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20110701~

親が受けたストレス、子に遺伝…理研グループ

2011年7月11日 提供:読売新聞

 外からのストレスで遺伝子の働きが変化する仕組みを、理化学研究所の石井俊輔主任研究員らのグループがあきらかにした。こうした遺伝子の「働き」の変化は、子に遺伝することもわかった。米科学論文誌「セル」に発表した。

 遺伝情報は、「塩基」とよばれる物質の並びとしてDNAに刻まれている。たとえばトウモロコシの実の色は、基本的にはこの塩基の並び方で決まる。気温や日照時間の異常といったストレスが加わると遺伝子の働きが変化し、ストレスが取り去られても、その影響が子に伝わることが知られている。だが、その変化の仕組みがわかっていなかった。

 DNAは、ヒストンというたんぱく質の塊に巻き付いている。石井さんらは、塩基の並びに変化がなくても、その巻き付き方の違いで、遺伝子が働いたり働かなかったりする仕組みに着目した。白い目のショウジョウバエの卵をお湯につけてストレスを与えると、「ATF2」というたんぱく質が活性化してDNAの巻き付きが緩むことを発見。緩んだ結果、赤い色素を作る遺伝子が働くようになり、生まれてくるハエは目が赤くなった。

 そして、この巻き付きの緩さは子に遺伝した。目が赤くなったショウジョウバエの子も目が少し赤くなったが、孫の世代では白い目に戻った。一方、親と子に続けてストレスを与えると、目の赤さは孫、ひ孫、やしゃごまで残った。

 石井さんは「ストレスが生活習慣病や精神疾患を引き起こすメカニズムをあきらかにして、病気の予防などにつなげたい」と話している。

免疫関連物質が万能性維持 iPS細胞、培養しやすく

2011年7月11日 提供:共同通信社

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)などが培養の過程で、さまざまな組織の細胞などになる「万能性」を維持するのに、免疫に関する作用で知られるタンパク質の一種が関わっていることを、理化学研究所がマウスの細胞を使って発見し、11日発表した。

 「CCL2」というこのタンパク質により、マウスよりも培養が難しい人の万能細胞が培養しやすくなる可能性があるという。

 万能性の維持にはこれまで、培養の際の下敷きとなる「フィーダー細胞」が分泌する「LIF」というタンパク質の関与しか知られていなかったが、理研の鈴木治和(すずき・はるかず)プロジェクトディレクターと長谷川由紀(はせがわ・ゆき)研究員らは、分泌されるLIFの量だけでは万能性の維持には少ないと推定。

 フィーダー細胞を使った場合と、使わずに大量のLIFを与えた場合とで、培養したマウスのiPS細胞で発現する遺伝子の違いを調べ、万能性維持にはCCL2も関わることを突き止めた。

 フィーダー細胞を使わず、さまざまな濃度のLIFにCCL2を加えてiPS細胞を培養したところ、LIFが少なくても万能性は保たれた。

 CCL2は、炎症が起きた時に血液中の白血球の一部を引き寄せる働きが知られている。

ALS新薬の臨床試験開始 進行遅延に期待、東北大

2011年7月11日 提供:共同通信社

 東北大大学院医学系研究科の青木正志(あおき・まさし)教授(神経内科)らのグループは8日、全身の筋力が低下する難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の新薬の臨床試験を始めると発表した。ALSの根本的な治療法は見つかっておらず、安全性を確認し、病気の進行を遅らせる薬の開発を目指す。

 ALSは運動をつかさどる神経(運動ニューロン)が障害を受け発症するが、グループは神経細胞を保護したり、再生したりする肝細胞増殖因子(HGF)組み換えタンパク質に着目。

 ALSを発症させたラットにHGFを投与すると、症状の進行が抑制されて生存率が63%延びることが判明するなどし、臨床試験に踏み切る。

 試験の対象は20歳以上65歳未満で、発症後2年以内の比較的症状が軽い患者12人。腰から脊髄にHGFを投与し、副作用がないかなどを調べる。8月にも試験を開始、1年から1年半で結果をまとめる予定。

 青木教授は「3、4年で新薬の実用化を目指したい」としている。

治療の選択肢に定着か 脳死移植、要件緩和で増加 改正法1年 「改正臓器移植法施行1年」

2011年7月11日 提供:共同通信社

 本人の意思が不明でも家族の承諾だけで脳死での臓器提供を可能にするよう要件を緩和し、子どもの脳死移植に道を開いた改正臓器移植法施行から17日で1年。脳死移植を受けるのは難しいといわれた日本でも、提供が著しく増え、移植は治療の選択肢になりつつある。ただ子どもの臓器提供など、難しい対応を任された形の医療現場には依然、戸惑いがある。脳死移植は定着に向かうのだろうか。

※改正臓器移植法

 1997年施行の臓器移植法は、生前に書面で意思表示をした人だけが脳死での臓器提供ができると規定。意思表示は15歳以上が有効で子どもの提供はできなかった。海外で臓器移植を受ける患者が相次いでいたが、受け入れ先も少なくなってきた。そうした状況を背景に2009年7月、本人が生前に拒否していなければ、意思が不明でも家族の承諾で提供できるようにした改正法が成立。10年7月17日に施行された。本人が18歳未満の場合は、虐待を受けた疑いがないことを病院が確認しなければならない。一定の条件で、配偶者と親子の範囲の親族に優先提供できる規定も新設された。

提供者は8倍に 「意思尊重」理念、どこへ 「改正臓器移植法施行1年」

2011年7月11日 提供:共同通信社

 臓器移植法を改正した最大の目的は、脳死での臓器提供者の増加。改正前は約13年間で86人、年平均で7人弱だったが、改正後は1年間で54人(7月7日現在)と約8倍になった。本人の意思が不明で家族が承諾して提供したケースが約9割。この改正点が効果を上げた。

 ただ日本臓器移植ネットワークによると、以前から家族の承諾だけで可能だった心停止後の腎臓提供例を加えた提供者の総数はあまり変わらない。従来なら心停止後に腎臓だけの提供だった人が、改正後、家族の承諾で脳死での提供に移行したとみられるという。

 脳死では、腎臓以外にも心臓、肺、肝臓、膵臓(すいぞう)、小腸の提供が可能で、この1年間に計243人の患者が脳死移植を受けた。移植ネットは「脳死での提供の増加で、待機患者が多い腎臓以外では、移植を待つ患者に確実に光が強まった」としている。

 法改正の国会審議の際に、提案者側は「本人の意思尊重という法の基本的理念に変わりはない」と強調。改正法施行前後は、厚生労働省や移植ネットはあらためて意思表示カードの重要性を訴える活動を進め、運転免許証や健康保険証に提供意思を記入する欄ができた。だが、この1年間に意思表示をしていた提供者は6人で改正前と同水準。本人意思の尊重という理念が浸透したとは言い難い。

