があったかなどは不明。4日の新華社電によると、世界保健機関(WHO)は、同型ウイルスが持続的に人から人に感染する特性を備えていることを示す証拠はないとしているという。
 ほかに、広東、浙江、福建の3省の衛生当局も5日までに、感染者が新たに9人確認されたと発表した。同型ウイルスの感染者は昨年3月に中国で初確認後、香港での4人、台湾での2人を含め計310人となり、うち83人が死亡した。
 各衛生当局によると、広東省の2人と、浙江、福建の2人も重体。今年に入ってからの感染者は、香港で確認された2人を含め計161人となり、うち33人が死亡した。

【愛知】60代男性、強毒H5N1型の抗体 H1N1ワクチン接種後

毎日新聞社 2014年2月6日(木) 配信
鳥インフルエンザ:愛知の60代男性、強毒H5N1型の抗体 H1N1ワクチン接種後
 日本国内では人の発症例がない毒性の強い鳥インフルエンザ(H5N1型)のウイルスに作用する抗体を、愛知県内の60代男性が体内に持っていることが、藤田保健衛生大(同県豊明市)の研究グループの調査で分かった。米オンライン科学誌「プロスワン」で6日発表した。
 グループの黒沢良和学長(免疫学)は「男性は過去にインフルエンザ感染を繰り返す中で、H5N1型に作用する抗体を作る能力を自然に身につけたと考えられる」と説明。「同様の能力を持つ人が多く存在する可能性は高い。パンデミック(世界的大流行)対策として調査を進めるべきだ」と話している。
 H5N1型は国内で抗体を持つ人はいないと考えられていた。
 グループは、2009年に流行したインフルエンザ(H1N1型)のワクチンを男性に接種し、1カ月後に血液を調べた。その結果、H1N1型に作用する抗体とは別に「VH1―69」という抗体も作られていた。「VH1―69」には、H1N1型のほかH5N1型など複数のインフルエンザウイルスの感染を阻害する効果のあることが確認された。過去の感染を記憶していた細胞が「VH1―69」を作っていたという。
 男性は21歳までにインフルエンザに数回かかったが、その後は発症しておらず、ワクチン接種も受けていなかった。【花岡洋二】

複数型ウイルスの抗体発見 インフル記憶し自然獲得か

共同通信社 2014年2月6日(木) 配信
 藤田保健衛生大(愛知県豊明市)の研究グループが、60代の男性にインフルエンザワクチンを接種して血液中の成分を調べた結果、毒性の強いH5N1型の鳥インフルエンザを含む複数の型のウイルスに作用する抗体が作られているのを発見し、6日に米オンライン科学誌プロスワンで発表した。
 グループによると、男性は21歳までに何度かインフルエンザを発症したが、以降発症はなく、ワクチン接種も受けていなかった。グループの黒沢良和(くろさわ・よしかず)学長(免疫学)は「過去に感染を繰り返す中で、自然にこの抗体を獲得したと考えられる」と指摘。同様の抗体を持つ人は多くいる可能性があり、「パンデミック(世界的大流行)対策として、調査を進めるべきだ」と話している。
 グループは、2009年に流行したH1N1型ウイルスのワクチンを男性に接種。接種前と、接種から1カ月後にそれぞれ血液中の成分を取り出し、体内で作り出された抗体を調べた。
 すると、H1N1型ウイルスに作用する抗体とは別に、幼いころの感染を記憶していた細胞から「VH1―69」という抗体が作られていた。
 VH1―69抗体をウイルスとともに培養細胞に添加して調べると、H1、H2、H5の各型のウイルスの感染を阻害すると判明。H3型への作用は確認できなかったという。
 ウイルスの表面には「ヘマグルチニン」というタンパク質がある。黒沢学長によると、ワクチンから作られる抗体は、ヘマグルチニンの頭部で作用するが、ウイルスの変異で頭部が変化し、耐性を持ちやすい。VH1―69は変異しにくい軸索部に作用するという。

