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最新医療情報16

最新医療情報15
20110420~

専門家からヒアリングへ 子供の放射線対策で文科省

2011年5月20日 提供:共同通信社
 鈴木寛文部科学副大臣は19日の記者会見で、福島県内の児童生徒の放射線対策の参考にするため、放射線医療や児童精神医学などの専門家からのヒアリングを5月末から実施すると発表した。ヒアリング結果は随時公表し、学校活動や日常生活での注意点などを整理して、学校関係者や保護者に示す。
 鈴木氏は「(学校施設での屋外活動制限の)基準に理解を深めてもらうとともに、科学的、総合的な情報を提供したい」と述べ、保護者らへの情報提供を通じ、子供の放射線被ばくや心身へのストレスの軽減につなげたいとの考えを示した。
 このほか鈴木氏は、福島県内の一部市町村で、学校のプールから放射性物質を含む水が農業用水に流れ込むことなどを懸念し、プール使用を見送る動きがあると指摘されていることについて「福島県教委に、(県の)下水道部局など関係機関と調整するよう伝えている」と述べた。

医療費定額負担構想 税断念し苦肉の策 給付抑制なく、財政再建派に不満

2011年5月20日 提供:毎日新聞社
医療費:定額負担構想 税断念し苦肉の策 給付抑制なく、財政再建派に不満
 患者から別途100円程度の徴収を――。そんな厚生労働省の「定額負担」構想は、難病患者らの負担軽減とセットになっている。東日本大震災の影響で強まる財政制約の下、弱者に優しい医療を実現し、「民主党らしさ」を示すための苦肉の策だ。ただ、同じ医療制度の中でカネをやりくりする案だけに、財政再建派が迫る給付削減には結びつかない。
 「政権交代の果実」を示すのと同時に、「福祉の党」を掲げる公明党に秋波を送りたい民主党政権にとり、医療費の自己負担に上限を設けている高額療養費制度の拡充は格好の材料。化学療法の発達で、がん患者らは日常生活を送れるようになった半面、治療が高額・長期化し、医療費がかさむようになっている。
 このため厚労省は、税と社会保障一体改革の議論が始まった当初から、制度の拡充を目指してきた。震災前、数千億円かかる財源は消費税増税で賄う意向だった。
 ところが、震災後は空気が変わった。逆に給付抑制を迫られ、仕方なくひねり出したのが自前で財源を用意できる1人100円程度の定額負担だった。厚労省が今回の一体改革で強調している「支え合い」の理念にも合致すると踏んだ。
 それでも、財務省や一体改革集中検討会議の財政再建派委員には、生ぬるく映る。一部委員からは「保険はビッグリスクに備えるものだ」と、保険免責制度の導入を求める声も出ている。
 保険免責は医療費のうち1000円程度の一定額までは患者負担とし、保険適用はそれを超える部分にとどめる仕組みだ。重病に適用するのが保険で、風邪などの軽い病気には使わないという考えに基づく。数兆円の医療費削減が見込めるものの、厚労省や医療関係者には「医療が必要な人まで通院しなくなる」と抵抗感が強い。
 政府内に医療費抑制ムードが強まる中、日本医師会の原中勝征会長は19日夜の検討会議直前、厚労省に細川律夫厚労相を訪ね、来年度の診療・介護報酬の同時改定見送りを要請した。「震災復興に全身全霊をささげるべきだ」。そう訴えた原中氏の腹の内を、厚労省幹部は「震災の影響で報酬が引き下げになることを嫌った」と読む。しかし、当の細川氏は最後まで明言を避けた。【鈴木直】

視覚障害者の安否確認難航 支援団体、個人情報が壁に

2011年5月20日 提供:共同通信社
 東日本大震災では多くの視覚障害者も被災したが、行政による安否確認や生活状況の調査が遅れている。複数県にまたがる広域調査は事実上、視覚障害者の支援団体でつくる日本盲人福祉委員会(東京)が行っているだけだが、安否確認などができたのは全体の約3・5%。少人数の作業に加え、個人情報保護法も調査の壁となり、全容把握にはほど遠い状況だ。
 困り事があっても行政などに相談せず我慢していたり、薬がきれて持病が悪化したりしている人もいるとみられ、対策が急がれる。
 福祉委員会は盲導犬利用者など傘下の加盟団体のデータを基に、岩手、宮城、福島3県で津波被害の大きかった沿岸部から、電話による確認や、避難所、自宅をスタッフが手分けして訪問して調査を進めている。
 3県によると、視覚障害者数は岩手が4631人(2010年3月現在)、宮城が5626人(同)、福島が6285人(10年4月現在)の計1万6542人。震災時点も人数に大きな変動はなかったという。
 これに対して福祉委員会が安否確認を終えたのは岩手約190人、宮城約260人。福島は原発事故で地域によって2次、3次の集団避難があったため計画的な調査が難しく、安否確認が済んだのはこれまで約130人にとどまっている。
 しかも、福祉委員会のリストは2400人分で、全体の15%程度しかカバーしていない。委員会は行政側のリストに基づいた漏れのない調査の必要性を感じているが、障害者手帳の交付者リストなどは個人情報にあたるため、支援団体はデータの提供を受けられないという。
 懸念されるのは、自宅で一人暮らしのケース。宮城県塩釜市の避難所に一時避難していた全盲の女性は「避難所では知り合いがいて食事や入浴を助けてもらえたが、身の回りの状況が一変した中で一人では無理だった」と話す。
 福祉委員会の加藤俊和(かとう・としかず)さんは「震災で生活基盤を失った障害者もいる可能性がある。行政は手が回らない細かい支援を支援団体やボランティアに割り振るなど、柔軟な対応が必要だ」と指摘している。

1700人からDNA採取 不明者家族、東北の3県警

2011年5月20日 提供:共同通信社
 中野寛成国家公安委員長は19日、岩手、宮城、福島の3県警で実施している行方不明者家族からのDNA採取について、13日からの5日間で家族約1700人から口内の細胞の提供を受けたことを明らかにした。記者会見で述べた。
 中野委員長によると、3県警は行方不明者約1200人の家族から体格などの聞き取りをし、DNA型鑑定用の資料として、本人の口内細胞が付着している可能性がある歯ブラシなど約200点を預かった。
 また行方不明者約260人の家族から、不明者が献血していた場合に日赤が警察に血液を提供することに同意する書面の提出を受けた。

医師と通訳 スマホで結ぶ…京都NPOなど 専用ソフト開発

2011年5月20日 提供:読売新聞
 日本にいる外国人が病院などで受診した際、院外にいる通訳と診療現場を多機能携帯電話(スマートフォン)を使ったビデオ電話で結び、病状を説明してもらう医療通訳専用システムのソフトウエアを、京都市などのNPO法人と和歌山大が共同で開発した。医療通訳のニーズは高まっており、NPOは研修などで通訳も育成し、来年から本格運用を目指す。
 NPOは、いずれも外国人の医療問題などに取り組む「多文化共生センターきょうと」(京都市)、「エスニコ」(札幌市)、「伊賀の伝丸」(三重県伊賀市)。医療機関側がリストから通訳者を選び、医師と患者の会話を通訳してもらう。
 各NPOは通訳経験者向けに研修会を開き、今夏以降に行うテストで合格した人を登録。英語、中国語など4か国語以上で始めたいとしている。試験的に無料で実施後、来年にも有料で運用を開始する予定。料金は主に通訳者の報酬とする。
 研修会に参加した大阪府高槻市の中国語通訳・井上聡子さん(33)は「通訳者の顔が見え、患者にとって心強い。日本語を話せない人も、きちんと治療が受けられるようになれば」と述べた。多文化共生センターの重野亜久里代表は「将来的に全国の通訳者をつなぎ、少数言語に対応できるようにしたい」と話している。

高齢妊娠・出産(4)Q&A 健康管理 より重要に

2011年5月20日 提供:読売新聞
 高齢妊娠・出産について、愛育病院院長の中林正雄さんに聞きました。
 --何歳から高齢妊娠・出産と呼ぶのですか
 明確な定義はありません。初産の場合は、WHO(世界保健機関)が「35歳以上」を高齢初産としています。
 --初産だと危険性が高いのでしょうか
 年をとると、産道が硬くなり、子宮口も開きにくくなり、難産になりやすいです。出産経験があれば、その心配は減ります。
 --出産経験があれば、関係ないですか
 いいえ。年齢が高いと卵子が老化して、妊娠しにくくなったり、妊娠しても流産しやすかったり、子どもに先天的な異常がある割合が増えます。
 持病のある妊婦も増えます。代表的なのは、高血圧や高脂血症、肥満、糖尿病などの生活習慣病、子宮筋腫など婦人科の病気です。妊娠や出産に伴い、異常が起こりやすくなります。
 --命に関わりますか
 どんな病気かで違いますが、妊産婦死亡率(妊娠中から産後42日未満の母体死亡率)をみると、25-29歳は10万人あたり1・3人ですが、30歳-34歳は3・5人、35-39歳は5・5人、40歳以上は21・8人と増えます。妊産婦死亡は減ったとはいえ、年齢が高いほど増える事実は変わりません。
 --どんな環境で出産するのが望ましいですか
 妊婦の健康状態は個人差があります。厚生労働省研究班で、自分の妊娠・出産リスクを確認し、どんな施設での出産が望ましいかがわかる自己評価表を作りました。愛育病院のホームページ(http://www.aiiku.net/img/riskA.pdf)で見ることができます。
 --何歳までの出産が理想でしょうか
 私たちは、妊婦さんの年齢に関係なく「おめでとう、一緒に頑張りましょう」という気持ちで接しています。医学的な視点だけでみれば、35歳までに産み終えるのが理想ですが、現実にはそうもいきません。愛育病院でも、出産年齢の平均は34歳(2010年)です。
 --いつか産みたい、と希望する女性が心がけることはありますか
 妊娠・出産の可能性は年齢とともに低下するということを覚えておいてください。基本的な知識がないままに出産を先延ばしにし、後悔する女性もいます。
 健康管理も重要です。体力をつける、太りすぎ、やせすぎを避ける、子宮筋腫や子宮頸(けい)がん、生活習慣病の検診も受けましょう。
 社会も、変わらなければいけません。女性が妊娠・出産しやすい、産後も働きやすい職場を作る必要があります。(中島久美子)
 
情報プラス
愛育病院
 http://www.aiiku.net/

被ばく基準年20ミリシーベルトに批判 衆院特別委で専門家

2011年5月20日 提供:共同通信社
 福島第1原発事故を受け、政府が計画的避難区域や校庭の活動制限の基準に採用している「年間20ミリシーベルト」という被ばく線量について、衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会で20日、放射線医学の専門家らから「高すぎる」と批判が相次いだ。
 矢ケ崎克馬(やがさき・かつま)・琉球大名誉教授は、政府が根拠としている国際放射線防護委員会(ICRP)の基準について「内部被ばくを考慮していない」と批判。欧州は内部被ばくを考慮した別の基準を採用しており、外部被ばくだけで年間20ミリシーベルトというのは「とんでもない数字」と強調した。
 武田邦彦(たけだ・くにひこ)・中部大教授は「20ミリシーベルトで発がんリスクが高まるのは明らかなのだから、保護者が納得しないのは当然だ」とし、校庭だけでなく通学路などを除染する必要性を強調した。
 国の原子力安全委員会の久住静代(くすみ・しずよ)委員は、日本人の数十%はがんが原因で死亡し「20ミリシーベルトが発がんに与える影響は小さすぎ、疫学調査で検出できないほどだ」と20ミリシーベルトという基準の妥当性を主張したが、崎山比早子(さきやま・ひさこ)・元放射線医学総合研究所主任研究官は「子どもの方が放射線感受性が強く寿命も長い。年齢による影響の差を考慮しない議論は論外だ」と反論した。

歯周病菌 動脈硬化悪化の因果関係、遺伝子レベルで証明 新潟大

2011年5月20日 提供:毎日新聞社
歯周病菌:動脈硬化悪化の因果関係、遺伝子レベルで証明--新潟大 /新潟
 歯周病菌が動脈硬化を悪化させることの因果関係について、新潟大歯学部の山崎和久教授(歯周病学)の研究グループが、遺伝子レベルでの証明に成功した。19日(日本時間20日)の米科学誌プロスワン電子版に発表する。
 山崎教授らは実験用マウスに週2回、歯周病菌を投与。一定期間経過後に肝臓や血管の組織を調べたところ、動脈硬化のリスクを減らす善玉コレステロールを生み出す遺伝子の発現量が低下していたことが判明した。
 また、動脈硬化を起こしているマウスへ同様に菌の投与を約5カ月間行い、動脈の内側を調べたところ、菌を与えていないマウスでは病変の面積が6%だったのに対し、投与したものでは45%に拡大したという。
 山崎教授は「歯周病が動脈硬化を悪化させることはこれまでも統計調査などで明らかになっているが、遺伝子レベルで証明したのは世界初。歯周病の予防や治療で動脈硬化の発症が抑えられ、医療費の抑制にも結びつく」と話した。【畠山哲郎】

ARIA 「血管枝分かれ」抑制、遺伝子のメカニズム解明 がん治療に光

2011年5月20日 提供:毎日新聞社
ARIA:「血管枝分かれ」抑制、遺伝子のメカニズム解明 がん治療に光 /京都
 ◇府立医大教授ら発表
 京都府立医大の松原弘明教授、池田宏二講師(循環器内科学)らの研究グループはこのほど、血管が枝分かれしてがん細胞の増大などに大きな役割を果たす「血管新生」を抑制する遺伝子「ARIA」のメカニズムを解明したと発表した。
 グループは、血管の内側にある血管内皮前駆細胞などに多く存在するARIAが、がん抑制遺伝子の一種「PTEN」と細胞膜付近で結合することで、血管新生に必要な細胞内部のリン酸化が抑制される作用を、マウスを使った実験で実証した。
 松原教授は「ARIAの働きで血管新生を制御すれば、動脈硬化による血流低下を改善したり、がんの増大を食い止めたりする新しい治療法が可能になるのではないか」と話した。【五十嵐和大】

高齢妊娠・出産(3)体重管理と体力作り意識

2011年5月19日 提供:読売新聞
 結婚して13年目、待望の妊娠だった。東京都品川区の会社員C子さん(40)は、大病院でのお産ではなく、家族や信頼できる医師、助産師らに囲まれ、陣痛促進薬などはなるべく使わずに産みたいと考えていた。一方で、高齢だとお産の進行中にトラブルが起きやすく、帝王切開になりやすいとも聞いていた。
 出産場所に選んだ育良クリニック(東京・目黒区)は、担当の助産師がついて、出産まで支えてくれる。常勤の産科医が3人いて、母子の命に危険が及ぶおそれが出たら、いつでも緊急の帝王切開手術が行える態勢であるのも心強かった。
 年齢が高いと高血圧や糖尿病の割合も高い。持病がなくても、妊娠中に軽い高血糖などが出ることも増える。治療や安静のため入院が必要になることもある。
 胎盤が子宮口をふさぐ前置胎盤なども増え、計画的に帝王切開を行うケースが多くなる。さらに初産だと、産道の固さや陣痛が弱いなどの理由から、緊急の帝王切開手術が必要になる頻度も高くなる。
 ただし長年、日赤医療センター(東京・渋谷区)で、数多くの高齢妊婦を担当してきた同クリニック院長の浦野晴美さんは、「高齢になるほど個人差が大きく、一律に帝王切開などの処置が必要になるということではありません」と話す。
 重要なのは体重管理だ。妊娠中の適度な運動と食事は年齢に関係なく大切だが、高齢妊娠では特に自覚をもって心がけてもらう。体重が増えすぎると、血糖値や血圧に影響が出るほか、産道にも脂肪がついて難産になるためだ。
 長時間の陣痛を乗り切るには、体力作りも必要だ。ウオーキングやヨガ、水泳などで持久力をつける。
 C子さんは、30歳代から週1回、呼吸や姿勢を意識しながらゆっくりと体を動かす「ピラティス」の個人レッスンや、ジム通いを始めており、ピラティスは臨月まで続けた。さらに、クリニックで教わったスクワットを自宅で1日20回ほど行った。1日1時間以上かけ、ゆっくり歩くことも心がけた。
 外食が多く、朝食を抜くこともあった食事は、自炊中心にした。食べ過ぎに注意し、口さみしい時は、お茶を飲んだ。
 妊娠中、異常は見つからず、2010年12月、3146グラムの長女を出産した。「18時間の陣痛にも、ばてなかったのは、体力作りのおかげ。体力勝負の育児にも、お産に向けて体力をつけてきたことが役立っています」と話す。

(静岡)静岡茶 知事が「安全宣言」

2011年5月19日 提供:読売新聞
放射性物質 「荒茶」調査は見送り
 県が緊急実施した生茶葉と飲用茶の放射能調査で、県内全18地点で国の暫定規制値を下回ったことを受け、川勝知事は18日、県庁で生産者らと県産新茶を飲んで「安全宣言」を出した。一方、厚生労働省が求めている「荒茶」の放射能調査については、「消費者を混乱させる」として、実施しない方針を明らかにした。
 川勝知事はこの日、県内14産地の茶娘らが新茶を振る舞う県のイベントで、「本県の誇る新茶をみんなで味わって、新緑の季節を祝おう。おいしいお茶を、広く日本の皆さんに味わっていただきたい」と安全性をアピール。JA静岡経済連の田中鉄男会長は「検査で県産茶は安全だと確認された。静岡のお茶を全国の皆さんに安心して飲んで頂きたい」と話した。
 厚労省は生茶葉を蒸して乾燥させた「荒茶」についても、本県を含む14都県に放射能調査を実施するよう要請しているが、岩瀬洋一郎副知事が17日に厚労省と農林水産省を訪れ、調査の実施を巡って両省に見解の相違があることを確認したという。
 これを受け、川勝知事は「消費者を混乱させることをすると、余計に政府に対する不信も高まりかねない」と調査しない方針を示し、「消費者に渡る飲用茶と生茶葉について、全県で調査が終わっているので、これで十分だと思っている」と語った。
 知事の発言に対し、県茶商工業協同組合の斎藤松太郎理事長は「この言葉を待っていた。全国のお茶の70%を取り扱っている本県の茶商として、行政と一体になって新茶を売り込んでいきたい」と話していた。

大和屋商店、微生物試験せずに賞味期限設定

2011年5月19日 提供:読売新聞
 焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の集団食中毒で、食肉加工卸業者「大和屋商店」(東京都板橋区)が、同チェーンに納入したユッケ用生肉の賞味期限を設定するのに必要な微生物試験を行わずに、賞味期限を加工日から40日と設定していたことが18日、板橋区への取材でわかった。
 さらに、食肉処理場で解体後、1か月以上経過した肉も加工、納入していたことが判明。消費者庁は、食品衛生法違反(表示基準違反)の疑いがあるとして同日、同区に詳しい調査を依頼した。
 消費者庁によると、肉の賞味期限は微生物試験の結果などを根拠に、解体、加工を経て消費者が食べるまでの期間を設定するよう食品衛生法で義務づけている。
 板橋区保健所によると、大和屋商店は食肉処理場で買い付けた肉を冷蔵保存した後に、加工、出荷していた。根拠のない賞味期限設定について、同社は「業界の慣習と他社の事例を参考にした」と話したという。

寮の調理担当女性も髄膜炎 宮崎の高校、集団感染か

2011年5月19日 提供:共同通信社
 宮崎県小林市の私立小林西高の寮に住む男子生徒(15)が髄膜炎の疑いで13日に死亡した問題で、同県は18日、寮の調理を担当する女性(63)が髄膜炎に感染、4月末から入院していたと発表した。女性は一時重症となったが、回復した後退院した。寮には主に野球部員が入っており、県は集団感染とみて感染ルートなどを調べている。
 県によると、女性は4月29日に発熱し30日から今月14日まで小林市内の病院に入院。6日に感染が判明したが、病院は法律で義務付けられた届け出を18日までしていなかった。県は病院から経緯を確認する。
 新たに同じ寮の男子生徒(15)が頭痛と発熱のため、17日に鹿児島県霧島市の病院に入院したことも分かったが、医師の診断では髄膜炎ではないとみられる。この生徒は快方に向かっており、念のため感染の有無を検査する。
 高校は感染拡大を防ぐため17日から21日まで休校とし、同じ寮の生徒ら計78人に予防内服薬を飲むよう指導するなど、感染拡大防止策を取った。
 同校によると、死亡した生徒は那覇市出身で野球の奨学生として4月に入学。調理担当の女性は、契約する宮崎市内の業者の職員だった。
 同校の寮では16日までに、死亡した生徒のほか3人が体調不良を訴え入院したが、快方に向かっている。いずれも野球部員。