 4月12日には15歳未満の子どもとしては初めて、関東甲信越地方の病院で10代前半の男子が法的に脳死と判定され、提供された臓器は5人に移植された。子どもの提供はこの1例だけだった。

子ども特有の難しさ 虐待判断、親の心情把握 「改正臓器移植法施行1年」

2011年7月11日 提供:共同通信社

 子どもの臓器提供には、親の心情把握や虐待を受けていない確認など難しい課題が多い。提供には至らなかったが、脳死とみられる子どもの患者を担当した小児科医は「子どもの特性を認識し、総合的に対応する必要がある」と話す。

 勤務先の地方都市の総合病院に昨年夏、溺れた7歳の男児が運ばれた。発見の1時間半後に心拍は再開したが数日後に脳波は平たんに。無呼吸テストを除く脳死判定項目をほぼ満たし、回復の見込みはないと判断した。

 施行されたばかりの改正臓器移植法が頭をよぎった。悩んだのは2点。虐待の有無の確認と、家族に臓器提供の意思があるかを確認するタイミングだ。

 男児は子どもだけで川で遊んでいた。国の虐待チェックリストでは、親が適切な監督をしていなかったネグレクト(育児放棄)の疑いに該当した。「虐待ととらえる範囲が広すぎる」と感じた。

 家族の意向確認は「親が脳死の状態を十分に受容した後がいいと思っていた」。ただ病院内で移植コーディネーターを担当する脳神経外科医から「患者や家族の提供したい権利を奪わないために、臓器提供の機会があることを説明し、最善の状態で提供できるよう尽くすのが務めだ」と助言を受けた。今後は、脳死とみられる状態の早い段階で家族に話すつもりだ。

 男児は意識はないまま人工呼吸器を付け、4カ月後に退院、在宅治療を続けており、小児科医は子どもの命の力強さを感じている。「臓器提供ありきで脳死判定を急ぐのは抵抗がある。十分長い経過を見る必要がある。意識が戻らなくても一緒にいたい親も多い」

 脳神経外科医は「性急に制度が決まったが、現場の小児科医が納得しなければ子どもの提供は根付かない。親が納得して申し出た場合で、虐待などに1点の曇りもないときにしか提供は考えられない」と指摘する。

 この病院では、脳死とみられる乳児の家族に臓器提供の意思を確認したこともあった。このときは母親が「良いことだと理解しているが、この子の体にメスを入れたくない」と、提供しない意向を示したという。

家族は、どう決断したか 生前の会話もきっかけに 「改正臓器移植法施行1年」

2011年7月11日 提供:共同通信社

 家族が脳死になった。臓器提供という選択肢がある。本人が意思を記した書面はない。提供するかどうかは、自分たちの決断次第だ。

 改正臓器移植法は、こうした状況を生んだ。日本臓器移植ネットワークによると、家族承諾例の多くは、生前の日常会話を含め本人の意思は全く不明だった。承諾した家族の考えは「誰かの役に立てば」「体の一部がどこかで生きていてほしい」などだという。

 4月に、15歳未満で初の脳死と判定された10代前半の男子の家族は「息子は将来は世の役に立つ仕事をしたいと言っていた。臓器提供があれば命をつなぐことができる人たちのために身体を役立てることが、彼の願いに沿うことだと考えた」とのコメントを発表した。

 一方、改正法初の昨年8月のケースなど、生前の会話がきっかけになった場合もある。

 7月31日夜、関東地方の20代の男性がバイクを運転中に事故に遭った。病院に運ばれたときには意識があったが、骨折した足の緊急手術後、容体が悪化。脂肪の塊が脳の血管に詰まる脂肪塞栓(そくせん)症候群と診断された。

 8月5日に脳死とされうる状態になり、医師が家族に病状を説明、家族が臓器提供を申し出た。6日夜、両親、姉妹、祖父が約1時間、移植ネットのコーディネーターらと面談した。

 家族は「以前テレビを見ながら、本人が『どうせ灰になってしまうなら、臓器提供してもいいよね』と話していたことを思い出し、もう助からないなら本人の意思を尊重してあげたい」と話した。8日、父親が承諾書に署名した。

 9日午前11時55分、脳死判定が終了し、男性は法的に死亡。心臓、肺、肝臓、膵臓(すいぞう)、腎臓が計5人に移植された。父親はコーディネーターに「家族みんなで歓声を上げ喜んでいた」と話し、9月半ばには「葬儀で友人から『本人の思いをかなえてくれてありがとう』との言葉があった。友人にも臓器提供の意思を話していたようで、ほっとした」と話したという。

「まるちゃん」に感謝 移植でもらった普通の生活 「改正臓器移植法施行1年」

2011年7月11日 提供:共同通信社

 鮮やかな水色の浴衣にピンクの帯。さっそうとした中にしなやかさも漂わせた女性(33)は、4月半ばに膵臓(すいぞう)と腎臓の同時移植手術を受けたばかりには見えなかった。提供者は10代前半の男子。15歳未満で初めて法的に脳死と判定された。

 二つの臓器を合わせて「まるちゃん」と呼んでいる。「一緒に、まるく生きていこうね」という思いを込めた。「朝は『おはよう』、夜は『おやすみ』。いつも心の中で声を掛ける。安定した血糖値を見ては『お疲れさま』と感謝している」

 女性は10歳でインスリンを十分に作ることができない1型糖尿病と分かり、毎日のインスリン注射が欠かせなかった。同じ食事をしても血糖値は極端に高かったり、低かったり。体重は30~70キロ台を行き来した。病気は体だけでなく、心もむしばんだ。

 4年前、脳死の男性から提供された膵臓(すいぞう)を移植したが、拒絶反応が起き腎不全も悪化。人工透析を始めた。2回目となる移植は、体調悪化で入院した直後に決まった。

 手術後、目覚めたときから変化は明らかだった。吐き気が全くない。「『あっ、元気だ』とすごく分かった。わくわくし、穏やかな気持ちになれた」。汗をかき、尿が出る。荒れていた皮膚はつるつるになった。

 17日目に退院。医師から、提供者の家族が「成功を祈っています」と記し、臓器とともに託したオレンジ色の折り鶴を受け取った。鶴は羽ばたくイメージだろう。自宅にいつも飾っている。

 大切な家族を亡くした悲しみの中での決断。それによって自分は生きる希望をもらった。「元気でいることで、少しでも提供して良かったと思ってもらえたらいい」

 趣味のビーズのアクセサリー作りを再び始めた。夏の暑さや冬の寒さといった四季を体感し、就職も考えたい。体調が落ち着いたらマラソンにも挑戦するつもりだ。手が届かないと思っていた「普通の生活」が今はある。「これが長く続くよう臓器を守っていきたい」。女性は力強く話した。