人で初のSTAP細胞か ハーバード大が写真公表 変化する能力を確認中

共同通信社 2014年2月6日(木) 配信
 【ワシントン共同】人で初めてとなる万能細胞「STAP細胞」の可能性がある細胞の顕微鏡写真を、米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授のチームが5日公表した。
 日本の理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方晴子(おぼかた・はるこ)・研究ユニットリーダーらとともに開発したSTAP細胞作製法を使い、人の皮膚細胞からつくった。人として初めてのSTAP細胞であることが確認されれば、臨床応用への期待が大きく膨らむ。
 バカンティ教授は共同通信の取材に「マウスのSTAP細胞とよく似た特徴を示している」と説明。さまざまな種類の組織に変化できる能力を持っていることを示す遺伝子が働いているかどうかを詳しく分析している。人での臨床試験については「現時点ではまだ準備していない。十分なデータが得られた段階で米食品医薬品局(FDA)に申請したい」と話した。
 バカンティ教授によると、研究目的で販売されている新生児の皮膚線維芽細胞に弱酸性溶液による刺激を与え、約1週間後にマウスのSTAP細胞とよく似た球状の塊をつくることに成功した。もとの細胞は完全に皮膚に分化していたが、チームはほかの幹細胞が混じっていなかったかどうかも念のため調べている。
 ハーバード大のチームは、すでにサルのSTAP細胞の作製に成功し、脊髄損傷を起こしたサルに移植する実験で「驚くべき成果」を出すなど、臨床応用に向けた研究を本格化させている。生きたヒツジを使って損傷した気道を修復する実験も手掛けているという。
 ※STAP細胞
 体のさまざまな細胞になれる万能細胞の一種。マウスでの作製が確認されている。血液に含まれるリンパ球を弱い酸性の溶液に浸し、培養して作製する。理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダーらが開発、米ハーバード大も参加した。遺伝子を入れて作る人工多能性幹細胞(iPS細胞)より簡単に短時間で作製できる。人間の細胞でできるかどうかが焦点になっている。

着床前診断で健康児出産…米、世界初

読売新聞 2014年2月6日(木) 配信
プリオン異常起こす遺伝子変異
 脳にあるたんぱく質「プリオン」の異常で起きる病気の遺伝子に変異がある女性に、着床前診断を行い、健康な赤ちゃんを誕生させることに世界で初めて成功したと、米デューク大のチームが米医学誌に発表した。
 女性は家族に「ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー病」という難病患者がおり、女性自身もこの病気の遺伝子に変異があった。この病気は、クロイツフェルト・ヤコブ病や牛の海綿状脳症と同様、プリオンの異常で起きるが、遺伝子変異があっても全員が発症するわけでないとされる。
 チームは、女性の卵子を取り出して夫の精子と受精させ、複数の受精卵の中から遺伝子変異のない受精卵を子宮に戻し、健康な双子を出産したという。「遺伝的な病気が起きる可能性のある家族に対しては、着床前診断を選択肢の一つとしてきちんと説明していくべきだ」としている。

日本医学会総会、兵庫県内初開催へ 15年に神戸・京都で

神戸新聞 2014年2月6日(木) 配信
 4年に1度開かれる国内最大規模の医学系学会「日本医学会」の第29回総会が2015年2~4月、神戸市と京都市で開かれる。総会の歴史は110年を超えるが、兵庫県内での開催は初めて。世界初の臨床研究が神戸で始まった人工多能性幹細胞(iPS細胞)などをテーマにした公開展示のほか、子どもを対象とした体験型の展示も計画し、延べ25万人の集客を目指す。
 日本医学会は100近い専門学会で構成。医学関連の重要課題を議論するため、日本医師会などと協力して総会を開いている。1902年に始まり、前回の2011年は東京開催の予定だったが、東日本大震災発生のため中止した。
 神戸・京都での開催は「医学と医療の革新を目指して‐健康社会を共に生きるきずなの構築」がテーマ。京都で15年2月に医学史展が始まり、4月に学術講演、学術展示を予定する。
 神戸では15年3月28日~4月5日、神戸国際展示場で開催。子どもたちが白衣を着てクイズで医学知識を学ぶ企画のほか、ロボット手術や放射線治療の疑似体験、模型を使って体内を探検するコーナーを設ける。
 神戸医療産業都市の未来像、病気の発症を予防する「先制医療」も紹介。会場近くのスーパーコンピューター「京(けい)」などへのツアーもある。入場無料。
 展示委員長を務める杉村和朗・神戸大医学部付属病院長は「男性向けの料理塾、女性向けの美容セミナーも考えている。親子連れらが健康について学べる場にしたい」と話す。(金井恒幸)

