町田の鍼灸(ハリキュウ)マッサージの治療院です。肩こり、腰痛からギックリ腰寝違いなど痛みの改善あらゆる体の不調和、歪みの改善に努力しています。

最新医療情報Ⅳ

最新医療ー情報

米、医療事故7人に1人 高齢者、月1万5千人死亡

2010年11月17日 提供:共同通信社

 【ワシントン共同】米国の病院に入院した高齢者の7人に1人が投薬ミスや手術中のミス、院内感染などの医療事故の被害を受け、月に推計約1万5千人が死亡しているとする調査報告書を16日、米厚生省の行政監視機関である監察官事務所が発表した。

 同事務所は「驚くべき割合だ」としており、政府は対策強化が求められそうだ。

 同省の調査チームが、2008年10月に米国の高齢者向け公的医療保険(メディケア)を利用して退院した780人を対象に調査。その結果、入院患者の13・5%に相当する月間約13万4千人が医療事故によって健康被害を被り、うち約1万5千人が死亡したと推計された。44%は適切な対策をとっていれば、防ぐことができた事故とみられるという。

 医療事故により入院期間が長引くなどして、保険の支払額は08年10月だけでも3億2400万ドル(約270億円)増えたとしている。

(山形)県が感染性胃腸炎警報 大部分はノロウイルスか

2010年11月17日 提供:読売新聞

 県保健薬務課は16日、県内全域を対象に感染性胃腸炎警報を発令した。感染例の大部分は感染力の強いノロウイルスによるものと見られるという。

 8-14日に県内で689件の感染が報告され、国立感染症研究所が定める警報レベルとなる「1医療機関当たり1週間で20人以上」の発症を確認したことによる措置。ノロウイルスは手や食品を介して口から感染するが、感染すると、吐き気や下痢の症状が出て、幼児や高齢者では重症化する場合がある。嘔吐(おうと)物や便に大量の菌が含まれているほか、除菌がほかの菌と比べ難しく、感染力も強いため、高齢者施設や幼稚園、保育園などで感染が広がる可能性が高い。

 同課によると、室内の除菌に使う除菌液は、市販の台所用塩素系漂白剤の原液5-20ミリ・リットルに1リットルの水を加えて作ることができる。手洗いだけでは完全な除菌は難しいため、室内の消毒を徹底することが必要。食材からも感染するため、十分な加熱も呼びかけている。

 同課は「今年は早くから感染が増え始めた。消毒の徹底を」としている。

社会保障カバー率20% ILO報告書

2010年11月17日 提供:共同通信社

 【ジュネーブ共同】国際労働機関(ILO)は16日、世界の労働人口とその扶養家族のうち、年金や失業給付、医療保険といった社会保障制度で支援を受けているのはわずか約20%との報告書を発表した。

 先進国と途上国の間での格差も大きく、労働者の収入が高い国では65歳以上の75%が何らかの年金を受け取っている一方、収入が低い国では年金受給者は20%に満たない。

 また、労災や労働に関係する疾病に対して法的な補償を受けられる労働者は世界全体で30%未満という。

 ILOは経済危機の際には社会保障制度が重要な役割を担うと指摘。財政赤字削減を目的に社会保障予算を減らせば、景気回復が著しく遅れる恐れもあると警告している。

出産一時金、42万円維持へ 直接支払制度も継続 11年度以降、厚労省方針

2010年11月16日 提供:共同通信社

 厚生労働省は15日、公的医療保険から妊産婦に支給される出産育児一時金について、来年3月までとしていた4万円上乗せの暫定期間を延長し、同4月以降も現在と同じ42万円の支給額を維持する方針を社会保障審議会の部会に示した。

 妊産婦がいったん費用全額を支払わなくて済むよう導入された、保険の運営主体から医療機関への一時金の「直接支払制度」も継続する。ただ、出産が年200件以下の小規模な診療所や助産所に限っては、支払いまでの期間が短くなる「受取代理制度」も認める。

 出産一時金は昨年10月、38万円から42万円へ増額されたが、来年3月までの時限措置となっている。通常の出産は保険が適用されない自費診療。

 厚労省の調査で、赤ちゃん1人当たりにかかる出産費用が平均47万円強と一時金を上回っていることが判明。保険財政の悪化から支給額引き上げは困難で、現状維持となった。厚労省は、健康保険組合などに対し公費(税金)による支援も検討するとしている。

 また、直接支払制度の導入で出産から支払いまでの期間が2カ月近くと長くなったことから、医療機関の経営を圧迫しないよう、小規模な診療所などは支払制度を選択できるようにする。受取代理制度を選べば、出産前から手続きを始めることで支払いまでの期間がより短縮できる。

出産手当と育児給付統合 給付対象など実現に課題

2010年11月16日 提供:共同通信社

 政府は15日、2013年度からの導入を目指す新育児施策「子ども・子育て新システム」で、出産、育児中の所得保障として、現在は健康保険組合などの被用者保険から支給されている出産手当金と雇用保険から支給されている育児休業給付を一本化する素案を公表した。

 ただ、現在双方の制度の対象外となっている人の扱いをどうするかなど検討課題が多く、実現には曲折が予想される。

 素案では、出産で休業している間の現金給付を健康保険の枠組みから外出しすることなどで、給付額の拡充がしやすくなるとのメリットを指摘。申請先も一本化される。支給の主体として(1)市町村(2)被用者保険(3)雇用保険(窓口はハローワーク)-の3案を併記した。

 一方、現在、被用者保険や雇用保険に加入していない勤め人や、どちらの保険にも加入していない自営業の人たちを支給対象にするかなどについては、今後の検討課題とされた。

 また、業務を移管することで、巨額のシステム費用が生じることや、事務処理に必要な人員の確保の在り方についても、対応策は明示されていない。

障害者支援法改正で合意 今国会で成立へ 保険料後納法案も修正

2010年11月16日 提供:共同通信社

 衆院厚生労働委員会の民主、自民、公明の3党理事は16日、障害福祉サービスの利用者負担を「応益負担」から「応能負担」に変更する障害者自立支援法改正案で合意した。また、国民年金未納保険料の事後納付期間を延長する「年金確保支援法案」についても、過去10年分の保険料を3年間の時限措置で納められるようにする修正で一致した。

 両法案とも、17日にも委員会で3党の賛成多数で可決される見通し。与野党間では、両法案について、今国会で処理することで基本的に一致しており、国会終盤で中国漁船衝突事件に絡む閣僚の問責決議案処理などで混乱しない限り、成立する可能性が高まった。

 自立支援法改正案は、委員長提案の形とし、障害福祉サービスについて利用量に応じた負担から、所得に応じた負担への変更など、先の通常国会で廃案になった法案と同様の内容。仕事をしながら少人数で暮らすグループホームやケアホームの障害者に対する家賃助成を新設する。政府は2013年8月までに自立支援法を廃止し新法を制定する方針で改正案はそれまでの「つなぎ」の位置付け。

 通常国会でも改正法案が衆院を通過したが、参院本会議で成立する寸前で、鳩山由紀夫首相(当時)の退陣表明で本会議が取りやめとなり、参院選を迎えたため廃案となった。

 「年金確保支援法案」は、公的年金制度が原則25年以上保険料を納めないと受給資格を得られず、納付額や期間に応じて将来の年金額が変わるため、無年金・低年金者を減らすのが狙い。確定拠出年金の加入資格年齢引き上げなども盛り込まれている。

インフルエンザ 群馬・前橋で学級閉鎖 今季初

2010年11月16日 提供:毎日新聞社

インフルエンザ:前橋で学級閉鎖--今季初 /群馬

 前橋市保健所に15日入った連絡によると、市立時沢小学校(児童数582人)が16-18日、4年生の1クラスを学級閉鎖する。児童32人中10人が欠席し、このうち3人の簡易検査でインフルエンザB型ウイルスが検出された。他の児童からも発熱やせきの症状が見られるという。

 同保健所によると、同市内でインフルエンザによる学級閉鎖は今季初めて。例年より10日ほど早く、同保健所は「流行が早まる可能性があり、うがいなどの予防対策を心がけてほしい」と呼びかけている。【鈴木敦子】

社会保障給付費、94兆円 08年度、失業増で伸び大

2010年11月15日 提供:共同通信社

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は12日、2008年度の年金や医療などの社会保障給付費は94兆848億円で、過去最高を更新したと発表した。前年度に比べ2兆6544億円、2・9%の増加で、伸び率は01年度(4・2%)以降では最も大きかった。

 同研究所は「08年秋のリーマン・ショックに伴う失業給付の増加や、障害福祉サービスの拡充が全体を押し上げた」と分析している。

 社会保障給付費は医療や介護などで本人負担を除き、公費(税金)や保険料で賄われる費用。国民所得に対する比率も過去最高を更新し、26・8%となった。前年度から2・6ポイントと近年では大幅に増えたが、国民所得自体が7・1%減少したことが大きな要因。

 機能別に見ると、失業給付が5・2%増、障害福祉が7・1%増。全体に占める構成割合は、年金が52・7%、医療が31・5%、介護や生活保護など福祉その他が15・9%だった。

 高齢者関係が全体の69・5%を占めた。国民1人当たりの給付費は73万6800円。

 収入の内訳は、保険料が56・6%、公費が32・2%など。

衛生状態の改善で年間240万人を救える 米英科学者が研究結果発表

2010年11月16日 提供:共同通信社

 [ロンドン・ロイター=共同] 1月に大地震があったハイチで900人以上がコレラで死亡し発展途上国の衛生問題が大きくクローズアップされているが、米英の科学者は15日、途上国の衛生状態を改善すれば多くの人の命を救うことができるとする研究結果を相次ぎ発表した。

 米科学者グループが発行する医学誌「パブリック・ライブラリー・オブ・サイエンス(PLoS)」によると、世界の総人口の約20%に当たる26億人はトイレが使えず屋外で排便しており、こうした人々の3分の2はアジアおよびサハラ以南のアフリカ諸国で生活している。同誌また、良好な衛生環境の中で生活している人は先進国では99%なのに対し、途上国では53%に過ぎず、先進国と途上国の格差が大きいとしている。

 一方、英科学者グループが発行する医学誌「ロンドン・スクール・オブ・ハイジーン&トロピカル・メディシン」は、世界全体の疾病による死者の7%以上は不衛生な環境と飲料水が原因となっているとし、こうした問題を解消すれば世界全体で年間約240万人の命を救うことができると指摘した。

小学校でノロ集団感染

2010年11月15日 提供:共同通信社

 奈良県は12日、同県平群町立平群北小学校で、計44人の児童や職員がノロウイルスに集団感染した疑いが強いと発表した。

 県によると、5~12日、児童42人と職員2人が腹痛や嘔吐(おうと)、下痢などの症状を訴え、検便を実施した児童4人からノロウイルスを検出。腹痛や嘔吐の激しい児童1人が入院したが、そのほかの児童らは軽症だった。

 同校は12日、感染者が多い1クラスを学級閉鎖した。

インフルエンザ患者増加…3週連続、「A香港型」多く

2010年11月13日 提供:読売新聞

 国立感染症研究所は12日、全国約5000医療機関を対象にしたインフルエンザの定点調査で、最新の1週間(1-7日)の新規患者数が1医療機関当たり0・2人となり、3週連続で増加したと発表した。

 流行開始の目安とされる1人には達していないが、今シーズンは季節性のA香港型ウイルスの検出が多く、新型インフルエンザとA香港型が両方流行する可能性がある。

 都道府県別では北海道が1・5人で最も多く、次いで徳島0・87人、沖縄0・6人。検出されたウイルスは、最近5週間ではA香港型が約75%、新型は約21%で、残りがB型だった。

 A香港型は、高齢者が感染すると重症化することが多く、特に高齢者施設での感染対策が必要とされる。今月6日には、秋田県北秋田市の病院でA香港型による集団感染が判明し、入院患者8人が死亡した。