生殖細胞の性決める遺伝子 ショウジョウバエで発見

2011年7月8日 提供:共同通信社
 生殖細胞が雄、雌どちらの性別になるかを決める遺伝子があることを、自然科学研究機構基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の小林悟(こばやし・さとる)教授(発生学)らの研究チームがショウジョウバエを使った実験で発見し、米科学誌サイエンス(電子版)に8日付で発表した。
 生殖細胞の性別が決まるメカニズムは明らかになっておらず、生殖細胞そのものに性別を決める遺伝子があることを証明したのは初めてという。
 雄の生殖細胞は精子に、雌の生殖細胞は卵になる。生殖細胞の性別はこれまで、体細胞から出るタンパク質の刺激を受けて決まると考えられてきたが、体細胞の性別が変わっても生殖細胞の性別が変わらない事例が多数あることから、チームは生殖細胞そのものに性別を決める遺伝子があると考えた。
 生殖細胞が、精巣や卵巣になる「生殖巣」という袋に入ると体細胞の影響を受けるため、袋に入る前の「始原生殖細胞」に着目。性別に関係しそうな遺伝子を選んで分析し、卵(雌)を形成する細胞だけに「Sxl(エス・エックス・エル)」という遺伝子が活性化していることを発見した。
 さらに、精子(雄)になる始原生殖細胞のSxl遺伝子を人為的に活性化させ、雌の生殖巣に移植すると、卵となることを確認。逆に、Sxl遺伝子が活性化していない始原生殖細胞をそのまま移植しても卵にならず、Sxl遺伝子が生殖細胞の性別決定に関わっていると結論付けた。
 小林教授は「他の動物における生殖細胞の性別を決める仕組みを明らかにする第一歩」と話している。

万能細胞にがん遺伝子不要 高品質のiPS細胞も可能

2011年7月8日 提供:共同通信社
 万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)は、さまざまな細胞に分化できる能力を保つために必須とされた「がん遺伝子」が働かなくても、分化する能力を失わないことを埼玉医大の奥田晶彦(おくだ・あきひこ)教授らが発見、8日付の米科学誌セル・ステム・セルに発表した。
 このがん遺伝子は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製にも密接に関わっており、がん化のリスクが少なく、質の高いiPS細胞をつくるのにも役立つ成果という。
 がん遺伝子は、京都大の山中伸弥(やまなか・しんや)教授がiPS細胞を最初につくったときに使った遺伝子の一つ「cMyc」。現在はcMycを使わなくても、iPS細胞をつくることが可能になったが、作製効率が低下する。
 奥田教授らは、薬剤によりcMycが働かないようにしたES細胞をつくり実験。通常の培養法では別の種類の細胞に分化してしまい細胞死したが、培養液に細胞が分化するのを抑える薬剤を加えたところ、ES細胞のまま増殖を続けた。
 奥田教授は「cMycは分化を抑えていた。詳しく調べれば、ES細胞やiPS細胞の実用化を妨げる壁となっているがん化を克服できる可能性もある」としている。

造血幹細胞だけの取り出し成功、白血病治療期待

2011年7月8日 提供:読売新聞
 人間の血液の赤血球や白血球などのもとになる造血幹細胞だけを取り出し、マウスに移植して、血液を増やすことに、カナダのオンタリオがん研究所などのチームが成功した。
 白血病治療などへの応用が期待される。8日付の米科学誌サイエンスに発表する。
 人間の造血幹細胞は主に骨髄の中にあるが、造血幹細胞だけを取り出す手法はなかった。このため、血液のがんに当たる白血病の治療では、新たな造血幹細胞から、がん化しない血液を作るため、他の細胞を含む骨髄が移植される。
 研究チームは、造血幹細胞の表面に表れる糖たんぱく質に着目。その一種「CD49f」の細胞1個をマウスに移植。18匹のうち5匹は5か月以上血液を作り続けたという。造血幹細胞だけを取り出し、安全に培養できるようになれば骨髄移植量が減り、患者の負担軽減につながる可能性がある。

子供の心拍調節タンパク質 心疾患治療に期待、国循

2011年7月8日 提供:共同通信社
 大人に比べ未発達な状態にある子供の心臓で、拍動を調節するタンパク質を国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)や理化学研究所(埼玉県和光市)のチームがマウスで発見し、8日付の米国心臓協会誌電子版に掲載された。
 同センターの若林繁夫(わかばやし・しげお)分子生理部長と西谷(にしたに)(中村(なかむら))友重(ともえ)生体膜生理研究室長によると、心臓は細胞内のカルシウム濃度を増減させて拍動するが、生後間もないマウスでは細胞内のカルシウム貯蔵構造が未発達で、大人のような濃度制御ができないことが知られていた。
 若林部長は「このタンパク質の働きを調節できれば小児の循環器疾患の治療につながるかもしれない」としている。
 チームは、生後2週間までのマウスの心臓で働くタンパク質「NCS-1」に着目。NCS-1をなくしたマウスは心臓の収縮力が正常なマウスの約半分で、生後数日で3割が死んだ。NCS-1がカルシウムとくっつき、心臓の拍動を補強しているとみられる。
 大人のマウスでは、NCS-1がないと心肥大になりにくいことも判明。心肥大や心不全の診断や治療に役立つ可能性があるという。
※米国心臓協会誌はサーキュレーションリサーチ

手足口病 京都府も警報

2011年7月8日 提供:毎日新聞社
手足口病:府も警報 /京都
 府は7日、乳幼児などに感染しやすい「手足口病(てあしくちびょう)」がこの夏に大流行する危険性があるとして警報を発令した。発令は8年ぶり。府はうがい、手洗いの徹底を呼びかけている。
 京都市も6日に警報発令している。府健康対策課によると、75ある定点医療機関の1カ所当たりの患者数が1週間(6月27日~7月3日)で平均5・88人と発令基準の5を超えたため。同病はせきやくしゃみなどのウイルスを介して感染する。軽い発熱のほか、口の中や足の裏などに水ぶくれができる。潜伏期間は3~5日。まれに脳炎などを発症する。【入江直樹】

38年待たされ水俣病認定 関西訴訟原告団長と妻

2011年7月7日 提供:共同通信社
 水俣病の認定などを求めて熊本地裁で係争中の川上敏行(かわかみ・としゆき)さん(86)と妻カズエさん(84)について、熊本県が公害健康被害救済法(旧法)に基づき、6日付で水俣病と認定したことが7日、分かった。代理人弁護士が明らかにした。敏行さんは、2004年に最高裁で勝訴した関西水俣病訴訟の原告団長。
 川上さん夫婦は1973年5月に熊本県に認定を申請したが、これまで38年間、処分保留のままとなっていた。
 敏行さんは「生きているうちに認定されてほっとしたが、なぜ保留のまま40年近くもほったらかされていたのか。この責任が明らかにならないのなら、認定されても心底うれしくはありません」とのコメントを出した。
 敏行さんは妻とともに水俣病の認定と、申請を放置していることの違法確認を求めて熊本地裁で係争中。県から受診勧告を受け公的検診を再受診し、今年5月に県の認定審査会で審査された。
 蒲島郁夫(かばしま・いくお)熊本県知事は7日「長い間ご心労をかけて、大変苦しまれたのではないか。心からおわびしたい」と記者団に語った。
 熊本県による水俣病認定は09年10月以来で、県の認定者数は1782人となった。