独創の系譜 海越え連携、STAP細胞 常識覆した日米トップ研究者

毎日新聞社 2014年2月6日(木) 配信
独創の系譜:海越え連携、STAP細胞 常識覆した日米トップ研究者
 体細胞に刺激を与えるだけで、あらゆる細胞に変化する万能細胞「STAP(スタップ)細胞」(刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得細胞)を作製することに、日米の共同チームが成功した。細胞生物学の常識を覆すこの成果は、日米のトップ研究者らの連携で生まれた。
 ●「iPS」発表の頃、成果の芽
 山中伸弥・京都大教授(51)がマウスiPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製を発表したのは2006年8月。その頃、米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授(63)の研究室では、STAP細胞作製へとつながる研究が始まっていた。
 バカンティ教授らが01年に発表した1本の論文がある。「生体内には強い刺激に耐え、組織の再生に寄与する小さな細胞が存在する」と主張する内容で、ほとんど注目されなかったが、バカンティ教授は、この細胞があらゆる細胞に変化できる「多能性」を持つと信じ、研究を続けていた。
 成果が乏しい中、バカンティ研究室の小島宏司准教授は、この細胞を効率良く分離する方法を開発。06年には肺細胞から分離した小さな細胞が、多能性を持つ胚性幹細胞(ES細胞)と同様、ボール状の塊を作ることにも気付いていた。
 08年春。早稲田大大学院の博士課程に進学した小保方(おぼかた)晴子さん(30)=現・理化学研究所発生・再生科学総合研究センター研究ユニットリーダー=は、発足したばかりの早大と東京女子医大の連携研究教育施設で研究を始めた。再生医療を学ぼうと師事した指導教官の大和雅之・東京女子医大教授(49)の紹介で同年9月、バカンティ教授の研究室に留学。これが大きな転機となった。
 内径0・05ミリという極細のガラス管にマウスのさまざまな細胞の塊を通し、バカンティ教授の言う「小さな細胞」を分離する実験に取り組んだ小保方さんは、採れた細胞内で、多能性細胞特有の遺伝子が活性化していることを見つけた。
 ●マウスで証明、確信へ近づく
 だが、多能性を完全に証明するには、受精卵にその細胞を注入してマウスの子宮に入れ、注入した細胞由来の細胞が全身に散らばった「キメラマウス」を作る必要があった。「世界で一番上手な人に頼んで、駄目だったらあきらめよう」。10年夏、小保方さんと小島さん、大和さんは、当時理研にいた若山照彦・山梨大教授(46)の研究室を訪ねた。若山さんは世界で初めてクローンマウスを作製したことで知られる。ハーバード大の研究者に依頼して断られたと聞き、若山さんの血が騒いだ。「面白い。やってみましょう」。狙い通りの成果が出た時のことを、若山さんは「一番びっくりしたのは僕。正直言って信じていなかったから」と打ち明ける。
 一方で小保方さんらは、この多能性細胞は細胞の塊から分離されたものではなく、「細い管を通す」という刺激で細胞が初期化されて新たに生まれたのだと確信しつつあった。大和さんも、送られてきたデータを見て同じ結論に至った。10年12月、米フロリダ州で開かれた学会でチームメンバーが一堂に会した。「新たに細胞が作られたんじゃないか」。大和さんとバカンティ教授の意見が一致した。
 方向は定まった。小保方さんは細胞にさまざまな刺激を与えて、弱酸性の溶液に浸す方法が最も効果的であることを突き止めた。「STAP」と命名された多能性細胞は、ES細胞やiPS細胞では不可能だった胎盤の細胞にも変化した。
 しかし、あまりに革新的なため、論文発表は困難を極めた。チームは理研発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹・副センター長(51)らの助言を受け、説得力を増すためのデータを追加していった。
 STAP細胞にはiPS細胞のように無限に増える能力はないが、同センターの丹羽仁史プロジェクトリーダー(49)らが開発した特殊な培養液で培養することで、高い増殖性を併せ持つ細胞に変化させることができた。こうして積み重ねた成果は英科学誌ネイチャーの2本の論文に結実した。
 ●仕組みの解明、今後の焦点に
 STAP細胞の作製は、核移植や遺伝子導入など複雑な人為操作が不要なうえ、作製効率も極めて高い。その仕組みは不明だが、笹井さんは「iPS細胞と異なり、細胞内にもともと備わっている仕組みによって自発的に初期化したのだろう」と話す。
 大和さんは、細胞質に謎を解く鍵があるとみている。「細胞質の中に初期化を妨げる物質があり、それが刺激によって取り除かれた後、細胞膜をうまく修復できた細胞がSTAP細胞になるのではないか」。ヒトなどでのSTAP細胞作製と並び、今後の焦点はこの不思議な仕組みの解明に移る。【須田桃子、八田浩輔、斎藤広子】
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 ◇STAP細胞作製までの経緯
2001年  チャールズ・バカンティ米ハーバード大教授が「生体内には刺激に耐え、組織の再生に寄与する小さな細胞が存在する」と主張する論文を発表
08~09年 早稲田大大学院生(当時)の小保方晴子さんがバカンティ教授の研究室に留学
10年夏   キメラマウス作製のため、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの若山照彦チームリーダー(当時)との共同研究開始
11~13年 小保方さんが同センターの客員研究員として若山研で研究
13年3月  小保方さんが同センターの研究ユニットリーダーに着任
14年1月  小保方さん、バカンティ教授ら日米共同研究チームが英科学誌ネイチャーでSTAP細胞作製を発表