 厚生労働省は「まだ本格流行とは言えないが、昨年と同様に手洗いやワクチン接種などの対策を取ってほしい」と呼びかけている。

提供卵子で出産、年間100人以上…慶大推計

2010年11月13日 提供:読売新聞

 自分の卵子で出産を望めない女性が卵子の提供を受けて出産するケースが増加し、年間100人以上が誕生しているとみられることがわかった。

 調査した慶応大医学部産婦人科が、徳島市で12日まで開かれた日本生殖医学会で発表した。

 卵子提供について国内の法整備は進んでおらず、ごく一部の医療機関でしか行われていないため、海外で治療を受けるケースが増えている。野田聖子元郵政相が8月、米国で卵子提供を受けて妊娠したことを公表して話題になった。

 調査は全国の主要病院を対象に行い、104施設が回答。卵子の提供を受けて出産した女性は2008年までの5年間に21施設で23人いた。出産時の年齢は55歳が最高で、平均45・6歳。年別では04年1人、05年2人、06年4人、07年7人、08年9人だった。国内の出産数をもとに推計すると、提供された卵子で生まれる子供は年間100人以上に上るという。

働く女性に合わせ進化 ナプキン新事情/上

2010年11月8日 提供:毎日新聞社

ナプキン新事情:/上 働く女性に合わせ進化

 紙ナプキンが製品化され、来年で半世紀を迎える。女性の社会進出などを受け製品が進化する一方で、布ナプキンの普及など新たな動きもある。最近のナプキン事情を2回にわたり紹介する。【清水優子】

 ◇80年代から新素材次々 吸収力や快適性アップ

 花王は8月、78年発売の「ロリエ」ブランドから新製品「スピードプラス」を発売した。10年がかりで開発した新素材を使い、経血の吸収スピードが同社の従来製品に比べ2倍になった。

 同社が09年に実施した消費者への調査(回答者526人)では、約4割が「1回の生理期間中に1度以上漏れた経験がある」と回答。購入時に重視するポイントとして「吸収力・漏れ防止」を挙げる人が多い。サニタリー事業グループのシニアマーケター、原岡理映さん(38)は「働く女性が増え、仕事の都合などでナプキンを替えたい時にトイレに行けないことが多いのでは」とみる。

 同社によると、女性は平均的に12歳で初潮を迎え、49歳で閉経する。「一生の生理日は合算すると8年にも及ぶ。より快適に過ごせる製品が求められている」と原岡さん。

 「ウィスパー」ブランドを展開するP&Gも4月、「高い吸収力と漏れ防止」に重点を置いた「ふっくらスリム」を発売。「一定の長さや厚さがある安心感」を求める人が多いことに応えた。同社は「新開発の特殊シートで、多い日の粘度の高い経血も真ん中できちんと吸収します」と説明する。

     *

 一方、付け心地などの改善に取り組むメーカーも。大王製紙が3月発売した「Megami」は、歩いたり足を組んだ時に違和感がある足の付け根部分などを「体の動きに合う理想的な形」(同社)にカットした。「働く女性は1日平均3キロ歩き、ナプキンは約1000回動く。お尻の動きにフィットするよう工夫した」という。

 ユニ・チャームが07年から発売する「はだおもい」は肌に密着することで生じるかゆみの解消を目指した。同社が09年、1000人に尋ねた調査では約4割が「生理中にかゆみを感じる」と回答。グローバルマーケティング本部の池田あゆみさん(28)は「ナプキン表面を波形にして肌に触れる面積を従来製品の半分に、肌に付く経血を10分の1に減らしました」と言う。

     *

 「生理用品の45年の軌跡」(ふくろう出版)などの著書がある日本赤十字北海道看護大の小野清美教授(母性看護学・助産学)によると、日本では1938年、ナプキンより先にタンポンが販売された。戦時下で脱脂綿が使えなくなると製造中止になったが、その後復活し、48年に厚生省が「医療用具」に指定した。

 それ以前はナプキン状の布をひもなどで腰に固定する「月経帯」がよく使われた。一方で、脱脂綿やぼろ布、新聞紙、和紙などを当てたり膣(ちつ)内に詰めて処理する人も多く、膣を傷つけ医師を受診する女性も少なくなかった。

 そして61年、最初に製品化された紙ナプキン「アンネナプキン」(アンネ社)が発売される。当時は12個入り100円。旧国鉄の初乗り運賃が10円の時代には高価だった。その後、各社が参入して価格が低下すると、使いやすさもあり一気に普及。80年代以降、新素材などが次々と開発された。現在タンポンを販売しているのは、国内主要メーカーの中ではユニ・チャーム1社しかない。

     *

 だが、紙ナプキンの生産量は徐々に減っている。社団法人・日本衛生材料工業連合会によると、90年代前半に年間約100億枚に達したが、2008年は約74億枚。同会は「品質の向上で1枚当たりの装着時間が長くなったのも一因では」と分析する。

 小野教授は「紙ナプキンは、大きさや薄さなどのラインアップはほぼ出そろった感がある。今後は使用後の処分時によりダイオキシンを出さないなど、製品のエコ化が求められそうだ」と話す。

難病患うルイス選手、小学4年・大西結菜さんと三重・志摩でゴルフプレー後に対面

2010年11月7日 提供:毎日新聞社

ゴルフ:難病患うルイス選手、小学4年・大西結菜さんと志摩でプレー後に対面 /三重

 ◆「脊柱側わん症」患う女子プロゴルファー、ステーシー・ルイス選手

 ◇兵庫の大西さん「同病に勇気出た」

 背骨が左右に曲がる原因不明の病気「脊柱(せきちゅう)側わん症」を患いながらプレーを続ける女子プロゴルファー、ステーシー・ルイス選手(25)=米国=が6日、同じ病を抱える小学4年生の少女と対面し、「病気を抱えていても、できないことはない。しっかり前を向いて人生を歩いてほしい」と励ました。【和田崇】

 ルイス選手は志摩市阿児町の近鉄賢島カンツリークラブで開催中の「ミズノクラシック」に出場。兵庫県西宮市の大西結菜さん(10)が応援に駆けつけ、対面が実現した。ルイス選手が11歳で脊柱側わん症と診断されたのに対し、結菜さんは8歳の時に病気が分かり、矯正器具で治療を続けてきた。父・隆成さん(38)がルイス選手の存在をインターネットで知り、大会主催者のミズノを通じて面会を申し出た。

 この日、前半9ホールをルイス選手に付いて回った結菜さんは「同じ病気とは思えないほど、はつらつと堂々プレーする姿にびっくりした」という。最終日を前に2位に浮上したルイス選手は18ホールを回り終えた後、結菜さんと対面。「チャレンジすることが大切。私も周囲からゴルフは続けられないと言われたが、それが間違いだったと証明した」とアドバイスした。

 結菜さんは「とても勇気が出た。治療も頑張ろうと思った」と感動した様子。体のゆがみから思い通りに動けず、大好きなバレエも中断している結菜さんだが、「もう一度頑張ってみようかな」。ルイス選手から「ゴルフはどうかな」と振られると、「でも、ゴルフもいいかな」と小さく笑った。

〔三重版〕

医師で剣士で28歳しかもイケメン…全日本8強

2010年11月8日 提供:読売新聞

 3日に行われた剣道の全日本選手権(読売新聞社など後援)で、唯一医師で出場した乗本志考(のりもとしこう)四段(28)(鳥取・山陰労災病院)がベスト8まで勝ち進んだ。

 出場した64選手中56選手が警察官という中での快挙に、「自分でもびっくり」と充実した表情を見せた。

 4年連続の出場だったが、過去3回はすべて1回戦負け。「ずっと勝てず、周りからしたら鳥取のレベルを下げていると申し訳なかったし、結果を出さないといけなかった。とにかく集中力を高めた」。1回戦は延長を24分近く戦った末、メンを決めて初勝利。これで勢いに乗ると、2、3回戦も延長戦で勝利した。「本当はバンバン打ち込みたいけど、技数が少ないので」と、間合いを取りながら相手のすきをつく慎重な試合運びが光った。

 両親と姉も医師で、小さい頃から医学の道を志した。一方、小学1年から始めた剣道にものめり込んだ。現在は麻酔科医として勤務。空いた時間を見つけては母校の鳥取大や地元の道場で練習に励むが、けいこは不定期だ。3時間できる時もあれば、1時間に満たない時もある。「どちらも中途半端と言われれば、そうかもしれない」と両立に苦しむが、「剣道は自分のアイデンティティー。剣道がなければ自分じゃない。剣道で分からないことがたくさんあるので、もっと知りたい」と乗本。4回戦で敗れたが、大舞台で結果を残した「医師剣士」の意欲はさらに高まったようだ。(田中誠之)

温泉浴のハードル Dr.中川のがんから死生をみつめる/81

2010年11月7日 提供:毎日新聞社

Dr.中川のがんから死生をみつめる:/81 温泉浴のハードル

 一神教の神が約束する「死後の世界」の不在は、日本人の「現世重視」につながっています。そのことが、がんの医療においては、延命重視と緩和ケアの軽視の背景にあるように思います。

 一方、自然を愛する日本人に特有の癒やしの場があります。この季節、ますます恋しい温泉です。乳房切除を受けた乳がん患者の皆さんを中心として、「1・2の3で温泉に入る会」という患者会が各地で作られているくらいです。

 実は、乳房全摘を受けた方以外でも、温泉に入りにくいというがん患者の皆さんはたくさんいます。温泉の「禁忌症」に「悪性腫瘍(しゅよう)」があるからです。

 「温泉法」では、温泉施設が、温泉の成分や適応症、禁忌症などを見やすく掲示することを義務付けています。そして、この禁忌症は、1982年に出された環境庁(当時)自然保護局長通知で定められ、急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、重い心臓病、妊娠中(特に初期と末期)などと並んで、悪性腫瘍も挙げられています。「がんに効く」と多くの患者に人気の玉川温泉(秋田県)も、悪性腫瘍は禁忌症の一つになっています。

 たしかに、外科手術、化学療法、放射線療法を受けたばかりの人には、温泉は勧められません。しかし、治療を終えて体調のよいがん患者の皆さんにとって、適度な温泉浴が悪いはずはありません。がんを治す効力はないとしても、リラックス効果などプラス面が大きいと言えるでしょう。

 がんは、「完治」と太鼓判を押すことが難しい病気です。実際、乳がんの場合、治療後20年以上たってから再発することもあります。再発の不安を抱える患者さんにとって、医学的な強制力を持つものではないとしても、「禁忌症」としてがんがリストに掲載されていることは、大きな心理的なハードルになります。

 現在、環境省と関連学会を中心に、この局長通知の見直しを進めています。日本人の半数が、がんになる時代です。がん患者さんが、安心して温泉を楽しめるように適切な改訂が行われることを願っています。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)

ストレス原因、中高年に増加 頭痛/1 あなたの処方せん/25

2010年11月8日 提供:毎日新聞社

あなたの処方せん:/25 頭痛/1 ストレス原因、中高年に増加

 川崎市の男性会社員(46)は約1カ月前から、毎日のように頭痛に襲われるようになった。後頭部が締め付けられるような痛みが一日中続き、「ひどい時は脳が固まった感じになる」。時には目まいも起こり、仕事に集中できなくなった。

 管理職でパソコンに向かう時間が長い。約半年前から忙しくなり、部下との人間関係も悪化、ストレスが増した。目の疲れや肩こりがひどくなり、やがて頭痛が始まった。「仕事帰りに酒を飲む時や休日は痛みがない」というが、「脳の病気かもしれない」と心配になり10月末に診療所を受診したところ、「緊張型頭痛」と診断された。

 頭痛にはさまざまなタイプがある。二日酔いなどの頭痛は生体反応による一時的な症状。一方、定期的に起こり、検査で脳の異常が見られない頭痛を「慢性頭痛」と呼ぶ。慢性頭痛は主に、緊張型頭痛▽片頭痛▽群発頭痛の3種類。日本人に最も多いのが緊張型頭痛で、北里大研究班の全国調査(97年)によると、15歳以上の2割強が持つ。

 緊張型頭痛は主にストレスによって起こると考えられている。無理な姿勢を長時間続けると、肩や首、後頭部の筋肉がこって血行が悪くなる。筋肉内に乳酸などの疲労物質がたまり、これが神経を刺激して頭痛を招く。精神的ストレスによる神経の緊張が続いた場合も、痛みを調節する脳の機能がうまく働かなくなって頭痛が表れる。

 日本頭痛学会の坂井文彦理事長(埼玉精神神経センター)は「近年はパソコンを使う時間が長く、中高年を中心に緊張型頭痛の人は増えている。こまめに首や肩をほぐし、場合によっては抗不安薬などを服用した方がいい」と話す。(福永方人が担当します)=つづく

………………………………………………………………………………………………………

 ■主な慢性頭痛

 ◇緊張型頭痛

 頭が締めつけられるような痛みが毎日のように起こる。

 ◇片頭痛

 主に頭の片側が脈を打つように強く痛む。痛みは月1回~週2回程度起こり、4~72時間続く。

 ◇群発頭痛

 目の奥をえぐられるような激痛が年1~2回程度起こり、2週間~2カ月間毎日のように続く。

風邪薬の選び方 市販品は1000億円市場。「症状別」「大人専用」など…

#風邪薬は,症状を緩和するものがほとんどで早期に解熱するのは避けたほうがいい。つらい症状を我慢できなければ飲むのがいい.