がん患者サロン 広がる支援講座 医学知識、傾聴方法学び 相談員や交流の場運営者に

2011年7月7日 提供:毎日新聞社
がん患者サロン:広がる支援講座 医学知識、傾聴方法学び 相談員や交流の場運営者に
 がん体験者が情報交換や悩み相談を行う「患者サロン」で、サロンを持続的に運営したり、患者の相談に乗る世話人が不足している。そんな中、悩みをじっくり聞く傾聴方法や医学知識を講習形式で教え、相談員やサロン世話人を養成する取り組みが始まった。【細川貴代】
 「いろいろ考えてしまいます。でも家族の前では泣けなくて……」。2月、愛知県の一宮市立市民病院の「がん患者相談会」で、乳がんの女性患者は声を絞り出し、顔を覆った。「大丈夫です。泣かないと元気になれないからね。私も泣き虫って言われるくらい、よく泣いていましたよ」。「ピアサポーター」と呼ばれる女性が患者の顔をそっとのぞき込み、声をかけた。患者は1時間ほど話した後、ほっとした表情で帰っていった。
 相談会は月1回。がん体験者や家族がピアサポーターとなり、病気の体験をもとに患者の悩みに答え、情報収集を手伝い、患者と共に問題解決にあたる。
 この病院で働くサポーターは半年間にわたり、NPO法人「ミーネット」(名古屋市昭和区)が主催する養成講座を受けている。がん種別の病態や抗がん剤の副作用など、基本的な医学的知識をつけることに時間を割く。花井美紀理事長は「患者さんの疑問には医療にまつわるものも多い。確かな知識を身につけ、共に問題解決に臨むことが求められる」と語る。
 ミーネットは名古屋市と共同で、がん患者サロン「ピアネット」を運営している。図書コーナーには闘病記や医学書も並び、ピアサポーターが常駐して相談に応じる。
 伊藤和直さん(63)は熟練したピアサポーターだ。47歳で腎臓がんが見つかり、肺へも転移。複数の医師からセカンドオピニオンを聞き、納得できる治療法を模索した。闘病経験を役立てたいと、サポーターになった。相手の話にしっかり耳を傾け、代替療法はむやみに勧めないことを心がけている。「医学的知識は患者さんの話を理解する上では重要。でも最後には主治医に相談してくださいね、と伝えるようにしています」と話す。
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 京都府内でがん患者サロンを開催するNPO法人「京都がん医療を考える会」(京都市中京区)は昨年度、サロンの運営者養成を目的とする連続講座を開いた。
 講座では近親者を亡くし悲しみ(グリーフ)にくれる人を支援するグリーフケアや緩和ケアの基本、傾聴に重点をおいた。佐藤好威理事長は「運営者に最低限知っておいてほしい事柄を優先した。患者さんの相談に応じられる人材が育ってほしい」と話す。受講者にも好評だ。京都府宇治市の第二岡本総合病院内のがん患者サロン世話人をつとめた北川香代子さん(50)は「遺族とどう対話すべきか、話を聞くポイントがわかりました」と話す。
 北川さんは4年前に夫を肺がんで亡くした。「夫に十分なことができなかったのでは……」と思い続けてきた。だがグリーフケアを学び、自分の気持ちも少し整理されたと感じている。「夫がどんな気持ちで闘病していたのか、理解できたような気がした。何より自分が立ち直るきっかけにもなっています」
 相談員養成の講座経費をどう捻出するかは課題のひとつ。条例を制定し、がんサロンや患者会を経済的に支援する自治体もある。
 島根県は06年のがん対策基本法成立を受け、県独自で「県がん対策推進条例」を制定した。県内に25カ所あるがん患者サロンの世話人の養成や資質向上をめざし、年2回のカウンセリング研修などを開いている。こうした手厚い患者支援を行う自治体はまだ少ない。
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 ◇がん患者サロン
 がん患者やその家族が集い、交流や相談ができる場所。主に患者が主体となり病院内や地域で開かれている場合が多い。サロン利用は基本的に無料。参加したいときは、各地の「がん診療連携拠点病院」にある相談支援センターに尋ねるとよい。同センターは国立がん研究センターのサイト(http://ganjoho.jp)からも探せる。

「体内爆弾テロ」に関心か 米当局が情報入手と報道

2011年7月7日 提供:共同通信社
 【ワシントン共同】米主要メディアは6日、航空機を狙ったテロを計画する組織が、実行犯の体内に外科手術で爆弾を埋め込む手法に関心を強めていると報じた。具体的なテロ計画は判明していないが、米当局は最近新たな埋め込み技術について情報を入手、航空会社や同盟国に伝えたという。
 米運輸安全局(TSA)は航空機テロ対策として、爆発物探知のため電磁波で搭乗客の全身を透視するスキャナー検査を導入、プライバシーの観点から物議を醸している。体内爆弾はスキャナー検査で探知できない可能性があるという。
 TSAの報道官は「予防措置として、国外から米国に向かう便では追加的な保安措置が取られる可能性がある」と予告。夏の旅行シーズンを前に、搭乗客の理解を求めた。
 体内爆弾は、豊胸手術に使用する素材に隠して埋め込むなど多様な手法があり、埋め込み後数日から数週間使用可能な場合もあるという。
 米国ではスキャナー検査に加え、係官が衣服の上から直接身体を調べる検査なども行われており、係官と搭乗客のトラブルが相次いでいる。

自分を攻撃、抑える物質 リウマチ治療に応用も

2011年7月7日 提供:共同通信社
 免疫機能が自分の細胞を異物と認識して攻撃するのを抑える働きがある物質をマウス実験で発見したと、筑波大や東北大、大阪大などの研究チームが6日、発表した。
 この働きを強める薬を開発できれば、関節リウマチなどの自己免疫疾患や、アレルギー疾患の治療に役立つ可能性がある。筑波大の渋谷彰(しぶや・あきら)教授は「本来の免疫機能には外敵をやっつけるプラスの働きもある。創薬にあたっては、正常な免疫機能をじゃましない工夫が必要だ」と話している。
 研究チームは、体内に入った異物を食べるマクロファージと呼ばれる免疫細胞を、MAIR2という物質が活性化するのに着目。リンパ球の表面で、これにDAP12という別の物質がくっついて働くことで、自分の細胞への免疫反応を引き起こす「自己抗体」が必要以上につくられるのを抑えることを確かめた。
 生まれつき二つの物質をつくれないマウスでは、自己抗体が通常のマウスより多くつくられていた。チームはこれらの物質の異常が原因で起きる病気の解明にも役立つとみている。