動脈硬化のメカニズム解明 三重大、関連遺伝子を特定

共同通信社 2014年2月5日(水) 配信
 心筋梗塞や脳梗塞の主因である動脈硬化に関わる遺伝子を特定し、発症・進行する新たなメカニズムを発見したと、三重大などの研究グループが4日、発表した。遺伝子をターゲットとした効果的な治療薬の開発につなげたいとしている。
 これまで動脈硬化は、主に遺伝子のDNA配列の変化により引き起こされると考えられてきたが、グループは「メチル基」という分子がくっつく「メチル化」と、この分子が離れる「脱メチル化」という化学反応に着目。
 高齢で死亡した24人の大動脈から、動脈硬化した部位と正常な部位を採取し、すべての遺伝情報を解析すると、動脈硬化した部位の三つの遺伝子でメチル化、別の三つで脱メチル化が、正常な部位に比べて著しく進んでいることが分かった。
 さらにこれら六つの遺伝子は、炎症などを起こし動脈硬化に導く別の遺伝子を活発化させていることも分かった。
 メチル化と脱メチル化は、食事や喫煙、大気汚染により促進される場合がある。研究グループの山田芳司(やまだ・よしじ)教授(分子遺伝疫学)は「今後、どういう条件で六つの遺伝子のメチル化、脱メチル化が進行しやすいか調べたい」と話している。

1カ月で昨年上回る感染者 中国、鳥インフル

共同通信社 2014年2月5日(水) 配信
 【上海共同】中国浙江、広東、江蘇の3省の衛生当局は4日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が新たに計8人確認されたと発表した。今年に入ってからの感染者は香港で確認された2人を含め計150人となり、昨年の感染者数を約1カ月で上回った。
 各地では、生きた鳥を扱う市場を閉鎖するなどの措置を取って感染の拡大防止を図っているが、昨年より速いペースで感染者が増えている。
 各省の衛生当局によると、8人のうち広東省の2人が死亡、浙江省の2人と江蘇省の1人が重体だという。また1月に感染が確認された江蘇省の男性1人が今月1日に死亡した。
 同型ウイルスは昨年3月に初確認された後、夏にいったん沈静化したが、今年に入って感染者が再び急増。特に広東省と浙江省で感染者が増えている。今年の死者は33人となった。

脳卒中・心臓病の死亡リスク、魚介類が低減 滋賀医大など調査

京都新聞 2014年2月5日(水) 配信
 魚介類に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの不飽和脂肪酸を多く摂取する人ほど、脳卒中や心臓病による死亡リスクが低くなる傾向にあることが、滋賀医科大(大津市)の三浦克之教授、宮川尚子特任助手ら厚生労働省研究班による調査で分かった。
 研究班は、1980年の国民栄養調査に参加した30歳以上の男女9190人を、2004年まで24年間にわたり追跡調査。うち879人が脳卒中や心臓病などの循環器疾患で死亡していた。
 調査対象者を魚介類に多く含まれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸の合計摂取量で4グループに分けたところ、サンマ1匹弱に当たる1日平均1・72グラムを食事で取っていた最も摂取量の多いグループは、最も少ない1日0・42グラム(サンマ4分の1匹相当)しか摂取していなかったグループに比べ、循環器疾患で死亡するリスクが約20%低いとの結果が出た。
 特に、80年時点で30~59歳だった人に限ると、脳卒中の死亡リスクが約40%低くなるなど、より強い関連がみられた。
 日本人を対象とした20年以上の長期にわたる研究は初めて。三浦教授は「不飽和脂肪酸には動脈硬化などを抑える作用などがあるためではないか。若いころから魚介類を多く取る和食中心の食生活を続けることが、脳卒中や心臓病の予防につながることをデータで示した」と話している。
 研究結果は近く欧州動脈硬化学会誌に掲載される。

骨粗しょう症 骨の減少抑える遺伝子特定 東京医科歯科大など、マウスで 治療に期待

毎日新聞社 2014年2月4日(火) 配信

 加齢による骨の減少を抑える働きをする遺伝子を、東京医科歯科大などの研究チームがマウスで特定した。ヒトでの研究が進めば、骨粗しょう症の新しい治療薬への応用が期待される。3日付の米国科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。
 骨粗しょう症は骨がもろくなる病気で、推定患者は国内1200万人。高齢者の寝たきりの原因になるほか、大腿(だいたい)骨を折ると寿命が縮まるというデータがある。女性が閉経後に骨量が減る現象はホルモンの影響であることが分かっているが、それ以外に加齢とともに減少する仕組みは分かっていない。
 研究チームは、心機能を調節することで知られるたんぱく質「Cnot3」に着目。高齢(生後24カ月)のマウスは生後4カ月の若いマウスに比べて骨量が3分の1と少なかったが、このたんぱく質の量を減らすように遺伝子を操作したマウスの骨量は、同じ月齢の高齢マウスの骨量の約半分だった。このたんぱく質が減ると同時に、骨を壊す「破骨細胞」が増えることも確かめた。これらの結果から、Cnot3を作る遺伝子が、骨量減少を抑えるブレーキとして働くと結論づけた。
 チームの野田政樹・東京医科歯科大教授(分子薬理学)は「骨粗しょう症の治療は長期化するが、長く使えない薬もあり、新しい効き方の薬が必要。ヒトでも同様の仕組みがあるのか検討したい」と話す。【下桐実雅子】