2010年11月7日 提供:毎日新聞社

医療ナビ:風邪薬の選び方 市販品は1000億円市場。「症状別」「大人専用」など…

 ◆風邪薬の選び方 市販品は1000億円市場。「症状別」「大人専用」など多様に。

 ◇常備用には総合感冒薬

 ◇引き始めの服用、効果的 成分少ない薬に利点も

 「眠くならない」「1日2回」「のどの痛みに」--。東京都千代田区のドラッグストア「セイジョー神田神保町店」の風邪薬コーナーには数え切れないほどの商品が並び、さまざまな宣伝文句が目を引く。大崎達弘店長は「年配の方は飲み慣れた製品を選び、若い世代は薬剤師などに症状を訴え、相談する人が多い」と話す。

 市販の風邪薬市場は1000億円規模で、一つのブランド名から何種類もの製品が出ていることも珍しくない。症状や生活状況に合わせて選ぶことが大切だ。

   *

 風邪は医学的には「風邪症候群」と呼ばれ、鼻やのど、気管支などに急性の炎症が起こる病気だ。8~9割はウイルス感染が原因で、鼻風邪を起こすライノウイルス、のどの痛みを伴うアデノウイルスなどがある。たいてい1週間ぐらいで自然に治るが、肺炎や熱性けいれんを引き起こすこともあり、油断はできない。

 風邪薬は原因ウイルスに働くのではなく、さまざまな症状を和らげるものだ。熱や痛みには解熱鎮痛成分のアセトアミノフェン、イブプロフェン、アスピリンが代表的。くしゃみ、鼻水や鼻づまりに有効なのは、花粉症の治療にも使われる抗ヒスタミン成分。せきやたんにはジヒドロコデインリン酸塩やメチルエフェドリンなどの成分が使われる。

 第一三共ヘルスケア経営企画部の森上智行さんによると、総合感冒薬と呼ばれるものにはこうした成分がまんべんなく含まれ、のどの痛みやせきなど11の症状に効果がある。「幅広い症状に対応し、家庭の常備薬に向いている」という。

 最近はこうした常備薬タイプだけでなく、特定の症状への効果を強調する「症状別」や「大人専用」(15歳以上)の市販薬も増えている。今秋はライオンが風邪薬市場に参入、特に熱やのどの痛みへの効果を訴える大人用製品を発売した。

 ただし、症状別でも、幅広い症状に対応できるように配合されている薬が多い。のど、鼻、発熱の三つの症状別タイプを先駆けて発売した武田薬品工業は「鼻水から始まってのどが痛くなる場合もあるため、症状別タイプにもいろいろな成分が必要」(広報担当)と説明する。つまりこうした症状別タイプもある意味では総合感冒薬だが、特定の症状により一層効果を示すのだという。

   *

 改正薬事法で、風邪薬の多くは副作用などで注意を要する「第2類医薬品」に分類されている。例えば、睡眠改善薬の成分としても使われる抗ヒスタミンは眠気を起こすことがあり、「高齢者では尿が出にくくなったり、口が渇くなどの副作用が表れやすい」と大正製薬セルフメディケーション開発研究所の木島春子・主任研究員。同社ではドライバーや高齢者の使いやすさを考慮し、抗ヒスタミン成分を配合しない製品も販売している。

 眠くなると困る人には、葛根湯(かっこんとう)などの漢方薬もある。ただし「葛根湯は体の防御機能を高めて症状を改善させるため、風邪の引き始めに飲むことが大切」(森上さん)という。

 日本薬剤師会中央薬事情報センターの向井呈一部長は「風邪には休養が一番で、薬が必要とは限らない。せきが出て眠れないなど生活に支障があれば、一番困った症状に対応した成分のシンプルな薬を」とアドバイスする。成分数が少ない方が副作用が出た際に原因を特定しやすく、必要のない成分を飲まずにすむ利点もある。

 風邪薬の添付文書にはよく、「5~6回服用しても症状がよくならない場合」は服用を中止し、医師や薬剤師に相談する▽5日間を超えて服用しない--と記載されている。向井さんも「服用しても改善しなければ別の疾患の可能性もあり、医療機関の受診を」と呼びかける。【下桐実雅子】

アジアに大衆薬の団体設立 「アジア経済情報」

2010年11月8日 提供:共同通信社

 アジア市場で一般用医薬品(大衆薬)の振興を目指し、国内メーカーなどで構成する日本OTC医薬品協会が中国、韓国、台湾、タイの各団体とともに、アジア地域の業界団体を5日、設立した。

 アジアの新興国などで大衆薬の需要拡大が期待されており、日本メーカーなどが市場開拓を進めるのを後押しする。

 名称を「アジア太平洋セルフメディケーション協会」とし、会長には佐藤製薬の佐藤誠一(さとう・せいいち)社長が就任。今後は「オーストラリアやニュージーランド、インドネシア、シンガポール、ベトナムなどの業界団体にも声を掛け、加盟を広げたい」(関係者)という。

国立障害者施設の存続要望 塩原と伊東、内閣府に

2010年11月8日 提供:共同通信社

 国立の障害者施設を統廃合する組織再編に伴い、厚生労働省が廃止の方針を決めた塩原視力障害センター(栃木県那須塩原市)と伊東重度障害者センター(静岡県伊東市)の利用者ら8人が5日、内閣府の末松義規副大臣に面会し、両センターの存続を要望した。

 利用者らは要望書で「センター廃止は当事者不在の検討会の提言が根拠になっており、『わたしたち抜きでわたしたちのことを決めないで』という障害者の願いや、国の障害者施策の充実に逆行している」としている。

 厚労省は利用者減少などを理由に、塩原のセンターを2012年度末、伊東のセンターを13年度末に廃止し、いずれも国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)に統合する方針を決めている。

女子大生が回帰熱 奈良、国内で数十年なし

2010年11月8日 提供:共同通信社

 奈良市は6日、奈良県在住の女子大生(20)が回帰熱を発症したと発表した。市によると、国内では数十年、患者の報告がない。女子大生は2日から入院中で、発熱はあるが経過は順調という。

 回帰熱はダニやシラミを媒介に伝染し、人から人には感染しない。女子大生は9月上旬、ボランティアでウズベキスタンに滞在していた。

皮膚から血液細胞作製 iPS細胞を経由せず

2010年11月8日 提供:共同通信社

 人間の皮膚の細胞に特定の遺伝子を導入し、血液のもととなる造血幹細胞を作製することに成功したと、カナダ・マクマスター大の研究チームが、7日付英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 分化した体細胞をもとに別の種類の体細胞を作るには、新型万能細胞の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作製し、それを分化させる方法があるが、今回はiPS細胞を経ずに直接作った。こうした方法では、神経細胞や心筋細胞などの作製例の報告がある。

 研究チームは、遺伝子の"運び屋"にレンチウイルスを使い、皮膚の線維芽細胞に「OCT4」という遺伝子を導入。サイトカインと呼ばれるタンパク質を加え、造血幹細胞を作製、赤血球などの細胞に分化させることができた。

 万能細胞に詳しい国立成育医療研究センターの阿久津英憲(あくつ・ひでのり)室長は「血液系の細胞なので臨床応用に役立ちそうだが、まだ遺伝子の導入にウイルスを使っているため腫瘍(しゅよう)化が危惧(きぐ)される」と話している。

半数が「税の割合増やす」 将来の高齢者医療負担 内閣府調査

2010年11月8日 提供:共同通信社

 内閣府が6日発表した「高齢者医療制度に関する世論調査」によると、高齢化の進展に伴い増加が見込まれる75歳以上の高齢者の医療費負担の在り方として、税金(公費)の割合を増やすと回答した人が半数近かった。

 高齢者医療への公費投入拡大に理解が広がっていることを示しており、社会保障と消費税を含む税制の将来像に関する、政府、与党の検討に影響を与えそうだ。

 現在の後期高齢者医療制度や2013年度に導入予定の新高齢者医療制度では、75歳以上の窓口負担を除く医療費(医療給付費)は、1割を75歳以上の保険料、4割を現役世代が加入する被用者保険などからの支援金、5割を国と地方の公費(税金)で賄う。

 今後、この割合をどうすべきか複数回答で尋ねたところ、最も多かったのが「税金の負担割合を増やす」の43・4%で、「現在と同じくらいの負担割合」32・9%、「高齢者の保険料の負担割合を増やす」12・0%が続いた。

 また、後期高齢者医療の対象者を働き方に応じて国民健康保険(国保)と被用者保険に加入させる新高齢者医療制度の厚生労働省案について、51・8%が適切と評価。適切ではないの25・9%を大きく上回った。

 調査は9月、全国の20歳以上の3千人を対象に面談で実施。約2千人から回答を得た。

 75歳以上の医療給付費は10年度予算ベースで11兆7千億円。厚労省の推計では25年度には22兆円と倍近くに跳ね上がる。10年度の財源負担は、国と地方の公費5兆5千億円、現役世代の支援金5兆円、高齢者自身の保険料1兆2千億円。

 中小企業の従業員が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)などからは、高齢者医療への拠出増に伴う保険料アップには限界があるとして、公費負担の拡大を求める声が上がっている。

※新高齢者医療制度

 75歳以上が加入する後期高齢者医療制度を2012年度末に廃止し、サラリーマンや扶養家族は健康保険組合などの被用者保険に、それ以外の人は国民健康保険(国保)に加入する。国保に移る人の保険料負担は大きく増減させない方針で、会社勤めの子どもに扶養されている人は保険料負担がなくなる。厚生労働省は、一連の見直しを盛り込んだ関連法案を11年の通常国会に提出することを目指している。

人に感染しやすく変異か エジプトの鳥インフル

2010年11月8日 提供:共同通信社

 鳥から人に感染し死者も出ている鳥インフルエンザウイルス(H5N1)のうちエジプトで鶏などから採取されたウイルスは、人に感染しやすいように変異しているとの研究結果を、大阪大微生物病研究所の渡辺洋平(わたなべ・ようへい)特任研究員らとエジプト・アレクサンドリア大の研究グループが7日までにまとめた。

 渡辺さんは「エジプトではH5N1ウイルスの人への感染が多くなっており、その原因の可能性がある。人に感染が容易に広がるとはまだ考えられないが、注意深くウイルスを監視する必要がある」と話している。徳島市で開催中の日本ウイルス学会で8日発表する。

 鳥のインフルエンザウイルスが感染する相手は通常、ウイルス表面にあるタンパク質が結合できる「鳥型の受容体」を持つ細胞に限られる。人の上部気道には人型の受容体はあるが鳥型の受容体がないため、鳥のウイルスは人に感染しにくい。

 だが渡辺さんらが、2007~09年にエジプトで鶏やアヒルから採取されたウイルスの遺伝子を解析すると、一部でウイルス表面のタンパク質が変異し、人型受容体に結合しやすくなっていた。

 世界保健機関(WHO)によると10月18日現在、H5N1ウイルスの感染者は世界で507人で、うち302人が死亡した。エジプトの感染者は09年は39人(4人死亡)、今年は22人(9人死亡)で、近年では全体の半数以上を占めている。

