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医療情報96

医療情報95
201440901~

理研、目の難病にiPS細胞で世界初の手術

読売新聞 2014年9月12日(金) 配信

 理化学研究所発生・再生科学総合研究センターと先端医療センター病院(ともに神戸市)は12日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った網膜の細胞を、目の難病「加齢黄斑(おうはん)変性」の患者に移植する臨床研究の手術を行ったと発表した。

 様々な組織や臓器の細胞に変化させられるiPS細胞を用いた再生医療は世界初。患者の経過は良好としている。京都大の山中伸弥教授(52)が2006年に生み出した「夢の細胞」は、誕生から8年で、本格実用に向け新たな段階に入った。

 理研の高橋政代プロジェクトリーダー(53)らが移植用細胞の作製を、同病院の栗本康夫・眼科統括部長(53)らが移植手術を担当した。

 発表によると、患者は兵庫県在住の70歳代女性。症状の進行を食い止める薬剤注射を3年前から18回受けたが、効果はなく、視力が徐々に低下していた。

 高橋リーダーらは、女性の腕から採取した皮膚細胞に6種類の遺伝子を組み入れてiPS細胞を作製。それに特殊なたんぱく質を加えて網膜組織の一部「網膜色素上皮」に変化させ、シート状に培養した後、長さ3ミリ、幅1・3ミリの短冊形に加工した。細胞採取からシート作製までには約10か月かかった。

 手術は、栗本部長ら医師や看護師など約10人が実施。患者に全身麻酔をかけた後、午後2時20分に執刀を開始した。右目の表面に穴を開け、傷んだ網膜組織や異常な血管を除去。その部分に、管状の特殊な器具を用いて細胞シートを貼り付けた。

 手術は同4時20分に終了。患者は15分後に麻酔から覚めた。大量出血といったトラブルはないという。

##笹井氏が、自殺して、網膜移植がどうなるのか懸念していましたが、成功してよかったです。
次は、網膜色素偏性症に行われれば、私のレーベル病にも行われるのは、10年くらいでやって欲しいですね。

STAP論文に修正要請 投稿当初、ネイチャー誌

共同通信社 2014年9月12日(金) 配信

 【ケープカナベラル(米フロリダ州)共同】米科学誌サイエンスのニュースサイトは11日、英科学誌ネイチャーの編集部が当初、理化学研究所の小保方晴子(おぼかた・はるこ)氏らが執筆したSTAP細胞論文について「批判に耐えうる実験データがさらに必要だ」と論文の修正を求めるメールを小保方氏に送っていたと伝えた。

 小保方氏らは2013年3月にネイチャーに論文を投稿。メールは同年4月に送られ、論文は同年12月に受理された。ネイチャーの担当者はこの件についてコメントを拒否しており、サイエンスの記者は「この間に何が起きたかは不明だ」としている。

 サイエンスによると、ネイチャーに掲載する論文の審査を担当する複数の専門家が論文の内容に疑問を示し、研究データの正確性や実験手法を詳しく記述するよう求める意見を出した。ネイチャーの編集者はこうした批判に耐えうるよう論文を修正すれば「喜んで読ませてもらう」と小保方氏に伝えたとしている。

 小保方氏らは12年4月にSTAP細胞の論文をネイチャーに投稿したが受理されず、13年3月に再びネイチャーに投稿した。

百歳以上、5万8千人超 44年連続増、87%女性 敬老の日前に厚労省

共同通信社 2014年9月12日(金) 配信

 敬老の日を前に、厚生労働省は12日、100歳以上の高齢者が昨年より4423人増え、過去最多の5万8820人に上ると発表した。女性が87・1%を占めた。前年比増は1971年以降、44年連続。20年前に比べて約10・5倍となった。

 住民基本台帳を基に、9月15日時点の100歳以上の高齢者数を、自治体を通じて1日現在で集計した。女性は5万1234人(前年比3628人増)、男性は7586人(同795人増)。

 また、2014年度に100歳になった人と、なる予定の人は計2万9357人(前年度比1188人増)だった。

 国内最高齢は、女性が大阪市東住吉区の大川(おおかわ)ミサヲさんで、1898(明治31)年3月生まれの116歳。男性はさいたま市中央区の百井盛(ももい・さかり)さんで、1903(明治36)年2月生まれの111歳。大川さんは男女問わず世界最高齢、百井さんは男性の世界最高齢としてそれぞれギネス・ワールド・レコーズ社から認定されている。

 人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数は46・21人。都道府県別では島根が90・17人と昨年に続き最多で、高知86・44人、鳥取79・58人が続いた。最少は埼玉で26・88人、次いで愛知30・30人、千葉33・03人の順。

 都道府県別の順位は、地方での過疎化や、都市部への人口流入の影響があるという。

 100歳以上の高齢者は、調査が始まった63年には153人だったが、98年に1万人を超え、07年に3万人、12年に5万人を突破した。厚労省は「医療技術の進歩や、国民の健康状態の改善が要因」としている。

 日本人の平均寿命(13年)は女性86・61歳、男性80・21歳。

「エボラ、リベリアとシエラレオネで制御不能な状態」東大などのチーム

毎日新聞社 2014年9月12日(金) 配信

エボラ出血熱:リベリアとシエラレオネ、制御不能な状態 6月以降、流行急拡大 東大などのチーム

 西アフリカで流行しているエボラ出血熱について患者拡大の推移を統計的に分析した結果、リベリアとシエラレオネで今年6月以降、制御不能な流行状態になっていることが分かったと東京大などの研究チームが発表した。