タミフルなどに耐性ウイルス、5道府県で発見

読売新聞 2014年2月4日(火) 配信
 国立感染症研究所は3日、インフルエンザの抗ウイルス薬である「タミフル」や「ラピアクタ」の効きにくい耐性ウイルスが2013年11月以降に5道府県で見つかったと発表した。
 札幌市で相次いでいたが、北海道以外にも広がっていることがわかった。
 感染研は、全国約500の医療機関で見つかったウイルスの特性を分析。2月2日までに、北海道で15人、山形と神奈川、三重の各県で2人ずつ、大阪府で1人と、計22人から耐性ウイルスが検出された。09年に流行したH1N1型と同じ型で、遺伝子の配列はほぼ同じだった。
 感染研は「まずはワクチンを接種してほしい。医師は流行しているウイルスのタイプを見ながら、薬の処方を適切に判断してほしい」としている。

卵子選別で発病防ぐ ミトコンドリア病、筑波大

共同通信社 2014年2月4日(火) 配信
 細胞の働きが低下し脳や筋肉などに異常が現れるミトコンドリア病を発症させた雌マウスの卵子を選別することで、子マウスへの病気の遺伝を防ぐことができると、筑波大の林純一(はやし・じゅんいち)教授(細胞生物学)らのチームが3日付の米科学アカデミー紀要電子版で発表した。
 ミトコンドリアはエネルギーをつくる細胞内の器官で、核にある主要な遺伝子とは別に遺伝子を持つ。この遺伝子に変異があるとミトコンドリア病を発症し、母親から遺伝することが知られている。厚生労働省指定の難病で、1万人に1人程度が発症するとされる。
 実験では、交配を重ねてミトコンドリア病を発症させた雌のマウスを使用。ミトコンドリア遺伝子は、細胞に数千個、特に卵子には数十万個あるが、1匹のマウスから採取した卵子でも、変異遺伝子の割合が数十万個のうち10~85%の幅で異なっていた。一方、この雌から生まれたマウスの細胞を調べた結果、異常の割合が75~85%のマウスはミトコンドリア病になったが、10~65%のマウスは発症せず、少なくとも65%以下では発症しないことが分かった。
 林教授は「変異遺伝子の割合が低い卵子や初期胚を選ぶことで、生まれてくる子どもの発病は予防できる可能性がある」としている。

原因物質ためる遺伝子 アルツハイマー病

共同通信社 2014年2月4日(火) 配信
 アルツハイマー病の原因とされるタンパク質アミロイドベータが脳内にたまるのに関わる遺伝子を発見したと、大阪大などのチームが3日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
 患者はこの遺伝子が通常よりも活発に働いており、大阪大の森原剛史(もりはら・たかし)博士(精神医学)は「病気の診断に役立つ可能性がある」と話している。
 チームは、アルツハイマー病になりにくい体質のマウスを発見し、遺伝子の働き方をほかのマウスと比べた。その結果、脳にたまるアミロイドベータの量が少ないマウスは、「KLC1E」という遺伝子の働きが弱いことを突き止めた。
 人工的に培養した人の神経細胞で、この遺伝子の働きを通常の約20%に抑えたところ、アミロイドベータを作る量が40~45%減った。患者の脳で活発に働いていることも確かめた。
 この遺伝子は、細胞内の物質を適切な場所に運ぶ働きが知られている。チームは、遺伝子の働きが原因で細胞内の物質輸送に何らかの障害が出て、アミロイドベータが大量にたまり発症につながるとみている。

自身で環境切り開いた 理研、目利き役果たす 東北大教授 大隅典子 大型識者談話「リケジョ快挙の背景」

共同通信社 2014年2月3日(月) 配信
 小保方晴子(おぼかた・はるこ)さんが率いる研究チームが、新しい多能性幹細胞「STAP細胞」の作製に成功した。生命の神秘を解明する新たなツールを見つけた学術的インパクトは大きい。まだ30歳の小保方さんの今後が楽しみだ。
 彼女が所属する理化学研究所発生・再生科学総合研究センターは、この研究には理想的な場といえ、環境は非常に恵まれていた。しかし、これは彼女自身が切り開いた結果であることに目を向けたい。
 小保方さんは研究の着想を米国で得たというが、自説を実験で証明する上で、当時理研にいた若山照彦(わかやま・てるひこ)・山梨大教授と共同研究ができたことは非常に大きかった。日本の若手研究者は男女を問わず、自分がまだ成果を出していないことを言い訳に、尻込みしてチャンスをつかめない人が多い。しかし小保方さんは気後れすることなく若山さんに協力を求めに行った。
 人工多能性幹細胞(iPS細胞)ができて以降、幹細胞研究はさらに成熟し、本当に多能性があるのかを証明するためのハードルは高くなった。既に世界的成果を挙げていた若山さんと一緒にやるのはその点でまさに正解だった。若いからこそ飛び込めた、ということもあるだろう。
 理研も、若い小保方さんにチームを任せ、成果につなげる「目利き」としての役割を果たした。私が勤める東北大は、大正時代に日本で初めて女子学生にも門戸を開いた大学だが、それによって飛び抜けて優秀な学生を獲得できたのと似ている。国際的に見ればこうしたやり方は珍しくないが、日本の研究界には、目利きとして若い研究者の背中を押してくれる人はまだ少ない。STAP細胞の快挙で、目利き役の重要性にも目が向くといい。
 もう一つ指摘しておきたいのは、こうした基礎研究の成果は、例えばiPS細胞のような特定の分野に研究費を集中投下する政策では生まれてこないということだ。若手が見つけた小さな芽を成果に育てるには、まず、芽が出ていない場所に水や肥料を与える基礎研究振興策がぜひとも必要なのだ。