解説 ヒト造血幹細胞作成 臨床試験開始も現実味

2010年11月8日 提供:毎日新聞社

解説:ヒト造血幹細胞作成 臨床試験開始も現実味

 体細胞を、あらゆる種類の細胞に分化できるiPS細胞を経ずに直接、目的の細胞に変化させる試みは「ダイレクト・リプログラミング」と呼ばれる。世界中で研究され、皮膚細胞から神経細胞や肝臓の幹細胞などに変化させた報告がある。これらはいずれもマウスでの成果だった。今回はヒトでの成功だけに、臨床試験の開始も現実味を帯びそうだ。

 iPS細胞は、病気の仕組みの解明や、患者本人の細胞に由来する細胞移植への応用が期待されている。iPS細胞から神経など目的の細胞に変化させる研究が進んでいる。これに対し、今回の手法は、簡単で短期間に目的の細胞が得られる。ただし、現状では、ウイルスを使って特定の遺伝子を導入するためにDNAに変異が生じ、体内に移植した際にがん化する恐れがある。

 また、事故で緊急輸血が必要な場合に利用することを想定すれば、皮膚細胞のどの程度が造血幹細胞になるのかも重要だ。期待が大きいだけに、安全性や効率が優れているのかどうか検証が急がれる。【須田桃子】

喫煙者のがん発見に効果、CTで肺がん死2割減

2010年11月8日 提供:読売新聞

 【ワシントン=山田哲朗】米国立がん研究所は、喫煙者がコンピューター断層撮影法(CT)を使うがん検診を受診すると、胸部X線撮影と比べ、肺がんで死亡する人が20%減るとする調査結果を発表した。

 肺がん検診の調査で、これほど明確な差が報告されたのは初めて。

 調査は同研究所が2002年に開始。全米の中高年約5万3千人を、胸部X線撮影を3年間受けるグループと、人体の周りをらせん状に撮影するヘリカルCTを3年間受けるグループに分け、その後の健康を追跡した。対象者は、1日1箱のたばこを30年以上吸い続けた計算になる人だ。

 その結果、これまでにX線のグループでは442人が肺がんで死亡したのに対し、CTでは354人にとどまった。CTはX線が見逃す小さな早期がんを発見できたためと考えられる。

(北海道)インフルエンザ流行始まる

2010年11月7日 提供:読売新聞

 インフルエンザの流行を監視する厚生労働省の最新週(10月25-31日)の集計によると、本道で定点医療機関1か所あたりの患者数が1・06人となり、流行開始の目安となる1人を超えた。秋田県ではインフルエンザA香港型の集団感染で6人の死亡が明らかになったが、国立感染症研究所によると、道内でもこれまでの主流はA香港型とみられる。流行シーズンに入り、手洗いやうがいの励行など注意が必要だ。

 同研究所感染症情報センターがホームページで公表する「インフルエンザ流行レベルマップ」によると、本道は10月18日以降、浦河保健所管内で1医療機関あたりの患者数が10人を超え、インフルエンザ「注意報」(1か月以内に大流行の恐れ)が出ている。同省がまとめた30日までの学校、幼稚園、保育所での「インフルエンザ様疾患発生報告」では、これまで本道の2校で休校、3校で学年閉鎖、1校で学級閉鎖が出ている。

 道感染症情報センターの集計によると、最新週での1医療機関あたりの患者数は、保健所別で浦河10・5人、深川8・67人、苫小牧5・88人、帯広4・77人となっている。

 全国で9月以降に検出されたインフルエンザウイルスはA香港型が多く、地域によっては新型インフルエンザ、B型も見つかっている。今シーズンのワクチンで発症や重症化を防ぐ効果が期待できるが、免疫ができるには通常2週間程度かかるため、保健所などでは早めの接種を呼びかけている。

A香港型 今季「新型」の2倍

2010年11月7日 提供:読売新聞

 秋田県で集団感染が判明したA香港型インフルエンザウイルスは、1968年に大流行した香港かぜ(H3N2)の子孫。毎年のように流行する季節性だ。多い年には高齢者を中心に推計1万人以上の死者を出す。

 昨年6月以降、新型インフルエンザ(H1N1)が流行すると姿を消したが今年は復活。9月以降、沖縄、北海道を中心に感染が広がりつつある。国立感染症研究所によると、今シーズン全国で検出されたウイルスは、3分の2がA香港型で、新型の約2倍。5日のまとめでも、A香港型が138例で最多の報告数だ。A香港型は過去2シーズン大きな流行がなく、免疫を持たない幼児も多いため、大流行の可能性もあるという。

飼い犬もインフルにご注意 新型ウイルス感染を確認

2010年11月5日 提供:共同通信社

 世界中で流行した新型インフルエンザウイルスが、日本でペットとして飼われている犬に感染していたとの調査結果を堀本泰介(ほりもと・たいすけ)東京大准教授と山口大、麻布大の研究チームがまとめた。7日から徳島市で開かれる日本ウイルス学会で発表する。

 堀本さんは「インフルエンザにかかった飼い主からの感染や、動物病院での感染が疑われる。犬や猫のインフルエンザも重篤になる場合があり、これからの季節はペットの健康にも十分な注意が必要だ」と話している。

 堀本さんらは、2009年4月~今年7月に山口大動物医療センターと麻布大付属動物病院に来院したペット犬計366匹から血液を採取。人間で広がっている新型ウイルスや季節性のA香港型ウイルス、鳥や犬で広がっているインフルエンザウイルスについて、感染歴があることを示す抗体があるかを調べた。

 その結果14匹(3・8%)は新型への抗体があり、8匹(2・2%)はA香港型への抗体があった。ほかのウイルスには陰性だった。

鉛筆で「もう限界です」 封筒の裏に走り書き 「ルポ 子どもの貧困:小学校編 保健室からのSOS」

2010年11月5日 提供:共同通信社

 「これお願いします」

 ベッドから弱々しく差し出された手から封筒を受け取った。

 「もう限界です」

 裏には鉛筆の走り書きがあった。

 昨年9月、小学校の養護教諭の河野悦子は、その朝登校していない当時1年生の愛(8)と姉で3年生の静香(9)を自宅まで迎えに行った。

 母の恵(35)は仕事を休んで寝ていた。渡した封筒の中身はヘルパー派遣の申請用紙だった。

 河野は恵の状態に「そこまで大変だったのか」とあらためて感じた。

 ▽祖父の死

 恵はお盆前から体調を崩して寝込んでいた。河野から何度も電話があったのは分かっていた。

 「人と話すのもつらかったから、電話にも出られなかった」

 恵はうつ病を隠して郵便配達をしていたが、寝込む前、精神的に落ち込む出来事が続いた。

 「静香が6月に交通事故に遭い、家族にいつ何が起きるか分からないという不安にとらわれた」

 7月下旬には、祖父が死んだ。恵が介護で孤立して祖父母の家を出た後は、入院していた。

 「わたしが我慢して、祖父の介護を続けていれば何かできたのでは」

 恵は自分を責めた。

 「心の中で何かが崩れた。おじいちゃんのことを思うと仕事にならず、仲間に迷惑が掛かるのが嫌だった」

 上司に「体調が悪い」と言って有給休暇を取った。薬をのみ、一人ベッドで寝るだけの生活。

 「家はごみ箱のようになってしまった」

 子どもたちは、十数年前に再会して時々会っていた恵の父に、しばらく預かってもらった。

 ▽頭から転落

 9月に入っても恵の病状は改善しなかった。生活が破綻(はたん)しかねない、と市役所に支援を頼みに行った。子育て支援の担当課に、ヘルパー派遣と、子どもを週末だけ施設に預けることを相談した。

 「掃除など日常生活の支援にヘルパー派遣はできるが、子どもの週末預かりは無理です」

 職員が説明した。

 河野も同じ日、一家の様子が気掛かりで「子育てがつらそう」と担当課に電話していた。市役所を訪ねた翌々日、恵はヘルパー申請の封筒を河野に預けた。

 その2日後の未明だ。

 「痛い、痛い」

 恵が階段の下でうめき声を上げていた。トイレに行こうと2階から転げ落ちた。「薬でぼうっとしていたし、階段が急なんで」と恵。翌日の未明も頭から階段を落ちた。

 「救急車を呼んで」

 体を起こせず叫んだ。

 「軽い打撲ですんだけど、精神的にすっかりまいった。子どもどころか自分の面倒もみられない。入院するしかないと思った」(文中仮名)

※一人親家庭のヘルパー派遣

 法律に基づく厚生労働省の補助事業で、一人親家庭は自治体からホームヘルパーの派遣を受けられる。所得に応じて少額の自己負担があるが、生活保護世帯は不要。2009年度に実際に利用した家庭は4820件にとどまる。

認知症理解求め講演会 患者や家族ら、苦悩や要望など語る 栃木・宇都宮

2010年11月5日 提供:毎日新聞社

認知症:理解求め講演会 患者や家族ら、苦悩や要望など語る--宇都宮 /栃木

 認知症、高次脳機能障害の患者や介護する家族を支える方法を考えようと、認知症の人と家族の会栃木県支部などは、宇都宮市若草1のとちぎ福祉プラザで講演会「いま、手をつなぐ家族」を開催。65歳未満で発症する若年性認知症患者本人や、脳の損傷により物忘れや感情抑制への障害などが表れる高次脳機能障害の介護をする当事者も登壇し、24時間目が離せない苦悩や社会への要望、家族会で心がほぐされた経験などそれぞれの思いを語った。

 講演では順天堂大医学部の新井平伊教授が、認知症や高次脳機能障害の発症する仕組みについて解説し「呼び名の違いは制度上のもので、症状的には重なっている部分も大いにある」と説明した。

 続いて、若年認知症患者の水野好夫さん(59)を介護する妻嘉子さん(56)=日光市=は、医師や家族会との出会いで心のゆとりを得たとして「皆さんに助けられた分夫に優しさで返すことができるようになった」。

 くも膜下出血による高次脳機能障害の夫(63)を介護し「友の会」会長も務める坂田マチ子さん(61)=鹿沼市=は「できるだけ表に連れ出しているが、私がトイレに行く間が不安。少しだけでも、見守りができる社会になればいいと思う」と話した。

 家族の会は毎月第4水曜日午後1時半から同市駒生町のとちぎ健康の森で参加自由の定例会「つどい」を開催している。問い合わせは同会事務局(0287・82・0156)。【泉谷由梨子】

情報共有サロンが初開催 ALS患者ら12人参加 鳥取大病院

2010年11月5日 提供:毎日新聞社

ALS:情報共有サロンが初開催 患者ら12人参加--鳥取大病院 /島根

 筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の患者や家族が悩みを打ち明けたり、治療や介護の情報を共有するサロンが4日、鳥取大医学部付属病院(米子市)で初めて開かれ、患者や家族計12人が参加した。

 ALSは全身の筋力が低下する難病で、鳥取県難病医療連絡協議会によると、同県内のALS患者は52人(9月末現在)。サロンはALS患者で、療養環境改善に取り組んでいる山陰放送記者の谷田人司さん(49)=松江市=が企画した。介護の態勢や人工呼吸器を付けた時期などの質問があり、それぞれの経験を語り合った。谷田さんは「横につながって前向きに生きましょう」とあいさつした。

 サロンは同病院で毎月第1木曜日午後1時から4時ごろまで。問い合わせは谷田さん(メールtaniyan@earth.ocn.ne.jp)へ。【御園生枝里】

支援センターへのがん相談、1日1件未満が3分の1

2010年11月4日 提供:読売新聞

 地域のがん患者や家族の相談に対応するために、がん診療連携拠点病院に設置された「相談支援センター」の3分の1は、相談件数が1日1件未満であることが、わかった。

 国立がん研究センターの若尾文彦がん対策情報センター長補佐が10月末、京都市内で開かれた日本癌(がん)治療学会で発表した。

 若尾補佐は、昨年10月に出された診療連携拠点病院の現況報告書などを分析。相談支援センターは全国に377か所あり、昨年6-7月に受けた相談総数は7万6370件。1施設の1日当たりの平均は4・6件だった。ただし、施設ごとにばらつきが大きく、約3分の1の施設で、1日1件以下にとどまっていた。

 一方、配置される相談員は1施設平均5・7人だった。若尾センター長補佐は「人員を考えれば、現状の15倍の相談に対応できるはず。もっと存在をアピールして、利用を呼びかける必要がある」と話している。