 1人の感染者が新たに生み出す感染者が1人を超えると大流行になるとされるが、両国では1・4~1・7人にうつす状態になっていた。12日付の欧州感染症専門誌電子版に掲載される。

 西浦博・東大准教授(理論疫学)らは、8月26日までに報告された患者3069人の情報を基に、今回の流行について、国別に感染者1人が何人の感染者を生み出しているかを推計した。

 その結果、5月まではいずれの国でも、新たに生み出される感染者は1人以下だったが、6月以降はリベリアとシエラレオネでは継続して1人を超える状態になった。

 過去の流行で1人を超える期間は1~2週間で終わっていた。今回は3カ月も続いていることが、両国の感染の急拡大につながったとみられる。【永山悦子】

長寿遺伝子、認知症を予防 マウスで循環器病センター

共同通信社 2014年9月12日(金) 配信

 長寿遺伝子とされる「サーチュイン」の働きを強めると、脳梗塞による認知症を防げることを国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)や名古屋大、京都大のチームがマウスを使った研究で明らかにし、12日付の米医学誌電子版に発表した。

 センターの猪原匡史(いはら・まさふみ)脳神経内科医長によると、動脈硬化などで脳の血管が詰まる脳梗塞が原因の認知症は、糖尿病の増加や食生活の欧米化で増える傾向にあり、新たな治療法の開発につなげる。

 チームは、特有の酵素を作り出す長寿遺伝子サーチュインに注目。マウスの首の動脈(頸(けい)動脈)を狭める処置をして実験した。

 脳内のサーチュイン酵素の量が増えるように遺伝子操作したマウスは脳の血流が90%以上維持されたが、遺伝子操作しなかったマウスは一時約70%まで血流が減った。酵素は別の物質に作用して、血管を広げていることを突き止めた。

 迷路を抜け出すテストをすると、脳血流が減ったマウスは間違いが多く認知機能が低下していたが、サーチュイン酵素の量を増やしたマウスは認知機能が正常に保たれていた。

 センターは来年にも、サーチュイン酵素の働きを強めるとされるポリフェノール「レスベラトロール」を頸動脈が狭くなった患者30人に1年間投与し、効果を調べる臨床研究を実施する。

 注)米医学誌はストローク

デング熱の感染105人に

毎日新聞社 2014年9月12日(金) 配信

デング熱:感染105人に

 厚生労働省などは11日、新たな感染者が4都県で計8人確認され、国内での感染者は16都道府県で計105人になったと発表した。8月27日に69年ぶりの国内感染が確認されて以降、約2週間で100人を超えた。感染場所は東京都立代々木公園(渋谷区)を中心に都内の他の公園や千葉市の住宅街まで広がっており、同省は蚊に刺されてから3~7日程度で高熱などの症状が出れば医療機関を受診するよう呼び掛けている。

 同省によると、新たに判明した8人は秋田、千葉、神奈川県と東京都の10歳未満から50代の男女。秋田市内に住む10代女性は中国滞在歴があるが、他の7人は最近の海外渡航歴がなく、いずれも代々木公園周辺を訪れて蚊に刺されたと話している。重症者はいないという。【桐野耕一】
注意してほしい」と話している。

妊婦は長袖着用を デング熱で学会呼び掛け

共同通信社 2014年9月11日(木) 配信

 日本産科婦人科学会は11日、デング熱感染者が出た地域に住む妊娠中の女性に向け、感染防止のために長袖を着用するほか、発熱や発疹などの症状が出た場合に早めに医療機関に行くよう呼び掛ける声明を学会ホームページに掲載した。

 学会によると、デング熱が流行しているブラジルでは、妊娠中の女性は感染症に対する抵抗力が弱まるため、妊娠していない女性と比べて重症化しやすい傾向があるとの報告がある。

 しかし、重症化する人は発症者200人のうち1~2人程度と頻度が低い上、日本国内の過去の感染例1500件に死亡例はないことから「過度に不安を抱く必要はない」としている。

ラスカー賞に森和俊氏 京大教授、日本で7人目 細胞の機能解明

共同通信社 2014年9月10日(水) 配信

 米国で最も権威ある医学賞で、ノーベル賞への登竜門ともされる「ラスカー賞」の今年の受賞者に、細胞内の小器官に関する業績で京都大の森和俊(もり・かずとし)教授(56)が選ばれた。森教授は京大で9日記者会見し「研究は医学の理解につながっている。いずれ人の役に立つ研究に取り組みたい」と話した。

 米国のラスカー財団が発表した。日本人の受賞者は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発して2009年に受賞した京大の山中伸弥(やまなか・しんや)教授に次いで7人目。

 森教授は「酵母を使った地道な基礎研究に米国医学会最高の賞が与えられた。とてもうれしく誇りに思う」と喜んだ。

 細胞内の小胞体と呼ばれる小器官で、タンパク質が正しく機能するための仕組みを解明。がんや糖尿病、パーキンソン病などの病気に関わるため、世界中で新薬開発に向けた研究が進む。

 米カリフォルニア大サンフランシスコ校のピーター・ウォルター教授との共同受賞で、森教授は「目の上のたんこぶだったが、(競い合った)2人がいたから研究が発展した」と敬意を示した。

 授賞式は19日にニューヨークで開かれる。

 森教授は03年から京大教授。「細胞の中で何が起こっているのか調べたい。後世に残る仕事をする」と意気込む。

 ※ラスカー賞

 米国医学界最高の科学賞として知られ、疾病の解明や治療、予防などに大きく貢献した科学者や医者らに与えられる。ラスカー夫妻が設立したラスカー財団が運営。「米国のノーベル賞」とも言われ、これまでの受賞者のうちノーベル賞受賞者は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発した京都大の山中伸弥(やまなか・しんや)教授ら80人を超える。基礎医学部門、臨床医学部門などがある。