STAP細胞、偶然発見 小保方さん、異分野の目

共同通信社 2014年2月3日(月) 配信
 理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子(おぼかた・はるこ)・研究ユニットリーダー(30)が、新たな万能細胞「STAP細胞」を見つけたのは偶然だった。「もしかしたら夢の若返りが実現できるのではないか」と話す大発見。異なる研究分野からのひらめきが、細胞の意外な側面をあぶり出した。
 ▽ガラス管
 小保方さんが初めてSTAP細胞を作ったのは、2008年。米ハーバード大への留学1年目に、別の細胞に変化できる幹細胞を体の細胞の中からより分ける実験をしていた時に見つかった。
 幹細胞は体の細胞より一回り小さい。そこで小保方さんは指導教官のチャールズ・バカンティ教授と相談し、ガラスの細い管に細胞を通せば、大きな細胞は壊れ、幹細胞だけを取り出せるのではないかと考えた。
 実際に管に細胞を通してみると、幹細胞が現れた。だが不思議なことに、通す前の細胞には幹細胞がまったく見当たらない。それどころか、管を通せば通すほど幹細胞が増えていった。
 神経や、皮膚、軟骨、骨髄...。どんな組織の細胞を使っても幹細胞が取れてくる。この幹細胞がSTAP細胞だった。
 ▽細胞の心読む
 ガラス管に通すことは細胞にとってストレスになる。小保方さんは「細胞に強いストレスがかかると、どうにか生き延びようという仕組みが働くのではないか」と考え、思いつくストレスをどんどん細胞に試した。毒素を使って細胞に穴を開ける、栄養を与えずに培養する、熱を加えるなどだ。その中で最も効率が良かったのが弱い酸性の液に浸すという方法だった。
 生物学の常識では、体の細胞が万能細胞に戻ることは普通あり得ない。理研の笹井芳樹(ささい・よしき)・副センター長も「小保方さんの研究の特徴は、普通の人が思わないことでも高い集中力で結果を出すところ。『細胞の心を読む』目を持っていないとできない」と感心する。
 大学時代の恩師常田聡(つねだ・さとし)・早稲田大教授は「彼女は細胞生物学ではなく化学の出身。専門分野が違っていたのが斬新な視点で研究を進める原動力になった」と話す。バカンティ教授も「努力する姿勢とプレゼンがすばらしい」と小保方さんを高く評価していたという。
 ▽自由に研究を
 人間の細胞からもSTAP細胞ができるかは、まだはっきりしないが、期待は大きい。組織や臓器を修復する再生医療に利用できるかもしれないからだ。同じ万能細胞でも人工多能性幹細胞(iPS細胞)は、がん化の恐れがつきまとう。だがSTAP細胞は遺伝子を操作しないため安全性が高い可能性がある。
 国立成育医療研究センター研究所幹細胞・生殖学研究室の阿久津英憲(あくつ・ひでのり)室長は「人でSTAP細胞が作れない理由はない」と指摘する。理研とハーバード大は人での実験を始めたことを明らかにしており、STAP細胞研究は世界的な競争になりそうだ。
 一方で、小保方さんが臨床応用に専念することを懸念する声もある。理研の西川伸一(にしかわ・しんいち)特別顧問は自身が代表理事を務めるNPO法人のホームページで「彼女のような人に自由にやってもらうことこそ国のためになる。小保方さんもぜひ国民の期待を手玉に取りながら、気の向くままに研究をしてほしい」とのコメントを発表した。