8割が飲酒量減少 「飲酒日記」の新講習試行

2011年5月19日 提供:共同通信社
 警察庁は19日、4府県警で試行した飲酒運転による免許取り消し処分者に対する「飲酒日記」義務付けなど新たな講習の実施結果をまとめた。飲酒状況を日記に付けたり、カウンセリングを受けるなどした受講者の8割近くが「飲酒量が減った」と答えた。
 警察庁は新講習に効果が認められるとして、6月から準備の整った16府県警に拡大し引き続き試行。4府県警の受講者を1年間追跡調査した結果も踏まえ、2013年春に全国で導入する方針。
 試行したのは神奈川、愛知、大阪、愛媛の4府県警。昨年9月から今年2月の間、454人が新講習を受けた。受講者へのアンケートによると、回答があった450人中、349人(77・6%)が講習期間中は飲酒量が減ったり断酒したりしていた。増加は1人、変化なしは93人、不明が7人だった。
 新講習は2日間で13時間を受講。医師によるカウンセリングのほか、受講者同士のディスカッションもある。日記付けは4週間にわたるが、過去にスピード違反の場合とほぼ同じ運転適性検査などの現行の講習を受けた経験がある274人のうち半数以上の158人が「新講習の方がよい」と回答。「今までの方がよい」は26人にとどまった。

高齢妊娠・出産(3)体重管理と体力作り意識

2011年5月19日 提供:読売新聞
 結婚して13年目、待望の妊娠だった。東京都品川区の会社員C子さん(40)は、大病院でのお産ではなく、家族や信頼できる医師、助産師らに囲まれ、陣痛促進薬などはなるべく使わずに産みたいと考えていた。一方で、高齢だとお産の進行中にトラブルが起きやすく、帝王切開になりやすいとも聞いていた。
 出産場所に選んだ育良クリニック(東京・目黒区)は、担当の助産師がついて、出産まで支えてくれる。常勤の産科医が3人いて、母子の命に危険が及ぶおそれが出たら、いつでも緊急の帝王切開手術が行える態勢であるのも心強かった。
 年齢が高いと高血圧や糖尿病の割合も高い。持病がなくても、妊娠中に軽い高血糖などが出ることも増える。治療や安静のため入院が必要になることもある。
 胎盤が子宮口をふさぐ前置胎盤なども増え、計画的に帝王切開を行うケースが多くなる。さらに初産だと、産道の固さや陣痛が弱いなどの理由から、緊急の帝王切開手術が必要になる頻度も高くなる。
 ただし長年、日赤医療センター(東京・渋谷区)で、数多くの高齢妊婦を担当してきた同クリニック院長の浦野晴美さんは、「高齢になるほど個人差が大きく、一律に帝王切開などの処置が必要になるということではありません」と話す。
 重要なのは体重管理だ。妊娠中の適度な運動と食事は年齢に関係なく大切だが、高齢妊娠では特に自覚をもって心がけてもらう。体重が増えすぎると、血糖値や血圧に影響が出るほか、産道にも脂肪がついて難産になるためだ。
 長時間の陣痛を乗り切るには、体力作りも必要だ。ウオーキングやヨガ、水泳などで持久力をつける。
 C子さんは、30歳代から週1回、呼吸や姿勢を意識しながらゆっくりと体を動かす「ピラティス」の個人レッスンや、ジム通いを始めており、ピラティスは臨月まで続けた。さらに、クリニックで教わったスクワットを自宅で1日20回ほど行った。1日1時間以上かけ、ゆっくり歩くことも心がけた。
 外食が多く、朝食を抜くこともあった食事は、自炊中心にした。食べ過ぎに注意し、口さみしい時は、お茶を飲んだ。
 妊娠中、異常は見つからず、2010年12月、3146グラムの長女を出産した。「18時間の陣痛にも、ばてなかったのは、体力作りのおかげ。体力勝負の育児にも、お産に向けて体力をつけてきたことが役立っています」と話す。

薬害エイズ訴訟が終結 最後の原告が東京で和解

2011年5月17日 提供:共同通信社
 薬害エイズ訴訟で最後の原告だった男性1人が17日までに、被告の国、製薬会社5社と東京地裁(生野考司(いくの・こうじ)裁判長)で和解した。和解成立は16日。同訴訟は1989年の最初の提訴から約22年ぶりに終結した。
 96年に東京、大阪両地裁の集団訴訟で国と企業が責任を認めて謝罪、1人当たり4500万円の一時金支給などを条件に和解し、その後の提訴も順次和解。原告側弁護団によると、最終的な和解成立は、この男性を含め1384人。今後の提訴予定はないという。
 関係者によると、和解金2800万円の支払いなどが条件。血液製剤投与から20年以上が経過した2008年の提訴で、被告会社の一つ「バクスター」(東京)が民法の規定を理由に「賠償責任は消滅した」と主張し、協議が難航していた。
 しかし先月、バクスターが被告となっている大阪地裁の同様訴訟で原告3人と和解。未成立はこの男性だけとなり、東京地裁が16日、和解を勧告して成立に至った。
 厚生労働省医薬品副作用被害対策室は「今後も引き続き、被害者の恒久対策に取り組んでいきたい」としている。

COPD 慢性閉塞性肺疾患、早期発見を 世界禁煙デーちなみイベント 福岡

2011年5月18日 提供:毎日新聞社
COPD:慢性閉塞性肺疾患、早期発見を 世界禁煙デーちなみイベント /福岡
 ◇「肺年齢」測定しませんか ソラリアプラザで20日
 あなたの肺年齢はいくつですか――。肺の生活習慣病で別名「たばこ病」ともいわれる「COPD」(慢性閉塞性肺疾患)の早期発見や認知度アップを狙いとした啓発イベント「肺 OLD ARE YOU?」が20日、中央区天神2のソラリアプラザで開かれる。無料で「肺年齢」を測定できる他、ギネス認定の世界最大の肺模型が展示される。
 世界禁煙デー(31日)にちなむイベント。COPDは細気管支や肺胞が炎症を起こし、呼吸機能が徐々に低下していく病気。せきやたんが毎日のように続き、呼吸が困難になっていく。患者の9割以上は、喫煙が原因とされる生活習慣病だ。
 09年の日本人の死亡原因では全体の10位だが、WHO(世界保健機関)によると、20年には世界の死亡原因の3位になると予想される。しかし、認知度がまだ低く、未治療の患者が多いことが問題になっている。
 当日は愛煙家の野球解説者、東尾修さんがゲスト出演。専門医による模擬診察を受ける他、肺年齢を測定する。肺年齢は呼吸機能がどの程度かを知る肺の健康のバロメーター。来場者も無料で肺年齢が測定でき、必要な場合は医療機関も紹介してもらえる。
 時間は午前10時半~午後6時。東尾さんが登場するのは正午から。問い合わせはイベント事務局03・3597・0176。【三木陽介】
〔福岡都市圏版〕

B型肝炎訴訟 ある患者の闘い=広島支局・中里顕

2011年5月18日 提供:毎日新聞社
ニュースUP:B型肝炎訴訟 ある患者の闘い=広島支局・中里顕
 <おおさか発・プラスアルファ>
 ◇余命胸に納得いくまで
 集団予防接種で注射器を使い回した責任を問うB型肝炎訴訟は、提訴から3年で原告と国の和解が成立する見通しになった。「こんな体に誰がしたのか」。約43万人とされる救済対象者それぞれに、不条理と闘ってきた重い人生がある。症状の進行に苦しみながら、家族との絆を支えに生きてきた一人の原告を紹介したい。
 ■発症から19年
 愛用する手帳の表に貼り付けた家族のプリクラ写真が目に留まる。広島原告団のメンバーで、肝臓がんを患う二宮俊仁さん(51)=松山市=にとって、毎年末に家族そろって納まる記念写真は生きる糧だ。妻玉美さん(49)、高校3年の長女、中学3年の長男の4人家族。「国に殺されてたまるか」。写真を見るたび己を奮い立たせてきた。
 昨年1月、検査で肝臓がんが見つかった。「大丈夫やけん」。帰宅した二宮さんは玉美さんに笑い掛けたが、会話は続かなかった。「とうとう来たか」という思いが胸を埋めた。
 手術の日。ストレッチャーに乗せられた二宮さんは、麻酔でもうろうとしながら、妻と長女が涙を流しながら手を握っているのを見た。「一人だったら生きていなかっただろうな」。結婚以来、体調が悪化していくばかりの日々が去来する。自暴自棄にならず、酒もたばこもやめたのは、家族の支えがあったからだ。
 家族のプリクラ写真は5年ほど前から年賀状用に撮り始めた。玉美さんにせがまれ渋々手帳に貼ったその写真が、今はいつも手元で支えてくれている気がする。来年も再来年も、家族でプリクラを撮りたいな――。
 二宮さんが慢性肝炎と診断されたのは1992年初夏、32歳の時だった。遠距離恋愛を実らせた玉美さんとの結納を控えていた。黄疸(おうだん)が出て、1キロの物も持ち上げられない。20歳のころ、献血をした際にキャリアー(未発症者)と分かっていたが、症状は表れなかった。高校時代はサッカーで活躍し、体力には自信があっただけに発症はショックだった。それでも結婚に迷いはなく、鉄道会社の運転士として働き、一家を支えた。
 しかし、43歳の時、小学1年の長男の運動会を見に行って倒れた。肝硬変。主治医からは「良くて(余命)10年」と告げられる。入退院を繰り返しながら、「暗くならずに普通でいよう」と笑顔で付き添う玉美さんに支えられてきた。訴訟のため広島に通うことに体調の不安もあったが、妻に「納得いくまでやってほしい」と背中を押された。
 ■家族と一緒に
 今年1月、札幌地裁は患者と未発症者に対し、国が最大3600万円の和解金を支払う案を提示した。しかし、発症から20年を経過した慢性肝炎患者の救済策が盛り込まれず紛糾する。4月、これらの患者にも和解金を支払うとする案が示され、国に続いて全国の原告・弁護団も今月2日、受け入れを決めた。
 二宮さんに喜びの感情は乏しい。自身は線引きの内側にいるが、08年の広島原告団結成以来、共に闘ってきた仲間を思い、「一律救済を求めてきただけに苦渋の決断」と言葉を詰まらせる。原告側が「受け入れやむなし」と判断したのは、裁判が長引けば、その間に大勢の仲間が死んでしまう現実があるからだ。
 「私たち患者の命のともしびはもう、長くありません」。昨年5月25日、二宮さんは広島地裁で初めて意見陳述に立った。「国は加害者ではないのですか」。両手に持った手紙が震えていた。その激しさに、私はけおされた。
 閉廷後の記者会見で、二宮さんの席にはプリクラを貼った手帳が置いてあった。「ご家族と一緒に闘っているんですね」。話しかけると、照れくさそうに笑った。法廷で見せた高ぶりは消え、夫と父親の顔があった。
 ■一瞬一瞬が貴重
 手術から1年4カ月。主病巣は取り除かれたが、がん細胞はまだ肝臓の中にある。「過去最大規模の医療訴訟」は終結の方向になったが、病気が治るわけではない。いつ何があるかも分からない。だから「今」を強く意識する。
 夫婦でお茶を飲む一時、息子と一緒に風呂に入る時間。どこにあっても不思議でない家庭の一こまが、ことさらに貴重に思える。今年は結婚から20年目を迎える。「定年後は2人だけでもっと遊びに行きたいね」。昔はよくしていた話題も、今は口にしにくい。そんな人生を、なぜ強いられねばならないのか。ずさんな医療行政の罪深さを、私は改めて指弾したい。
 二宮さんには、夏に向け楽しみがある。陸上部に所属する長女は百メートル走でインターハイ出場を目指し、6月に県総体に挑む。夫婦で応援に駆け付けるつもりだ。玉美さんは「勝てば勝つほど寿命が延びる気がする」と真顔で言った。
 家族が二宮さんに伴走できる日が一日でも長く続いてほしい。私は心から願う。前向きに生き続けるその姿が、同じ病気で苦しむ患者たちを勇気づけると信じるからだ。
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 ◇B型肝炎訴訟
 集団予防接種でB型肝炎ウイルスに感染したとして、全国10地裁で患者ら700人以上が提訴した。原告のうち、慢性肝炎の患者が半数以上で、肝硬変や肝がん患者が200人近くを占める。
 国は1948年に予防接種法を定めたが、注射器使い回しの禁止を通知したのは88年。注射器使い回しを放置した国の責任は06年の最高裁判決で確定したが、その後も国は原告以外の患者への救済を放置し、08年から提訴が相次いだ。札幌地裁は今年1月、肝がんや慢性肝炎の発症者には3600万~1250万円を、未発症者には50万円の和解金を支払うよう求める和解案を示したが、発症後20年以上を経過した患者は民法の除斥期間との絡みから救済対象と明言されなかった。同地裁は4月、こうした患者にも最大300万円を支払うとする追加和解案を提示していた。
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歯が悪いお年寄りも楽しめるフランス料理を作った石原雅弘さん 「職業紹介企画」〈この人・この仕事〉

2011年5月18日 提供:共同通信社
 東京の「ホテルメトロポリタン エドモント」の中にあるフランス料理のレストラン「フォーグレイン」では、歯が悪いお年寄(としよ)りや、病気でかたいものを飲みこめない人もおいしく食べられる料理が評判(ひょうばん)だ。料理長の石原さんは病院などで出る介護食(かいごしょく)では満足できない人も「笑顔で良かったと言ってくれます」とうれしそうに話す。
 料理は、前菜(ぜんさい)に始まり、スープ、メーン、デザートとふつうのフランス料理と同じコースメニューだが、かまなくても、なめらかに、のどを通るという点だけがちがう。材料はやわらかくにこみ、ミキサーにかけてすりつぶした後で、料理に使っている。フランス料理ではもともと、ムースやピューレなど、こうした調理法(ちょうりほう)が多いので作りやすかったという。
 メーンの「牛肉の赤ワインにこみ」は歯ごたえはないが、口の中で肉のうまみが広がる。肉にそえるブロッコリーやタマネギ、トマトといった野菜は、もとの形はなくなっているが、取れたてで材料の味がわかり、季節感たっぷりだ。
 病気で胃を手術(しゅじゅつ)して、退院(たいいん)したばかりのお客さんに食べやすいメニューを2年前に出したのが、新しい料理を工夫(くふう)するきっかけになった。今では病院から患者(かんじゃ)さんの食事に出すため、作り方を教えてほしいとたのまれている。
 高校を卒業してから30年間、フランス料理を作っている石原さんは、お客さんからおいしいと言われることが一番の喜びだ。「さまざまなお客さんの体調や好みに合わせて、気持ち良く食事をしてもらう『もてなし』の心を大切にしています」。千葉市出身。48歳(さい)。

女性らの脱毛が身近に 安価、短時間施術で やけどトラブルも 「経済ウイークリー」〈マネー&ライフ〉

2011年5月18日 提供:共同通信社
 女性らの間で、わきや足のムダ毛をエステサロンなどで処理することが身近になっている。特に特殊な光線を当てることで発毛を抑える光脱毛は比較的安価なことや施術が短時間で済む手軽さが受けている。ただ、やけどなどのトラブルが報告されており注意も必要だ。
 ▽低価格
 東京都に住むフリーターの女性(28)は、昨年5月からエステで約7万円を払い、両わきとすねの光脱毛を始めた。最初は黒く太かった毛が5回ほど光を照射して少しずつ細くなり、処理が楽になったと喜ぶ。周囲でも数人の友人が脱毛サロンに通っており「抵抗感はない」と話す。
 脱毛施術をめぐっては、1970年代以降、極細の電極で毛穴に電気を通し発毛組織を破壊する電気脱毛をエステが導入。90年代からはレーザーで発毛を抑える方法が広がった。その後、光脱毛が普及。産毛程度の毛は残るが、1回の施術が数十分で終わる上、痛みが比較的軽いとされるのも女性らの背中を押した。
 低価格戦略を打ち出すサロンも現れた。全国に店舗を持つ「ミュゼプラチナム」はキャンペーンで一時、両わきの光脱毛を980円まで値下げした。腕や足など部位を加えれば数万円かかるが、両わきだけなら通常料金も2400円と格安だ。
 1地域に複数店を出店し、脱毛機器などの費用を抑える戦略で急成長、会員数は90万人を超えた。運営するジンコーポレーションの高橋仁(たかはし・じん)社長は「脱毛したくても高価でできなかった人に受け入れられた」と話す。
 脱毛は男性にも広がっている。男性専用エステ大手の「ダンディハウス」では、2010年の脱毛の顧客数が前年比約1・5倍。ひげや腕の脱毛が人気で「身だしなみの一つ」「営業職で第一印象を良くしたい」といった理由で来店する人も多いという。
 ▽トラブルも
 一方、やけどや契約にからむトラブルも起きている。東京都消費生活総合センターには、電気やレーザーなども含めた脱毛全体で、10年度に300件以上の相談が寄せられた。多くのエステでは医師資格を持たないエステティシャンらが施術を行うが、やけど被害が出たエステの経営者が、医師資格なしに光脱毛を行った疑いで逮捕されたこともある。
 光脱毛が医師が行うべき医療行為に当たるかどうかは、監督する厚生労働省医政局医事課が「個々の事例に応じて判断する」と説明。医師以外の人が施術をしても、身体に被害が出ず安全であれば医療行為には当たらないとしている。
 日本エステティック振興協議会は今年5月、エステティシャンを集めた光脱毛の安全講習会を開催。「施術側も衛生管理や機器の取り扱いについて知識を深めてほしい」と呼び掛けている。

風評被害の防止要請 日本、WHO原発会合で

2011年5月18日 提供:共同通信社
 【ジュネーブ共同】東日本大震災による福島第1原発事故を受け、世界保健機関(WHO)は17日、WHO総会の特別会合として、放射性物質による健康被害に関する説明会を行った。日本から出席した大塚耕平厚生労働副大臣は「被災地以外では日常の生活が営まれている」と強調、農産品や食品などに対する風評被害の防止を各国に求めた。
 加盟国からは「被災地に住む外国人への情報提供はどうだったのか」といった質問があり、大塚副大臣は「各国語で正確な情報を伝えるサービスは今後の課題だと考える」と応じた。
 WHO側は「日本の対策はわれわれのガイドラインに沿っている」と説明。日本からの旅客への検査は不必要であり、食品検査も科学的な基準に基づいて行われるべきだと述べた。
 放射性物質による健康被害などに関して説明を行った放射線医学総合研究所の明石真言(あかし・まこと)理事は「健康被害に関しては誤解がある」と述べ、正しい理解を求めた。