手足口病 乳幼児に感染警報 京都市が発令

2011年7月7日 提供:毎日新聞社
手足口病:乳幼児に感染警報 京都市が発令 /京都
 京都市は6日、乳幼児の感染症「手足口病」が大流行の危険性があるとして、流行警報を発令した。全国的にも流行しており、手洗いなどの予防徹底や早めの医療機関の受診を呼びかけている。
 市保健医療課によると、手足口病は夏に流行し、発熱の他、口の中や手、足に水ぶくれができる。咳、くしゃみのつばや便のウイルスを介して感染する。潜伏期間は2~7日で、通常、1週間~10日程度で治る。
 市内の40カ所の小児科で実施している発生動向調査で、6月27日~7月3日の1カ所あたりの報告数が5・9と95年以来16年ぶりに国の報告基準(5)を超えた。【古屋敷尚子】

4大疾病、精神疾患加え5大疾病に…厚生労働省

2011年7月7日 提供:読売新聞
 厚生労働省は6日、「4大疾病」と位置付けて重点的に対策に取り組んできたがん、脳卒中、心臓病、糖尿病に、新たに精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決めた。
 うつ病や統合失調症などの精神疾患の患者は年々増え、従来の4大疾病をはるかに上回っているのが現状で、重点対策が不可欠と判断した。
 同省は同日、国の医療政策の基本指針に精神疾患を加える方針を社会保障審議会医療部会で示し、了承された。この指針を基に都道府県は地域医療の基本方針となる医療計画を作る。
 4大疾病は2006年に重点対策が必要な病気として指針に明記。それを受けて都道府県が、診療の中核を担う病院の整備や、患者を減らすための予防策など、具体的な対策を立てた。
 医療計画は5年に1度見直され、次回は13年に予定している都道府県が多い。
 同省の08年の調査では、糖尿病237万人、がん152万人などに対し、精神疾患は323万人に上る。

たばこ増税検討、1箱最大50円…復興財源に

2011年7月7日 提供:読売新聞
 政府が、東日本大震災からの復興策の財源として、たばこ税率の引き上げを検討していることが6日わかった。
 菅首相の諮問機関である「東日本大震災復興構想会議」の提言を受け、政府は所得税、消費税、法人税の「基幹税」を臨時増税して復興財源を賄う方針だが、大幅な増税には強い反発が予想されるため、国民の反発を比較的受けにくいたばこ税の増税も検討対象に加えることにした。
 政府内には、たばこ1箱当たり最大50円程度増税し、増収分を全額、復興財源に充てる案が出ている。早ければ来年度から実施したい考えだ。1箱50円増税した場合、販売量が減らなかったと仮定すれば、最大で年2000億円規模の増収になるとみられる。
 たばこ税は2010年10月にも1本あたり3・5円増税され、メーカーによる本体価格の引き上げと合わせ、1箱当たり平均で100円を超える値上げが行われた。

##タバコを吸っていることが、復興に貢献しているからと、喫煙が認められていると勘違いするのでは。

乳がん、早期発見も スイスの大学、仕組み解明

2011年7月6日 提供:共同通信社
 【ジュネーブ共同】スイスのフリブール大のがん研究チームは5日までに、乳がんの腫瘍が血管生成を通じて広がっていく仕組みを解明したと発表した。これにより、血液検査で乳がんを早期発見できるようになる可能性があるという。
 発表によると、腫瘍が成長因子と呼ばれるものを生成、これが血液中に入り、通常は骨髄にあるような白血球を腫瘍に引き込むことによって新しい血管ができる。この血管が栄養分や酸素を送り込んで腫瘍が成長するという。
 研究チームは今回の研究成果により、早期発見のほか、再発した場合でも進行速度を抑えることができると期待している。

感染の妊婦3千人調査へ T細胞白血病ウイルスで 授乳法による影響検証

2011年7月6日 提供:共同通信社
 母乳を通じて母子感染し、白血病などの原因になる成人T細胞白血病ウイルス(HTLV1)について、厚生労働省研究班が、感染者の全国の妊婦3千人を追跡し、授乳の方法によって子どもへの感染率や発育にどう影響するかを調べる大規模な研究を始めることが5日、分かった。
 HTLV1感染をめぐる母子の調査は、感染者の割合が比較的高い長崎県などで実績があるが、全国的調査は初めて。授乳の仕方で母子関係に違いが生じるかも調べる方針だとしている。厚労省で同日、開かれた「HTLV1対策推進協議会」の初会合で報告された。
 HTLV1は成人T細胞白血病(ATL)や、歩行障害などが出る脊髄症(HAM)を引き起こす恐れがある。政府は昨年、総合対策をまとめ、感染の有無を全国の妊婦健診の際、公費負担で検査するようになった。
 計画によると、健診で感染が判明し、協力を得られた3千人を登録。生まれた子どもの授乳を、感染を低減できるとされる方法のうち(1)生後3カ月まで母乳(2)凍結後に解凍した母乳(3)粉ミルク-の3種類から選んでもらい、それぞれの方法でどれだけ感染を防ぐ効果があるか調べる。
 生後6カ月以上母乳を与えると約20%で感染するとされ、粉ミルクだけだと3%に抑えられることが分かっている。短期の母乳と凍結母乳の効果は詳しく分かっていないため今回、調べることにした。感染者の母親にも授乳を強く希望する人は一定程度いるとされる。
 3年後に子どもの身長や体重、運動能力などの発育状況を調査。母子関係も調べ、母乳や粉ミルクの与え方で違いが生じるかを検証する。研究代表は板橋家頭夫(いたばし・かずお)・昭和大教授。

「レバ刺し」提供自粛を 法的禁止も本格検討へ 食中毒防止で厚労省

2011年7月6日 提供:共同通信社
 厚生労働省は6日、飲食店が牛の生レバーを客に提供するのを当面自粛するよう求める方針を決めた。厚労省の審議会が同日、食中毒を防ぐために「レバ刺し」など牛レバーの生食の法的な規制について本格的な検討に入ることを決めたため。今後の議論次第では、客への提供が法的に禁止される可能性もある。
 厚労省によると、牛の肝臓には表面だけでなく内部にも食中毒の原因菌「カンピロバクター」が付いているケースがある。食中毒を防ぐには中まで十分に加熱するしか方法がなく、厚労省は2007年に「生食用での提供はなるべく控えること」との通知を出した。
 審議会では今後、肝臓の中心部に、カンピロバクターよりも重症化しやすいO157などの腸管出血性大腸菌が付いている場合もあるのかどうかを調査。その結果を踏まえ、年内をめどに法的な禁止の是非を判断する。
 この審議会は焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件を受けて設置された。