がん細胞を正常化 鳥大研究グループが手法発見

日本海新聞 2014年2月3日(月) 配信
 鳥取大学医学部の三浦典正准教授(54)=薬物治療学=の研究グループは30日までに、細胞内に存在して生命活動を制御する小分子リボ核酸(RNA)「マイクロRNA」の一種を悪性度の高いがん細胞に入れると、がん細胞が正常な細胞に変化することを発見した。抗がん剤が効かない末期がん患者に対して有効な治療になる可能性がある。
 24日付の英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版で発表した。
 三浦准教授は長年、生命活動のためにデオキシリボ核酸(DNA)から発生するマイクロRNAを研究し、5年前からはマイクロRNAの一種の「520d」の働きを調べてきた。
 人間の肝臓がんの細胞をマウスの体内に入れると、通常ならがんになるが、事前に520dを細胞内に導入した肝がん細胞だと悪性腫瘍にはならず、人工多能性幹細胞(iPS細胞)や正常な細胞になることを確認した。悪性度が高い「未分化型」のがん細胞でその作用が現れるのが特長という。
 実用化のためには、体内に入れるとすぐに無くなってしまう性質があるマイクロRNAを、がん細胞に届くまで無くならないように保護する方法を確立する必要がある。
 三浦准教授は「抗がん剤が効かないがんの治療に成果が生かせると期待している。患者さんに使えるように研究を続けたい」と話している。

331グラムの赤ちゃん退院 静岡、手術4回乗り越え

共同通信社 2014年2月3日(月) 配信
 静岡県立こども病院(静岡市葵区)で、昨年1月にわずか331グラムで生まれた男児が31日、1年以上の入院生活と4回の手術を乗り越えて元気に退院した。病院によると、350グラム以下で生まれた赤ちゃんが生存して退院する例はほとんどないという。
 男児は静岡市の小原想生(こはら・そうき)ちゃん(1)。妊娠24週と5日目の昨年1月4日、胎内で心拍数が低下して危険な状態になり、緊急帝王切開で出生した。
 出生直後は手のひらに乗るほどの大きさで、全身の臓器が未熟な状態だったが、新生児集中治療室(NICU)で呼吸を管理し、生後6日で人工肛門をつくるなど4回の消化管手術で小さな命をつないだ。
 現在の体重は約4・5キロで、一般的な1歳児の半分程度。退院後も鼻から管を通してミルクを摂取しなければならないが、手足を動かすなど元気な様子だ。母ちさやさん(30)は「なんとか生きていて、というところから、こんなに大きくなってくれてありがたい」と話した。

インフル患者、前週の倍 1週間で約132万人

共同通信社 2014年2月3日(月) 配信
 国立感染症研究所は31日、1月20~26日の1週間に全国の医療機関を受診したインフルエンザの推定患者数が約132万人に上り、前の週の約66万人から倍増したと発表した。昨年9月からの累計患者数は推定約275万人となった。
 厚生労働省は「本格的な流行に入っている。今後さらに患者が増える恐れがある」と注意を呼び掛けている。
 感染研によると、全国約5千の定点医療機関から1週間で報告された患者数は1医療機関当たり24・81人。前週は11・78人だった。
 直近の5週間で検出されたウイルスは、2009年に新型として流行したH1N1型が最も多かった。
 都道府県別では、沖縄(54・12人)、大分(39・62人)、宮崎(37・86人)、佐賀(34・79人)、埼玉(33・69人)の順に多かった。九州、沖縄での流行拡大が目立つが、全都道府県で増えた。
 休校や学級閉鎖は小学校を中心に全国で3009施設に上り、前週の4倍以上になった。

花粉飛散ピークは早め 関東は3月上旬

毎日新聞社 2014年2月1日(土) 配信
花粉:飛散ピークは早め 関東は3月上旬
 環境省は31日、今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の飛散時期などの最新予測を発表した。ピークは全国的に昨年より10日程度早く、2月下旬から4月上旬になる見込み。スギ花粉の飛散は九州、四国などで2月上旬に始まると予測。関東から西は例年より2~3日早く、東北、北陸では例年並みか2~3日遅くなるという。
 スギとヒノキを合わせた総飛散量は例年より少ない地域が多いが、北海道、中国などでは例年並みか多くなると予想。昨年飛散量が多かった地域では少なくなる見込みで、東北南部から四国にかけては昨年の半分以下にとどまる地域が多いという。
 飛散のピークは、九州と四国の一部は2月下旬▽中国、四国、近畿、東海、関東は3月上旬▽北陸は3月中旬▽東北は3月下旬~4月上旬の見込み。
 同省は2月3日から、「花粉情報サイト」(http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/index.html)で飛散状況の情報をリアルタイムで提供する。【大場あい】