「独りじゃないよ」呼び掛け 続・性分化疾患/5止 境界を生きる

2010年11月5日 提供:毎日新聞社

境界を生きる:続・性分化疾患/5止 「独りじゃないよ」呼び掛け

 ◇当事者ら、ネットで発信/自助グループ設立も

 大学病院のベッドで目覚めると、20人ほどの医学生に囲まれていた。医師が「この人の症状は……」と説明を始め、学生たちはチラチラと自分を見ながらメモを取り、気遣う言葉もなく立ち去った。

 青森県むつ市の角本沙織さん(25)は性分化疾患の一種「先天性膣(ちつ)欠損症」だ。高校3年の夏、初潮が来ないため産婦人科で検査を受けて分かった。

 自宅から離れた大学病院で膣の形成手術を受けた。「珍しい症例なので記録を残したい」と言われ、「他の患者の役に立つなら」と受け入れた。だが、あまり年齢が違わない学生たちの視線は耐え難かった。「自分はモルモットじゃない」。ベッドのカーテンを引き、声を殺して泣いた。

 体外受精で帝王切開すれば出産は可能だが、子宮や卵巣の発達が不十分なためリスクを伴うと説明された。病棟の産科から赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。わが子を抱く母親に自分との違いを見せつけられ、うらやましくて、悔しかった。

 病気のことを親友にも言えずに高校を卒業した。バーテンダーを目指し東京の専門学校に進み、大手町や銀座のバーでシェーカーを振った。男社会に食らいついていくのは心身ともにつらい。彼氏への「子どもを産んであげられない」との負い目も重なり、19歳でうつとパニック障害になった。

 仕事に出られず引きこもる日々。インターネットに明け暮れるうちに、同じ疾患の人が集まるサイトを見つけた。苦しいのは自分だけではなかった。思えばバーテンダー時代に出会った客たちも、それぞれに悩みを抱えていた。「もう無理するのはやめよう。子どもが産めなくてもいい」。現実を受け入れてから、気持ちが楽になった。昨春、しっかり体を治そうと実家に戻った。

 その年の夏、ベルリン世界陸上選手権女子八百メートルで優勝した南アフリカのキャスター・セメンヤ選手が女性であることを疑われ、世界的に報じられた。思いを伝えたくなり、ネット上で自分の病気を公表した。

 <隠す必要も、自分を責めて生きる必要もどこにもない。死にたいくらい悩んで生きてる人もいるって事を、少しでいいからわかってほしい>

 そんな文章に、多くのコメントが寄せられた。角本さんと同じ病気で手術を受けようか迷っている人、子どもを持てないことに悩む人もいた。一人一人に「頑張って」と返事を出した。

 今は機会があれば病気のことを話している。「傷つきはしないか」と心配する両親の気持ちは分かる。それでも「自分が訴えることでみんながこの病気を知ってくれれば、多くの患者が生きやすくなる」と信じている。

   *

 性の問題をタブー視しがちな社会の中で、誰にも言えないコンプレックスにさいなまれ、将来を描けない。そんな現状を変えていこうという当事者たちの動きが少しずつ広がってきた。

 北関東で暮らす起業家の男性(36)は今年2月、性分化疾患などで陰茎が発達しない人とその親でつくる自助グループ「石ころの会」(http://isikoronokai.flxsrv.org/)を設立した。

 ネット上などで他の当事者や家族の話を聞くうちに「性分化疾患の人の多くが性的な発達障害を負っている。性生活への不安や深い孤独感を軽くできれば」と考えたのがきっかけだ。手紙で相談に応じたり、実際に会って胸の内を聞く。本人も親も、言葉にすることが自分と向き合う一歩になる。

 名前の由来は金子みすゞの詩。「道端の石ころにも魂がある」との思いをこめた。まだ知名度は低いが「行き場のない人々の灯台」でありたい。【五味香織、丹野恒一】=おわり

………………………………………………………………………………………………………

 ◇ご意見、感想募集します

 連載へのご意見や感想、体験をお待ちしています。〒100―8051(住所不要)毎日新聞生活報道部「境界を生きる」まで。ファクスは03・3212・5177、メールはkurashi@mainichi.co.jp

禁煙外来の受診者増加…どんな治療をしているの?

2010年11月5日 提供:読売新聞

 10月からたばこの価格が上がったのに伴い、「禁煙外来」を受診する人が増えている。禁煙外来は、どんな治療をしているの?(利根川昌紀)

 東京医大病院(東京都新宿区)の禁煙外来を10月中旬、60歳代の男性が訪れた。1日20本の喫煙を30年。これまでにも禁煙を試みたことはあったが「最長で2日」。今回は値上げや妻の勧めもあって、初めて禁煙外来の門をたたいた。

 初診時は、担当医の平山陽示・総合診療科准教授から、たばこの健康への害について一通りの説明を受けた後、禁煙の意志を改めて確認され、持っているたばこはすべて捨てるよう指示された。

 禁煙によるイライラなどの症状を緩和するために、禁煙補助薬の飲み薬「チャンピックス」を使って禁煙をスタートした。

 数週間後、この日の受診で「たばこを吸いたいと思うことはまだありますか」との平山医師の問いに、「夕食後に一瞬だけです」と男性。「もう吸わないと思います」と、きっぱり返した。

 禁煙治療は2006年、「ニコチン依存症」の治療として保険がきくようになった。12週間の間に5回受診し、患者負担(3割の場合)は1万3000円-2万円程度だ。禁煙治療に取り組む医療機関も増え、国にニコチン依存症治療の届け出をした施設は約8700か所(09年)ある。

 平山医師によると、今回の値上げを前にした8月頃から、禁煙外来の受診者が増加。それに伴い、全国的に禁煙補助薬が不足する異常事態も起きた。

 チャンピックスを製造販売するファイザー社によると、8月までは毎月約7万人分、9月は約17万人分、10月は6日までで約8万人分を供給。ニコチン製剤の張り薬「ニコチネルTTS」(ノバルティスファーマ)も品薄だ。両社とも供給体制が整う予定の来年1月まで、治療中の患者への処方を優先するよう医療機関に要請した。

 現在のところ、新規患者の受け付けを見合わせている禁煙外来もある。

 だが、「あきらめる必要はありません」と、京大病院で禁煙外来を担当する高橋裕子医師(奈良女子大教授)。禁煙補助薬を使わなくても禁煙はできる。

 吸いたくなったら、氷をかじったり深呼吸したり。「禁煙外来を受診すれば、禁煙に役に立つ様々なアドバイスが得られます」と話している。

専門医か治療院か 最適な治療見極めて 腰痛/5止 あなたの処方せん/24

2010年11月5日 提供:毎日新聞社

あなたの処方せん:/24 腰痛/5止 専門医か治療院か 最適な治療見極めて

 連載に対し、東京都内の男性(74)から「腰を痛めたらまず、しっかりとした病院の整形外科の受診を」とのメールをいただいた。町の治療院で何年も治療を続けたが回復せず、整形外科で腰部脊柱(せきちゅう)管狭窄(きょうさく)症と分かり、手術で回復したという。

 専門医を探す際には、整形外科医で組織した「日本脊椎(せきつい)脊髄病学会」や脳神経外科医が集まった「日本脊髄外科学会」のホームページが役に立つ。指導医リストや認定医リストが掲載されている。
骨に異常のない場合に整形外科では,痛み止めかシップ剤,筋弛緩剤、温熱ぐらいで終わってしまう.

 一方、整形外科で「異常なし」と言われたが、やはり調子が悪いこともある。そんなときお世話になるのがしんきゅう、マッサージ、カイロプラクティックなどだ。しんきゅうは腰痛に有効との科学的なデータもある。

 カイロプラクティックは19世紀末に米国人が考え出した施術。カイロは手、プラクティックは技を意味するギリシャ語だ。整形外科専門医の竹谷内(たけやち)宏明・東京カイロプラクティックセンター(東京都港区)院長は「ぎっくり腰のような腰痛の主な要因を、背骨や腰を中心とする関節の構造のずれやゆがみと見て、手技で矯正する」と説明する。

 記者も竹谷内さんの手技を体験した。特殊なベッドにうつぶせになり、筋肉の張りや痛みのある部分を中心にぎゅっぎゅっともむように矯正してもらった。痛みはなく、むしろ気持ちいい。10分で腰がとても楽になった。「多くは3~4回でよくなる」という。

 カイロプラクティックは97年にWHO(世界保健機関)が有効性を認め、現在約100カ国で普及している。しかし日本では資格を認定する国家試験がないため、施術者のレベルがまちまちなのが課題だ。カイロプラクティックで治せない腰痛はすぐ整形外科に回す必要があり、その見極めが大事なだけに、竹谷内さんは「利用者が安心して受けられるよう法制化が必要」と訴える。どのカイロプラクターにかかればよいかは日本カイロプラクターズ協会ホームページの治療院リストが参考になる。=おわり(小島正美が担当しました。8日からは「頭痛」です)

ヒトES細胞を3株作製 成育センター、2施設目

2010年11月5日 提供:共同通信社

 国立成育医療研究センターは、さまざまな細胞になる能力がある「万能細胞」のヒト胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を3株作製することに成功し、文部科学省に5日、報告書を提出した。ヒトES細胞作製は、日本では京都大に続き2施設目。

 同センターは今後、ほかの研究機関が使えるよう分配体制を整備する。同センターの阿久津英憲(あくつ・ひでのり)室長は「今回作ったES細胞を利用して研究が進展することを期待している。子どもの難病の治療法開発にも役立てたい」と話している。

 ES細胞は、損なわれた身体の機能を回復させる再生医療への応用が期待されている。作製の際に受精卵を壊す倫理的課題があるが、山中伸弥(やまなか・しんや)京都大教授が開発した新型万能細胞「iPS細胞」より研究は先行している。

 同センターは、文科省が認めた国内の3施設から、不妊治療で使われず余った受精卵計9個の提供を受け、3株のES細胞ができた。遺伝子の働きなどからES細胞の特徴である未分化の状態であることを確認。免疫不全マウスに移植すると奇形腫ができ、さまざまな細胞に分化する能力があることを確認した。

 米国では、バイオベンチャー企業がES細胞を使った治療に向け、脊髄(せきずい)損傷患者の臨床試験を始めている。

モヤモヤ病の遺伝子発見 変異で危険性190倍

2010年11月5日 提供:共同通信社

 脳の血管が細くなり、高い確率で脳卒中を引き起こす難病「モヤモヤ病」の原因遺伝子の一つを東北大などの研究チームが発見、4日、日本の専門誌に発表した。この遺伝子に変異があると、発症の危険性が約190倍高まるという。

 モヤモヤ病は、家族に患者がいると発症リスクの高いことが経験的に知られていた。この遺伝子を調べればリスクを予測でき、脳卒中を未然に予防する治療につながる可能性があるという。

 研究チームは、日本人の患者約70人と正常な人約460人からDNAを採取し、塩基配列が人によって異なる「多型」を比較。その結果、患者の約7割は「RNF213」という遺伝子に変異があることを発見した。この遺伝子の役割は、これまで不明だった。

 モヤモヤ病は「ウィリス動脈輪」と呼ばれる脳血管が、狭窄(きょうさく)したり詰まったりして、周囲に細かい血管が新生される難病。細かな血管の広がりがたばこの煙のように見えるため、1969年に東北大で命名された。患者は日本や韓国などアジアに多く、半数は幼児期に発症する。

 研究チームの呉繁夫(くれ・しげお)東北大准教授(臨床遺伝学)は「脳卒中などが起きてから手術した場合の成績は良くない。遺伝子の働きを調べれば、事前の治療も可能になるだろう」としている。

※専門誌はJOURNAL OF HUMAN GENETICS

肝臓に血糖上昇ホルモン 糖尿病治療に期待 金沢大

2010年11月5日 提供:毎日新聞社

糖尿病:肝臓に血糖上昇ホルモン 治療に期待--金沢大

 肝臓で作られるホルモンがインスリンの機能低下にかかわり、糖尿病などを引き起こすことを、金沢大病院の金子周一教授らの研究グループが発見した。このホルモンに「ヘパトカイン」と命名。米科学誌「セルメタボリズム」に掲載された。ヘパトカインの生成を抑制できれば新たな治療法になると期待される。