救急隊のAEDに不具合 東京消防庁、患者は死亡

2011年7月6日 提供:共同通信社
 東京消防庁は5日、救急隊員が心肺停止の男性に使用した自動体外式除細動器(AED)が不具合で正常に作動しないトラブルがあったと発表した。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
 同庁によると、不具合があったのは、米医療機器会社メドトロニック社製「ライフパック12B」。心電図のチェックや電気ショックのタイミングを調整できる救急救命士向けのタイプで、4日朝の点検では問題はなかった。メーカーに原因調査を依頼したという。
 東京消防庁によると、4日午後、東京都目黒区で70代の男性が心肺停止状態となり、駆けつけた救急隊がAEDを装着。1度目は正常に動いたが、その後電源が入らなくなり、バッテリーの交換後も作動しなかった。
 救急隊は心肺蘇生処置などを実施しながら病院に運んだが、男性は同日中に死亡した。搬送先の医師は「AEDが作動しても救命は難しかった」と話しているという。
 東京消防庁管内には同じ機種が他に34台配備されているが、異常は確認されなかった。

阪神電鉄が全面禁煙へ 関西大手私鉄で2番目

2011年7月6日 提供:共同通信社
 阪神電鉄は5日、9月1日から全駅のホームと構内を終日全面禁煙にすると発表した。関西の大手私鉄の全面禁煙化は、4月から実施している南海電鉄に次ぎ2番目。
 阪急電鉄も9月1日から一部の駅にある喫煙ルームを除いて終日禁煙にする。
 阪神電鉄によると、梅田駅や元町駅など地下駅はこれまでも終日禁煙としていたが、ほかの駅は喫煙コーナーを設けた上で分煙としていた。阪神電鉄は「禁煙を希望するお客さまが増えてきている」としている。
 阪急電鉄は全面をガラスなどで覆い、煙が漏れないようにした喫煙ルームのみで喫煙可能。喫煙ルームは梅田駅や高槻市駅など8駅に設置されているほか、本年度中に4駅に新設する。阪急電鉄は「きちんと仕切ることで受動喫煙を防止できる」としている。
 近鉄と京阪は地下駅のみ全面禁煙で、それ以外はホームなどに喫煙スペースを設けて分煙としている。

ドリンク剤で復興支援 福島大に売上高5%寄付

2011年7月6日 提供:共同通信社
 エスエス製薬(東京)は6日、同社が製造販売するドリンク剤「エスカップ」の売上高の5%を、福島大の復興支援センターに寄付すると発表した。今年5月から来年3月末までの売り上げが対象で、寄付額は3億円を目標としている。
 東日本大震災の影響で、福島県浪江町にある同社工場でのエスカップ生産は停止、別の工場で生産を再開している。塩野紀子(しおの・のりこ)社長は福島大で記者会見し、寄付の理由を「福島に育ててもらった恩返し」と説明した。
 寄付を受けるのは福島大の「うつくしまふくしま未来支援センター」で、震災や津波、原発事故の被害実態を調査し、復興や災害に強い地域づくりを支援するため4月に設置された。

熱中症搬送が前年比3倍に 6月、下旬の猛暑が原因 消防庁速報、死者15人

2011年7月6日 提供:共同通信社
 6月に全国で熱中症で救急搬送された人は、6877人で前年同月(2276人)の約3倍に上り、うち15人が搬送後に死亡していたことが5日、総務省消防庁の速報値で分かった。6月下旬の東日本と西日本の平均気温が、上中下旬ごとの統計を気象庁が取り始めた1961年以来、それぞれ最高となるなど列島の猛暑が原因とみられる。
 福島第1原発事故に伴う電力不足の懸念から節電ムードが広がっているが、エアコンの使用を我慢しすぎると室内で熱中症になる恐れがある。消防庁は「室温が28度を超えないようエアコンや扇風機を上手に使い、水分補給は小まめに行ってほしい」と注意を呼び掛けている。
 消防庁は、月曜から日曜までの1週間ごとに熱中症搬送者を集計しており、5日発表した6月27日~7月3日の搬送者数は、前年同期の3・8倍に当たる4463人だった。中でも東京都心が真夏日となった6月29日は1154人が搬送され、6人が死亡した。
 6月27日~7月3日の都道府県別搬送者数は、愛知の512人がトップで東京398人、埼玉331人、千葉283人、神奈川280人の順で、最少は青森の8人。年齢別では65歳以上の高齢者が52%に達した。搬送時点の症状は、重症3%、中等症37%、軽症58%などだった。
※熱中症
 暑さで体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体温調節機能が低下して生じる体の不調の総称。目まいや頭痛、吐き気、ひどい場合はけいれんや意識障害を起こし、死亡することもある。高温や多湿の状態で作業や運動をした時になりやすく、梅雨時に気温が上がるなど急激な環境変化が起きた際も発症しやすい。症状が軽い場合は涼しい場所への移動や水分補給が有効だが、意識障害や動けないなど重症の場合は医療機関での措置が必要とされる。

医師不足地域、25%が拒否 勤務「交代いれば」半数 臨床研修で調査

2011年7月5日 提供:共同通信社
 医学部卒業後の「臨床研修制度」を終えた医師の65・4%が、医師不足地域での勤務について「条件が合えば従事したい」と答えた一方、25・5%は「条件にかかわらず希望しない」と考えていることが4日、厚生労働省の初の調査で分かった。8・1%は「既に医師不足地域で働いている」と答えた。
 調査は2008年4月~10年3月に臨床研修をした7512人が対象で、5250人(69・9%)が回答した。
 医師不足の地域で働く条件(複数回答)は「自分と交代できる医師がいる」が最多で55・7%、次いで「一定の期間に限定されている」(53・8%)、「給与がよい」(47・0%)の順。
 研修先の病院を選んだ理由(複数回答)は「研修プログラムが充実」(44・8%)、「多くの症例を経験できる」(40・5%)、「さまざまな診療科・部門でバランス良い経験を積める」(37・1%)だった。
 臨床研修制度は、免許を取った新人医師に2年間の研修を義務付ける仕組みで、2004年に始まった。以前は大学の医局を通じ地方の病院に派遣されることが多かったが、制度導入で研修先を選べるようになったため、大学病院の派遣機能が低下し、地方での医師不足の一因になったとされる。
 厚労省は調査結果も踏まえて現行制度を見直し、2015年度から新制度の運用を始める予定。

化学物質過敏症 東京・渋谷で9日に映画祭

2011年7月5日 提供:毎日新聞社
化学物質過敏症:渋谷で9日に映画祭 /東京
 化学物質過敏症について知ってもらおうと「化学物質過敏症知ってね☆映画祭」が9日午前10時から渋谷区代々木神園町の国立オリンピック記念青少年センターで開かれる。主催は化学物質過敏症知ってね☆うぉーく(村田知章代表)。
 上映作品は、青森県の木村秋則さんの無農薬リンゴに命を助けられた化学物質過敏症の母子を描いた「いのちの林檎」、米国の電磁波過敏症映画「フル・シグナル」、ネオニコチノイド農薬の危険性を追求した「ミツバチからのメッセージ」、映画祭オリジナル作品「ビデオレター」。
 入場料は1500円。事前の申し込みが必要。村田さんのファクス電話0465・68・4696かメールmcscinema@gmail.com。
〔都内版〕