新しい軟骨作製法開発 横浜市立大、発生を再現

共同通信社 2014年9月10日(水) 配信

 横浜市立大の武部貴則(たけべ・たかのり)准教授らの研究チームは10日、人間の軟骨ができる過程をまねることで、体外で軟骨を作り出す新しい手法を開発したと、米医学誌に発表した。将来的に、先天的な顔面の変形やけがなどの治療で、作った軟骨を利用したいとしている。

 成熟した軟骨組織には神経も血管もないが、チームは今回、胎児の体内では成長の初期段階の軟骨組織に一時的に血管が入り込んで、必要な細胞が活発に増殖していることを突き止めた。

 そこで、耳から採取した軟骨のもとの細胞に、へその緒に含まれる血管になる細胞を混ぜて培養すると、2日間で血管のような構造が入った直径約3ミリの球状の塊ができた。これをマウスの背中に移植すると、1カ月後には成熟した軟骨組織になったという。移植に使う塊は凍結保存ができることも確認した。

 骨髄などの幹細胞を培養して軟骨にする既存の方法よりも効率的だという。チームは今後、さまざまな細胞に成長する人工多能性幹細胞(iPS細胞)を原材料とした軟骨作製に挑むという。

 注)米医学誌はジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション

自殺の再発、半年間抑止 福祉専門職支援で効果

共同通信社 2014年9月10日(水) 配信

 自殺未遂で救急搬送された精神疾患患者を福祉専門職が定期的に支援した結果、自殺の再発を6カ月間抑止する効果があったとの研究結果を、横浜市立大などの研究チームが9日までにまとめた。北九州市で11~13日に開かれる日本自殺予防学会総会で報告する。

 研究で支援対象としたのは、大学病院など17施設で2006~09年、自殺を図って救急搬送された成人患者914人のうち460人。

 精神保健福祉士ら専門職が定期的に面談し、人間関係や経済面など個々の問題を解決するため援助組織への橋渡しをするなどしたところ、1、3、6カ月後までに再び自殺を図った割合は0・7%、1・6%、6・0%と推移。一方、支援対象とならなかった454人が再度自殺を図った割合は3・6%、7・3%、11・9%だった。

 研究リーダーの平安良雄(ひらやす・よしお)・横浜市立大教授(精神医学)は「自殺未遂の直後ほど再発リスクは高いが、福祉の専門職による支援が一定の抑止効果を持つことが裏付けられた」と分析した。

 しかし、研究を続けて1年後は支援対象が10・8%だったのに対し対象外が15・0%、1年半後では14・5%に対し18・4%と再発割合の差は縮まり、研究チームは統計的な有意差はないと結論づけた。平安教授は「専門職のサポートも重要だが、適切な時期をみて、地域による手厚い支援に広げていくことが必要だ」としている。

デング熱、岩手や山口にも感染者 計80人に

朝日新聞 2014年9月8日(月) 配信

 約70年ぶりのデング熱の国内感染で、男女12人の感染が新たに確認されたと、厚生労働省が8日、発表した。いずれも直近の海外渡航歴がなく、代々木公園やその周辺を訪れていた。容体は安定しているという。岩手県と山口県に住む人の感染が初めて確認された。

 これで今回のデング熱の国内感染は14都道府県在住の計80人になった。内訳は代々木公園とその周辺で感染したとされるのが78人で、それ以外が2人。

 80人の住所は東京が49人、埼玉が7人、神奈川が6人、千葉、新潟、大阪が各3人、山梨が2人、北海道、青森、岩手、茨城、群馬、山口、愛媛が各1人。8月12日から9月4日までに発症した。

水俣病 くも膜下出血薬、効果か 国が臨床試験へ

毎日新聞社 2014年9月9日(火) 配信

水俣病:くも膜下出血薬、効果か 国が臨床試験へ

 熊本県水俣市の環境省国立水俣病総合研究センター(国水研)は8日、くも膜下出血の薬として使われている酵素阻害剤について、水俣病の症状改善に期待が持てると発表した。水俣病は手足のしびれといった感覚障害を起こすが、酵素阻害剤が原因物質であるメチル水銀の神経細胞に与える影響を抑制する可能性が高い。水俣病治療薬として4年計画で臨床試験をする方針だ。

 国水研毒性病態研究室の藤村成剛(まさたけ)室長(50)らが動物実験で確認した。藤村室長らは2009年、メチル水銀が神経細胞の突起部分「軸索」を収縮させるとの論文を発表。軸索が伸びないと、神経細胞同士が結びつかず、細胞が死ぬことも示した。その後、メチル水銀を与えたラットに酵素阻害剤を投与した実験で、末梢(まっしょう)神経の軸索の収縮が抑制された。

 酵素阻害剤は既にくも膜下出血後の脳血管の収縮を抑える薬として使われている。国水研は、この薬を水俣病にも適用できるよう、投与方法などを研究し、地元医師会などに協力を求めて臨床試験の体制を作る。

 同時に胎児性・小児性水俣病患者を主な対象に、神経疾患に対する最先端医療を取り入れ、治療効果を検証する臨床研究を進める予定。これらを合わせ、環境省は来年度予算概算要求に2300万円を盛り込んだ。