 糖尿病やメタボリック症候群など生活習慣病の原因としては、摂取した脂肪が内臓にたまる脂肪細胞が知られる。脂肪細胞には、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の効き目を低下させるなど生活習慣病を引き起こす物質がある。

 しかし、軽肥満の人にも生活習慣病が多いため、金子教授らは肝臓にも同様の物質があると推測。肝臓で生成され血糖値に関与するホルモン群を「ヘパトカイン」と名付け、調べたところ、糖尿病患者の血中には、ヘパトカインの一種の「セレノプロテインP」という分泌たんぱくが通常の1・5倍以上多いことが分かった。さらに、マウスにセレノプロテインPを投与したところ、インスリンが効きにくくなり、血糖値が上がった。金子教授は「生活習慣病に肝臓がかかわるメカニズム解明がさらに進めば、新たな治療・診断の開発に貢献できる」としている。【近藤希実】

先進国で肥満深刻化 3割超す国も/貧困層で増加/啓発充実など各国に求め

2010年11月5日 提供:毎日新聞社

肥満:先進国で深刻化 3割超す国も/貧困層で増加/啓発充実など各国に求め

 ◇OECDが初の報告書

 先進国の肥満の現状と予防策の費用対効果について、経済協力開発機構(OECD)が9月、初の報告書を発表した。貧困層での肥満増加が目立ち、米国や英国など10年以内に国民の3分の2以上が太りすぎや肥満になると予測される国もあるという。OECDは各国政府に健康教育の充実などの対策強化を求めている。【大場あい】

 報告書は、各国の公衆衛生の専門家らが3年がかりでまとめた。世界保健機関の基準に基づき、肥満を「体格指数(BMI)30以上」と定義。BMIは「体重<キロ>÷(身長<メートル>の2乗)」で示され、例えば身長1・7メートル、体重が86・7キロで「BMI30」となる。日本人は極端に太らなくても高血糖などを伴う人が多いので、国内では日本肥満学会の診断基準に基づいて「BMI25以上」を肥満としている。

 加盟33カ国の成人人口に占める肥満の割合は、男性16%、女性17%。国別では、日本が男女とも3%で最少。最多は米国で、男性32%、女性36%を占める。多くの国では、肥満に関係する病気の医療費が全体の1~3%、米国では5~10%に上るという。

 日本肥満学会の松沢佑次理事長によると、内臓脂肪がたまると、脂肪細胞から血圧を上げる物質が多く分泌され高血圧になりやすくなるなど、肥満と生活習慣病の関係が解明されつつある。松沢理事長は「日本人は生活習慣を変えると改善する人が多いが、欧米に多い極度の肥満では胃を小さくするなどの治療が必要なケースもある」と話す。

 ◇   ◇

 肥満はぜいたく病ととらえられがちだが、最近は貧困層に多い。安く高カロリーな加工食品が増えたこと、健康に関する知識が普及していないことなどが背景にある。

 日本を除く9カ国を対象にした分析では、女性は米国、韓国など6カ国で所得や社会的地位が最も低い層で肥満のリスクが最も高かった。男性も、オーストリアやフランスでは所得などが低くなるほど肥満が増えた。豪州、カナダ、英国、韓国では、女性は教育を受けた年数が長いほど肥満率が低い傾向があった。

 米国では女性全体の失業率約30%に対し、深刻な肥満の白人女性の失業率は40%超。スウェーデンの研究では、肥満の人の所得は正常な体重の人より18%少なかった。報告書は、企業に「肥満の人は生産性が低い」という思い込みがあって肥満でない人を採用する傾向にあり、所得格差の一因になっていると見ている。

 ◇   ◇

 報告書作成に参加した水嶋春朔(しゅんさく)・横浜市立大教授(公衆衛生学)によると、OECDは脂質などの摂取量や運動の頻度、肥満の程度、血圧、血糖などを基に、肥満に関連する一部がんや脳卒中、虚血性心疾患といった慢性疾患の死亡リスクを分析。学校での健康教育▽食品へのカロリー表示▽医師と栄養士による個別指導――など九つの対策による効果を試算した。

 日本の場合、医師と栄養士の指導により年8万5000人の死亡を減らすことができると試算。学校教育で約1万2000人、食品表示の改善で約2万人の減少となった。

 対策が定着すればコストも下がる。全対策導入20年後の年間費用は1人当たり平均19ドル。脳卒中などの死亡を年15万5000人(09年の全死亡者数は114万4000人)減らすことが可能と分析した。肥満の少ない日本でこれほどの効果が予測されるのは、人口が多い上に他の先進国に比べても高齢化が進んでいるため、同じ対策で加齢に伴う生活習慣病予防につながるからだという。一方報告書では、健康寿命が延びることは期待できるが、高齢化によって医療費は増加するため、肥満対策の医療費削減効果はわずかだと指摘する。

 水嶋教授は「日本人の場合は、BMI25未満でも糖尿病を発症する人が多い。一方、脳卒中対策として減塩指導などを長年実施しており、日本の生活習慣病対策を考える上では、喫煙など肥満に関係しない側面も考慮する必要がある」としている。

解剖実習の献体に"異変" 孤独死、葬儀費節約... 医の倫理、行政に難題

2010年11月4日 提供:共同通信社

 「医学への貢献」という理念を掲げてきた解剖実習の献体の世界に異変が起きている。「行政から勧められた」「葬儀費用がかからない」という理由で献体を申し込む例が近年増加。孤独死などの問題を受け、これまで身寄りのない遺体を引き取ってきた大学側が倫理面について考えようと、10月29日に新潟市で研修会を開いた。

 「開口一番、『献体すれば墓に入れてもらえるのか』と聞かれる」「親族が遺骨を引き取らない例が増えた」。献体運動を進める篤志解剖全国連合会が開いた研修会で、解剖学教授らが次々と発言した。献体では火葬費用などすべて大学持ちで、遺族が遺骨を引き取らなければ、大学の納骨堂などに納められる。

 献体は2008年度に解剖実習対象になった3407人のうち、95・5%が生前登録の遺体。4・5%は登録がなく、孤独死した人など。連合会は「原則登録」の立場で、今後、生前登録ですべて賄えるとみるが、教授らの発言は予期しなかった事態が起きていることを告げる。

 特に倫理面で難しいのが、経済的理由などによる登録や、自治体や高齢者施設からの登録がない遺体の引き取り依頼だ。

 報告があった富山市のケース。昨年4月、生活保護を受けていた男性=当時(56)=の遺体引き取りを遺族が断り、市が日本歯科大新潟生命歯学部に連絡し引き渡した。会場からは「行政のあっせんで登録に来る人が出てきた」「成年後見人から、被後見人を登録させたいという依頼が来た」との声が上がった。

 引き取り手が見つからない場合、埋葬費用などを負担する行政の立場も複雑。ある自治体の担当者は「遺族に引き取ってほしいが、遺族にも事情があって...」。

 人権問題に詳しい尾藤広喜(びとう・ひろき)弁護士は「孤独死増加が予想されるなら、対応するのが行政の役割。登録がない人の献体を容認している死体解剖保存法も問題だ」と指摘する。

 10月中旬、富山大で開かれた献体者の慰霊祭。遺族も訪れ、厳かな雰囲気の中、医学生らが「献体してくださった方々の思いに応えて頑張りたい」と弔った。かつては教授らが自治体や施設を回り、献体を依頼してきた富山大だが、今はすべて生前登録という。

 これまで解剖実習を支えてきた「引き取り手のない遺体」と、新たに出てきた「引き取り依頼」。研修会で結論は出なかったが、連合会会長の大谷修(おおたに・おさむ)富山大教授は「家族の形が変化している。本来の趣旨と違う献体の申し込みや依頼への対応を考えなければならない」とし、議論継続の意向を示した。

毒キノコご用心、高温多雨で育ち過ぎ判別困難に

2010年11月4日 提供:読売新聞

 毒キノコの一種「クサウラベニタケ」を食用の「ウラベニホテイシメジ」などと間違えて食べた食中毒が今年10月末までに、全国で昨年1年間の15倍に当たる31件起きたことが厚生労働省のまとめで分かった。

 山梨県内でもキノコによる食中毒3件のうち2件がクサウラベニタケが原因だった。専門家は、今夏の高温・小雨と秋の多雨の影響で、本来はウラベニホテイシメジより小さいクサウラベニタケが成長し過ぎて、見分けにくくなったためとみている。

 厚生労働省によると、全国のクサウラベニタケによる食中毒は、昨年1年間が2件11人だったのに対し、今年は10月末までで31件94人と大幅に増えた。千葉県、福島県、山形県では、ウラベニホテイシメジなどと間違えてクサウラベニタケが店頭に並び、14人が食中毒症状を訴えた。

 山梨県内では、山梨市の60歳代女性、甲府市の50歳代男性とその娘がクサウラベニタケを食べて嘔吐や下痢を発症。県衛生薬務課によると、女性と男性はキノコ狩りの経験者だったが、間違えて食べたという。

 富士川町最勝寺の県森林総合研究所へのキノコの鑑定依頼も増えている。例年、10月一か月間で50-60人だが、今年はほぼ倍増した。

 同研究所で30年近くキノコの研究をしている柴田尚さん(54)によると、クサウラベニタケは傘の色が淡灰褐色で、柄は白。ウラベニホテイシメジと似ているが、比較すると傘の直径や全体の長さが半分か3分の2ぐらいの大きさしかなく、触ると柔らくてもろい特徴がある。

 キノコ狩りシーズンは今月中旬まで続くため、柴田さんは「多少知識を持っている人の方が危ない。自分で安易に判断せずに我々のような専門家に鑑定を依頼してほしい」と呼びかけている。

 また、同じく毒キノコの一種「ニガクリタケ」も通常の1・5倍-2倍の大きさになっており、食用の「クリタケ」と比較が難しくなっているという。

受動喫煙防止条例、職場でも規制検討 神奈川県知事、国の対策見極め

2010年11月3日 提供:毎日新聞社

受動喫煙防止条例:職場でも規制検討 知事、国の対策見極め /神奈川

 松沢成文知事は2日の定例会見で、職場での受動喫煙について「防止対策をどう進めるかの検討に入りたい」と述べ、国の対策見直し作業を見極めたうえで独自規制を検討する考えを明らかにした。

 県は4月に全国で初めて民間を含む屋内施設での喫煙を規制する受動喫煙防止条例を施行したが、職場の受動喫煙対策については労働安全衛生法で定めるため、条例制定時に規制対象から外していた。だが、同法に基づく職場の喫煙対策指針は努力義務にとどまり、厚生労働省の審議会で改正が議論されている。受動喫煙防止条例は施行3年後の見直し規定がある。【木村健二】

職場の無理解「心壊れそう」 続・性分化疾患/4 境界を生きる

2010年11月4日 提供:毎日新聞社

境界を生きる:続・性分化疾患/4 職場の無理解「心壊れそう」

 ◇治療認められず退社/環境改善へ続く闘い

 出勤前、鏡の前でネクタイを締める。映っているのは自分であって、自分でない。思わず目を背ける。

 東京都に住むフリーターの圭さん(31)=仮名=はIT系専門学校で学んだ知識を生かし、8年前に都内のコンピューター会社に就職した。男性サラリーマンとして日々を送るうちに「本当の自分に近づきたい」との思いを抑えきれなくなり、入社3年目ごろから女性ホルモン剤を個人輸入して服用するようになった。

 振り返れば「なぜ女でないのか」との疑問は小学校のころから続いていた。体の成長とともに男女両方の特徴が表れ、同級生からひどい言葉のいじめを受けた。以来、人とあまり話さず、集団の中ではなるべく目立たぬようにしてきた。

 そんな気持ちを理解してくれる友人ができ、勧められたメンタルクリニックを受診すると、染色体検査で典型的な男性ではないことが分かった。「やはり完全な男ではなかったんだ」と安堵(あんど)し、医師に女性として生きたいと伝えた。