「喫煙との闘い」開始 韓国軍、3ポイント減目指す

2011年7月5日 提供:共同通信社
 【ソウル共同】韓国国防省は4日、一般人に比べて高い軍将兵の喫煙率を下げるため、5月から陸海空の各軍から100部隊を選び、禁煙に向けた集中的な取り組みを始めたことを明らかにした。昨年に比べ、軍全体で喫煙率を3ポイント減らす計画で、軍がこうした禁煙措置を推進するのは初めてという。
 同省によると、韓国軍の喫煙率は47・2%で、一般成人男性の39・6%に比べかなり高い。100部隊のうち、21部隊は「禁煙部隊」として部隊内を全面禁煙にし、全将兵が6カ月以上の禁煙を実施する方針。喫煙率を5%以下にするのが目標で、成功した部隊には賞金100万ウォン(約7万6千円)と運動用具が与えられる。
 残りの79部隊は余裕を持って禁煙を実践する「禁煙集中管理部隊」として、喫煙率を半分にするのが目標。

45%の子どもが微量被ばく 千人対象の甲状腺調査

2011年7月5日 提供:共同通信社
 福島第1原発事故で、原子力安全委員会は5日までに、国と福島県が3月下旬に実施した15歳までの子ども約千人を対象にした調査で、約45%の子どもが甲状腺被ばくを受けていたことを明らかにした。ただいずれも微量で、安全委は「政府として精密検査の必要はないと判断した」と説明している。
 調査は3月26~30日、福島県いわき市、川俣町、飯舘村の0~15歳の1080人にサーベイメーターで実施。甲状腺被ばくは約45%でみられ、実測の最高値は、1歳児の年間甲状腺被ばく線量で50ミリシーベルトに相当する毎時0・1マイクロシーベルトだった。ほとんどは毎時0・04マイクロシーベルト以下で、年間被ばく線量に換算できないレベルだった。
 基準値として設定した毎時0・2マイクロシーベルトを超えた子どもは専門機関で精密検査を行う方針だったが、対象者はいなかった。
 この調査については、国際原子力機関(IAEA)に提出した報告書に記載があるが、基準値を超える子どもがいなかったことだけが説明され、詳細は示されていなかった。

糖尿病に関与のタンパク質 東大が特定、新薬に期待

2011年7月5日 提供:共同通信社
 肥満による糖尿病や動脈硬化の発症に深く関わっているとみられるタンパク質を、東京大の宮崎徹(みやざき・とおる)教授(疾患生命科学)らのチームがマウスで特定、4日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
 宮崎教授は「人でもこのタンパク質の働きを抑えれば、生活習慣病になりにくくなるだろう」としており、生活習慣病を予防する新たな薬剤開発につながる可能性があるという。
 チームによると、特定されたタンパク質は免疫細胞の一種が分泌する「AIM」。遺伝子操作で体内でAIMを作れなくしたマウスと、通常のマウスに約3カ月間、高カロリーの餌を与えて太らせ比較した。通常のマウスは糖尿病などと同様の症状を起こしたが、AIMを作れなくしたマウスはほとんど発症しなかった。
 人でも肥満が進むと、免疫細胞の働きで全身の臓器や器官に慢性的な炎症が起こり、生活習慣病発症のきっかけとなることが分かっている。チームは、AIMが免疫細胞を活性化させるとみている。

喫煙で前立腺がん死増加 「医療新世紀」

2011年7月5日 提供:共同通信社
 喫煙者は非喫煙者に比べて、前立腺がんで死亡する危険性が61%高いとの研究結果を、米ハーバード大などのチームが米医師会誌に発表した。10年以上の禁煙で、危険性は非喫煙者と同程度に下がるという。
 チームは、1986~2006年に前立腺がんと診断された約5400人を追跡、死因と喫煙との関係を分析した。その結果、診断時にたばこを吸っていた人は、吸ったことのない人に比べ、前立腺がんによる死亡のリスクと、治療後の再発リスクが、ともに61%高かった。
 喫煙によって、より悪性のがんが発生したか、免疫が低下したことなどが考えられるという。

[社会保障] 軽度の医療・介護を保険から除外し給付を重点化  産業構造審

2011年7月5日 提供:WIC REPORT(厚生政策情報センター)
新たな地域精神保健医療体制の構築に向けた検討チーム(第18回 6/28)《厚労省》
  厚生労働省が6月28日に開催した、新たな地域精神保健医療体制の構築に向けた検討チームで配付された資料。この日は、認知症への精神科医療、なかでも入院について議論した。
  厚労省当局から提示された資料では、認知症患者の入院状況が報告されている。平成22年の精神病床における認知症入院患者に関する調査では、72%が「精神症状・異常行動が著明となり、在宅療養や介護施設等での対応が困難となった」ことを入院の理由にあげている。また、総合病院型認知症疾患センター8施設を対象に、平成19年11月1ヵ月間に新規入院した65歳以上の認知症高齢者21人について調べたところ、95%がBPSD(徘徊や妄想、攻撃的行動などの周辺行動)を理由に入院しており、14%が身体症状悪化を伴っていた。入院経路を見てみると、57%が自宅から入院し、28%が医療機関、14%が施設からの入院という状況だった(p6-p7参照)。
  またこの日は、医療法人(社団)静風会大垣病院管理者の田口氏(p16-p34参照)や、財団法人浅香山病院認知症疾患医療センター医長の釜江氏(p35-p61参照)からヒアリングを行った。
  田口氏は、(1)認知症患者やBPSDの治療状況(2)身体疾患を合併する認知症患者の状況や対応(3)他の診療科や他の一般医療機関との連携(4)退院促進のための取り組み-について、報告した。(1)では、Donepezil(アルツハイマー型認知症進行抑制剤)がかえって焦燥をあおっていたと考えられる症例など、3つの症例報告を行っている(p21-p22参照)。
  一方、釜江氏は、同センターの事業内容や最近の動向、治療方針等を紹介。さらに、退院を困難にする理由等の分析を行っている。そこでは、退院可能だが、受入可能な施設がないことや、いまだ治療できていないBPSDがあること、家族が関わりを拒否していることなどが理由にあげられた。また、患者要因としては、男性であることや年金額が少ないことが退院を阻害する因子になっている、などと解説。年金額が少ないと、入所施設の選択に制限が生まれると分析している(p53-p54参照)。
資料1 P1~P175(その1:8.0M)
その他の記事はこちら
同日の記事
2011年7月5日号(WICレポート 7/4-7/8)
厚生政策情報センター
厚生政策情報センター(略称:WIC)は、国内最大級の医業経営コンサルティングファームである日本経営グループの事業部として、厚生行政(保健・医療・介護)や医業経営に関わる最新の情報を全国に提供しています。