高齢妊娠・出産(2)障害の可能性 検査で把握

2011年5月18日 提供:読売新聞
 東京都練馬区の会社員B子さん(40)は、2010年末に妊娠がわかってから、子供の障害の可能性が気になっていた。40歳を過ぎて出産した知人で、子供が障害を持って生まれた人が何人かいたからだ。11年3月、国立成育医療研究センター(東京・世田谷区)の主治医に紹介され、同センターの「産科遺伝外来」を夫(41)と一緒に受診した。
 周産期診療部長(臨床遺伝専門医)の左合(さごう)治彦さんによると、一般に赤ちゃんの2-3%が先天的な病気や障害を持って生まれる。なかでもダウン症などの染色体の病気は、母親の年齢が高いほど多い。母親が35歳で約0・5%、38歳だと約1%、41歳だと約2%と増える。
 ダウン症などの特定の病気の確率は、母親の血液検査で調べる方法がある。
 確実な診断には、おなかから針を刺し、羊水を採取して調べる検査が必要だ。検査には、破水や出血、感染で、流産や死産する危険性が約0・5%ある。
 羊水検査は妊娠16-20週に行うことが多く、異常が見つかれば人工妊娠中絶を選ぶケースもある。ただしこの検査で仮にダウン症とわかっても、将来の精神的な発達や心臓などの合併症の程度はわからない。
 B子さん夫婦はじっくり話し合い、どんな異常があっても産み育てることに決めた。産むならば、どの検査も受けない選択もあるかもしれないけれど、「妊娠中に自分自身の確率を知る意義はある」と考えた。確率が高いと思えば、自分たちなりに、育てる覚悟を決め、準備も出来るだろうというわけだ。
 血液検査を受け、2週間後に結果を聞いた。ダウン症の確率は52分の1で、出産時の年齢(41歳)の平均(82分の1)よりは高かった。羊水検査は、「子供に危険を与える検査はやらない」との考えから、受けないことに決めていた。「52人のうち51人は正常と考えれば、思ったより高くはないな、と受け止めました」と話す。
 左合さんの調査では、これらの検査を受けるのは妊婦全体の2、3%で、高齢を理由とした受診が多い。
 英国ではすべての妊婦に対し、同意の上、血液検査と超音波検査を行い、必要ならば羊水検査を行う。米国でも産婦人科学会が同様の指針を示している。
 これに対し日本では、医療機関によって、妊婦にどう説明するかはまちまちだ。左合さんは、「相談支援ができる専門家も不足している」と指摘する。

高齢妊娠・出産(1)ホルモン剤 卵子成長促す

2011年5月17日 提供:読売新聞
 「出産まで苦労したけれど、あきらめなくて良かった」。神奈川県藤沢市の主婦A子さん(41)は、生後2か月の長女を抱き、笑顔を見せた。
 2003年、34歳で結婚し、05年から本格的に不妊治療を始めた。夫婦の卵子と精子を、体外で受精させ、子宮に戻す体外受精を繰り返したが、うまくいかなかった。夫(39)の精子に異常はない。失敗の度、「私が年だから」と落ち込んだ。
 1回の体外受精で妊娠、出産まで至る確率は、30歳だと18%なのが、40歳だと7%まで下がる。年をとると、うまく受精しなかったり、受精しても子宮に戻せる段階にまで発育しなかったりと卵子の質が悪くなるからだ。
 08年夏、A子さん夫婦は、3か所目となる東邦大医療センター大森病院(東京・大田区)リプロダクションセンターを受診し、産婦人科准教授の片桐由起子さんの診察を受けた。
 体外受精では、卵子の成長を促すホルモンの分泌を補うため、注射や飲み薬によるホルモン剤を使うことが多い。A子さんの場合、それまでのクリニックでは、同じ種類のホルモン剤を同じ量使う手順を繰り返してきたが、うまくいかなかった。
 そこで、治療のたびに、ホルモン値の変化や卵子の発育状況を確かめながら、薬の種類や量、採卵の時期を調整し、最適な方法を探った。09年末に一度は流産したが、10年5月の体外受精で再び妊娠し、11年2月、長女を出産した。
 片桐さんは、「成長できる質の良い卵子が排卵される機会は加齢とともに減るが、妊娠に望ましいホルモンの状態を整えたことで、数少ないチャンスを生かすことができた」と話す。
 国内での出産年齢は、第1子が29・7歳と35年前に比べ4歳上昇。35-39歳での出産が20%、40歳以上が3%と、高齢での出産もそれぞれ約6倍に増えている。不妊治療の進歩も理由の一つだ。
 ただし、「年をとれば妊娠、出産が難しくなることには変わりない」と片桐さん。卵子を若返らせる方法はなく、閉経が近くなるとホルモン剤を使っても卵子の採取がほぼできなくなるためだ。
 不妊治療にかかる費用や精神的な負担も大きい。「自分なりに40歳をタイムリミットと考えていた。家の窓を閉め切って大声で泣いたことも、一度や二度ではありません」とA子さんは振り返る。
 増え続ける高齢妊娠・出産について考える。
 
情報プラス
東邦大医療センター大森病院リプロダクションセンター
  http://www.omori.med.toho-u.ac.jp/ 
  完全予約制。平日(月曜から金曜)午後2時から4時の間に電話(代表・03・3762・4151)で受け付ける。

タンパク質が血管作り制御 がんや心筋梗塞治療に

2011年5月17日 提供:共同通信社
 血管の細胞膜にある特定のタンパク質の働きを調節すると、新しい血管の形成を抑えたり促したりできるメカニズムを京都府立医大のチームが解明し、16日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
 同大学の松原弘明(まつばら・ひろあき)教授(循環器内科学)は「がんにつながる血管を減らして増殖を抑えるほか、血管形成を促進すれば、血流をよくして心筋梗塞などの治療に活用できる」としている。
 チームによると、このタンパク質は「ARIA」と呼ばれ、血管内側の細胞や血管に分化する細胞の細胞膜にあり、細胞の過剰な増殖を抑える酵素「PTEN」を細胞膜に引きつけて結び付く。
 結合後のPTENは、血管の内側や骨髄中にある血管になる前の細胞を、新しい血管が必要な部分に移動させる別の酵素の働きを抑え、血管形成を抑える。ARIAとPTENの結合を止めれば血管形成は促進される。
 人の培養細胞やマウスを使った実験で、ARIAが欠落している場合の方が血管形成が顕著に進んだ。

死亡の生徒、髄膜炎疑い 宮崎、別の3人は回復

2011年5月17日 提供:共同通信社
 宮崎県小林市の私立小林西高の寮に住む複数の男子生徒が発熱などの症状を訴え、うち1人が死亡した問題で、県は17日、死亡した生徒(15)は感染性の劇症型髄膜炎にかかっていた疑いが強いと発表した。血液検査で髄膜炎菌の抗原反応が確認された。
 また県によると、症状が出た生徒はほかに3人おり、うち1人から髄膜炎菌を検出した。3人はいずれも回復に向かっている。県は、さらに感染が広がっていないか確認を進めている。
 県によると、髄膜炎菌に感染すると2~4日の潜伏期間の後、発熱や頭痛、けいれんを起こす。劇症型では多臓器不全で死亡するケースもある。

携帯電話で血糖値管理 富士通、糖尿病患者向け

2011年5月17日 提供:共同通信社
 富士通と血糖測定器メーカーのアークレイ(京都市)は16日、糖尿病患者が携帯電話で血糖値を管理できるサービスを6月末に始めると発表した。測定器と携帯電話をケーブルでつなぐだけでデータが自動で保存され、糖尿病治療に欠かせない血糖値の自己管理が簡単にできる。
 富士通製のNTTドコモの携帯電話「らくらくホン」の一部機種が対象で、月額利用料は525円。
 血糖値のほか携帯電話に内蔵された歩数計の値も自動で記録され、運動量による血糖値の変化が分かり、日々の体調管理に活用できる。データは家族など指定した連絡先にもメールで送信することができ、患者と一緒に治療に取り組むことも可能だ。

日本、長寿世界一を維持 WHO統計、医師不足深刻

2011年5月16日 提供:共同通信社
 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は13日、2011年版の「世界保健統計」を発表、09年の日本の平均寿命は83歳で、前年と同様、イタリア中部の内陸国サンマリノと首位を分け合った。日本は、女性の平均寿命では86歳で単独首位を維持。男性は80歳でサンマリノ(82歳)に次いで2位。
 WHO当局者は、喫煙率が比較的高い現状のままでは「日本は(平均寿命82歳の)オーストラリアに長寿世界一の座を譲るかもしれない」と警告した。
 平均寿命が最も短いのはアフリカ南部の内陸国マラウイで47歳。前年にいずれも42歳で最も短かったアフガニスタン、ジンバブエはそれぞれ48歳、49歳と大きく改善した。
 また、00~10年の人口1万人当たりの医師の数では、日本が20・6人。欧州各国のほとんどが30~40人台であるのと比較すると医師不足が深刻といえる。米国は26・7人だった。
 データが得られた国の中で、一番多かったのはキューバで64・0人、一番少なかったのはアフリカのタンザニアとリベリアで0・1人。世界の平均は14・0人だった。

iPS細胞で拒絶反応 再生医療への応用に課題 米チーム、マウスで確認

2011年5月16日 提供:共同通信社
 【ワシントン共同】マウスの体細胞から作った新型万能細胞「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を元のマウスに移植すると、遺伝情報は同じはずなのに、免疫細胞が異物を攻撃する拒絶反応が起きるとの研究結果を米カリフォルニア大サンディエゴ校のチームが13日、英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。
 iPS細胞はさまざまな細胞に分化でき、患者の体細胞から作れば本人に移植しても拒絶反応は起きないと考えられていた。研究チームは「そうした考え方は再検討する必要がある」としており、体の失われた機能を回復させる再生医療への応用に向け、新たな課題になる可能性もある。
 研究チームは、マウスの線維芽細胞に2種類の方法で遺伝子を導入しiPS細胞を作製。遺伝情報が同一の別のマウスに、このiPS細胞を移植した。数週間後、マウスの体内でiPS細胞からできた組織で細胞が壊死(えし)するなど、免疫細胞による拒絶反応が起きていた。2種類の遺伝子導入法のいずれでも同様の結果だった。
 これらの組織では、いくつかの遺伝子が過剰に働いており、それが原因で拒絶反応が起きた可能性があるという。
 一方、このマウスの受精卵から作った胚性幹細胞(ES細胞)を移植した場合は、拒絶反応は起きなかった。
 研究チームは「今回の結果は、iPS細胞が医療に利用できないことを示すものではない。iPS細胞から分化してできる細胞のうち、どの細胞が拒絶反応を引き起こすのかを調べることが重要だ」としている。
※iPS細胞
 皮膚などの分化した体細胞に外部から遺伝子などを導入して初期化し、さまざまな種類の細胞になる能力を持った人工多能性幹細胞。京都大の山中伸弥(やまなか・しんや)教授が2006年にマウスで、07年に人間での作製成功を発表した。神経や筋肉、血液などに分化させた例が報告され、再生医療、病気の原因解明、新薬開発などへの利用が期待されている。受精卵を壊して作る別の万能細胞「胚性幹細胞(ES細胞)」に比べ、iPS細胞は倫理的問題は少ないとされるが、がん化などの懸念があり安全性向上が課題となっている。

高血圧関連13カ所発見 東アジア人のゲノム解析

2011年5月16日 提供:共同通信社
 日本人や中国人、韓国人など東アジアの人約5万人のゲノム(全遺伝情報)を解析し、高血圧に関連する場所を13カ所見つけたと、国立国際医療研究センター研究所(東京都)などの国際チームが16日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。
 同研究所によると、欧米人を対象とした報告はあるが東アジア人では初。欧米人にはない場所も見つかり、人種に応じた新たな治療や予防、診断法の開発につながる可能性があるという。
 チームはまず、東アジアの約2万人のゲノムを調べ、高血圧と関連しそうな約240カ所を発見。別の約1万人を調査して関連性の強い場所だけに絞り込み、さらに別の約2万人で確かめた。
 計13カ所が高血圧と関係することが判明。うち6カ所は今回の調査で初めて関連が明らかになった。13カ所の中には、アルコールの分解に関連する場所もあった。
 同研究所の加藤規弘(かとう・のりひろ)遺伝子診断治療開発研究部長は「東アジア人に特徴的な場所もあり、何らかの環境に適応した結果だろう」としている。

がんのもとを食べて破壊 神戸大解明、治療法開発に

2011年5月16日 提供:共同通信社
 がんのもとになる異常な細胞を、周囲の正常な細胞が食べて破壊するメカニズムを神戸大大学院医学研究科の井垣達吏(いがき・たつし)特命准教授(遺伝学)らのチームが解明した。がんの新たな治療法開発につながる可能性がある。
 がんのほとんどは臓器の内部を覆う「上皮組織」の細胞で発生する。
 チームがショウジョウバエの幼虫を使って実験した結果、上皮組織で一部の細胞ががんになりかけると、隣の正常な細胞で特定のタンパク質の働きが活発になり、ほかの細胞を食べやすいように形状を変化させていた。その後、異常細胞を生きたまま丸のみして破壊した。
 チームはヒトやイヌなどの培養細胞を使った研究も進めている。井垣特命准教授は「これまではがん細胞を殺す努力をしてきたが、正常な細胞を元気づけ、食べさせる治療法も考えられる」と話している。
 成果は米科学誌デベロップメンタルセルに掲載された。

際立つ重症化率の高さ 強い毒性、増殖力も原因か

2011年5月16日 提供:共同通信社
 約170人の患者が出た焼き肉チェーン店「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」の集団食中毒事件。主な原因は腸管出血性大腸菌O111とみられ、死亡した4人と約25人の重症者はいずれも溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した。専門家は「重症化する割合が過去の事例より高い」と指摘。理由として菌の増殖力や毒性の強さが推察されるという。
 これまでに患者が確認されたのは神奈川、福井、富山3県の6店舗。被害が広範囲にわたるため厚生労働省は国立感染症研究所のチームを現地に派遣、症状や感染拡大の経緯を詳しく調べている。
 国立感染研によると、1999年施行の感染症法に基づいて国に届けられた、O111を原因とする死亡例は2004年の1人だけ。また、富山県衛生研究所の調査では、O157やO111など腸管出血性大腸菌による国内の感染事例で、腎不全を伴うHUSの発症者は1割程度だった。
 だが、今回はHUS発症率が2割近くに上っており、綿引正則(わたひき・まさのり)研究員は「従来なかったケースだ」と指摘する。
 なぜこれまでより重症化率が高いのか。九州大の藤井潤(ふじい・じゅん)准教授(細菌学)によると、大腸菌は冷蔵庫などの低温状態ではほとんど増えないが、常温では1時間で8倍に増加するという。
 「肉に付着した菌が、包丁やまな板など店舗内の調理器具を介して増殖した可能性がある」と藤井准教授。今回は少量しか食べていない男児(6)も死亡しており「増殖した菌を大量に取り込んだことが重症化につながったのでは」と推測する。
 一方で菌の毒性の強さに注目する見方も出ている。県衛生研究所によると、腸管出血性大腸菌は下痢、嘔吐(おうと)などを引き起こす「ベロ毒素」を出すのが特徴だ。
 ベロ毒素には「VT1」「VT2」という2種類のタイプがあり、今回の食中毒患者から見つかった大腸菌の多くはVT2を放出していた。綿引研究員は「VT2の方が毒性が強く、HUSの発症との関連性が強い」。本格的な原因の究明に向け、同研究所は今後、患者から検出された菌の毒素量の測定などを進める。
※生肉の集団食中毒事件
 金沢市のフーズ・フォーラスが運営する「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」の神奈川、福井、富山3県の6店舗で、4月中旬以降にユッケなどを食べた約140人が下痢や嘔吐(おうと)などを発症。多くの人から0111が検出された。富山県の砺波店で6歳の男児や70歳と43歳の母娘が死亡、福井市の福井渕店でも6歳の男児が死亡した。ユッケ用の牛肉は、東京都板橋区の食肉卸業者「大和屋(やまとや)商店」が納入。いずれも菌が付きやすい肉の表面を削り取る「トリミング」をしておらず、警視庁や富山県警などの合同捜査本部が業務上過失致死などの容疑で捜査している。

70-74歳医療費に税金 給付の15%、3800億円 厚労省検討

2011年5月14日 提供:毎日新聞社
税と社会保障:70~74歳医療費に税金 給付の15%、3800億円--厚労省検討
 ◇現役の負担軽減
 税と社会保障の一体改革に関し、厚生労働省は13日、大半を現役世代の保険料で賄っている70~74歳の医療給付費(約3兆円)に、税金を投入する方向で検討に入った。当面は給付費の15%分を入れ、現役の負担を軽減する。新たに約3800億円(13年度)が必要となるため、民主党や財務省と調整し、政府が今月末にまとめる社会保障改革案への盛り込みを目指す。
 75歳以上の後期高齢者医療制度には給付費(10年度予算、11・7兆円)の5割に税金が充てられている。しかし、65~74歳の前期高齢者医療(同5・3兆円)には直接税を投入する仕組みがなく、厚労省は税を入れる制度改革を目指してきた。
 しかし、財源を調達できるメドが立たず、対象を前期の中でもより医療費がかかる70~74歳に絞ることにした。制度を分断する形で、特定の年齢層だけに税を投入するのは異例のことだ。それでも財務省との調整は難航する可能性がある。
 一体改革で厚労省は「現役と高齢世代の負担の公平化」を打ち出した。前期医療は、大企業の健康保険組合などが支払う納付金で大半を賄っているが、健康保険組合連合会によると、11年度予算では健保組合全体で前期医療に1兆4621億円を払う。後期医療への支出も含めると保険料収入の45%を占め、保険料率アップや健保組合の解散を招いている。
 このため前期医療について、70~74歳だけでも税を投入し現役の負担を軽くすることにした。08年度の1人当たりの給付費のうち保険料で賄った額は75歳以上が約39万円なのに対し、70~74歳は約46万円。水準をそろえるには70~74歳の給付費の15%に税を充てる必要があると判断した。
 高齢者の医療費について、現役の会社員らは従来もOB向けに「退職者給付拠出金」を負担してきた。しかし、08年度の医療制度改革ですべてのお年寄りを支える仕組みに変わり、支払いが急増した。【山田夢留】

[意見募集] ケトチフェン含むアレルギー用点眼薬等、リスク区分変更へ

2011年5月16日 提供:WIC REPORT(厚生政策情報センター)
「薬事法第三十六条の三第一項第一号及び第二号の規定に基づき厚生労働大臣が指定する第一類医薬品及び第二類医薬品」及び「薬事法施行規則第二百十条第五号の規定に基づき特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定する第二類医薬品」の一部改正に係る意見の募集について(5/16)《厚労省》
  厚生労働省は5月16日に、「薬事法第三十六条の三第一項第一号及び第二号の規定に基づき厚生労働大臣が指定する第一類医薬品及び第二類医薬品」及び「薬事法施行規則第二百十条第五号の規定に基づき特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定する第二類医薬品」の一部改正について、意見募集を開始した。
  薬事法により、一般用医薬品は、副作用発生リスクに応じて、3つのカテゴリーに区分されている。今般、アシクロビル等3成分を含む一般用医薬品ならびに生薬および動植物成分に係るリスク区分について、「薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」において、区分変更が適当とされた。
  具体的には、(1)アシクロビルを成分とする抗ウイルス薬(外用)は第1類のまま(2)ケトチフェンを成分とするアレルギ-用点眼薬外用(点鼻剤および内用剤を除く)を第1類から第2類に(3)トリアムシノロンアセトニドを成分とする口内炎用薬(口腔用軟膏に限る)を第1類から指定第2類に-変更する案(p5参照)。資料には、リスク区分の変更をする生薬および動植物成分(案)(p6-p11参照)が付されている。
  なお、意見は6月14日まで受け付けている(p1参照)。
(その1:0.5M)
その他の記事はこちら
同日の記事
2011年5月16日号(WICレポート 5/16-5/20)
厚生政策情報センター
厚生政策情報センター(略称:WIC)は、国内最大級の医業経営コンサルティングファームである日本経営グループの事業部として、厚生行政(保健・医療・介護)や医業経営に関わる最新の情報を全国に提供しています。

つつが虫病 青森・東津軽郡内の女性感染 今年初

2011年5月14日 提供:毎日新聞社
つつが虫病:東津軽郡内の女性感染--今年初 /青森
 県は13日、東津軽郡内の60代の女性がつつが虫病に感染したと発表した。一時高熱が出たが既に回復したという。県内の感染例は今年初。県は田畑や山林では肌を露出しないよう呼び掛けている。
 県によると、女性は4月14、15日に農作業後に発熱。29日に入院し、感染が判明した。農作業中に刺された可能性が高いという。
 つつが虫はダニの一種で、刺されると40度近い発熱と顔などに発疹(ほっしん)がある。県内では昨年、11人が感染(いずれも回復)した。【高橋真志】