 9カ月後、病院での女性ホルモン補充治療が始まった。主治医からは「戸籍も変えるなら、女性としての生活実績を積まなければならない」と言われた。しかし職場では男性のまま。治療により「体の中を流れるものが男から女に変わった感覚」が生まれ、現実とのはざまで自分が壊れそうだった。苦しみが少しでも和らげばと、髪を肩まで伸ばした。

 ある日、本社の人事担当者から呼び出され「短髪にして膨らんだ胸もつぶさないと、仕事は与えられない」と注意を受けた。圭さんは診断名も治療内容もすべて明かし、ありのままの自分で働き続けたいと理解を求めた。会社の上層部で対応が協議され、数日後に告げられた結論は「女性の姿で働くことは、戸籍が女性になった時点で認める。それまでは一切、女性的なそぶりを見せず、常識ある一般的な男性でいること」というものだった。

 会社の方針に従えば主治医が求める「女性としての生活実績」は積めない。戸籍変更への道が断たれると、職場にはいられなくなる。相矛盾する要求に答えが見つからない。「辞めろと言っているのと同じじゃないか。我慢して男として働くしかないのか……」。眠れぬ夜を重ねたすえ、自主退職を申し出た。

 それから2年半。「もう一度定職に就きたい。でも、自分のような人間を認めてくれる会社があるとは思えない」。求職活動への一歩が踏み出せずにいる。

   *

 職場の廊下で、女性職員たちが自分のほうを見てうわさ話をしている。「あれが例の人でしょ?」。公務員として働く東京都の純さん(27)=仮名=は、そんな場面に出くわすたびに、いたたまれなくなる。

 純さんは染色体異常による性分化疾患。子宮も卵巣もあるため女性として育てられたが、スカートは一度もはいたことがない。大学生のころ、メンタルクリニックで「心の性別は男性」と診断され、男性ホルモンの補充を続けている。戸籍はまだ変えておらず、仕事上は女性だ。

 疾患のことは研修中に上司に説明したが、支給された制服は女性用。トイレは「制服時は女性用を」と指示され、人のいない時を見計らって使う。それでも外見が男性っぽくなっているので、守衛に通報されることがある。男女別の独身寮はあきらめ、自費でマンションを借りている。

 今春、同じ職場に性同一性障害と診断された同僚が配属された。それまで純さんは資材室の隅で着替えていたが、連名で改善を要望した結果、カーテンが付けられた。

 「職場も社会も、理解するどころか知ってさえくれない。今はまだ、自分の力で生きやすい環境を獲得していくしかない」。悔しさをこらえながらの闘いが続く。【丹野恒一】=つづく

………………………………………………………………………………………………………

 ◇ご意見、感想募集します

 連載へのご意見や感想、体験をお待ちしています。〒100-8051(住所不要)毎日新聞生活報道部「境界を生きる」まで。ファクスは03・3212・5177、メールはkurashi@mainichi.co.jp

成人後、女性化「パパは女?」 続・性分化疾患/3 境界を生きる

2010年11月3日 提供:毎日新聞社

境界を生きる:続・性分化疾患/3 成人後、女性化「パパは女?」

 ◇揺れる性別、「どう生きるか」模索

 「お父さん、本当は女なんでしょ?」。小学4年生の一人娘が無邪気に聞いてくる。感覚的に分かるのか。これ以上「パパ役」を演じ続けるのは無理なのだろうか。

 神奈川県に住むエンジニア(44)は6年前、思いがけず自分の疾患を知った。学生時代の持ち物を取りに実家に戻った日のこと。子どもができて自分自身が未熟児だったと思い出し、母に何気なく聞いてみた。「母子手帳、まだある?」

 母はうつむき「小さな体にメスを入れていいのか、すごく悩んだんだけど……」と小声で話し始めた。出産直後、医師に「お子さんには男女両方の特徴がある。どちらにもできますよ」と言われたという。「男がもてはやされる時代だったから、男の子にしてもらったの。女の子のほうが良かった?」。母子手帳は出てこず、母に促され実家を出た。

 暗い帰り道、涙をこらえきれず、川辺に長い間座り込んだ。

 思い当たることはいくつもあった。10代のころは筋肉質のスポーツマンだったのに、20歳過ぎから柔らかな体つきになった。性交渉は嫌いで、職場結婚した妻(39)とは子どもを作ろうとした時だけ。30代半ばからは胸が膨らんできた。「不思議な現象のかけらが一つにつながり、パズルが完成したようだった」が、喜べるはずもなかった。

 その日から周囲が違って見えるようになった。容姿、仕草、心。誰もが「男らしさ」「女らしさ」で輝いている。「こんな中間の人間は自分だけだ」と孤独感に襲われた。

 どんな疾患で、どんな手術を受けたのか。生まれた病院を訪ねても記録は残っていなかった。検査を受け、染色体が男性型であることは分かった。それ以上知るのは怖かった。

 救いは、妻があっさり受け入れてくれたことだった。「大丈夫。結婚前から男半分、女半分の人だと思っていたから」。自分は以前から家事が好きで、家族を引っ張るのは苦手。専業主婦の妻は冗談めかして「私が働こうか」と笑った。

 女性化が進んだためか、腕力が衰え、体が覚え込んでいた力仕事が難しくなってきた。迷惑をかけぬよう同僚には事情を説明し、理解してもらっている。

 女性的と言われるのが嫌だったのに、最近は「これは個性だ」と前向きにとらえている自分に気付く。「今の気持ちは男性と女性が半々。自分でも戸惑うことは多いけれど、本心を押し殺さず堂々と生きることが、いつか同じような人たちの力になると信じたい」

     *

 心の性別もはっきりしないことがある性分化疾患。男女に二分された社会の中で、悩み、迷いながら自分を見つける人たちがいる。

 「自分がえたいの知れないもののような気がした」。東京都の田中彩さん(24)は男の子であることに小学2年生のころから違和感があった。中学に入ると胸が膨らんだ。うれしさの一方、男を演じるつらさが募った。

 大学に入り、初めてメンタルクリニックを受診した。診断は心と体の性別が一致しない性同一性障害。さらに、男性的な発達が不十分で胸が膨らむこともある性分化疾患「クラインフェルター症候群」とも分かった。医師に「あなたは女性的な体なんだよ」と言われ、背負っていたものを下ろした思いがした。

 しかし、当事者の集いに参加しても、同じ診断を受けた人は見つからない。「どう生きていけばいいのか」。女性として暮らす決意をしたが、両親の理解は得られず、仕事のストレスも重なりうつ病になった。

 一度は職を失ったものの、今年9月、服飾関係の企業に障害者雇用枠で再就職を果たした。「男と女、どちらでもない中間から少しずつ女性の体に近づいていけるといい。生まれてきたからには、一生懸命生きる」【丹野恒一、五味香織】=つづく

………………………………………………………………………………………………………

 ◇ご意見、感想募集します

 連載へのご意見や感想、体験をお待ちしています。〒100-8051(住所不要)毎日新聞生活報道部「境界を生きる」まで。ファクスは03・3212・5177、メールはkurashi@mainichi.co.jp

専門医受診が必要な病気も 腰痛/4 あなたの処方せん/23

2010年11月4日 提供:毎日新聞社

あなたの処方せん:/23 腰痛/4 専門医受診が必要な病気も

 同じ腰痛でも、朝起きたときに腰が痛んだり、歩いているうちに脚や腰に痛みやしびれが生じたりする人は「腰部脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」が疑われる。高齢者に多い腰の病気だ。

 脊柱管とは、背骨の中にあるトンネルのような管のこと。ここが狭くなると、中にある神経が圧迫されて痛みやしびれが生じる。

 整形外科の治療で知られる四宮(しのみや)謙一・横浜市立みなと赤十字病院長によると、この病気の最大の特徴は、しばらく歩くと痛みやしびれが生じるが、腰を曲げて休めばまた歩けるようになるところだ。痛みは背中を反らすと強くなり、逆に自転車に乗るなど腰を曲げると軽くなる。重症化すると尿や便の排せつがうまくできなくなってしまうこともある。

 腰部脊柱管狭窄症はぎっくり腰と違い、専門医による治療が必要だ。まずは非ステロイド性消炎鎮痛薬などで痛みを和らげたり、血管を広げる作用のある循環障害改善薬で血流を改善する。これを保存療法という。保存療法を1~3カ月続けても効果が見られなければ、脊柱管を広げる手術を検討する。

 四宮さんは「半分程度の人は保存療法で良くなるが、10~20メートル歩くのがやっとという人は手術を受けたほうがよい。8割以上は手術で良くなる」と話す。術後の入院は約2週間という。

 若い人に目立つ椎間板(ついかんばん)ヘルニアも、専門医による治療が欠かせない。消炎鎮痛薬やコルセットで良くなる人が多いが、1~2割は手術が必要という。

 いずれの疾患も、腰をいたわる姿勢やストレッチは、前回までに紹介したぎっくり腰の場合と同じ要領で行う。=つづく

正しく座る姿勢を学ぶ 腰痛/3 あなたの処方せん/22

2010年11月3日 提供:毎日新聞社

あなたの処方せん:/22 腰痛/3 正しく座る姿勢を学ぶ

 オフィスだけでなく、家でもパソコンに長く向かっているという人が増えている。椅子に座った姿勢は自然と腰に負担がかかる。

 「腰痛はアタマで治す」(集英社)の著者で矯正運動療法士の伊藤和磨さんはかつてプロサッカー選手として活躍し、重い腰痛症で引退した。現在は“姿勢セラピー”を提唱し、全国の小中学校で正しく座る姿勢を教えている。伊藤さんは「体を前に傾け、背中を丸めて座るのが腰に一番よくない。背中と腰の筋肉(脊柱(せきちゅう)起立筋)が弓のように張り、腰の筋肉が緊張しっ放しになる」と話す。

 伊藤さんが勧める理想的な座り方(イラスト参照)は、あごを引き、背もたれに寄りかかるように背中をまっすぐ伸ばし、ひざの角度を100度ぐらいにする。足の下に高さ数センチの台を置くと、体の重心が後ろに移動するため、腰や背中の筋肉への負担が軽くなる。高すぎて足の裏全体が床につかないような椅子はよくない。

 パソコン作業では机の上に書類を置いてキーボードをたたくことが多いが、下を向くと背中が丸くなってしまう。書類はできれば書見台に置き、目の高さに合わせたほうがよい。

 ただし、どんなによい姿勢でも長時間座ると筋肉がこわばる。1時間ごとに体を回したり、そらしたりするストレッチを忘れずに。=つづく

(埼玉)飲み薬品薄  禁煙ピンチ

2010年11月2日 提供:読売新聞

税上げで 外来急増  決意揺らぐ人も…

 10月のたばこ税引き上げをきっかけに、禁煙に踏み切る人が急増し、禁煙外来用の飲み薬が全国的に品薄状態になっている。県内の医療機関の中には、新規の患者の受け入れを断るケースも出ている。正常化は年明けとみられ、せっかく禁煙を決断しながら、きっかけを失う人が続出するのではないかと懸念されている。

 今回の“禁煙ブーム”以前から禁煙外来を開く「みずの内科クリニック」(所沢市中新井)。外来患者はこれまで10人程度だったが、10月第1週に8人が相次いで来院した。ほとんどが、たばこ税の引き上げをきっかけにした人たちだった。

 しかし、禁煙外来の状況は直後に一変。同クリニックでは、効果などを考慮して飲み薬だけで禁煙外来に対応してきたが、その飲み薬の供給が滞り始めたからだ。「途中で『薬がなくなった』では無責任。今の患者の分をなんとか確保するしかない」(水野康司医師)と判断し、同月中旬以降に申し込みがあった10人前後の新規患者の受け入れを断ったという。

 「安田内科クリニック」(さいたま市浦和区)では、患者に対し「飲み薬から張り薬に替えてもらう可能性があります」と説明。新規の外来希望者にも現状を伝えているが、飲み薬に効果を期待する人は多く、「飲み薬がないなら……」と来院を断念するケースも相次いでいるという。

 国内で唯一認可された飲み薬タイプの禁煙補助薬は「チャンピックス」。供給する製薬会社ファイザーは「飲み薬を使った禁煙外来の利用が予想以上に増えた。需要を見誤ったのは大変申し訳ない」とする。医療機関に対しては、チャンピックスによる新規患者の受け入れをしないよう要請しており、受け入れの再開は、同社が供給増を予定する来年1月頃とみられている。