 藤村室長は「まだ神経が細胞死していない状態ならば、酵素阻害剤とリハビリなどを組み合わせて改善が期待できる」としている。【笠井光俊】

iPS細胞 月内に臨床研究 世界初、理研などが網膜移植

毎日新聞社 2014年9月9日(火) 配信

iPS細胞:月内に臨床研究 世界初、理研などが網膜移植

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)を治療に使う世界初の臨床研究で、網膜細胞の移植手術が月内にも実施される見通しとなった。理化学研究所などが、移植する細胞の遺伝子解析の結果を8日、厚生労働省のヒト幹細胞臨床研究に関する審査委員会(委員長・永井良三自治医科大学長)に報告し、問題ないと判断された。

 研究は、理研発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダーらが計画。目の病気「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」の治療を目指す。

 この日報告されたのは、患者の皮膚細胞から作ったiPS細胞と、その細胞から作製した網膜色素上皮細胞の詳細な解析結果。委託を受けた京都大iPS細胞研究所(山中伸弥所長)が解析し、山中所長らが説明した。

 理研CDBでは、STAP細胞の論文不正や、笹井芳樹・副センター長の自殺など問題が相次ぎ、理研は8月下旬、組織の大幅縮小の方針を示した。高橋リーダーも7月、毎日新聞の取材に「臨床研究を落ち着いてできる環境ではない」とSTAP細胞問題への理研の対応を批判。関係者の間で「臨床研究の実施を急ぐべきではないのではないか」などの声も上がっていた。加齢黄斑変性は、目の網膜中心部の「黄斑」が傷んで視野がゆがんだり暗くなったりし、悪化すると失明に至る。臨床研究では、網膜の裏側に余分な血管が生える「滲出(しんしゅつ)型」の患者6人に、シート状にした網膜色素上皮細胞を移植する。【須田桃子、八田浩輔】

「がん、まき散らす恐れ低い」 子宮筋腫の内視鏡手術装置

朝日新聞 2014年9月9日(火) 配信

 子宮筋腫の内視鏡手術で使う装置が、筋腫が肉腫(がん)だった場合、がんをまき散らす恐れがあると米国で指摘された問題で、日本産科婦人科内視鏡学会は、日本でのリスクは米国の10分の1とする調査結果をまとめた。

 この装置は「モルセレーター」といい、筋腫を細かく切った後で取り出す。学会が2011年~13年に実施された内視鏡で筋腫だけを取る手術1万3545件を調べたところ、手術後に初めてがんとわかったのは4件(0.03%)だった。米国での発見率は0.28%とされる。日本ではMRIなど手術前の検査がきちんと行われているためだという。

ウイルス運搬「風か人か」 デング拡大に専門家

共同通信社 2014年9月8日(月) 配信

 東京・代々木公園を訪れていない30代男性がデング熱を発症したことが5日、分かった。男性は代々木公園の北約2キロに位置する新宿中央公園で蚊に刺されたといい、専門家は感染者や風がウイルスを運んだ可能性を指摘している。

 浜田篤郎(はまだ・あつお)・東京医大教授は「代々木公園で感染した患者が数日後に新宿中央公園を訪れ、再び蚊に刺されたのかもしれない」と語り、感染者がウイルスを広げた可能性に言及した。

 厚生労働省も感染者がウイルスを運んだとみており、発症時期の違いから、代々木公園から新宿中央公園へウイルスが移動したと推測する。

 一方、長崎大熱帯医学研究所の平山謙二(ひらやま・けんじ)教授は「蚊が風で飛ばされるなどして移動した可能性がある」と話す。蚊の活動範囲は一般に半径50~100メートルとされるが、500メートルを移動することもあるという。風に乗った蚊が直接ウイルスを広げたかもしれない。

 平山教授は「どのように広がったのか、現時点でははっきりしない。周辺の調査を急ぐべきだ」と話す。さらに「これまで(行政は)蚊に対する意識が低すぎた」と国や自治体の対応にも注文を付けた。

富山化学工業の薬など検討 WHOエボラ熱専門家会議

共同通信社 2014年9月8日(月) 配信

 【ジュネーブ共同】ジュネーブで4日開幕したエボラ出血熱の治療方法に関する世界保健機関(WHO)の専門家会議は5日、2日目の協議に入った。富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が開発した未承認の治療薬「ファビピラビル」など8種類の薬と2種類のワクチンの有効性や安全性について検討を進めた。

 WHOが会議参加者に配布した資料によると、8種類の薬にはインフルエンザ治療薬として開発されたファビピラビルのほか、感染した米国人や英国人が投与を受け回復した開発段階の治療薬「ZMapp」などが含まれている。いずれも効果がある可能性があると指摘されている一方、安全性などについて確証は得られていない。

 会議は2日間の日程で、日本を含む世界各国から製薬業界や医療倫理の専門家ら計約200人が参加。エボラ熱の感染拡大が懸念される中、開発段階の治療薬やワクチンの使用促進につなげたい考えだ。

皮膚病続くと内臓に影響か 三重大、マウスで実験

共同通信社 2014年9月8日(月) 配信

 アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬(かんせん)など皮膚病が長期間続くと、動脈硬化や体重減少、内臓の機能不全などが生じる可能性があることを三重大のグループがマウスの実験で突き止め、5日までに米オンライン科学誌プロスワンに発表した。

 グループの山中恵一(やなまか・けいいち)准教授(皮膚科学)は「皮膚病を放置したり、不十分な治療しかしていなかったりするケースが多い。専門医に診てもらい、きちんと治してほしい」と話している。

 研究グループによると、乾癬にかかった患者は、そうでない人に比べて平均寿命が短いことや、心筋梗塞などになりやすいことが指摘されていたが、具体的なメカニズムは分かっていなかった。

 グループは、皮膚に炎症を起こすサイトカインというタンパク質が影響していると考え、生後、一定期間後に皮膚炎を起こすマウスを遺伝子操作で作って長期間観察。すると、動脈硬化や心臓の肥大化、脂肪細胞の燃焼による体重減少、肝臓や腎臓など臓器の機能不全が見られた。