和歌山・「脳脊髄液減少症」認定訴訟 共通認識なく立証に壁

2011年5月15日 提供:毎日新聞社
和歌る?紀になる!:「脳脊髄液減少症」認定訴訟 共通認識なく立証に壁 /和歌山
 頭に衝撃を受けて激しい頭痛などの症状が出る労災事故の症状「脳脊髄(せきずい)液減少症」の認定をめぐる訴訟が和歌山地裁で争われている。同症について、医学界の共通認識が確立されていないことが、立証のハードルを高めている。脳脊髄液減少症と診断され、手足が動かず寝たきりの男性(40)が、国を相手に相応の補償を求めている。【岡村崇】
 脳脊髄液減少症の患者は、頭部内に受けた衝撃によって頭痛やめまいを感じる。立ち上がった時に感じることが多いという。
 元配管工の原告男性は09年3月、和歌山地裁に訴えを起こした。訴えによると、男性は02年9月、和歌山市内のマンション建設現場で作業中、建物11階から落下した架設ケーブル(重さ約12キロ)で首を負傷した。やがて頭痛や全身の痛みに悩まされ、徐々に体が動かなくなった。04年、四肢マヒと診断され、別の病院で06年、外傷性脳脊髄液減少症と診断された。
 和歌山労働基準監督署は06年6月、男性に労災認定した。だが、外傷性脳脊髄液減少症とは認めず、四肢マヒの認定も拒否した。四肢マヒであれば、月収の9カ月分以上を毎年もらえるが、男性は月収の5カ月分を一度だけもらったに過ぎなかった。
 裁判で、男性は「国は判断を誤った。(毎年支給がある)年金を支払うことが妥当」と主張したが、国側は「随時介護を要する所見はみられない」と反論している。
 弁護士によると、男性は、寝たきりで車いす生活を送る。労災事故後に生まれた長女を一度も抱いていないという。一方、労基署の上部組織である和歌山労働局によると、労災認定は症状の存在が医学的に認められなければいけない。脳脊髄液減少症は症状があいまいで、この症状名で労災認定はできないという。
 症状の重さをめぐって男性と国の認識が大きく食い違うのは、脳脊髄液減少症が医学界で十分な市民権を得ていないためだ。このため、日本脳神経外科学会など6学会は、立ち上がった時に頭痛を感じる患者を対象に脳脊髄液減少症の合同研究を実施している。今月末には、中間報告が期待されている。

免許取得・更新で持病申告せず…福山4児重軽傷

2011年5月15日 提供:読売新聞
 広島県福山市の県道で10日、集団登校中の児童に軽乗用車が突っ込み、4人が重軽傷を負った事故で、自動車運転過失傷害容疑で福山西署に逮捕されたアルバイト警備員村田真樹容疑者(38)が、意識障害を伴う持病のてんかんの治療中だったのに、運転免許の取得や更新の際、道路交通法で義務付けられた申告をしていなかったことがわかった。
 同署は申告があれば免許が取れなかった可能性があるとみて調べている。
 同署などによると、村田容疑者は免許の取得や更新の際、てんかんについて申告せず、診断書も提出していなかった。車を運転中に意識を失い、救急搬送された約2年前には、診察した医師に運転をしないよう注意されたこともあったという。

放射線量の基準引き下げを 学校屋外活動で日医

2011年5月13日 提供:共同通信社
 学校での屋外活動を制限する放射線量を年20ミリシーベルトとする文部科学省の基準について、日本医師会は12日「子どもに対し、国の対応はより慎重であるべきだ」として引き下げを求める見解を発表した。
 日医は、基準の根拠が「年1~20ミリシーベルト」とした国際放射線防護委員会(ICRP)の声明だとした上で「最大値の20ミリシーベルトにした科学的根拠が不明確だ」と批判。放射線の影響を受けやすい子どもの被ばく量はできるだけ減らすべきだとした。

スイス大手を買収交渉 武田薬品、1兆円規模 新興国戦略を強化

2011年5月13日 提供:共同通信社
 国内製薬最大手の武田薬品工業がスイスの製薬大手「ナイコメッド」の買収に向け交渉していることが12日、分かった。買収額は1兆円規模と、日本企業による海外企業買収で過去3番目の巨額案件になる可能性がある。
 新興国市場に強みを持つナイコメッドを傘下に収めることで、成長を取り込む狙いがある。国内の製薬企業が手掛ける買収として最大規模になるとみられる。
 企業の合併・買収(M&A)助言会社レコフ(東京)によると、今回の買収は、日本たばこ産業による英ギャラハー買収(2兆2530億円)、ソフトバンクによる英ボーダフォンの日本法人買収(1兆9172億円)に次ぐ可能性がある(金額はいずれも当時の為替レート)。
 武田薬品は米国市場などで主力薬の特許切れにより収益力が低下。2011年3月期の連結売上高は前期比3・2%減の1兆4193億円と業績も伸び悩んでいる。
 ナイコメッドは本拠を置く欧州市場だけでなく、ロシアや中南米など新興国に強い販売網を保有。インドには研究開発拠点がある。
 武田薬品の売上高は世界の製薬企業として15位前後。巨額の費用と時間がかかる新薬開発では、企業規模の拡大が国際競争の鍵を握るとされる。武田薬品も08年、がん治療薬に強い米ミレニアム・ファーマシューティカルズを約9千億円で買収するなど、大型買収で欧米勢を追撃する構えだ。

社労士に懲役14年求刑 聴覚障害偽装事件

2011年5月13日 提供:共同通信社
 聴覚障害と偽った診断書を使い、障害年金約1億6800万円を不正受給したとして、詐欺罪などに問われた社会保険労務士、香田清(こうだ・きよし)被告(69)=札幌市西区=の公判が12日、札幌地裁(渡辺康(わたなべ・やすし)裁判長)であり、検察側が懲役14年を求刑、弁護側は無罪を主張し、結審した。判決は9月22日。
 検察側は論告で、香田被告は、聴覚障害を装った42人に受給手続きを説明する際、普通に会話できることから障害はうそと分かっていたと指摘。
 弁護側は最終弁論で「業務として手続きはしたが、不正の認識はなかった」と主張。香田被告は「診断書が虚偽とは思わなかった」と述べた。
 起訴状によると、香田被告は2003~07年、医師前田幸☆(まえだ・よしあき)被告(76)=詐欺罪で公判中=らと共謀。聴覚障害があるとした虚偽の診断書を使って42人分の年金受給を申請し、社会保険庁からだまし取ったとしている。
(注)☆は日の下に立

爪処置無罪の上田さん、虐待認定取り消しへ集会

2011年5月13日 提供:読売新聞
 認知症患者の爪の処置を巡って傷害罪に問われ、福岡高裁で逆転無罪が確定した北九州八幡東病院の元看護課長・上田里美さん(44)が福岡県北九州市に「虐待」認定の見直しを求めている問題で、上田さんを支援する医療・介護関係者らでつくる実行委員会が14日、虐待認定の取り消しを求める支援集会を小倉北区で開く。
 上田さんは無罪確定後の昨年11月、市に認定見直しを要望した。市は、上田さんの行為を「虐待」と判断した第3者機関・尊厳擁護専門委員会で、見直し問題について検討を進めてきた。しかし、上田さんが求めている陳述の機会や時間の長さなどを巡って上田さん側と対立し、目標としていた昨年度内の決着に至らなかった。上田さん側は4月にも再度、「専門委に頼らず、市独自で再調査して見直すべき」と申し入れている。
 集会の実行委によると、上田さんの行為が虐待とされたままになっていることによって、介護の現場で爪切りを中止したり、家族任せにしたりするケースが発生。介護の質の低下を招いているという。
 集会では、控訴審で鑑定人を務め、上田さんの行為を「標準の範囲内」と述べた長崎修二医師が、高齢者の爪の実態や、上田さんが行ったケアについて解説。弁護士2人が裁判の結果や課題、認定見直しを求めてきた経緯などを報告する。上田さん本人の訴えや、質疑応答も予定している。
 代理人を務める東敦子弁護士は「上田さん一人の問題ととらえず、介護現場の萎縮や危機感、認定取り消しの意義を理解してほしい」と参加を呼びかけている。
 集会は午後2時半-5時、小倉北区大門の西日本工業大地域連携センターで。定員は約100人。問い合わせは、在宅サポートながさきクリニック(093・562・0900)へ。

チッソ後藤会長退任へ 「救済にけじめ」「未解決」水俣病患者ら功罪を指摘

2011年5月13日 提供:毎日新聞社
チッソ:後藤会長退任へ 「救済にけじめ」「未解決」水俣病患者ら功罪を指摘 /熊本
 水俣病の原因企業チッソの新しい役員人事が12日発表された。後藤舜吉会長(76)は分社化への動きを見届ける形で退任。岡田俊一社長(70)も退任し、新社長には森田美智男取締役(64)が就任する。社長と会長を長らく務め水俣病問題に対応してきた後藤氏に対し、患者団体からは功罪を指摘する意見が聞かれた。【西貴晴】
 後藤会長は岐阜県出身。東京大卒業後の57年チッソに入社し、水俣工場を振り出しに93年に社長、03年に会長に就任した。社長当時の95年には村山内閣の水俣病政治決着に携わった。未認定患者救済問題では当初、自民・公明両党の与党水俣病問題プロジェクトチーム(当時)の救済策に「最終解決になるとの確信がもてない」と反対したが、チッソを患者補償会社と事業会社に分ける分社化実現と引き換えに応じ、水俣病被害者救済特別措置法が09年に成立した。
 水俣病被害者芦北の会の村上喜治会長(61)は「後藤会長は分社化と同時に患者救済をやり遂げた。救済にけじめをつけて退くということだろう」と評価した。一方、国や県、チッソとの訴訟を続けている水俣病被害者互助会の佐藤英樹会長(56)は「水俣病に長く携わったにもかかわらず分社化だけ実現させ、水俣病を解決しないままいなくなるのは許せない」と批判した。
 水俣病問題に詳しい花田昌宣熊本学園大教授(58)は「チッソは分社化で水俣病から切り離されただけでなく、巨額の補償債務による国の管理からも解き放たれた。チッソにとっては功の部分だろうが、患者にとっては加害責任の放棄にほかならない」と話した。
 新社長に就任する森田氏は群馬県出身。早稲田大を卒業し、70年にチッソに入社した。水俣工場を振り出しに経理財務部長などを経て、07年から2年余り水俣本部長を務めた。今年1月から取締役兼JNC専務執行役員。6月の株主総会で正式に新社長に選出される見通し。

海外から日赤に300億超 生活家電や医療設備に

2011年5月13日 提供:共同通信社
 日赤は12日、50以上の国と地域の赤十字社から計300億円を超える「海外救援金」が寄せられる見通しだと発表した。12日までに34の国と地域から計約168億円が送金された。
 日赤によると、救援金の使い道は、被災地の仮設住宅へ寄贈する生活家電セットに約140億~160億円、医療器具の整備に約50億円などを予定している。

15万人を30年以上検査へ 原発事故で周辺住民 放射線研究機関と福島医大

2011年5月12日 提供:共同通信社
 東京電力福島第1原発の事故を受け、放射線影響研究所(放影研、広島・長崎市)などでつくる「放射線影響研究機関協議会」が検討している周辺住民の健康検査について、協議会の関係者は11日、検査する住民を約15万人、検査期間は30年以上とする方針を明らかにした。
 協議会は福島県立医大(福島市)を新たなメンバーに加えており、13日に福島県立医大で詳細を話し合う会合を開く。
 検査は原発から30キロ圏内や、計画的避難区域に指定された福島県の飯舘村、川俣町など大気中の放射線量が高い地域の全住民が対象。大規模調査で精度を高め、健康に対する住民の不安を解消するとともに疫学的調査にも利用する。
 検査期間は、広島・長崎の原爆で放射線が人体に与えた影響を調査してきた放影研が目安として30年以上と提案。必要があれば随時延長する。
 4月下旬に福島県立医大の関係者が放影研の施設を視察し、協議会が福島県立医大の加盟を承認した。今後は福島県立医大と福島県が中心になって住民の健康管理を行い、協議会に加盟する放影研と環境科学技術研究所(青森県六ケ所村)、放射線医学総合研究所(千葉市)、京都大、広島大、長崎大の6機関がサポートする。
 放影研の大久保利晃(おおくぼ・としてる)理事長は「住民の不安を取り除くことが最優先。早期に態勢を整え、知識や経験を役立てたい」と話している。

国が放射線調査を強化 ストロンチウムの分布把握

2011年5月12日 提供:共同通信社
 文部科学省は11日、福島第1原発事故に伴い、周辺の放射線や放射性物質の調査を強化すると発表した。放射性ストロンチウムの分布状況を把握するため、陸で10カ所、海で5カ所程度で土壌などの試料を採取し、分析する。
 ストロンチウムは、骨などに蓄積して骨のがんや白血病を引き起こす恐れがある。
 計画的避難区域で線量を測る場所を15カ所から71カ所に、原発から20~30キロの市町村などでは測定場所を32カ所から54カ所に増やす。ただ線量の変化が少なくなってきたため、測定は1日1回から週1回に減らす。
 これまでほとんど調べていなかった原発から20キロ圏内も、50カ所で週1回測定する。
 土壌の表層を採取して分析し、放射性物質の蓄積状況を示す「土壌濃度マップ」を、8月初めを目途に作成する。

二次感染で初の有症者 女児と接触、O111検出

2011年5月12日 提供:共同通信社
 「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」の集団食中毒で、富山県は11日、患者の10歳未満の女児と接触した後、腹痛や下痢などの症状を訴えていた30代女性から腸管出血性大腸菌O111を検出したことを明らかにした。二次感染による有症者が確認されたのは初めて。県は2人の詳しい関係を公表していない。
 県によると、女児は4月21日、高岡駅南店(同県高岡市)で家族と食事し、ユッケなどを食べ体調を崩し入院中。女性は女児と接触後の5月7日ごろ症状を訴え通院中だが、症状は軽い。今後は女性が接触した関係者に感染者がいないか、調査を進めるという。

フーズ社が肉の廃棄指示 卸業者、聴取に「加熱用」 再捜索で菌検体採取

2011年5月12日 提供:共同通信社
 4人が死亡した焼き肉チェーン店「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」の集団食中毒事件で、運営会社「フーズ・フォーラス」(金沢市)が4月下旬、最初の食中毒が砺波店(富山県砺波市)で発覚し保健所が検査に入った直後、開封済みのユッケの牛もも肉の廃棄を各店へ指示していたことが11日、同社への取材で分かった。
 開封済みの肉は砺波店の検査時に残っておらず、4月27日以降に食中毒が発覚した他店への検査や捜査当局の家宅捜索でも見つかっていない。
 生肉を納入した食肉卸業者「大和屋(やまとや)商店」(東京都板橋区)の幹部が、神奈川、富山、福井の3県警と警視庁の合同捜査本部の任意聴取に「肉は加熱用として出荷した」と話していることも捜査関係者への取材で判明。板橋区保健所の調査にも「加熱用なので肉の表面を削る『トリミング』をせずに出荷していた」としていた。
 合同捜査本部は11日、大和屋商店に2度目の家宅捜索をし、包丁やまな板など肉の加工に使う器具を押収。菌の検体も採取し、今回の食中毒の原因となった腸管出血性大腸菌O111と同種のものがあるか調べる。また11日までに牛肉の流通経路を確認するため、同社の入荷元となったさいたま市食肉中央卸売市場(さいたま市)と川口食肉地方卸売市場(埼玉県川口市)の関係者からも任意で事情聴取した。
 牛もも肉の廃棄は、フーズ社から4月27日に砺波店を除くほかの全19店へ、ユッケの販売自粛とともに指示された。同社幹部は「開封された肉は使わず放置しても腐ってしまい、別の食材に菌が移る可能性があるので捨てるよう指示した。悪意はなかった」としている。

米男性が顔面移植 「娘喜んだ」と会見

2011年5月10日 提供:共同通信社
 【ニューヨーク共同】顔に大やけどを負って目、鼻などを失い、顔面全体の移植手術を受けた男性(26)が9日、米ボストンの病院で記者会見し「先週、娘に会った時『お父さん、すごくハンサムよ』と言ってくれた。ドナーの家族に対する感謝の気持ちを言い表す言葉が見つからない」と喜びを語った。米メディアが報じた。
 顔面移植を受けたのはテキサス州のダラス・ワインズさんで、2008年11月、電線に触れて感電し、顔全体に大やけどを負った。ことし3月、ボストンの病院で15時間にわたる移植手術を受けた。病院によると、米国での顔面全体の移植手術は初めて。
 サングラスをかけて会見に臨んだワインズさんは「(手術後に)起きた時『こんなことが医学的に可能なはずがない』と思わず叫んでしまった。でも、今では自分の顔として、自然に感じることができる」と話した。
 執刀した医師団によると、視力は回復させることができなかった。

医療機関への配慮要請 浜岡原発停止で厚労相

2011年5月11日 提供:共同通信社
 細川律夫厚生労働相は10日の記者会見で、中部電力が浜岡原発の停止を決めたことに関し「電力供給量が少なくなり、東京電力と同じような削減となれば、医療機関への特別な配慮をしてもらうことを強く(中部電力側に)要請したい」と述べた。
 原発停止そのものについては「総理の決断を会社側が受け入れた。私は大変よい対応をしてもらえたと思っている」と語った。

震災障害者は349人 兵庫県などの調査で確定

2011年5月11日 提供:共同通信社
 阪神大震災が原因で精神的後遺症や知的障害を負った人が21人いることが10日、兵庫県と神戸市の実態調査で分かった。県が同日開いた会合で公表。すでに発表している体に障害を負った328人(うち121人が死亡)を合わせ、震災障害者の人数は349人で確定した。
 県は昨年4月から震災障害者の調査を開始。1995年1月17日の震災発生から昨年3月末までに、県内の自治体に障害者手帳の交付を申請した障害者計約36万人の診断書から震災が原因とされる人を抽出した。
 精神的後遺症や知的障害を持つ人のうち、診断書に「震災が原因」と記載した人は計153人いたが、県が因果関係を認めたのは21人にとどまった。
 県復興支援課は「医師と相談して判断した。直接的な因果関係に限定しなければ、調査の正確性が失われてしまう」と説明している。

[社会保障] 医療、介護改革で社会保障支出増の抑制策が優先課題  OECD

2011年5月11日 提供:WIC REPORT(厚生政策情報センター)
OECD対日審査報告書2011年版(4/21)《OECD》
  OECD(経済協力開発機構)はこのほど、OECD対日審査報告書2011年版を公表した。OECDはヨーロッパ諸国、アメリカをはじめ先進34ヵ国によって国際経済について協議する機関である。OECD経済開発検討委員会は加盟国の経済・社会情勢を調査し、毎年報告書として出版している。今回はその日本版が公表された。日本の経済状況および政策については2011年3月7日に委員会によって審査、同4月15日に承認を得ている。3月11日に発生した東日本大震災を踏まえ、その影響を考慮した経済見通しなどを展開している。
  社会保障に関しては、高齢化および医療・介護の質を向上させるために、国の社会保障費は、今後10年間にわたり、対GDP比で2%程度増加すると見込まれること、社会保障基金の収支が2009年度には対GDP比で1.5%程度の赤字に達していることなどの背景から、「安定的財源の確保など財政運営戦略の基本ルールを守ることが重要」であり「医療、介護分野における改革などを通じた社会保障支出の増加抑制策が優先事項となる」と分析している(p9-p10参照)。
  その上で(1)介護サービスをより厳密に監視し、病院から適切な介護施設へのシフトを促す(2)病院が効率性を高める動機づけのため、診療報酬を疾病ごとに設定する診断群分類の改革により、支払方式の改善を図る(3)後発医薬品を報酬支払の基準とすることで利用を拡大する(4)専門医による不必要な診断を減らすために、ゲート・キーパー制を導入する-の4点を社会保障支出の増加抑制策として挙げている(p9-p10参照)。