 日本禁煙学会(東京)は、ここ数年は年間100万人程度で推移してきた禁煙者数が、今年300万人に増えると予想。禁煙外来は、医師や歯科医師なら開設でき、同学会によると、県内では9月1日現在、426機関で受け付けている。

 禁煙グッズの売り上げも順調で、県内を中心にドラッグストア「セイムス」328店舗を展開する富士薬品(さいたま市)では、昨年10月に比べ、張り薬が2・2倍、ニコチンガムも1・6倍の売り上げを記録。昨年同時期にインフルエンザ対策品を置いた“業界一等地”に禁煙グッズを陳列する店舗もあるという。

   ■薬だけでないサポート実感

         記者も本気で通院

 職場に近い「安田内科クリニック」に通い始めたのは9月末。医師は開口一番、「なぜ、禁煙したいのですか」「本気ですか」と質問してきた。禁煙に失敗した過去の経験から、自分の「意志」が最もあてにならないことを痛感しているが、「子どもが生まれ、妻にも『やめて』と言われた」「健康診断で気になる結果が出た」……と、理由を一つひとつ伝えた。すると、禁煙したいという漠然とした気持ちが整理された。

 あらゆる側面から「たばこの害」をたたき込まれた。無残な姿になった肺やのど、消化器の写真やイラスト。副流煙や喫煙後の吐く息で、子どもや家族が疾患に至るケースがあり、1箱300円の銘柄を毎日2箱吸い続けると、10年で代金は220万円になるといった説明まで子細だ。

 呼気の一酸化炭素量を2週間ごとに測る。初診時は非喫煙者の5-6倍。「赤血球が必要な酸素を十分に運べず、心臓は過酷な状況だった」という。禁煙を続け2回目に測ると、ちゃんと減っていた。自分の変化を数値で確認できるのは励みになる。

 禁煙外来は薬の処方だけでない。日本禁煙学会も「精神面をサポートしてくれる専門医を」とアドバイスする。決意を様々な面から支えてくれるのが禁煙外来だと今、実感している。(田村雄)

日ごろの姿勢に注意し予防 腰痛/2 あなたの処方せん/21

2010年11月2日 提供:毎日新聞社

あなたの処方せん:/21 腰痛/2 日ごろの姿勢に注意し予防

 ぎっくり腰がくせになると、そのうち手術が必要なほど重症になってしまうのではないかと心配になってくる。しかし自身も経験者という谷諭・東京慈恵会医科大教授(脳神経外科)は「腰痛の約85%は体を休ませれば自然に治る」と話す。

 谷教授によれば、手術など専門的治療が必要になるのは骨や神経に異常がある場合だが、ぎっくり腰は一般的に背骨や腰の骨にある筋肉のこり(緊張)で、ねんざのようなもの。加齢による腰骨の関節の老化(軟骨の水分の減少)や、精神的ストレスによる自律神経の乱れで腰周辺の血流が悪くなって起きることもあるという。この血流の改善にハリ治療が有効です.

 腰痛の防止には、運動に加えて日常の姿勢が重要だ。就寝時は体が沈みこむような柔らかいベッドは避ける。硬すぎる床もよくない。あおむけで寝るときには足のひざの下にクッションや重ねたタオルなどを置くと、腰の筋肉への負担が軽くなる。

 立っているときの姿勢で一番よくないのは猫背。「あごを引いて首をまっすぐにし、おなかをぎゅっと引きしめる格好、つまり社交ダンスをするときのような姿勢がよい」と谷教授。女性の場合、ヒールの高い靴は禁物だ。
物を持ち上げるときは,足を前後にずらして揃わないようにして,膝を緩める.一気に持ち上げない、これ肝心!!

 また、顔を洗ったり、物を持ち上げたりするときは特に注意が必要。腰をかがめるのではなく、ひざを屈伸させて物を持ち上げる(イラスト参照)習慣をつけよう。=つづく

多剤耐性菌、対策強化へ WHO、チーム発足検討

2010年11月2日 提供:共同通信社

 【ジュネーブ共同】多剤耐性アシネトバクターや、NDM1という酵素をつくる遺伝子を持った新種の腸内細菌の感染拡大を受け、世界保健機関(WHO)は来年、大規模な啓発活動を行う方針を決めた。これまで統括がはっきりしなかった多剤耐性菌に関するプロジェクトチーム発足を検討。加盟国間での情報共有や対策強化に本格的に乗り出す。

 WHO幹部が1日までに明らかにした。

 来年5月のWHO総会では(1)各国で監視を強化(2)抗生物質の管理徹底(3)多剤耐性菌分析のための途上国支援-などを柱とした決議採択を目指している。

 ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌に関しては8月、医療費の安いインドやパキスタンで美容整形手術などを受けていた欧米人を中心に、NDM1を持った細菌に感染した患者の増加が報道された。死者も報告され、WHOは193に上る加盟各国に院内感染の予防と感染状況の監視を呼び掛けた。

 日本国内では2000年ごろから欧米で広がり始めたとされるアシネトバクターの院内感染が帝京大病院などで次々と発覚。帝京大病院だけで死者が30人以上に達し、厚生労働省は対策の強化を急いでいる。

 多剤耐性菌の感染拡大の一因は抗生物質の乱用とされ、マラリアや結核に関しても、抗生物質を長期間、多量に服用すれば耐性のある菌ができやすくなる。WHOはこれらの病気に関する啓発を来年1月以降始め、4月の世界保健デーには多剤耐性菌に関する統計を発表したいとしている。

今季初の学級閉鎖 インフルエンザ 埼玉・鳩山・今宿小

2010年11月2日 提供:毎日新聞社

インフルエンザ:今季初の学級閉鎖--鳩山・今宿小 /埼玉

 県教育局保健体育課は1日、鳩山町立今宿小学校が県内公立学校で今季初のインフルエンザによる学級閉鎖をすると発表した。閉鎖は2~4日までの3日間。

 同課によると、同校の1年生のクラス(22人)で1日、38度台の発熱を訴えるなどして9人の児童が欠席し、うち3人がインフルエンザの簡易検査でA型であると確認された。昨年度流行した新型インフルエンザか通常の季節性かどうかは分からないという。入院している児童はいない。【西田真季子】

今季初のインフルエンザ集団感染 秋田・大館の幼稚園

2010年11月2日 提供:毎日新聞社

インフルエンザ:今季初の集団感染--大館の幼稚園 /秋田

 県健康推進課は1日、大館市の幼稚園で、今季初の季節インフルエンザ集団感染が発生したと発表した。いずれも軽症という。

 同課によると、幼稚園では10月28日から園児13人、職員3人にインフルエンザのような症状がみられ、欠席者が増えたため同園は1日から6日まで休園となった。調査の結果、園児らが感染していたのはA香港型ウイルスとわかった。同課はワクチン接種やうがい手洗いでの予防を呼びかけている。【野原寛史】

精巣がん機構解明に一歩 Y染色体のタンパク質関与

2010年11月2日 提供:共同通信社

 精巣腫瘍(しゅよう)の悪性化には、男性に特有のY染色体にある遺伝子からできるタンパク質がかかわっているとの研究結果を、東京大分子細胞生物学研究所の加藤茂明(かとう・しげあき)教授らが2日付米科学アカデミー紀要電子版に発表した。

 日本の精巣腫瘍の患者は欧米に比べ少なく、10万人当たり2人程度。だが生殖年齢の20~40代に発症が多く、悪性化するとほかの臓器への転移の危険性も高い。発症や悪性化の仕組みはほとんど分かっておらず、精巣摘出以外の治療法はないという。

 加藤教授は「仕組みの一部を明らかにできた。よりよい治療につなげたい」としている。

 精巣腫瘍は、男性ホルモン「アンドロゲン」と受容体が結合してできた物質が細胞核の中に異常に多く入ると、細胞が増殖し悪性化する。加藤教授らは腫瘍細胞を使った実験で、Y染色体の遺伝子からできる「TSPY」というタンパク質が存在すると、この結合物質が核に入るのを防ぐことを見つけ、TSPYが細胞増殖の"ブレーキ役"と判断した。

 腫瘍が悪性化した患者の細胞ではTSPYの生産量が少なくなっていた。悪性化した患者とそうでない患者は遺伝子の違いはなく、タンパク質を作る過程で問題が起きているのではないかという。

ぎっくり腰になったら 腰痛/1 あなたの処方せん/20

2010年11月1日 提供:毎日新聞社

あなたの処方せん:/20 腰痛/1 ぎっくり腰になったら

 国民病ともいわれる腰痛。厚生労働省の国民生活基礎調査(07年)によると、男性の約9%、女性の約12%が腰痛に悩んでいる。

 58歳の記者も1カ月前、自宅のベランダで体をかがめて植木鉢を持ち上げようとしたところ、腰の筋肉がぎゅっと突っ張るように感じた。そのまま3日間寝込み、どうにか歩けるようになったのは1週間後。これで3回目だ。いつも寝不足や疲れがたまった時にやってしまう。

 いわゆるぎっくり腰。正式には急性腰痛症という。ぎっくり腰になったら、しばらく横向きに寝て安静にしているしかないが、腰を冷やせばよいのか温めるべきなのか、悩ましい。「腰痛を治す65のワザ+α」(保健同人社)の著者でこやまクリニック(東京都文京区)の小山郁院長は「直後は筋肉が炎症を起こしている状態なので、最初の1~2日は氷枕や冷湿布で冷やす。その後は血の巡りをよくするため温めるのがよい」とアドバイスする。腰のあたりをマッサージした方がよいのかどうかも悩むが、「体内ではたんぱく質を集めて組織を修復している。そこに外から強い力を加えたり、体操などをするのは避けた方がいい」という。

当院で短時間のハリ治療で6,7割の痛みが取れて楽になります.その後1,2日で解消します.正しい姿勢が重要です.

 回復したら、腰痛防止の体操を。腹筋と背筋の鍛錬が基本となる。あおむけに寝て両手でひざを抱え込む姿勢(イラスト<1>)を約30秒保つ。これを1日に3回程度繰り返す。続いてあおむけに寝たままひざを立て、お尻と腰を上に上げた姿勢を5秒ほど保つ(イラスト<2>)。これは1日10~20回。

 筋肉のこわばりをほぐすストレッチも効果的だ。ぎっくり腰はくせになる人が多い。予防を心掛けたい。(小島正美が担当します)=つづく

筋収縮タンパクの構造解明 がん研究に貢献も

2010年11月1日 提供:共同通信社

 体の中で筋肉の収縮などにかかわる幅わずか10ナノメートル(ナノは10億分の1)の繊維状タンパク質「アクチン繊維」の構造を、電子顕微鏡で明らかにすることに大阪大の藤井高志(ふじい・たかし)特任研究員らのチームが成功し、英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

 チームの難波啓一(なんば・けいいち)教授(生物物理学)は「筋肉や神経など、生体内で重要な働きをしているアクチン繊維の構造を原子レベルで明らかにできた。アクチンはがんなど細胞の形が変化する病気にもかかわっており、これらの研究にも貢献できる」としている。

 アクチン繊維は、タンパク質の一種アクチンがらせん状に連なってできており、細胞の中で伸びたり縮んだりすることで細胞の運動や形を調節している。

 チームは、ウサギの筋肉から採取したアクチン繊維を液体ヘリウムでマイナス220度まで冷やして凍らせ、電子顕微鏡で詳細に解析。単体のアクチンを構成する四つの部位の向きや構造が、繊維状になると大きく変化していることが分かった。

高知・新型インフルエンザを今季初検出

2010年10月30日 提供:毎日新聞社

行政ファイル:新型インフルエンザを今季初検出 /高知

 県健康対策課は29日、須崎福祉保健所管内の医療機関で、28日に小学生から採取したインフルエンザの検体から、今季初の新型インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。発熱などの症状は出ているが、入院はしていないという。同課は、日常的に手洗い・うがいをすると共に、他人への感染を防ぐためマスクの着用などを呼び掛けている。

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional

「町田の鍼灸治療は成瀬鞍掛治療院 腰痛 ぎっくり腰 マッサージ 花粉症」更年期