 サイトカインの一種、「インターロイキン1」が過剰に分泌され、血液を通じて体内を循環したことで疾患が生じたと考えられ、これを抑制する抗体を投与すると、症状が改善したという。

C型肝炎新薬の服用 他の薬効かない恐れ

読売新聞 2014年9月4日(木) 配信

 C型肝炎の新薬を服用した患者の約2割に、複数の薬への耐性ができ、開発の進む同種の薬が効かなくなるリスクがあるとして、日本肝臓学会は、近く改定する治療指針で注意を喚起することを決めた。

 新薬はこのほど発売された飲み薬の「ダクラタスビル」「アスナプレビル」で、2剤を併用する。インターフェロンを使えない患者(約10-20万人)にも有効なのが特徴だ。ただ、ウイルスに特定の遺伝子変異のある患者が飲むと、他の様々な薬が効かなくなり、今後使える薬が制限される可能性が指摘されている。

 このため学会では、近く改定する治療指針で、肝がんになるリスクが低い患者には、遺伝子検査の結果次第では、現在承認申請中の別の新薬が承認されるまで使用を待つよう勧める。

 今月1日開かれた厚生労働省の肝炎治療戦略会議でも、新薬を専門医の指示の下で適切に使う必要性を確認。委員で武蔵野赤十字病院副院長の泉並木さんは「服用を決める前に、ウイルスの遺伝子変異の有無を調べることが望ましい」としている。

メキシコに127歳女性か 事実なら世界最高齢

共同通信社 2014年9月4日(木) 配信

 【ロサンゼルス共同】メキシコ中部ハリスコ州に127歳になるという女性がいることが分かった。女性の出生地、北東部タマウリパス州に誕生日を記した文書が保管されているという。地元メディアなどが2日までに報じた。事実なら世界最高齢だが出生証明書の原本はなく、信ぴょう性は不明。

 女性はレアンドラ・ベセラさんで1887年8月31日生まれだという。1910年にメキシコ革命が起きた時は23歳だった。5人の息子と孫数人は既に他界。耳が不自由で白内障も患っているが、会話をしたり動いたりできる。歯も丈夫でよく食べるという。

 ギネス・ワールド・レコーズ社が認定する世界最高齢は大阪市の大川(おおかわ)ミサヲさんで116歳。

子宮頸がんワクチン、副作用患者は脳障害か 原因は不明

朝日新聞 2014年9月4日(木) 配信

 子宮頸(けい)がんワクチンの接種後に長期的に痛みなどの症状を訴える事例が相次いでいる問題で、女性患者32人の髄液を調べたところ、脳に障害が起きている可能性があると、国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター副院長の高橋幸利医師が4日、金沢市で開かれた日本神経免疫学会学術集会で発表した。

 これまでに痛みなどの原因は明らかになっていない。高橋医師は、ワクチンとの因果関係は不明としたうえで、本来なら細菌やウイルスの侵入を防ぐ免疫に異常が生じ、自らの脳の機能に様々な障害を引き起こしている可能性を指摘した。北海道立子ども総合医療・療育センターとの共同研究結果として発表した。

 髄液を調べたのは、昨秋以降に両施設で検査・治療を受けた15~20歳の32人。接種して数カ月~1年以上たってから、痛みのほかに「視野が狭まる」「引き算ができない」「自分の名前や母親がわからない」「強い不安や恐怖感」といった多様な症状を訴える。32人の髄液と、接種をしていない10~40代女性の髄液を比較。32人からは、炎症などを起こす様々な免疫活性物質や、白血球からつくられる複数の抗体が、高い数値で検出されたという。

 高橋医師は「炎症を起こす物質が異常に多いと痛みに過敏になるという海外の論文が複数ある。接種後の痛みと関係があるかもしれない」と指摘する。

 また、接種をした患者の髄液から検出されたのと同じ種類の抗体を、健康なマウス5匹の脳に投与したところ、量を増やすほど、尾を上げる不安・恐怖の行動が強まった。高橋医師は「接種者に広くみられる不安や恐怖の症状は免疫異常が背景にある可能性もある」と推測する。

 厚生労働省の検討会は今年1月、接種後に多様な症状が出る原因として免疫反応や中枢神経疾患の可能性を否定し、「心身の反応」と結論づけた。副作用が起きる時期も「接種から1カ月以上経過して発症する例は、接種との因果関係を積極的に疑う根拠がないと考えられる」としていた。(斎藤智子)

国連、エボラ支援拡大要請

共同通信社 2014年9月3日(水) 配信

 【ニューヨーク共同】国連のエリアソン副事務総長は2日、国連本部で記者会見し、エボラ出血熱は「国連がこれまでに直面した健康問題の中で、最も深刻な難題だ。国際社会の連帯が問われている」と語り、感染地域への支援を拡大するよう加盟国に呼び掛けた。

 国連でエボラ熱対策を担当するナバロ調整官は、まん延を食い止めるには、感染地域での医療サービスの水準維持が重要だと強調。国際社会は医療スタッフや危機管理専門家の派遣を通じた貢献が可能だとの見方を示した。

 世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は、アフリカの一部の国が航空便を停止し、医療関係者らの渡航が難しくなっていると指摘。「感染国を孤立させるのは解決策ではない。適切な対応は(搭乗者の)検査を強化することだ」と述べ、冷静な対応を呼び掛けた。