身元確認に保存血液提供 日赤、不明者家族の要請で

2011年5月11日 提供:共同通信社
 日本赤十字社は11日、東日本大震災の行方不明者が過去に献血をしていた場合、DNA型鑑定による身元確認のため、保存している血液を警察当局に提供すると発表した。
 日赤は輸血などによる事故が起こった場合の原因究明のため血液を11年間、冷凍保存している。提供は家族の依頼を受けた上で、不明者本人が献血し血液が保存されていた場合に限る特例的な措置。警察庁も同日、行方不明者の家族や親族からDNAを採取し鑑定を実施すると発表した。
 警察庁によると、岩手、宮城、福島の3県警が13日から各地の避難所や遺体安置所など約40カ所に窓口を設置。訪れた家族らの要請に基づき、日赤に不明者の血液がないか問い合わせる。保存されていれば血液を取り寄せ、既にデータベース化されている身元不明遺体のDNA型と照合する。
 昨年1年間の岩手、宮城、福島3県の献血者数は延べ24万8928人いる。同庁は10都県警から106人の警察官を3県に追加派遣し、照合作業に力を入れる。
 窓口ではほかに、不明者本人のDNAが採取できる物が残っていないか尋ねたり、その場で専用キットを使い家族らの口から綿棒でDNA採取も行う。いずれのケースでも判明しなかったDNA型はデータ化し、今後発見される遺体と照合作業を行う予定。
 震災から2カ月たった現在も身元不明遺体は2千人以上、行方不明者は1万人近くに上っている。発見される遺体は傷みが激しくなっており、DNAによる特定が重要になっているという。
 日赤は今回の措置について「血液の本来の使用目的からは外れており、倫理委員会でも慎重に検討した。行方不明者を必死に捜す、ご家族の助けに少しでもなればと考えた」としている。

避難所で懸命のリハビリ 高齢身障者、過酷な生活

2011年5月11日 提供:共同通信社
 避難所生活が長期化し、体に障害のある人たちは、過酷な生活を強いられている。避難の際に、自立した生活の支えでもあった歩行の補助器具を失った宮城県石巻市の熊谷義喜(くまがい・よしき)さん(75)。自由に動けない暮らしで筋力も低下し、懸命にリハビリに取り組んでいる。
 熊谷さんは、20年前に脳出血で倒れ、左半身が不自由に。2年前にも脳の病気にかかった。
 だが、左脚をがっちり固め、歩行機能を補う「装具」と呼ばれる補助器具を着ければ、つえをついて歩けた。「1人で外出でき、行きたいところに行けた」と振り返る。
 津波で孤立した自宅の2階から救助された際、同じ避難所に向かうという通り掛かりの車に装具を預けた。だが、そのまま見つからなくなった。
 装具は一人一人の体形に合わせて調整するため、直ちに代替品を用意できない。妻悦子(えつこ)さん(74)と、小学校の教室を利用した避難所で横になるか、車いすに座り窓の外を見て過ごすしかできなくなった。食事は悦子さんが箸で口に運び、巡回する看護師らにタオルで体をふいてもらう。
 約1カ月半後、ようやく新しい装具が届いた。しかし筋力が低下し、以前のように歩けない。
 震災前に一緒に暮らしていた長男夫婦と2人の孫は、仙台市のアパートに引っ越した。このまま家族のもとに行っても迷惑を掛けかねない。
 熊谷さんは「孫たちと会話できないのが寂しい。早く元の姿に戻って、家族と暮らしたい」と話している。

同じ包丁で内臓も処理 部位ごと使い分けせず

2011年5月11日 提供:共同通信社
 4人が死亡した焼き肉チェーン店「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」の集団食中毒事件で、ユッケに使われた牛もも肉を納入した食肉卸業者「大和屋(やまとや)商店」(東京都板橋区)が、大腸菌などが付着した恐れのある牛の内臓処理に使ったのと同じ包丁やまな板で、他の部位も加工していたことが10日、板橋区保健所への取材で分かった。
 O111やO157などの腸管出血性大腸菌は牛の腸内に生息しているとされ、板橋区保健所は「内臓と他部位の肉は調理器具を使い分けるのが好ましい」としている。
 神奈川、富山、福井の3県警と警視庁の合同捜査本部は、こうした対応がえびすの各店舗に出荷した生肉の汚染を招いた可能性もあるとみて、同社関係者から任意で事情を聴くなど、衛生管理の実態を調べている。
 同区保健所によると、大和屋商店はチェーン運営会社「フーズ・フォーラス」(金沢市)のほかにも複数の焼き肉店にレバーなど牛の内臓を納入している。しかし加工時に部位の違いに応じて担当の作業員や調理器具を分けていなかった。調査に「汚染防止対策として肉の加工作業がすべて終わってから内臓を扱っており、必要な消毒もしていた」と説明しているという。
 厚生労働省が1998年に出した生食用食肉の衛生基準に関する通知では、食肉処理・販売施設には部位に応じた器具の使い分けまでは求めていないが、金沢市の食肉卸売業者は「安全のため使い分けるのが業界の常識だ」と指摘している。

自分犠牲にする北朝鮮医師 外国人安心する医療提供を  「地球人間模様@コリア」「4代をかけた韓国への愛情」

2011年5月11日 提供:共同通信社
 「北韓(北朝鮮)の医師たちに感動を覚えました。北韓ではエックス線のフィルムがない。それで医師が、後で自分が病気になることを分かっているのに、放射線を受けながら自分を犠牲にし透視をしている。『自分は医師だが、自らの体を捨てながら患者を診ることができるだろうか』と何度も自問しました」
 イン・ヨハンは既に22回にわたり北朝鮮を訪問した。最初は1997年1月、母、ロイス・リントンとともに救急車を寄贈するためだった。その後、母が韓国で結核撲滅活動をしたこともあり、北朝鮮への人道支援を行っているユージンベル財団理事長の兄のイン・セバン(米国名、スチーブン・リントン)とともに結核治療支援のために北朝鮮各地を回った。北朝鮮で30万人を治療し、エックス線は700万枚撮った。
 イン・ヨハンが最近、打ち込んでいるもう一つの仕事がある。セブランス病院を韓国に住む外国人が安心して治療を受けることができる病院にし、さらには海外から患者を受け入れる「医療産業」を育成することだ。
 「セブランス病院は医療用ロボットを使った手術実績では世界のトップです。特に甲状腺手術では世界一の手術件数を誇っている。韓国で医師のスターをつくり、海外の患者が医師のヨン様の治療を受けにくるようにしたい。外国人へのサービスを向上し、患者やその家族が安らかになるような医療を提供したい」と抱負を語った。

ハイブリッド人工神経が傷治す…マウス実験成功

2011年5月10日 提供:読売新聞
 様々な組織の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)と、高分子化合物製のチューブとを組み合わせた「ハイブリッド(複合)型人工神経」で、マウスの脚の神経線維を再生させることに、大阪市立大の中村博亮教授と奈良県立医科大の筏(いかだ)義人教授らが成功した。
 けがや病気で傷ついた手足の神経の新たな治療法として期待される。
 手術用縫合糸の材料になる高分子化合物を加工、表面は頑丈で内側はスポンジ状の2層構造のチューブ(直径2ミリ)を作製。スポンジ層にマウスのiPS細胞から作った神経系細胞を染み込ませた。
 後ろ脚の神経が5ミリ欠損したマウスに、この人工神経を移植したところ、3か月後には生活にほとんど影響がないまでに歩行能力が改善した。スポンジ層に神経系細胞を染み込ませなかった場合は回復しにくく、何も移植しないと脚がまひしたままだった。

タンパク移植し骨再生 名古屋大、ラットで成功

2011年5月10日 提供:共同通信社
 骨などのもとになる「間葉系幹細胞」の培養液に含まれるタンパク質を寒天に混ぜ移植することで、ラットの頭の骨を再生させたとする研究結果を、名古屋大の上田実(うえだ・みのる)教授(顎顔面外科学)らが10日までにまとめた。
 上田教授によると、骨の再生医療では幹細胞そのものの移植が必要とされており、それを覆す成果。上田教授は「細胞移植で問題となる腫瘍化のリスクが減り、治療にかかるコストも100分の1以下にできるかもしれない」と話している。6月に京都市で開かれる日本炎症・再生医学会で発表する。
 研究グループは、人間の骨髄から採取した間葉系幹細胞の培養液を凍結乾燥させ、細胞の機能を調節するタンパク質「サイトカイン」を含む粉末を作製。粉末を水に溶かして寒天に混ぜ、ラットの頭の骨に開けた直径5ミリの穴に移植した。すると、8週間後にはラット数十匹すべてで骨が再生し、中には完全に穴がふさがったものもあった。
 移植した部分に全身から間葉系幹細胞が集まり、骨が再生していた。寒天の代わりに、骨の成分であるコラーゲンを使うと、より短期間で再生した。乾燥させた培養液に再生効果があったことから「製剤化も容易」(上田教授)という。

歯 培養液で土台再生、名古屋大のチーム成功 幹細胞、移植せず

2011年5月10日 提供:毎日新聞社
歯:培養液で土台再生、名古屋大のチーム成功 幹細胞、移植せず
 臓器や骨などのもとになる幹細胞の培養液を使い、ヒトの歯を支えるあごの骨(歯槽骨(しそうこつ))を再生することに、上田実・名古屋大教授(顎(がく)顔面外科)らのチームが成功した。幹細胞を移植する方法より安全で効率的な治療として注目される。6月に京都市で開かれる日本炎症・再生医学会で発表する。
 歯周病や抜歯で歯を失うと、歯の土台となる歯槽骨が小さくなり、歯の再建が難しくなる。自分の骨や人工骨を移植するなどの方法があるが、手術時の負担が大きい。
 チームは、ヒトの骨髄幹細胞を培養した液の上澄みを濃縮し、その粉末を精製水に溶かしたものを、左上の奥歯が欠損した40代女性の患部に、インプラント(人工歯根)とともに移植した。
 その結果、歯槽骨が再生し、女性は約5カ月後には硬いものも食べられるようになった。チームは以前、幹細胞を移植することによって歯槽骨を再生させることにも成功しているが、幹細胞にはがん化の危険性があるため、より安全な治療法を模索していた。
 幹細胞そのものでなくても骨が再生するメカニズムについてチームは、幹細胞に含まれるたんぱく質が培養液に溶け出し、そのたんぱく質の働きによって、体内にもともとある幹細胞による骨の再生が促されたとみている。上田教授は「幹細胞移植を伴わなければ、細胞を培養する施設運営のコストや、極めて厳格な管理が不要になり、治療の実用化が容易になる」と話す。【永山悦子】

トリミング施設の明記指示 飲食店メニューに、厚労省

2011年5月10日 提供:共同通信社
 焼き肉チェーン店の食中毒事件を受け、厚生労働省は10日、生食用食肉を提供する飲食店が、肉の表面をそぎ落とす「トリミング」を行った施設をメニューに明記するよう、全国の自治体に指示を求める通知を出した。
 また厚労省は、衛生基準をめぐる食品衛生法上の新たな罰則について、今年10月にも適用を始める方針を明らかにした。
 食肉の表面にはO111などの細菌が付着するため、衛生基準は食肉処理場や飲食店でのトリミングを求めているが、今回の事件では卸業者、飲食店ともに実施していなかった。厚労省はメニューや店内に表示することで、責任の所在を明確にし、消費者の不安を取り除きたい考えだ。
 また基準に基づき適切に加工処理されたかを、取引の際に契約書などで確認することも求める。
 農林水産省も10日までに、トリミングなどの衛生管理を徹底するよう通知を出した。子どもや高齢者、体調の悪い人が生肉を食べると、食中毒になる危険性が高いことなど注意点を客に伝えることも求めている。

神奈川の客から菌検出せず 焼き肉店の集団食中毒

2011年5月10日 提供:共同通信社
 焼き肉チェーン店「焼肉酒家(やきにくざかや)えびす」の集団食中毒事件で、横浜市は10日、同市旭区の横浜上白根店でユッケなどを食べて下痢症状を訴えた2人の検便で、腸管出血性大腸菌O111は検出されなかったと発表した。
 この結果、2人を含む神奈川県内の有症者7人全員が検便で陰性となった。富山、福井両県の有症者から検出した菌と遺伝子型が一致するかの確認はできないという。
 横浜市によると、7人のうち同店を利用し、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した重症の女性(19)の血液からO111の抗体が出ていた。
 また、横浜、藤沢両市によると、7人が食事をした横浜上白根店と藤沢湘南台店から回収した未開封のユッケ用の生肉などからも、菌は検出されなかった。

高校生ら24人が結核集団感染 大阪・四條畷保健所管内

2011年5月10日 提供:毎日新聞社
結核:高校生ら24人が集団感染--大阪・四條畷保健所管内
 大阪府は9日、四條畷保健所管内(大東、四條畷、交野の3市)の府立高校で、生徒・教職員21人と生徒の家族3人の計24人が結核に集団感染したと発表した。最初に男子生徒1人が発症。同学年の男子生徒1人も発症し、ともに入院して治療中。他の22人は症状は出ていないという。【堀文彦】

がん治療費、予想より少額 実際は50万円程度が最多

2011年5月9日 提供:共同通信社
 がんにかかった人の実際の治療費は「50万円程度」が最も多いのに対し、かかったことのない人の半数以上は、300万円程度かそれより多いと予想していることが、アメリカンファミリー生命保険(アフラック)の調査で分かった。
 実際の治療費が予想を大きく下回っていることに対し、アフラックは「がんは転移して治療が長期化するといった深刻なイメージが一般的にあるが、早期発見、治療で治療費を抑えられることが反映されたのではないか」と分析している。
 がんになった人に治療に関わる費用(入院、食事代などを含む)を尋ねたところ、50万円程度が36・3%と最も多く、100万円程度が29・5%と続いた。ただ300万円より多いと答えた人も5・2%おり、転移や再発などで多額の治療費がかかることもある。
 これに対し、がんにかかったことがない人の費用の予想額は、300万円より多いとする人が32・1%と最多。2番目に多いのは300万円程度(21・1%)で、上位二つの答えを合わせると半数を超える。
 がんを経験した人が「がんへの備え」として必要と思うことは、トップが「早期発見のための検診受診」で29・1%。「がんに関する知識」が23・0%、「(貯蓄や保険加入など)経済的備え」が22・1%と続いた。
 調査は、同社が2010年に行ったがんに関するイベントの参加者を対象に実施し、約1万3千人から有効回答を得た。

被ばくで染色体損傷と報道 福島取材の韓国テレビ職員

2011年5月6日 提供:共同通信社
 【ソウル共同】韓国の聯合ニュースは3日、福島第1原発事故を含め東日本大震災の取材に当たった韓国のKBSテレビの撮影監督(41)が、病院での検査の結果、放射線被ばくによって一部染色体の損傷が起きていることが確認されたと報じた。同テレビの労組などの話として伝えた。
 撮影監督は映像制作局に所属し、震災発生翌日の3月12日に報道番組の取材チームと共に被災地に向かい、同原発で水素爆発が起きた時には付近にいたという。撮影監督は今月11日に再度、精密検査を受ける予定。
 労組側は、震災取材のため40人以上が被災地に派遣されたにもかかわらず、会社側は被ばく状況をチェックしていないと批判。同テレビは「こうした事態が起きたのは非常に遺憾だ」として、治療に必要なあらゆる措置を講じるとしているという。

慢性疾患死者3610万人 08年、死者全体の6割

2011年4月28日 提供:共同通信社
 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は27日、ガンや糖尿病など慢性的な非伝染性疾患による死者が2008年に世界で3610万人に上り、同年の死者全体の63%を占めたとの統計を発表した。
 WHOは、今後対策を取らなければ30年までにその数は年間5200万人に達する恐れがあると指摘。国連は今年9月、栄養管理やたばこ、アルコールの規制などを話し合う非伝染性疾患対策の国際会議を開く。
 非伝染性疾患による死者の約8割は低中所得国で発生。適切な医療で危険性は大きく減るという。
 日本に関しては、太りすぎの男性の割合が05年の34%から15年には41%に上昇すると分析。心疾患や糖尿病のほとんどは食事管理や適度な運動、禁煙により防げるとしている。

アルツハイマー原因を狙い撃ち…予防の可能性

2011年4月28日 提供:読売新聞
 青森県の弘前大の松原悦朗准教授(神経内科)らの研究グループは26日、アルツハイマー病の原因とされる、たんぱく質だけを攻撃する抗体を開発し、発症予防の可能性があることを突きとめたと発表した。
 松原准教授によると、アルツハイマー病は、原因とされるたんぱく質が脳に沈着、凝集し、記憶障害を起こすと予想されている。
 研究グループでは、このたんぱく質だけに反応する抗体を作り出すことに成功し、実験で週1回ずつ計36週にわたり、記憶障害発症前のマウスに投与し、投与しないマウスと比較したところ、記憶学習能力が保たれていることが分かったという。この結果、アルツハイマー病の原因が、このたんぱく質にあることも裏付けられたとしている。
 松原准教授は、実験を踏まえ「マウスの段階だが、アルツハイマー病は予防可能な病気と考えていいのでないか」と指摘している。今回の研究成果は3月、米科学誌に掲載された。

前立腺がん:再発したがんの細胞増殖、乳がん治療薬が抑制--筑波大、東大

2011年4月28日 提供:毎日新聞社
前立腺がん:再発したがんの細胞増殖、乳がん治療薬が抑制--筑波大、東京大 /茨城
 再発した前立腺がんの細胞増殖を、女性ホルモン抑制剤の乳がん治療薬が効果的に抑え込むことを、筑波大と東京大の研究チームが突き止めた。新薬の開発につながる成果という。米専門誌サイエンス・シグナリング(電子版)に掲載された。
 前立腺がんは男性ホルモン(アンドロゲン)の影響で進行し、この濃度を下げる女性ホルモン(エストロゲン)剤の投与が有効とされる。だが、効果は数年しか続かず、再発した場合の有効な治療法が課題だった。
 研究チームは、再発したがん細胞をネズミに移植。臨床実験で有効だった事例があったことを理由に女性ホルモン抑制剤を投与したところ、腫瘍の直径が4週間で1センチから0・5センチに縮小した。その仕組みを調べたところ、前立腺がんを抑制するたんぱく質が、女性ホルモン抑制剤によってがん細胞の自滅を次々と加速していたためと判明した。
 筑波大の柳沢純教授(生物機能科学)は「生活の質を落とさず、寿命を全うできる手段となりうる」と期待する。【安味伸一】

家族承諾の脳死判定、41例目臓器移植へ

2011年4月28日 提供:読売新聞
 日本臓器移植ネットワークは28日、交通事故による頭部外傷で北里大病院(相模原市)に入院していた18歳以上の男性が、改正臓器移植法に基づき、脳死と判定されたと発表した。
 男性の書面による意思表示はなく、家族が臓器移植に承諾した。
 心臓と肺、肝臓、膵臓(すいぞう)、腎臓が提供される予定で、東京大病院などで移植手術が行われる。昨年7月の改正法の全面施行後、家族の承諾による脳死臓器移植は41例目。