くじけなかったハルコ STAP細胞、5年前の小保方さん ハーバード大時代に研究で壁、悔し涙

毎日新聞社 2014年2月1日(土) 配信
万能細胞:くじけなかったハルコ STAP細胞、5年前の小保方さん ハーバード大時代に研究で壁、悔し涙
 笑みを浮かべた女性が男性研究者3人と納まる1枚の写真がある。日付は2009年4月30日。5年後の先月、万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の作製で世界を驚かせた理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子(おぼかたはるこ)・研究ユニットリーダー(30)と、小保方さんを指導した論文の共著者3人だ。「くじけない強い心」「自分なりの考えを持っている」「ガッツがある」。研究に対するひたむきな心が大きな成果を生んだ。【斎藤広子】
 米国東部の都市ボストン。暖かい日の昼下がりだった。当時25歳の小保方さんは、米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授の研究室に留学していた。「STAP細胞」論文の共同執筆者8人のうち、初期から研究を続ける4人がイタリアンレストランでランチをとりながら、万能細胞の研究について語り合った際、撮影された写真だった。
 小保方さんの隣でほほ笑むのが、バカンティ教授だ。ヒトの耳を背中に持つマウスを作るなど常識にとらわれない発想で知られる。
 「ハルコの強みは、どんな時もくじけない強い心」。バカンティ教授は毎日新聞の取材にこう明かす。今回の研究はあまりにも新しいアイデアだったため、英科学誌ネイチャーに掲載されるまで論文は何度も却下されたが、「ハードルにひっかかる度に立ち止まり、問題の本質は何かと考え、新しい解決方法を導き出した」という。
 当時からバカンティ教授の下で研究する小島宏司(こじまこうじ)ハーバード大准教授は、小保方さんが米国で研究を続けられるよう尽力したバカンティ教授の姿を鮮明に覚えているという。
 当初は半年間の予定だった留学期間が終わる頃、「博士号もない学生を雇用するのは無理だと事務員に言われたのに、教授は『アイ・ニード・ハー(彼女が必要だ)』と言って電話を切った。若い小保方さんの才能を見抜いたのでしょう」。
 小島准教授は「彼女は頭がいいだけでなく、自分なりの考えを持っていた。特に感心したのはその性格の良さ」と指摘する。誰にでも知識や技術を丁寧に教え、忙しい時に自分の実験をずらしてでも対応していたという。
 小島准教授によると、写真は論文を書き始めた時期に当たる。「STAP細胞」の原形となる論文が完成したのは、撮影から4カ月後の09年8月。ところが10年春、論文は米科学誌に採用されなかった。「ほぼアクセプト(採用)とのコメントをもらって喜んだが、1、2週間後に却下の返事が来て声を失った。その後の2~3年は彼女は本当につらかっただろう」
 写真のランチの時、小保方さんを留学前に指導していた東京女子医大の大和(やまと)雅之(まさゆき)教授が、バカンティ教授の研究室に立ち寄っていた。大和教授によると、小保方さんは極端な負けず嫌いで、研究の不備を指摘すると悔しがってポロポロと泣くことが多かった。実験結果について午前3時まで議論したこともあった。「ガッツがあった。とにかくそんじょそこらの学生とは比較にならないほどだった」と評した。

万能細胞 STAP、国際特許出願 理化学研究所など米に

毎日新聞社 2014年1月31日(金) 配信
万能細胞:STAP、国際特許出願 理化学研究所など米に
 細胞に刺激を与えて作製する万能細胞「STAP細胞」について、作製に成功した理化学研究所などが国際特許を出願していることが31日、分かった。
 研究チームの小島宏司・米ハーバード大准教授によると、出願したのは理研と、ハーバード大の関連病院であるブリガム・アンド・ウィメンズ病院、東京女子医大で、いずれもチームの研究者らが所属する施設。内容は「ストレスを与えることで、多能性細胞を作製する手法」で、発明者は理研発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子(おぼかたはるこ)・研究ユニットリーダーらとしている。3施設合同で昨年4月に米当局に出願したという。
 特許の取得は莫大(ばくだい)な利益を生むため、人工多能性幹細胞(iPS細胞)では研究と並行し、特許取得も世界的な競争になった。STAP細胞でも今後、知的財産面での競争の激化が予想される。【斎藤広子】

iPS細胞 より安全 血清使わず作製・維持 広島大病院の山崎診療医ら

毎日新聞社 2014年1月31日(金) 配信
iPS細胞:より安全 血清使わず作製・維持 広島大病院の山崎診療医ら /広島
 広島大病院顎・口腔外科の山崎佐知子診療医らの研究グループは30日、ウシなどの血清成分を使わずにヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り、維持する方法を発見したと発表した。血清を使用しないため安全で効率の高い方法であることから、再生医療への利用の期待ができるという。29日付(米国時間)の米科学誌「PLOS ONE」(電子版)に掲載された。
 従来は薬剤や放射線で処理された細胞を基質として用い、ウシの血清などを含む液体を培地に使ってiPSを作り出し、培養していた。しかし、不明な成分が含まれていることで医療応用する際の安全面に不安があるほか、安定性に欠けていた。
 山崎診療医らは全工程で血清を使わず、タンパク質の一種を導入した培地を用いて体内にある成長因子「TGF―β1」を添加する方法で、親知らずなどから取った歯髄細胞からiPS細胞を作り、機能を維持したまま培養することに成功した。山崎診療医は「どの研究室でも一定の条件でiPS細胞を樹立、維持できる。成分が明らかなことから、臓器再生のメカニズムの解明や、ヒトへの再生医療の応用が可能になるのではないか」と話している。【加藤小夜】

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