防護服求め看護師スト エボラ熱、リベリア

共同通信社 2014年9月3日(水) 配信

 【ナイロビ共同】エボラ出血熱が猛威を振るう西アフリカのリベリアで、同国最大規模の病院に勤める看護師らが1日、防護服などの装備の支給や賃上げを求めてストライキを実施した。フランス公共ラジオが伝えた。

 看護師らの広報担当者は「流行が始まって以来、私たちは何の防護装備も身に着けずに働き、多くの医師が感染している」と深刻な現状を訴えた。

 リベリアなど感染地域の各国は医療体制がもともと脆弱(ぜいじゃく)で、スタッフの数だけでなく通常の医療器具すら不足している施設もあり、医師や看護師の感染が相次いでいる。

 世界保健機関(WHO)によると、エボラ熱の流行による死者は1500人以上。医療従事者の感染者は240人を超え、うち120人以上が死亡した。

若年層のがん、診断時の進行度高く 61万人を集計

朝日新聞 2014年9月2日(火) 配信

 胃がんや大腸がんなどの主要ながんで、若年層は診断時に最も進行した4期になっている割合がほかの年代より多いことがわかった。国立がん研究センターが、全国のがん診療連携拠点病院の2012年のデータをまとめた結果を発表した。

 がんセンターは、全国に397カ所ある拠点病院で12年にがんと診断されたか、他病院で診断されて受診した61万3377人について集計した。

 がんは進行度に応じて1期からもっとも進んだ4期まで4段階に分ける。39歳以下で診断時に4期とされた患者は胃がんでは27・9%、大腸がんでは20・3%だった。40代以上はいずれも20%未満だった。肝がんでの4期は39歳以下だけが30%を超え、33・1%だった。肺がんでは46・6%と高率で、90歳以上の50・8%を除けば40代以上はいずれも30%台だった。

 いずれも、早期の1期だった割合は40~80代に比べ低かった。

 がんセンターの堀田知光理事長は「若い患者のがんは進行が速いのが原因ではないか」と話している。若年層はこれらのがんの検診の対象外だが、体に異常を感じたらすぐ受診することが望ましいという。

 集計は07年分から始まり、6回目。年代別に進行度を集計したのは初めて。(鍛治信太郎)

エボラ熱の対策強化訴え 米疾病センター所長

共同通信社 2014年9月3日(水) 配信

 【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長は2日記者会見し、西アフリカのエボラ出血熱流行について「今後数週間で感染者数がかなり増加することが懸念される。流行を止めるために国際的な対策強化が今すぐに必要だ」と訴えた。

 フリーデン氏は先週、ギニア、リベリア、シエラレオネを訪れた。現地の医療スタッフや医療設備が不足しており、検査や診察を受けていないとみられる感染者が多いと指摘。流行地の隔離に伴う食料不足にも懸念を示した。

 CDCは70人以上のスタッフを対策支援のため西アフリカに派遣している。流行が長く続いてウイルスの遺伝子が変異し人から人に感染しやすくなる懸念について、フリーデン氏は「今のところ過去に流行したウイルスと伝染力の違いはみられない」と述べた。

 ホワイトハウスは2日、オバマ大統領が西アフリカの人々に向け、葬儀の際に死者に触れることを控えるよう呼び掛けるビデオを公開した。こうした風習が流行拡大につながったと専門家は指摘している。

 一方、米国の人道支援団体は2日、リベリアで活動中の米国人男性医師が新たにエボラ熱に感染したと発表した。

防護服求め看護師スト エボラ熱、リベリア

共同通信社 2014年9月3日(水) 配信

 【ナイロビ共同】エボラ出血熱が猛威を振るう西アフリカのリベリアで、同国最大規模の病院に勤める看護師らが1日、防護服などの装備の支給や賃上げを求めてストライキを実施した。フランス公共ラジオが伝えた。

 看護師らの広報担当者は「流行が始まって以来、私たちは何の防護装備も身に着けずに働き、多くの医師が感染している」と深刻な現状を訴えた。

 リベリアなど感染地域の各国は医療体制がもともと脆弱(ぜいじゃく)で、スタッフの数だけでなく通常の医療器具すら不足している施設もあり、医師や看護師の感染が相次いでいる。

 世界保健機関(WHO)によると、エボラ熱の流行による死者は1500人以上。医療従事者の感染者は240人を超え、うち120人以上が死亡した。

デング熱、国内感染は34人に 新たに12人の感染確認

朝日新聞 2014年9月2日(火) 配信

 熱帯地方に多いデング熱で、大阪や青森、山梨、東京の各都府県に住む男女12人で新たに感染が確認されたと、厚生労働省が2日、発表した。いずれも直近に海外渡航歴がなく、東京都立代々木公園やその周辺を訪れていた。厚労省は公園やその周辺でウイルスを持った蚊に刺されて、感染したとみている。いずれも容体は安定しているという。

 新たに感染が確認された12人の住所は、東京が7人、大阪が3人、青森と山梨が1人ずつ。8月14日から9月1日にかけて発症した。これで70年ぶりに確認されたデング熱の国内感染は計34人となった。

     ◇

〈デング熱〉 デングウイルスによる感染症で、感染者の血を吸ったヒトスジシマカなどの蚊が媒介する。人から人に直接には感染しない。感染後3~7日で38度以上の高熱や頭痛などの症状が出て、1週間程度で回復することが多い。患者の1~5%では重症化することがある。海外旅行の帰国後に発症するケースは毎年200例程度報告されている。

##代々木公園では、アジアの食品や物産のイベントが6,7月にも解されているから、
そこで、熱帯しまかが持ち込まれたかデング熱に感染した人が入っていたのではないのか。