法医解剖:警察庁研究会、創設提言 署長判断で実施

2011年4月28日 提供:毎日新聞社
法医解剖:警察庁研究会、創設提言 署長判断で実施、犯罪見逃し防止
 死因究明制度の在り方を検討してきた警察庁の研究会は28日、新たな解剖制度として「法医解剖」を創設することなどを柱とする最終報告をまとめ、中野寛成国家公安委員長に提出した。現行の司法解剖や行政解剖と別に、法医解剖を導入することにより犯罪死の見逃しを防ぐ狙いがある。警察庁は厚生労働省や文部科学省と連携し必要な法整備を図る方針。
 法医解剖の対象となるのは、犯罪による死亡かどうかが不明な死体で、警察署長が実施の要否を判断する。司法解剖に属さないため裁判官の許可状は必要としない。近親者が容疑者であるケースを視野に入れ、遺族の承諾も不要とした。
 警察が取り扱う死体のうち解剖が行われる割合(解剖率)は現在約11%だが、研究会は法医解剖の導入で解剖率を高めることを求めており、「5年程度で20%に引き上げ、将来的には50%を目指すことが望ましい」としている。
 また法医解剖の受け皿として、国の解剖機関「法医学研究所」を都道府県ごとに順次、設立することも掲げた。実現までの間は大学の法医学教室などを拠点にする。現在約170人にとどまる解剖医を計画的に増やしていくことも提言した。
 司法解剖は、犯罪性が明白か、その疑いのある死体が対象。犯罪性が認められず、死因が明らかでない場合は伝染病のまん延防止など公衆衛生を目的とする行政解剖の対象となる。しかし、監察医と呼ばれる専門医を置く一部地域を除き、行政解剖の実施は少ないのが実態だ。研究会は「犯罪死の見逃しが起こる可能性が否定できない」と指摘し、新たな解剖制度を検討していた。
 研究会には法医、刑法学者、警察庁局長らが委員として参加。昨年1月の設置以来、14回の会合を開いた。【鮎川耕史】
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 ■ことば
 ◇司法解剖と行政解剖
 司法解剖は刑事訴訟法に基づき、犯罪死と断定されたり、犯罪死が疑われる死体に行う解剖。裁判所の鑑定処分許可状を得て捜査機関の嘱託を受けた医師が行う。行政解剖は、犯罪死を疑わせる状況はみられないが、外見から死因が特定できない死体について、検疫法や死体解剖保存法などに基づき行う解剖。原則的に遺族の承諾が必要で、大学の法医学教室などで行われる。

「法医解剖」創設提言 現行制度の「穴」埋める 捜査員の能力向上も必要

2011年4月28日 提供:毎日新聞社
解説:「法医解剖」創設提言 現行制度の「穴」埋める 捜査員の能力向上も必要
 警察庁の研究会が、犯罪死の見逃しを防ぐ目的で、創設を提言した法医解剖制度は、現行の解剖制度が抱える「穴」を埋める解決策といえる。だが、解剖医の増員や解剖機関の新設を含め、提言の全容を実現するには相当な費用もかかる。長期的な指針と位置づけ、段階的に具体化していくことが必要となる。
 警察が取り扱う死体は、警察署の捜査員が一次的な分類をする。事件性が疑われるとみれば、死因捜査を専門とする検視官の出動を警察本部に要請。司法解剖を含めた犯罪捜査の道筋ができる。
 一方、事件性が認められない場合は通常、検視官は出動しない。ここに犯罪死見逃しの可能性が潜む。捜査員は必ずしも死体取り扱いの経験が豊富でなく、死体を検案する医師も多くは地元の開業医で、死因判断が専門ではないからだ。
 事件性はないと判断されたものの、外見から死因が特定できない死体に行われる行政解剖には、犯罪死の見逃しを最後の段階で食い止める機能が期待されている。しかし本来の目的が「公衆衛生」である上、原則的に遺族の承諾が必要であるため捜査側には活用しづらい面がある。犯罪捜査と行政解剖の間の溝が死因究明制度の弱点になっており、改善が研究会の課題だった。
 死因究明制度見直しの機運は、当初「事件性なし」と判断されて司法解剖が行われなかった大相撲時津風部屋の力士暴行死事件(07年)で高まった。警察庁によると、98年以降に発覚した犯罪死の見逃し事例は43件ある。それをゼロに近づけるためには、制度の改善だけでなく、研修を充実させるなどして死体と直面する一線の捜査員の能力を向上させることも求められる。【鮎川耕史】

スウェーデンは89%解剖 日本の制度「極めて脆弱」

2011年4月28日 提供:共同通信社
 警察庁の有識者研究会は新たな死因究明制度を提言するに当たり、海外の遺体解剖制度を調査した。スウェーデンでは89・1%の変死体が解剖されるなど、先進国の解剖率は軒並み日本を上回っていた。日本は11・2%で、研究会は「極めて脆弱(ぜいじゃく)」とした。
 研究会の資料によると、フィンランドのヘルシンキ市は78・2%、オーストラリアのビクトリア州は53・5%。調査した中で最も低い米国の一部でも12・5%だった。
 スウェーデンには中央官庁として法医学庁があり、専門の解剖医を抱える。人口100万人当たり5・4人。
 日本は全国に約170人。100万人当たり1・3人しかいない。大半は大学の法医学教室の教授で、研究をしながらの"兼業"。解剖医が1人しかいない県もあった。
 研究会は各都道府県に専門機関を設置し、解剖医を5年後に340人、最終的に850人に増やすことを提言。解剖率は5年後に20%、将来的には50%に引き上げることを目標とした。
 新制度でも解剖するかどうかは、実態としては警察官が判断する。警察庁幹部は「専門の検視官が遺体を確認し、警察署員や捜査員が生命保険の加入状況や関係者の話を丹念に聴くなど、犯罪性の有無を見極める初動捜査の徹底が重要だ」と話している。

被災者向け相談サイト、眼科医らの団体が開設

2011年4月28日 提供:読売新聞
 「被災者の目に関する相談を受け付けます」。眼科医などでつくる団体「ヘルシーサイトコンソーシアム」が、東日本大震災の被災者や被災地で復旧活動をする人たちを対象に目に関する相談をメールで受け付ける専用サイト「避難生活における目の健康Q&A(http://www.healthysight.jp)」を開設した。
 地震や津波の被害で、眼鏡やコンタクトレンズを破損、紛失し、代替え品が手に入りづらいなどの状況にある被災者も多い。一方、被災地で診察する眼科医からは、「診療所の患者を診るだけで手いっぱい」といった声もあり、避難所にいる被災者を診療することが困難な状況にあるという。
 こうした状況を知った眼科医の間で、「被災地のために眼科医として協力したい」という声が高まり、東京都千代田区の井上眼科病院の井上賢治理事長(43)が中心となり、専用サイトの開設を呼びかけた。
 同サイトでは、「急場しのぎで100円均一ショップで老眼鏡を買ったが大丈夫か」という質問に対する回答として、「長時間使用に適していないので、夢中になりやすいものを見るために使用するのは避ける」など、井上理事長が監修した14のQ&Aが掲載されている。
 同サイトには、Q&Aのほか、避難所での生活が長くなった被災者らから、「目への紫外線対策を教えてもらいたい」「子どもの目が心配」などの相談が複数寄せられている。こうした質問には、眼科医がそれぞれ回答。相談は同サイトで受け付け、個別、またはサイト上で回答している。
 井上理事長は「被災地からの話などを基に想定問答などをサイトに掲載したが、他にも質問や気になることがあると思うので、被災者には気軽に相談してもらいたい」と話す。さらに「現地で活動するボランティアや医療従事者にも活用してもらえれば」と利用を呼びかけている。

春でも車内熱中症…子ども置き去りダメ

2011年4月28日 提供:読売新聞
 子ども連れでドライブに出かける機会が多い大型連休は、車内での事故に気をつけたい。春から初夏にかけての季節でも、車内は高温になることがあり、熱中症の危険がある。子どもだけにしないなどの注意が必要だ。
 日本自動車連盟(JAF、本部・東京)は、「子どもの車内事故」について、インターネットで調査した。アンケートは昨年12月から今年1月にかけて行い、全国の車の利用者7048人が回答した。
 「12歳未満の子どもだけを残して車を離れたことがある」と答えた人は28・2%いた。
 理由は、「子どもが寝ていて、数分で終わる用事だった」「子どもが嫌がって降りようとしなかった」「わざわざ降ろすとまたチャイルドシートをするのが面倒」などが挙がった。
 JAF広報課の根木美香子さんは「外が涼しく感じる季節でも、熱中症に気をつけてほしい」と指摘する。
 JAFは2007年4月末、早朝からの車内の温度変化を調べた。最高気温は23℃だったが、昼前には運転席の温度は40℃に達した。午後2時過ぎには48・7℃になった。
 「短時間で戻るから、子どもが眠っているからといって、置き去りにするのは危険」と根木さん。
 長時間屋外に駐車した後は、チャイルドシートの金具部分が熱くなっていることがある。やけどしないよう、まず大人が触ってみてから子どもを座らせるようにする。
 また、アンケートでは、「子どもが車内でけがをしたり危険な目にあったりした経験がある」と答えた人が28・3%いた。
 「少しの距離だからと子どもを助手席に立たせたままにしていたら、ダッシュボードに体をぶつけた」「車から降りるとき、子どもが追いかけてきたのに気づかずドアを閉めてしまい、指を挟み骨折した」「停車中に子どもが自分でサンルーフの開閉スイッチを押してしまい指を挟んだ」といった例があった。ドアやパワーウインドーに挟まれる事故が目立つ。
 根木さんは「車内では、子どもに声を掛けたり、バックミラーで見たりして、こまめに様子を確認してください」と話している。

生命の駅伝:がんと闘う人を励まし研究支援

2011年4月28日 提供:毎日新聞社
生命の駅伝:がんと闘う人を励まし研究支援 来月14日から /三重
 がんと闘う人たちを励まし、がん研究を支援するための募金を呼び掛けながら、各地を走破する「EKIDEN for LIFE(生命の駅伝)」が5月14日から22日までの間、県内を中心に大阪府や愛知県、和歌山県で展開される。
 生命の駅伝は、がんと闘いながらマラソンで募金を集めたカナダ人のテリー・フォックスさんの遺志を受けた「テリー・フォックス・ラン」が発端だ。日本では95年に始まり、昨年は1府3県に約800人が参加した。
 今年は県内では15日に津市の三重大で始まり、100本の黄色の旗を手にランナーが駅伝形式で6日間にわたって走る。コースは、桑名市役所--鈴鹿市役所(16日)▽鈴鹿市役所--県庁--松阪中央総合病院(17日)▽和歌山県新宮市立光洋中--大紀町役場(18日)▽同役場--松阪市役所(19日)▽市立伊勢総合病院--済生会松阪総合病院(20日)▽松阪市飯高林業振興センター--中部台運動公園(21日)で、計300キロを走り抜く。
 各地の病院や市役所など120カ所に募金箱を設置し、寄金は三重大と愛知県がん研究振興会、大阪対がん協会に贈られる。駅伝事務局長の上村真由さん(68)は「これまでに1100万円余が寄付されている。がん克服のために今年も支援を」と話し、一緒に走る人や運動を支援するボランティアを募集している。問い合わせは、事務局(0598・51・0505)。【橋本明】
〔三重版〕

小児白血病:「早くよくなって」 bjリーグ・秋田の選手、子供励ます

2011年4月28日 提供:毎日新聞社
小児白血病:「早くよくなって」 bjリーグ・秋田の選手、子供励ます /秋田
 小児白血病の治療のため入院している子供たちを励まそうと、プロバスケットボールbjリーグ・秋田ノーザンハピネッツの選手たちが秋田市南通みその町の中通総合病院を訪問した。
 ミニバスケットボール部に所属し、入院中にハピネッツのファンになったという東成瀬小6年の伊勢谷楓君(11)を中心に、昨冬ごろ小児科病棟の子供たちで「試合を見に行けないので来てください」とメッセージを送ったのがきっかけ。
 長谷川誠プレーイングマネジャー(40)やナイジェリア出身のドクン・アキングバデ選手(26)らが病室に足を運んだ。
 長谷川選手は「早くよくなって、バスケができるようにがんばってください」と声をかけ、伊勢谷君は「はい」と少し緊張しながらほほ笑んだ。ドクン選手には名前や年齢を英語で答えるなど、あこがれの選手を前に終始笑顔を見せていた。
 長谷川選手は「来シーズンには、試合前の小学生のゲームにぜひ参加してもらいたい。それを目指して元気でがんばってほしい」と呼びかけた。【加藤沙波】

小児がん征圧キャンペーン チャリティーコンサート「生きる2011」

2011年4月28日 提供:毎日新聞社
生きる:小児がん征圧キャンペーン チャリティーコンサート「生きる2011」
 ◇輝く未来に生きる力を 森山良子さん、今年も案内役--6月21日・渋谷
 子どもたちの輝く未来に生きる力を----。毎日新聞社が取り組む小児がん征圧キャンペーン「生きる」は、さまざまな活動を通じてその意義を深め、共感の輪が広がっている。その目玉ともいえるチャリティーコンサートが「生きる2011~小児がんなど病気と闘う子どもたちとともに~森山良子with FRIENDS」だ。今回は6月21日、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで開催。幅広い“モノマネ”で人気の清水ミチコさん、日本を代表するジャズバイオリニストの寺井尚子さん、若手実力派歌手の藤澤ノリマサさんの3人をゲストに迎える。東日本大震災で被災した子どもたちにも思いを寄せながら今年も案内役を務める森山良子さんが、コンサートで伝えたいことやステージの見どころを語った。【まとめ・藤田裕伸、山田祐子】
 ◇「最初の気持ち大切に、歌っていこう」
 「『生きる』って言葉が、ここまで重く人々の心に刻まれたことはないのではないでしょうか」。森山さんは、こう切り出した。「東日本大震災以降、日本人の中に『命』や『生きる』ということを思わない人は一人もいないでしょう。このコンサートが、本当に大きな意味を持ってしまいました」
 病気と闘う子どもたちやその家族を支え励ます「生きる」コンサートも今回で7回目。森山さんは、震災被災者の惨状をおもんぱかりながら、コンサートの意義を考え続けた。
 「私たちが、できることは限られています。今回も最初の気持ちを大切に歌っていこうと思いました。震災に遭った病気の子どもたちもいるはずなんです。本来、見過ごされてしまいがちな場にいる子どもたちや関係者を元気づけたくて始めたコンサートでしょう。そこはしっかり見つめていきたい」
 口元を引き締めてコンサートのあり方を確認する森山さんの気持ちは熱い。「震災被災者支援は別の角度で取り組みます。せっかく続けている『生きる』コンサートを散漫にしたくありません」
 今回は、「こんな時だからこそ、明るく楽しいステージにしたい」と構想を語る。
 「清水ミチコさんは、お笑いの世界の人ですが、音楽的才能も素晴らしい。昨年秋、初めて本格的共演を果たしました。同じステージに立っている私も笑ってしまうほどおもしろい。音楽と笑いを結び付けることのできる人です」と清水さんの役割を語る。
 クラシックとポップスを融合させる独特の歌唱で注目を集める藤澤ノリマサさんもゲスト。「彼は何でも歌えるんです。楽しいことも大好きで、まさに適任」
 ジャズバイオリンの第一人者・寺井尚子さんも参加する。「昨年ジャズ祭で初共演し、あまりのすばらしさにその場で、出演をお願いしました。もちろん快諾してくれました」
 今回も、心がホッと温まるステージがみんなを待っている。【川崎浩】
 ◇アフラックペアレンツハウス、10年で4万8429人利用
 ◇東京と大阪に1人1泊1000円 付き添い家族を支援
 小児がんの子どもたちが治療を受ける医療施設は大都市に多く、患者が地方在住の場合は家族が一緒にホテルなどに長期滞在するため経済的負担が大きい。この課題を少しでも改善しようと作られたのが「アフラックペアレンツハウス」だ。01年2月に東京都江東区亀戸に建設されて10年がたった。
 これまでにのべ4万8429人が利用。「子どものことだけを考えて東京の病院へ来ましたが、自分たちの宿泊の問題には実際とても不安を感じていました」「困ったことがあったとき相談でき、対応してくださるスタッフの方もおられ、安心して過ごすことができました」など、感謝の声が届いている。
 施設内のセミナールームでは医療従事者による勉強会が開かれ、患者の家族同士のコミュニティーも広がる。病気や療養生活の相談には経験豊富なスタッフが応じ、さまざまな悩みを解決している。
 アフラックペアレンツハウスはほかに東京都台東区と大阪市中央区にもあり、宿泊費は1人1泊1000円(患者は無料)。問い合わせは03・5833・2860まで(月-土曜の午前10時-午後6時)。
 ◇病気と闘う環境改善を 小児がん征圧募金呼びかけ
 がんと闘う子どもの実態を報告した企画記事をきっかけに毎日新聞社が96年、「小児がん征圧キャンペーン」を始めました。年間を通して多様なイベントを開催し、募金活動を行っています。
 「小児がん」は15歳以下で発病した「がん」を指し、毎年約2500人が発病。現在約1万7000人が病気と闘っています。つらい闘病生活は長期化することが多く、患者が幼児の場合には家族が病院の近くに住んでの看病が必要で、地方在住者にとっては大きな経済負担となります。この闘病環境を少しでも改善しようと始めたのがこのキャンペーンで、開始と同時に「小児がん征圧募金」を開設。寄せられたお金から、医療機関やボランティア団体などに寄付しており、これまでに2億3475万円が集まりました。
 小児がん征圧募金を呼びかけています。送り先は〒100-8051東京都千代田区一ツ橋1の1の1、毎日新聞東京社会事業団「小児がん征圧募金」係(郵便振替00120・0・76498)。お名前、金額などを紙面に掲載しますので、匿名希望の方は明記してください。
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 ◇コンサート概要
 来月1日にチケット発売
《日時》2011年6月21日(火)午後6時半開演(同6時開場)
《会場》Bunkamuraオーチャードホール(東京都渋谷区道玄坂2の24の1)
《出演》案内役=森山良子、特別ゲスト=清水ミチコ、寺井尚子、藤澤ノリマサ
《入場料》S席5500円、A席4500円(全席指定)
《一般発売》5月1日(日)。チケットぴあ(0570・02・9999、Pコード134-419)などで発売。
《問い合わせ》キャピタルヴィレッジ(03・3478・9999、平日午前11時-午後7時)
主催 毎日新聞社
後援 TBSラジオ
協賛 アフラック
   協和発酵キリン
企画制作 エンジェルソング
運営協力 キャピタルヴィレッジ
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 ■人物略歴
 ◇もりやま・りょうこ
 1948年、東京生まれ。67年に「この広い野原いっぱい」でデビュー。以来数多くのヒット曲を発表し、日本を代表する人気歌手に。第44回日本レコード大賞では、「さとうきび畑」で最優秀歌唱賞と金賞、「涙そうそう」で作詩賞を受賞。07年3月に芸術選奨文部科学大臣賞、08年11月には紫綬褒章を受章した。今年7月27日に、デビュー45周年記念シングル「6つの来し方行く末/Verse」を発売する。
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 ■人物略歴
 ◇しみず・みちこ
 岐阜県生まれ。ラジオ番組の構成作家を経て、86年からライブ活動を開始。87年「笑っていいとも!」で全国区に。87年にはファーストアルバム「幸せの骨頂」でCDデビュー。現在は、テレビ・ラジオへの出演、ライブ活動、執筆活動など多方面で活躍。最近では、書籍「私の10年日記」やCD「バッタもん」が好評発売中。
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 ■人物略歴
 ◇てらい・なおこ
 88年ジャズバイオリニストとしてプロデビュー。ジャズピアニスト、ケニー・バロン氏との共演を機に一躍注目を集める。最新作「ライムライト」をはじめオリジナルアルバムはいずれもジャズアルバムとして異例のセールスを記録。その他、03年「F1日本グランプリ」決勝での「君が代」演奏、10年「金鳥の渦巻」CMに音楽で参加するなど幅広く活躍。10年「芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)」をはじめ受賞多数。
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 ■人物略歴
 ◇ふじさわ・のりまさ
 83年北海道生まれ。08年「ダッタン人の踊り」でデビュー。クラシックやオペラの有名なフレーズをサビに起用し、その歌唱法もポップスとオペラを融合させた<ポップオペラ>というスタイルで現在の音楽シーンから注目を集めている。3枚目のアルバム「希望の歌--La speranza」が発売中。

「いのち」テーマの2作 高齢・代理出産めぐる物語

2011年4月27日 提供:読売新聞
春の連ドラ
 高年齢出産や代理出産など、今春の連続ドラマでは、いのちをテーマにした作品が並んだ。出産そのものはもちろん、生命の誕生をめぐる家族のあり方も問いかけている。(泉田友紀)
 TBS系で放送中の「生まれる。」(金曜後10・00)は、51歳の母親・愛子(田中美佐子)の妊娠が、家族に大きな波紋を与える。一家の長女・愛美(堀北真希)は編集プロダクションに勤め、高年齢出産の本を準備中。取材の過程で40代以上の出産が増えていること、高年齢出産が高いリスクをはらんでいることなどを学んでいく。
 鈴木早苗プロデューサーは「いろんな人の『生まれる。』を通して、愛美が何をどう感じとっていくかを描いていく。その中で、一般にあまり知られていない出産に関する情報も伝えていきたい。高年齢出産“万歳”のドラマにはしたくない」と語る。
 鈴木プロデューサー自身、41歳で出産した。脚本を担当する鈴木おさむと出産に関する話をするうち、オリジナルドラマの企画が具体化していったという。
 「人の誕生には、妊娠するまでも、生まれるまでも奇跡の積み重ねがある。自分はすごく大変なハードルを越えてきた、奇跡の存在。若い人たちがそう思ってくれたら、いじめに走ったり、自殺したいと思ったりはしないんじゃないか」と、鈴木プロデューサーは語る。
 一方、NHKの「マドンナ・ヴェルデ」(火曜後10・00)は、医師で作家の海堂尊の小説が原作。病気で子宮を失った娘・理恵(国仲涼子)のために、55歳の母・みどり(松坂慶子)が代理出産に臨む。命がけともいえる出産を母に依頼する娘、娘のために産む決意をした母を中心に、2人を取り巻く人間関係も変化していく。
 代理出産は、日本ではまだ原則認められていない。医学界との相克も描かれる。だが、佐野元彦プロデューサーは「代理出産を否定も肯定もしない。そういうことが可能になった世の中で、親と子のあり方はどうなるのか、21世紀型の親と子のつながりを描いたドラマ」だと説明する。
 佐野プロデューサーも40代半ばで父となったことが、ドラマを制作するきっかけの一つになった。「子供が生まれたことで、環境問題など、いろいろなものの見方が変わった。また、身近で妻と娘の関係をみて、母と娘は人間ドラマの根源なのではないかという思いが強くなった」と語る。
 「生まれる。」では第1話で父が急死し、「マドンナ・ヴェルデ」も、娘の夫はアメリカ在住、母の夫は早くに亡くなっており、どちらのドラマも父不在の中で、母と娘の深い関係を軸に物語が展開する。いのちをめぐる問題に正解はない。女たちが信条をかけて挑むドラマに寄り添いながら、いのちをどうとらえているのかを考えてみるのは、意味のあることに違いない。

TOKYO FM「LOVE&HOPE」 震災後のヒューマンケア

2011年4月27日 提供:毎日新聞社
水と緑の地球環境:TOKYO FM「LOVE&HOPE」 震災後のヒューマンケア
 TOKYO FMでは今月から、東日本大震災の被災者の健康や心の問題に視点を当てた新番組「LOVE&HOPE」(月~木曜、午後5時半~同40分)を開始した。
 医師やカウンセラーらと「ヒューマン・ケアチーム」を組み、18日の週は、医師の齋籐真嗣(まさし)さん(39)=腫瘍内科=と米国出身のフィットネストレーナー、ジェフリーC・ライベングッドさん(45)が登場。2人は、NPO法人「次代の創造工房」(東京都千代田区)の民間復興支援青年隊のメンバーでもあり、同局の古賀涼子アナウンサーと今月半ば、仙台市の避難所などを訪れたときの状況を報告した。
 地震発生時、齋籐さんも講演で宮城県松島町のホテルにいた。「あのときの衝撃だけは忘れられない。現地でどんな問題があり、その後、どうなったかを、人々の声を聞き、確かめたかった」という。
 「当初の問題は低体温症などで、1カ月を過ぎたいまは糖尿病、高血圧などの慢性疾患やエコノミークラス症候群」と言い、「スープやみそ汁などで体の内側から温め、2~3時間に1回、屈伸運動をするなど体を動かすことを心がけてほしい」とアドバイス。一方、避難所で被災者にマッサージなどの施術をしたライベングッドさんは「体の痛みはメンタルな問題とかかわる。優しく励まし続けることが大切」と語った。
 古賀さんは「被災者の声をリスナーのみなさんに伝え、希望につなげたい」と話した。【明珍美紀】

心神喪失で男性を不起訴 北九州の女性殺害事件

2011年4月27日 提供:共同通信社
 北九州市小倉北区のマンションで女性会社員(24)を刺殺したとして、同じマンションに住む無職の男性(36)が殺人容疑などで逮捕された事件で、福岡地検小倉支部は26日、精神鑑定の結果、事件当時は心神喪失状態だったとして男性を不起訴処分にした。
 心神喪失者等医療観察法に基づく申し立てを受け、福岡地裁小倉支部は同日、鑑定入院を命じた。
 県警によると、男性は2月19日午後、女性方に侵入。刃物で胸や腹を数十カ所刺して女性を殺害した疑いで逮捕されたが、取り調べに意味不明な供述を続けた。

##警報32条で心神喪失では罪を問われないとあるため、心神耗弱だと不起訴になるが、これはおかしい。被害者の立場から裁判所で審理をするべきである。その後、医療刑務所などに収監するべきである。法律を改正するべきである。

受刑者に「心の平穏」を 重罪刑務所で瞑想導入 インドの実践見習う 「地球人間模様@アメリカ」「バイブルベルトの挑戦」

2011年4月27日 提供:共同通信社
 3メートルほどの鉄柵には有刺鉄線が何重にも張り巡らされ、高圧電流危険の掲示が目を引く。監視塔には双眼鏡を持った看守が鋭い視線を注ぐ。重警備刑務所の州立ウィリアム・E・ドナルドソン矯正施設は、米アラバマ州バーミングハム近郊の人里離れた場所にあった。
 収容者約1500人の多くが殺人、強盗、レイプなど重罪で実刑を受ける。約20人の死刑囚に加え、約3分の1は仮出所の可能性のない終身刑。アラバマ州の犯罪者の終着駅とも言える場所だ。
 受刑者に殺害された看守の名前を取って名付けられたこの刑務所で、約2500年前にインドで始まったとされる「ビパサナ」と呼ばれる瞑想(めいそう)が治療に取り入れられ、大きな効果を生んでいる。
 ▽刑務所の環境改善
 「私の一番の関心事は、一生をこの刑務所で暮らし、死んでいく受刑者の生活の質をいかに改善するかだった」
 1992年に赴任した精神科医ロナルド・カバノー(60)は、受刑者の心を落ち着かせれば、看守の負担も減り、刑務所全体の環境が向上すると考えた。ドナルドソンの受刑者は、いつもやり場のない怒りに満ちていた。他の受刑者や看守に暴力をふるって罰せられるケースが後を絶たない。
 怒りやストレスなどの感情制御、脱薬物・アルコール依存症のリハビリ...。カバノーはいろいろ試したが、根本的な変化をもたらすには不十分だった。「彼らは治療後、『もう怒らない』『薬はやらない』と言う。しかし、僕らが聞きたい言葉を言っていただけだ」
 99年ごろ、ビパサナ瞑想のことを知人から聞いた。70年代からインドの刑務所で実践され効果が出ている、ということだった。ビパサナをボランティアで教える団体に連絡を取った。自らも体験し「受刑者にも絶対に効果がある」と確信した。
 02年1月。約2年間の準備期間を経て、重警備刑務所では全米初のビパサナの10日間コースが、体育館を改造した道場で開かれた。3日間で呼吸方法を学び、次の7日間「感情が流れるがままに身を任せなさい」という録音テープが流れる中、1日10時間、同じ姿勢を保ち瞑想。原則的に誰とも話してはならない。
 かつて殺人罪で8年間、死刑囚として過ごしたグレイディー・バンクヘッド(60)は7日目、過去のさまざまな人生の場面、感情が次々と押し寄せる「ストーム(嵐)」を経験した。「4歳の息子が『お父さん、愛してるよ』とね。涙が止まらなかった」。それ以降、怒りがおさまった。「それまでは、怒りでいっぱいで、どうにもならなかったのに」。参加した22人のうち21人がやり遂げ、修了証書を受け取った。
 コース終了後、受刑者は自分たちの問題を次々と指摘した。「驚きだった。それまでの他の治療で精神科医が喜ぶ言葉を口にしていたのとは正反対。自分に向き合うことを学んだのだ」とカバノー。ビパサナを実践している受刑者は、問題行動が20%減った。
 ▽心の師
 しかし、思わぬ障害が待ち受けていた。02年、刑務所内のキリスト教牧師が「ビパサナは受刑者を仏教に改宗させる」と強く抗議。州矯正局長が禁止を命じたのだ。
 アラバマ州は、宗教心の強い保守派プロテスタントが多い南部の「バイブルベルト」にある。ビパサナ瞑想が、仏教の始祖ゴータマ・シッダールタ(ブッダ)を源流に持つことが原因だった。
 00年に州矯正局治療部長に昇進していたカバノーは「これほど効果がある治療をやめるのはナンセンスだ」と思ったが、選んだ戦術は「待つ」だった。「チャンスは来る」。受刑者たちも、看守の目を盗んでこっそりと瞑想を続けた。06年に矯正局長が交代、ビパサナは再開され、カバノーの忍耐強さは報われた。
 「最高の先生、心の師匠へ。なりたいと思った自分になることを手伝ってくれて、ありがとう」。殺人罪で終身刑を受けたリック・スミス(55)は、一緒に写った写真にこう記し、カバノーにプレゼントした。C型肝炎を患うスミスは、余命数週間から数カ月。ビパサナを体験し、心の平穏を得られた一人だった。
 取材を終えると、辺りは暗くなっていた。「スミスは穏やかな心で死んでいけると思う」と語ると、カバノーは微笑を浮かべた。「本当によかった」(共同通信ニューヨーク支局)

保守的なバイブルベルト 他宗教への寛容度低く 「地球人間模様@アメリカ」「バイブルベルトの挑戦」

2011年4月27日 提供:共同通信社
 米バージニア州以南に広がるバイブルベルト(聖書地帯)。キリスト教保守派プロテスタントが主流を占め、宗教心が強く、キリスト教以外の宗教への寛容度が極めて低いのが特徴だ。
 バイブルベルトは、人工妊娠中絶や同性婚に反対し、ヒト胚性幹細胞(ES細胞)研究を厳しく規制したブッシュ前大統領の大票田だった。
 カンザス州出身の男性(26)は、保守的なプロテスタント「南部バブテスト教会」を信奉する一家で育った。通ったプロテスタント系高校の生物の授業は、教科書に記載のある進化論を飛ばして進められた。
 ヨガのクラスを導入しようとの動きが出た際、学校や保護者ら関係者から強い反対の声が出て、中止になった。「ヨガには仏教的要素がある」というのが理由だった。足の指にリングをはめるファッションも「仏教的」と禁止された。
 この男性は「アラバマ州の刑務所で、インド由来のビパサナ瞑想(めいそう)が導入されたこと事態が驚きだ」と話す。「小学校にビパサナのコースを導入するなんて、絶対にあり得ない」
 人里離れた刑務所での出来事は、一般市民にとって縁遠いことも、ビパサナを導入できた一因だったのかもしれないが、首都ワシントン出身のカバノーが導入の発案者だったことも、幸いした面もあるだろう。

(和歌山)刺激治療 効果的部位に パーキンソン病

2011年4月27日 提供:読売新聞
県立医大など発見法開発
 脳に電気刺激を与えることで症状を改善させるパーキンソン病の治療法「脳深部刺激術(DBS)」で、より治療効果が得られる脳内の刺激場所を見いだす方法を、県立医大などの国際共同研究チームが開発した。うつといった副作用が起こりにくい脳内の部位への刺激でも、パーキンソン病の症状改善が可能になると期待されている。
 パーキンソン病は神経伝達物質のドーパミンが極端に減るために、激しい手足の震えなどの症状が起きる難病。DBSは、脳内の淡蒼球(たんそうきゅう)や視床下核と呼ばれる部分に手術で電極を差し込み、日常的に電気刺激を与えて症状を抑える。
 淡蒼球への刺激は、視床下核への刺激に比べて認知障害やうつなどが発症するリスクが低いが、淡蒼球内で運動に関わっている場所の特定が難しく、電極を埋めても十分に効果が得られないことが多かった。
 研究チームは、脳の表面にあり運動の中枢を担う大脳皮質のある部位に電気刺激を与えると、淡蒼球内の運動に関わる部位に反応が現れることを発見。大脳皮質を電気刺激しながら淡蒼球内をセンサーで調べることで、治療効果を得られる場所を把握できるようになった。
 同大脳神経外科の小倉光博講師は「副作用リスクが低い淡蒼球への刺激でも、高い症状改善率が得られるのでは」と話している。

6月から禁煙エリアを拡大 JR、首都圏16路線で

2011年4月27日 提供:共同通信社
 JR東日本は26日、首都圏で駅構内を全面禁煙としているエリアを6月1日から大幅に拡大すると発表した。新たに禁煙となるのは東京、茨城、栃木、群馬、埼玉の16路線の159駅。利用者から拡大を求める意見が相次いでいた。
 禁煙となる区間は常磐線の神立(茨城)-日立(同)、東北線の自治医大(栃木)-豊原(同)、高崎線の深谷(埼玉)-高崎(群馬)など。
 上越新幹線の本庄早稲田(埼玉)と上毛高原(群馬)、長野新幹線の安中榛名(同)も禁煙にする。東京から150キロ圏内では、新幹線や特急の停車駅で喫煙室がある一部のホームや構内を除いてたばこが吸えなくなる。
 同社は1997年3月から管内全駅での分煙や、普通列車の全面禁煙を実施。2004年3月からはホームの喫煙所を減らしたり、禁煙タイムを導入したりして駅の禁煙化を進めていた。09年10月以降は、東京から70キロ圏内ではたばこが吸えなくなっている。

水俣病の紛争終結報告 被害者団体、環境相に

2011年4月27日 提供:共同通信社
 水俣病特別措置法に基づく救済策を受け入れ、原因企業チッソとの紛争終結の協定を先月結んだ被害者団体「水俣病出水の会」「水俣病被害者獅子島の会」「水俣病被害者芦北の会」の代表らが26日、松本龍環境相と面会し「念願の救済を実現していただいた」などと報告した。
 面会後に記者会見した出水の会の尾上利夫(おのうえ・としお)会長によると、救済について会員から喜びの声が寄せられていることを環境相に報告。その上で、患者が高齢化していることに関して「今後も福祉対策に力を注いでほしい」と要望したという。
 芦北の会の村上喜治(むらかみ・よしはる)会長は「5月1日の(水俣病の犠牲者)慰霊式の前に来なければと思っていた。団体としては、本当に幅広く救済できたと思っている」と語った。

遺伝制御酵素の構造解明 がん治療薬開発に期待

2011年4月26日 提供:共同通信社
 遺伝情報の読み取りの際、重要な働きをする酵素の構造解明に大阪大の田嶋正二(たじま・しょうじ)教授(分子細胞生物学)らが25日までに成功した。米科学アカデミー紀要の電子版に発表する。
 この酵素は、遺伝の際に読み取る情報とそうでない情報を識別させる働きを持っており、神経細胞や筋肉細胞など組織をつくり出す上でなくてはならない。酵素が働かず余計な遺伝情報が読み取られると、その細胞が死んでしまうため、がん細胞のような細胞の増殖を抑える効果も期待できる。
 田嶋教授によると「特定の細胞だけに、集中的に酵素の働きを抑えることが可能になれば、将来的にはがん治療の新薬開発につながる」としている。

スマトラ沖地震の恩返し 来日看護師が被災地へ

2011年4月26日 提供:共同通信社
 日本との経済連携協定(EPA)に基づき来日、今年3月に看護師国家試験に合格した兵庫県姫路市のインドネシア人スワルティさん(32)が25日、津波被害を受けた岩手県山田町で、姫路赤十字病院救護班の一員として活動を始めた。「スマトラ沖地震で助けてくれた日本の人たちに恩返ししたい」と、避難所で被災者の話に耳を傾けた。
 県立山田高校体育館では、家族2人を失った山内(やまうち)サノさん(97)の肩を抱き締め、涙声で「無理せず元気になってください」。ぎゅっと握手を交わした山内さんは「うれしかった。神様みたいだもの」と涙を浮かべた。
 来日前はジャカルタ市内の病院に約6年勤務し、2004年のスマトラ沖地震で現地派遣の看護師として災害医療に携わった。まだ看護師の免許状が交付されておらず、28日まで問診補助や患者の話を聞く活動をする。
 初日の活動中には涙が止まらなくなり、一休みする場面も。同行職員は「プロだから泣いてばかりじゃいけないが、純粋な心がひしひしと伝わった」と話した。
 スワルティさんは08年8月に来日。姫路赤十字病院で働きながら毎日8時間以上勉強し、3度目の挑戦で国家試験に合格した。

がん免疫栄養療法、治療のスタンダードに 専門施設を開設 三重・伊賀

2011年4月26日 提供:毎日新聞社
がん:免疫栄養療法、治療のスタンダードに 専門施設を開設--伊賀 /三重
 ◇市健診センター内
 がん患者に栄養剤を投与して効果的な治療につなげる「がんサポート・免疫栄養療法センター」が25日、伊賀市四十九町の市健診センター内にオープンした。外来患者を対象に、がん免疫栄養療法を行う施設となる。
 同療法は、患者にEPA(エイコサペンタエン酸)など数種類の栄養剤を投与することで患者の筋肉量などの栄養状態を改善し、手術や抗がん剤治療などにつなげたり、生活の質の維持を目指すのが目的。
 センターは、市健診センター4階(約530平方メートル)を約500万円かけ改装。診察室に筋肉量などを測れる体組成計を導入し、5人分の治療スペースを設けた。医師や看護師のほか、栄養士や理学療法士などスタッフが最大約20人参加するという。
 開設した市立上野総合市民病院の三木誓雄院長は「従来別のものと考えられていた化学療法と緩和療法をつなぐ役割を果たせるし、患者の栄養状態を正確に把握して個人に最適な医療も提供できる。がん治療のスタンダードになることを目指す」と話した。【伝田賢史】
〔伊賀版〕

メタボ健診、見直し開始 実施率低迷で、厚労省

2011年4月26日 提供:共同通信社
 厚生労働省は25日、40~74歳を対象とした特定健康診査、いわゆる「メタボ健診」の見直し作業をスタートした。2008年度に始まった医療制度改革での医療費抑制の目玉施策だったが、実施率の低迷などを受け、開始から3年余りで見直しを余儀なくされた。
 メタボ健診は、生活習慣病を予防することで増え続ける医療費を抑制するために導入された。ルールを弾力的に運用し実施率を高めるのが狙いで、同日立ち上げた有識者検討会で議論して、来年夏までに結論を示し、13年度から適用する方針。
 厚労省によると、09年度の受診率(速報値)は全国で40・5%で、スタート時に掲げた70%を大きく下回った。現行制度では原則として、健診を受けられる医療機関は、健保組合などが選定する仕組みになっている。このため、単身赴任世帯で、夫の勤務地から離れたところに住んでいる妻ら家族が受診できないケースが多発し、受診率の引き下げの要因になっているとの指摘が出ている。

人目避け車内で寝泊まり パーキンソン病の双子 福島の避難所駐車場

2011年4月26日 提供:共同通信社
 福島県郡山市の避難所で、ともにパーキンソン病の男性の双子が駐車場に止めた車内で、1カ月近く寝泊まりしていることが25日、分かった。2人は避難所で「歩き方が変」などと言われ、人目を避けるようになったと話す。
 難病患者を支援するNPO法人「SORD」の小泉二郎(こいずみ・じろう)代表は24日に2人を確認。「行政側はプライバシーに配慮し、避難所とは別の施設などで個室を用意すべき事案だ」としている。
 パーキンソン病は、脳内の神経伝達物質ドーパミンが減少することで、手足が震えたり歩行が困難になったりする厚生労働省指定難病。
 2人は同県富岡町に住む40歳の兄弟で、ともに20代半ばで発症したという。震災後、3月15日に郡山市のイベント施設「ビッグパレットふくしま」に両親とともに避難し、同月下旬までの10日余りを施設内で過ごした。
 入所後、「あの人、歩き方が変だよね」と言う若い人の声が耳に入った。人目が気になり、睡眠不足も重なって兄の症状が悪化。このため3月20日、救護所で医師の診察を受けた。医師からは「1週間でも2週間でも入院した方がいい。郡山市内の病院の紹介状を書く」と言われたが、兄は「知り合いがいるこの避難所がいい」と断った。
 弟はその後、救護所で「施設内でプライバシーなどに配慮した場所はないか」と相談したが「個別対応はできない」と言われたという。
 結局2人は3月下旬、富岡町の自宅に軽ワゴン車を取りに戻り、その日以来、ビッグパレットの駐車場に車を止め、支給された毛布を持ち込んで寝泊まりを続けている。
 小泉代表の指摘を受け富岡町は25日、郡山市の旅館と白河市のコテージに避難できるよう手配したが、2人は断ったという。
 救護所で兄を診察した医師は「『プライバシーに配慮した場所を』と言われた記憶も記録もない。保健師が言われたかもしれないが分からない」と話す。富岡町は「当時は大混乱しており、ご迷惑を掛けたかもしれない」としている。