(時時刻刻)デング熱、なぜ急増 複数の蚊が媒介か

朝日新聞 2014年9月2日(火) 配信

 デング熱の国内での感染者が増えている。厚生労働省は1日、計22人確認されたと発表した。いずれも8月中に東京・代々木公園とその周辺に行った人で、厚労省は感染は限定的とみる。しかし、感染者は今後さらに増える可能性がある。ウイルスを媒介するヒトスジシマカの生息域は地球温暖化の影響で広がっており、予断を許さない。▼1面参照

 「数匹か数十匹か分からないが、(ウイルスを持つ蚊が複数)存在するようになり、その後(代々木公園内に)入った人を刺してうつる事態になった」

 東京・霞が関の厚労省で1日に開かれた記者会見。感染者が一気に増えた理由について、中嶋建介・感染症情報管理室長は話した。

 デング熱は人から人へは直接に感染せず、蚊を媒介してうつる。蚊の行動範囲は半径50~100メートルほど。ウイルスを持つ蚊が1匹だけでは、これだけの感染者が出るのは考えにくい。ヒトスジシマカは2~3日おきに吸血し、集団で襲う。厚労省は、海外で感染し日本に入国した人を複数の蚊が刺し、感染が広がったとの見方を示した。

 当初感染が確認された3人が刺された場所は渋谷門付近と特定された。東京都によると、新たに感染が確認された人は、ジョギングや散歩などで公園を利用していた。厚労省によると、公園周辺の歩道を通っただけの人もいるという。

 TBSは1日、情報番組「王様のブランチ」の女性リポーターでタレントの青木英李さん(25)と紗綾さん(20)が、公園でロケ中にデング熱に感染した疑いがあると明らかにした。

 紗綾さんの所属事務所によると、紗綾さんはロケ翌日の8月22日、「両足を32~33カ所蚊に刺された」と話していた。27日に熱が出て、病院で風邪と診断され解熱剤を飲み熱が下がった。ところが、29日夜に再び発熱。「目の奥が痛い」と訴えたため、30日に別の病院へ行きデング熱に感染した疑いがあることがわかった。青木さんも27日に体調不良を訴え、39・8度の高熱が出た。デング熱と診断されて入院した。2人は厚労省が発表した22人には含まれていない。

 ただ、代々木公園といっても約54ヘクタールもの広さがある。新たな感染者が公園のどの辺りで蚊に刺されたのかはわからない。厚労省の中嶋室長は「公園のどこに(ウイルスを持つ蚊がいる)スポットがあるのか、特定は非常に難しい」と述べるにとどまった。

 このため東京都も1日、蚊の追加駆除は見送った。ヒトスジシマカはやぶの中で生息し、公園のような環境を好む。代々木公園は外国人や帰国者も含めて多くの人が訪れる。東京都は利用者に蚊に刺されないように注意喚起し、蚊の発生を抑えるため噴水池の水抜きや側溝の清掃を始めた。

 ■海外で感染、流入加速

 国内でデング熱に感染する恐れは、専門家の間では以前から指摘されていた。海外からウイルスが入るケースが増え、ウイルスを媒介するヒトスジシマカも広く生息しているからだ。

 1940年代前半の流行は、戦地から帰国した兵士がウイルスを持ち込んだとされる。戦後、衛生状態が改善されたことなどもあり、国内での感染は確認されなくなった。

 しかし、最近は海外で感染し帰国後に発症した人が200人を超す年が相次ぐ。厚労省の担当者は「今までも水面下で(地域限定の)小流行があったかもしれない」と話す。

 ただし、これから全国で多くの患者が出る可能性については、国立感染症研究所(感染研)の西條政幸ウイルス第一部長は「想定できない」と否定的だ。

 蚊の寿命は30~40日程度。ヒトスジシマカは10月末ごろには死に、ウイルスが次世代に引き継がれることもない。

 感染研の高崎智彦ウイルス第一部室長は、年中流行しているアジアなどのような「定着」はないとみる。一方で、蚊が活動する5~10月ごろには、持ち込まれたウイルスによって再び国内で感染する患者が出てもおかしくないという。

 また、感染研の資料によると、ヒトスジシマカの分布は1950年は栃木県北部周辺が北限だったが、2000年に秋田、10年には青森の一部に広がっている。このまま温暖化が進むと2100年には北海道まで広がるとの予測もある。

 ■高熱・頭痛、大半は自然回復

 デング熱は感染しても半数以上は発症しない。残りは、感染後3~7日ほどで38度以上の高熱や頭痛、筋肉痛などインフルエンザのような症状が出る。赤い小さな発疹が体に出ることも多い。

 通常は1週間ほどたてば自然に回復する。一方で、発症者の1~5%ほどが、吐血や血尿などが出る「デング出血熱」になる。大人より子どもに多く発症する。

 原因のデングウイルスには四つの型がある。今回見つかったのは今年アジアで流行している型。一度感染すると免疫ができ、同じ型には感染しにくくなるが、別の型に感染すると重症化する率が高まるという。ただ、日本で発症し、治療を受けた人で死亡した例は戦後確認されていない。

 ワクチンはなく、蚊に刺されないようにするしか予防法はない。蚊の多い場所では肌の露出をなるべく避け、虫よけ剤を使う。後で日焼け止めを塗ると効果が薄れる。併用するときは虫よけ剤を最後に使う。

 ■デング熱の国内感染患者(9月1日現在)国立感染症研究所まとめ

 年齢・性別〈居住地〉 発症日(8月)/代々木公園に行った日(8月)

   *

10代・女性〈埼玉県〉  20日/11、14、18日

20代・男性〈東京都〉  24日/未確定

20代・女性〈埼玉県〉  18日/1、4、6、8、11、14、18日

10代・男性〈埼玉県〉  16日/9、10日

50代・男性〈千葉県〉  27日/15~18、21、23~25日(公園周辺に行った)