182品目は通販可能に 伝統薬のリスク見直し

2011年4月25日 提供:共同通信社
 厚生労働省の安全対策調査会は22日、一般用医薬品(大衆薬)のうち、伝統薬を含む生薬製剤1030品目とその成分の副作用リスクを評価し直し、リスクがやや高く通信販売ができない第2類だった182品目を、リスクが低く通販可能な第3類に移してよいとの意見をまとめた。
 一方、第3類のうち15品目が第2類にするべきだとされた。
 厚労省は、5月にも一般から意見を募集し、上部の部会に諮るなどして正式決定する。夏には漢方製剤の区分見直しをする考えだ。
 2009年の薬事制度改正で、大衆薬はリスクが高い順に第1~3類に区分。薬に1種類でもリスクの高い成分が入っていると、他の成分のリスクが低くても高リスクの薬と判断されていた。
 この日の調査会では、成分のリスクを毒性や使用量などの視点を入れて再評価するとともに、製剤も副作用報告の状況などを考慮して総合的に再評価した。
 1030品目は09年以降、845品目が第2類、185品目が第3類とされ、通販ができなくなった製造販売業者からは「薬が売りにくくなった」と不満の声が出ていたという。

定期的な健康診断を検討 子どもは長期的調査、福島

2011年4月25日 提供:共同通信社
 福島県は23日、福島第1原発事故の影響で県内各地の放射線量が通常より高い状態が続き、不安を訴える相談が相次いでいることから、住民の定期的な健康診断と、子どもの長期的な健康調査を実施する方向で検討を始めた。
 松本友作(まつもと・ゆうさく)副知事は「放射線量は健康への影響を心配するレベルではないとはいえ、通常より高いことは事実。不安を和らげるために何らかの対応が必要だ」としている。
 県の窓口には23日朝までに、妊婦や乳幼児への放射性物質の影響などについて、計1万373件の問い合わせがあった。
 文部科学省が学校での屋外活動を制限する通知を出したこともあり、「子どもへの長期的な影響が心配なので、継続的に調査して健康管理をしてほしい」という趣旨の要望が増加しているという。

公園に注意呼び掛ける看板 福島市、基準上回る線量

2011年4月25日 提供:共同通信社
 福島市は25日、大気中から国の基準(毎時3・8マイクロシーベルト)以上の放射線量が検出された市内の二つの公園に「利用は1日あたり1時間程度としてください」と注意を呼び掛ける看板を設置し、砂場はブルーシートで覆った。
 福島第1原発から60キロ以上離れているにもかかわらず、基準と同じ放射線量が検出された「信夫山子供の森公園」。いつもなら子どもたちの声が響き、桜の花見客でにぎわうが、この日は人の姿は全くなかった。
 市公園緑地課の職員は「いい公園にするために頑張ってきたのに...」と話し、近所の女性(78)は「子どもの声が聞こえなくて寂しい。こんなに静かな春は初めて。原発事故がただただ悔しい」と涙を浮かべた。
 福島市の中心部にあり、基準を0・1ポイント上回った新浜公園にも看板が設置された。隣接した家に暮らす会社経営の男性(69)は「今まで遊んでいた子どもたちはどうなるんだ。対応が遅すぎる」と語気を強めた。

はしか患者、東京・神奈川で急増 「被災地持ち込みに注意」

2011年4月23日 提供:毎日新聞社
東日本大震災:はしか患者、東京・神奈川で急増 「被災地持ち込みに注意」
 全身に発疹ができ高熱が出る感染症、はしかの患者報告数が東京都と神奈川県で急増、厚生労働省は23日までに「患者が増加する可能性が懸念される」として、対策を徹底するよう都道府県などに注意喚起した。
 東京都感染症対策課は「症状がある場合はすぐに医療機関を受診し、外出を控えてほしい。東日本大震災の被災地にボランティアなどで出掛ける人は、避難所では感染が広がりやすいため十分気を付けてほしい」と話している。
 東京都によると、1~21日に25人の患者の報告があった。うち14人は20歳以上。ワクチンを接種したことがない人が11人、接種歴不明が7人だった。神奈川県によると、11~17日の1週間に6人の患者が報告された。国立感染症研究所のまとめでは、1月から4月10日までに全国から報告された患者は99人。はしかは麻疹ウイルスが原因。感染力が極めて強く肺炎など合併症を起こす。特効薬はなく、予防にはワクチンの2回接種が有効。接種費用が公費で賄われる定期接種は1歳と小学校入学前の計2回。08年度から5年間の時限措置で中学1年、高校3年の年齢に相当する人も対象。

花粉の飛散、5月中旬までに終息…環境省

2011年4月23日 提供:読売新聞
 環境省は22日、全国のスギ・ヒノキ花粉の飛散が、5月中旬までに終息するとの予測を発表した。
 スギ花粉は既に西日本の一部で飛散を終えており、関東地方南部では4月中にほぼ終息。ヒノキ花粉は関東、東海、甲信地方などで5月上旬まで飛散が続くと見込んでいる。
 同省によると、今春は雨が少なかったことなどが原因で、花粉の飛散量が多く、例年と比べて千葉県船橋市で4・3倍、横浜市でも3・5倍に達している。

広島大、サイトで放射能情報…長年の研究成果

2011年4月24日 提供:読売新聞
 福島第一原子力発電所の事故を受けて、広島大は放射能について正確な情報を発信するため、「放射能対策基本情報ポータルサイト」を開設した。
 これまで同大学や同大学緊急被ばく医療推進センターの各ホームページには、放射線被曝(ひばく)に関する項目を掲載していたが、新たな情報を加え一元化した。
 放射能の基本情報では「大人と子供のどちらが被ばくの影響が大きいか(回答・子供のがんリスクの方が高い)」など、Q&A形式で22項目を載せた。放射性物質の除染が必要な基準や、食べ物の安全性についてもまとめている。
 また、被曝医療の情報では、体に付着した放射性物質の除去方法を紹介。甲状腺を守るための安定ヨウ素剤の服用は「イソジン、ルゴールなどの消毒用ヨード剤にはアルコールなどが含まれているため危険」として、医師に必ず相談して内服用の安定ヨード剤を服用するよう呼び掛けている。
 広島大は「長年の研究に基づいた正確な情報なので活用して、少しでも安心してもらいたい」としている。
 放射能対策基本情報ポータルサイトは(http://aboutradiation.hiroshima-u.ac.jp/)。

「苦しむのは一般市民」 ロシア原潜爆発の被ばく者 「地球ホームページ」

2011年4月25日 提供:共同通信社
 日本海に面するロシア極東ウラジオストク近郊で1985年8月、原子力潜水艦K431が爆発、多数の死傷者を出す大惨事が起きた。被害規模から「極東のチェルノブイリ事故」とも呼ばれるが、国家機密とされ詳細は不明。放射線の影響とみられる症状に苦しむ関係者は今、福島第1原発事故を自分のことのように見守っている。
 「日本の首相が『大惨事には至らない。大丈夫だ』と言うのは、かつての私たちの政府を見ているようだ。最後に苦しむのは一般市民です」。事故当時、現場近くの軍病院で看護師として勤務していたイリーナ・ビャトキナさん(52)は、福島の原発事故対応に当たる日本の人々の姿をテレビで見ると胸をえぐられるような思いになる。
 ビクターIII級原潜K431爆発事故は、ウラジオストク南東約60キロの軍事閉鎖都市ドゥナイで発生。ウラン燃料交換中に制御棒を誤って抜き原子炉が過熱した単純ミスが原因とされる。ただ、事故処理に当たった全員が「事故を口外しない」との誓約書に署名させられ、実態はベールに包まれている。
 当時の線量測定担当者は事故時「線量計の針が目盛り最大に振り切れていた」と証言。放射線防護服を着用せずに事故処理に当たった人も多く、多量の放射性物質による被害が出たとみられるが、当時のソ連政府が認めたのは「死者10人、被ばく者約300人」。
 しかしビャトキナさんは「私だけで100人の患者を担当した。被ばく者が300人だけなんてばかげた数字」と憤る。「死者は40人以上、被ばく者は千人近い」と証言する軍当局者もおり、真相は闇の中だ。
 K431は事故後に原子炉がコンクリートで密封されドゥナイ近くの湾内で海上保管されてきたが、昨年12月に解体が完了。この間、放射性物質の放出が続いてきたとの専門家の指摘もある。
 事故に関わった人の間では、喉頭がんによる死亡や体への腫瘍など放射線との関連を疑わせる事例も多いとされる。
 ビャトキナさんは98年から両足に障害が出て松葉づえなしには歩けなくなった。放射線を浴びた担架のそばに長時間いたことが関係しているとの見方を示す医師もいる。
 数キロ離れたドゥナイの隣町で一緒に暮らす長女(31)は子宮がんを患い、長男(18)は生まれつきの心臓などの障害に苦しむ。
 自身も含め放射線の影響を受けたと信じるビャトキナさんには、今も目に見えない恐怖が付きまとう。福島の原発事故について「ひとごととは思えない」と話した。(ウラジオストク共同)

JR脱線事故、トリアージ精度81%…兵庫医科大病院

2011年4月24日 提供:読売新聞
専門家「信頼性証明、活用広がる」
 乗客106人と運転士1人が死亡し562人が負傷したJR福知山線脱線事故で、113人の救急搬送を受け入れた兵庫医科大病院(兵庫県西宮市)が事故直後に負傷の程度に応じて治療の優先順位を決めたトリアージ102人分の検証調査がまとまった。確定した診断結果との一致率は81・6%で、瞬時に判断しながらも高精度だったことが判明。大規模事故でのトリアージの検証は国内で例がなく、専門家は「より多くの命を救うために短時間での判断が迫られるトリアージの信頼性が証明され、今後、活用の幅が広がる」と評価している。
 同病院救命救急センターの橋本篤徳(あつのり)医師(救急災害医療)が、当時のトリアージ結果(タグ)が保管されていた102人について、治療や精密な検査後に作成したカルテを調べた。
 外来処置レベルの「緑」(軽症)とされた63人は誤診の恐れがないと判断。そのうえで、最優先治療が必要な「赤」(重症)10人と、多少治療が遅れても生命への危険はない「黄」(中等症)28人の計38人について、カルテを基に容体や骨折などのけがの程度を数値化して改めてトリアージしたところ、赤5人、黄33人の判断になった。心肺停止状態で搬送された赤タグの1人は集計から外した。
 当時のトリアージとの一致率は8割超だったが、実際には中等症だった6人をトリアージでは重症とするなど、負傷程度を重く判断していたこともわかった。
 トリアージは、呼吸の有無や1分間での呼吸数など5項目について、医師や看護師らが2-3人1組で、患者1人に30秒程度かけて行うが、同病院では当時、多数の負傷者に対応するため、医師2人が別々に、呼吸の乱れや意識の明瞭さを10秒程度で見極めていた。
 橋本医師は「一定の正確さがあった。スピード優先で慎重に判断したため、実際より症状を重く診たのではないか」と分析する。
 日本集団災害医学会理事の小井土雄一・国立病院機構災害医療センター・救命救急センター部長の話「トリアージが信頼できるとわかった検証結果は、少ない医師が多数の負傷者を診断する際の参考になる」
   ◇
トリアージ
 フランス語の「選別」が語源。災害、事故などで多数の負傷者を搬送・治療するため、重症度と緊急度に応じて順位を付ける行為。色分けしたタグ(札)を患者に付けて結果を示す。国内では、JR福知山線脱線事故が初めての本格実施で、その後、秋葉原無差別殺傷事件や東日本大震災でも行われた。

(新潟)肺の希少難病新治療法に「ラパマイシン」有効

2011年4月23日 提供:読売新聞
新大病院教授ら実証
 新潟大医歯学総合病院の中田光教授(57)ら日、米、カナダの国際研究チームが、主に若い女性が患う肺の希少難病に、国内未承認薬「ラパマイシン」が有効であることを実証した。英国の医学専門誌に、論文が掲載された。中田教授らは、まず全国9か所の医療施設でこの薬が使用できるよう、厚労省に申請する。患者数が少ない難病の薬が認可されにくい制度に、一石を投じたいとも考えている。
 この難病は、肺の構造が破壊され、呼吸困難になる「肺リンパ脈管筋腫症」。全国に約500人の患者がいるとされ、7割が肺に穴が開く気胸を経験。3割が在宅酸素治療を受けるなど、日常生活に支障が出ることが少なくない。
 これまで移植以外に有効な治療法がなかったが、腎移植後の拒絶予防に使われていたラパマイシンが、治療に有効である可能性が米国での研究で判明。これを実証するには多くの患者が必要で、肺の希少疾患の国際的な研究チームの一員だった中田教授にも米国の医師から声がかかり、近畿中央胸部疾患センター(堺市)など、3か国の11医療施設が参加した。
 実験は、昨年9月までの約2年間、89人の患者に対し、行われた。46人にラパマイシンを、43人には偽薬を与えたところ、偽薬の43人は平均で1年間に130cc肺活量が減少したが、46人は同100cc増加するなど、肺の機能が改善された。目立った副作用もなかった。23日に日本呼吸器学会で、研究成果を発表する。
 ただ、製薬会社が認可申請するかどうかは不透明。認可・販売後、製薬会社には副作用の調査報告などが課せられ、患者数が少ないと、手間や経費の割に利益が期待できないからだという。
 そこで中田教授らは、3年前に始まった高度医療評価制度を活用する方針。この制度は、未認可の薬の安全性と有効性、実施する医療機関の管理態勢などの条件が整えば、保険診療適用を認めるもので、新大病院に加え、中田教授らは北海道病院、久留米大病院(福岡県)など全国8医療機関とともに、5月末頃までに厚労省に申請する予定だ。問題がなければ、3か月程度で認められることが多い。
 中田教授は「新薬認可制度の問題点を、なんとかしたい。苦しんでいる人を、医者として救いたい」と話している。

チンパンジーの顔も背中側 出産の定説覆す

2011年4月21日 提供:共同通信社
 チンパンジーの赤ちゃんは、ヒトと同じように母親の背中側を向いて生まれることを林原生物化学研究所の類人猿研究センター(岡山県玉野市)や滋賀県立大のチームが発見し、20日の英王立協会の学会誌(電子版)に掲載された。
 チームによると、これまでは、母親の背中側を向くのは、頭が大きくなり出産が特殊化したヒトに特有のもので、ヒト以外の霊長類は腹側を向いて生まれると考えられていた。チームは「定説に再考を迫る結果」としている。
 チームは2005年と08年、センターで飼育するチンパンジー3頭の出産を間近で撮影。赤ちゃんが母親の産道から出てくるときに顔は母親の背中側を向き、頭と体をやや旋回させながら生まれてくるシーンを捉えた。
 チンパンジーの母親は隠れるようにして出産する傾向が強く、撮影に成功したこと自体も珍しいという。
 チームは「ヒトの場合は、赤ちゃんが背中側を向いて生まれると母親が直後に抱き寄せるのが難しいため、助産師のような補助者が必要になったと考えられてきた。しかしヒト以外の実例を十分踏まえたものではなかった」としている。
※学会誌はバイオロジーレターズ

飲み忘れの薬、当日服用 効果不十分や眠気の可能性

2011年4月22日 提供:共同通信社
 栃木県鹿沼市で18日朝、小学生6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、運転手柴田将人(しばた・まさと)容疑者(26)=自動車運転過失致死容疑で送検=が持病のてんかんの発作を抑える薬について「普段は夜に服用していたが事故の前日は忘れ、当日の朝に飲んだ」と供述していることが22日、捜査関係者への取材で分かった。
 服用後、間もないため薬が十分効かずに発作が起きたり、薬の種類によっては眠気を催したりした可能性もあり、県警は柴田容疑者から採取した血液や押収した薬を詳しく分析して調べている。
 捜査関係者によると、柴田容疑者は発作を抑えるため、夜間に服用する薬を処方されていた。17日夜は飲むのを忘れ、18日朝になって飲んだ。
 同日午前7時半ごろ、鹿沼市内の工事現場に向かうため勤務先をクレーン車で出発。同7時40分ごろ、事故が起きた。
 柴田容疑者は17日は休みで、遅くまで起きていたという。県警は同日の行動や服用を忘れた経緯も調べている。
 てんかんに詳しい医療関係者によると、発作を防ぐ薬は血中での濃度をなるべく変化させないようにするのが必要。規則正しく服用するのが基本となる。また、就寝前に飲むよう指示されている薬には眠気を引き起こす可能性もある。
 柴田容疑者はこれまでの調べに「人をはねたか覚えていない」と供述。県警は、現場までの直線約400メートルの部分で意識を失った可能性が高いとみている。

「てんかん薬飲み忘れ」 持病申告せず免許取得 クレーン車運転手

2011年4月22日 提供:共同通信社
 栃木県鹿沼市の国道で登校中の小学生6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、運転手柴田将人(しばた・まさと)容疑者(26)=自動車運転過失致死容疑=が「持病のてんかんの発作を抑える薬を飲むのを忘れた」と供述していることが21日、捜査関係者への取材で分かった。
 柴田容疑者は逮捕当時「人をはねたか覚えていない」と供述。県警は事故直前に意識を失ったとみており、血液検査などで裏付け捜査し、運転への影響を調べる。
 運転免許取得や更新時には意識障害を伴う病気があれば申告の必要があるのに、柴田容疑者が申告していなかったことも判明。症状によっては取得できなかった可能性もあり、経緯を捜査する。
 捜査関係者によると、柴田容疑者はてんかんの発作を抑えるため定期的に病院に通い、薬を処方されていた。県警はこれまでの捜索で、柴田容疑者の自宅や乗用車から薬を押収している。
 てんかんに詳しい複数の医療関係者によると、発作を防ぐには体内の薬の量を保つことが重要で、決まった時間に薬を服用するのが基本。飲み忘れると発作が起こりやすくなる可能性がある。
 道交法に基づく運用基準では、てんかんの人は(1)発作が5年以内に起こったことがなく、今後も恐れがない(2)発作が睡眠中に限って起こる-などの条件に該当すれば免許を取得できる。医師の診断書を求められることもある。
 日本てんかん協会は21日「(報道が)事実なら、社会的責任が欠如していると言わざるを得ない。多くの人が自己管理に努力を払い、法律の下、免許を取得している中で、事故は極めて遺憾」とのコメントを出した。
※てんかん
 脳の神経細胞が過剰に活動することで起こる病気。原因は脳の障害によるものもあるが、不明な場合も多い。意識を失うことがあるほか、けいれんするなどさまざまな症状がある。発作の頻度は個人で異なり、薬を服用して通常の生活を送ることが可能。日本てんかん協会によると、患者数は人口の約1%、約100万人と推定されている。多くは高校生ぐらいまでに発症するが、近年は高齢者の発症も増えている。

##これは運転者の行いで防げた事故である。また、こんな人間い免許を与え、母親からの話を聞いているのに運転させた事業者の責任も重い。
自動車運転過失致死ではなく、殺人罪を適応するべきである。
こんな大型自動車を暴走させれば、人が死ぬことは分かりきったことである。

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