50代・男性〈東京都〉  25日/毎日

10代・男性〈東京都〉  24日/20日ごろ

40代・女性〈東京都〉   不明/18日

30代・女性〈東京都〉  24日/毎日

20代・男性〈東京都   17日/10日ごろ

10歳未満・男児〈東京都〉21日/16日

10代・男性〈東京都〉  18日/11日

30代・女性〈東京都〉  23日/10日

40代・女性〈東京都〉  28日/20日

30代・男性〈東京都〉  22日/17日

20代・男性〈東京都〉  16日/9、10日

20代・男性〈東京都〉  25日/20日

30代・男性〈東京都〉  24日/17日

10代・女性〈茨城県〉  23日/16~18日(公園周辺に行った)

10代・女性〈神奈川県〉 23日/16~18日(公園周辺を通った)

20代・男性〈神奈川県〉 25日/18日

10代・男性〈新潟県〉  24日/20日(公園周辺を通った)

糖尿病、世界で急増 4億人迫る、国際団体試算 新興国でも拡大 加糖飲料に課税も

共同通信社 2014年9月2日(火) 配信

 【ジュネーブ共同=田中寛】糖尿病が世界で急増している。各国の糖尿病関連団体でつくる国際糖尿病連合(IDF)によると、2013年の世界の糖尿病人口(20~79歳)は3億8200万人で、1億9400万人だった03年から倍増。35年には5億9200万人に達する見込みだ。経済成長に伴い中国やインド、アフリカでも年々深刻化しており、欧米では糖尿病や肥満の対策として糖分を多く含んだ清涼飲料などに課税する動きも出始めている。

 IDFによると、糖尿病人口の約80%は中低所得国の人々。13年は1位が中国でインド、米国と続き、日本は10位だ。35年までに中国では約1・5倍、インドで約1・7倍に、サハラ砂漠以南のアフリカでも倍増する見通し。13年の糖尿病による世界の死者は510万人で、喫煙による死者約600万人に迫る。低所得国では資金不足で治療を受けられない患者も増えると懸念される。

 世界保健機関(WHO)は13~20年の「行動計画」で、糖尿病を含む非感染症の死者を25年までに25%削減する目標を掲げている。国連のデシューター特別報告者(食料問題担当)は今年5月、高カロリーで栄養バランスが悪いジャンクフードなど不健康な食品は「たばこより大きな健康上の脅威」と警告、規制を急ぐよう各国に促した。

 メキシコは糖分を含む清涼飲料やファストフードなど高カロリー食品への課税を今年1月から開始。清涼飲料への課税はフランスやハンガリーでも既に導入されている。

 米メディアによると、カリフォルニア州では2月、州内で売られる糖分を多く含んだ清涼飲料や栄養ドリンクなどに「肥満や糖尿病、虫歯の原因になります」との警告文掲載を義務付ける法案が提出された。6月に州議会で否決されたものの、票差はわずかだった。

 サンフランシスコ市では7月、加糖飲料に課税する条例の賛否を11月の住民投票で問うことが決まった。

 大手清涼飲料メーカーは「清涼飲料だけをやり玉に挙げるのは不公平」と強く反対。飲み物に加える砂糖の量は以前より減らしていると説明するなど防戦に躍起だ。

 ※糖尿病

 体内ホルモンのインスリンが不足したり、うまく働かなかったりして血液中のブドウ糖の濃度が高くなる病気。遺伝的な要因のほか、食べ過ぎや運動不足などが引き金となって起こるため、生活習慣病の代表例の一つに挙げられる。視力低下や失明を招く網膜症や、腎臓障害などの合併症を引き起こす危険性もある。のどの渇きや疲れやすいなどの症状もあるが、多くは自覚症状がない。

日本調査では950万人 増加傾向続く

共同通信社 2014年9月2日(火) 配信

 政府が5年ごとに実施している「国民健康・栄養調査」の2012年版によると、治療を受けている「糖尿病が強く疑われる人」は約950万人で、1997年の調査開始以来、一貫して増加傾向にある。

 「予備軍」となる「糖尿病の可能性を否定できない人」を合わせた推計値は2050万人で、こちらは前回07年の調査(2210万人)との比較で初めて減少に転じたものの、依然として高い水準にある。

 糖尿病は脳梗塞や心筋梗塞などの病気の原因となる。血管に直接ダメージを与えるため、筋肉に栄養を送る効率が悪くなり、エネルギー消費が滞ることでさらに血糖値が上がるという悪循環に陥る。

 専門医は、血糖値が高い人には早めに治療を開始するよう呼び掛けている。また、摂取カロリーの管理や毎日の運動で予防を勧めている。

デング熱感染者、新たに19人確認…渡航歴なし

読売新聞 2014年9月1日(月) 配信

厚生労働省は1日、デング熱の国内感染者が新たに19人確認されたと発表した。

 居住地の内訳は東京都、千葉県、茨城県など。いずれも海外渡航歴はなく、東京・代々木公園やその周辺に立ち寄るなどしていた。約70年ぶりの国内感染者が判明した先月27日以降、国内感染者は計22人。

タレント2人がデング熱か

共同通信社 2014年9月1日(月) 配信

 TBSは1日、情報番組「王様のブランチ」でリポーターを務めるタレントの青木英李(あおき・えり)さん(25)と紗綾(さあや)さん(20)がデング熱に感染した疑いがあると明らかにした。2人は現在治療中という。

 同局によると、2人は8月21日に東京・代々木公園でロケを行った際、蚊に刺されたとみられる。

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