アルツハイマー病 理研、新原因のたんぱく質を特定

2011年7月4日 提供:毎日新聞社
アルツハイマー病:理研、新原因のたんぱく質を特定
 アルツハイマー病の原因物質と考えられているたんぱく質「アミロイドベータ(Aβ)」のうち、これまであまり注目されていなかった「Aβ43」が、アルツハイマー病の大きな原因となっていることを、理化学研究所などのチームが突き止め、ネイチャーニューロサイエンス(電子版)に4日発表した。新たな治療戦略や診断法の開発に役立つ可能性があるという。
 従来、Aβ42と呼ばれるタイプが、アルツハイマー病の主原因と考えられていた。チームは亡くなった患者の脳を調べたところ、Aβ43の量がAβ42の半分近くあり、アルツハイマー病の特徴であるアミロイド斑(老人斑)の部位に集中的に存在していた。
 また、マウスの神経細胞に各種のAβを加えて経過を見たところ、Aβ43を加えた細胞の生存率は大幅に低く、毒性が強いことも分かった。
 Aβ43は他のタイプよりアミノ酸の数が多い。これまでの臨床実験はAβ42に注目したもので、目立った成功例はなかったという。チームの西道隆臣・同研究所チームリーダーは「42だけでなく43の産生を抑えるなど新たな治療戦略が必要と分かった。43は加齢によって顕著に増えることも確認されたので、早期診断に役立ちそうだ」と話している。【永山悦子】

唾液でも前立腺がん把握 再発・転移でPSA高値

2011年7月4日 提供:共同通信社
 前立腺がんの腫瘍マーカーで血液検査に使われるPSA(前立腺特異抗原)は患者の唾液にも含まれ、がん手術後の再発や転移を調べるのにも有効だとの研究結果を、神奈川歯科大の槻木恵一(つきのき・けいいち)教授(唾液腺健康医学)らのグループが2日までにまとめた。
 PSAはがん以外の前立腺の病気でも数値が上がる。唾液は血液に比べ採取が簡単なのが利点で、槻木教授は「大規模な研究を進め、がん手術後の検査だけでなく、がんを含めた前立腺疾患の検診にも使えるようにしたい」と話している。
 PSAは普通に前立腺から分泌される物質だが、がんなどの患者では血中の濃度が高くなる。グループは、唾液が血液から作られ血液成分を反映していることに着目。唾液を分泌する唾液腺ではPSAが作られないことも確認した上で、前立腺がんの手術をした患者31人の血液と唾液中のPSAとの関係を調べた。
 その結果、術後に再発や転移が見つかった11人は、PSAの血中濃度が1ミリリットル中2・5ナノグラム(ナノは10億分の1)以上と高かった上、血中濃度が上がるにつれ唾液中の濃度も上がっていた。一方、経過が良かった20人は血中濃度が低く、PSAは唾液にもほとんど含まれていなかったという。

遺伝子の変異で危険2倍に C型肝炎、がんへの悪化

2011年7月4日 提供:共同通信社
 C型肝炎にかかった場合に、悪化して肝がんになる危険性と関係のある遺伝子変異を発見したと、理化学研究所や広島大などのチームが3日付の米科学誌ネイチャージェネティクス(電子版)に発表した。
 遺伝子変異は、個人によって遺伝子の塩基配列が1カ所だけ異なる一塩基多型(SNP)。特定のSNPがあると、ない場合に比べ、C型肝炎から肝がんに移行する危険性が約2倍になるという。チームは「肝がん発症の仕組みの解明や診断法の開発につながる」としている。
 日本では年間3万人以上が肝がんで死亡。7割はウイルス感染によって起きるC型肝炎が原因という。国内のC型肝炎ウイルスへの感染者は、肝炎を発症していない人も含め150万人以上とも推定されている。
 チームは、C型肝炎患者で肝がんを発症した922人と、発症しなかった2390人、計3312人の遺伝子を比較して解析。肝がんを発症する危険性は、女性よりも男性で、また65歳以上の高齢者で比較的高いことが分かった。

5月の自殺者19・7%増 首相「取り組み緩めず」

2011年7月4日 提供:共同通信社
 政府の「自殺対策タスクフォース」が4日午前、内閣府で開かれた。5月の自殺者数が前年同月比で19・7%増の3329人になったと報告され、菅直人首相は「自殺問題は大きな社会的課題だ。政治的に多少の変化があったからといって、取り組みを緩めていい問題ではない」と強調した。
 内閣府は増加の理由に関し、5月中旬に有名女性タレントの自殺が報道されたことが影響した可能性を指摘した。
 東日本大震災の影響に関しては、被災県でも増減双方あるとし今後詳しく調べると説明。被災した各自治体に対する聞き取り調査では「今後、自殺者数が跳ね上がる可能性がある」などと危機感が示されたという。

初のロタワクチンを承認 子宮頸がんの新ワクチンも

2011年7月4日 提供:共同通信社
 厚生労働省は1日、多くの乳幼児が経験するロタウイルスによる胃腸炎の予防を目的とするグラクソ・スミスクライン(GSK)社のワクチン「ロタリックス」の製造販売を承認した。ロタウイルスワクチンの承認は国内初で、同社は国家検定後、年内をめどに発売したいとしている。
 また子宮頸(けい)がんや性感染症の尖圭(せんけい)コンジローマの原因になるヒトパピローマウイルス(HPV)に対するMSD社のワクチン「ガーダシル」の製造販売も承認した。子宮頸がんの予防ワクチンではGSK社の「サーバリックス」に続き2番目。

半導体の1千倍…ガ使った高感度においセンサー

2011年7月3日 提供:読売新聞
 昆虫のカイコガを高感度のにおいセンサーに利用することに、東京大の桜井健志・特任助教(生命知能システム)らが成功した。
 半導体などを使った従来のセンサーに比べて、1000倍近い感度があり、爆発物の探索や病気の早期発見などに役立つと期待される。米科学誌「プロスジェネティクス」に1日発表した。
 研究チームは、カイコガのメスが出す極微量の性フェロモンに反応して、同種のオスが性行動を起こすことに着目。遺伝子組み換え技術を使って、触角にある性フェロモンを感知する細胞に、別種のガの性ホルモンを識別するたんぱく質を導入したところ、別種のガのメスに反応して、性行動を起こすことがわかった。
 性フェロモンも、通常のにおいも、識別するたんぱく質の構造は似ている。様々なにおいを識別するたんぱく質を同じように導入すれば、数キロ・メートル離れたメスの位置も特定できるカイコガを、高感度なセンサーとして利用できるという。

1型糖尿病 難病カルテ 患者たちのいま/3

2011年7月3日 提供:毎日新聞社
難病カルテ:患者たちのいま/3 1型糖尿病 /佐賀
 ◇病気は「面倒なだけ」 悲観せず就職目指す
 食品会社への就職を目指し、会社説明会への参加を重ねながら、管理栄養士の国家試験に向けた勉強もこなす。西九州大に通う4年生の古賀重美さん(21)=佐賀市。おしゃべりが好きで、おっとりとした口調で語るその表情には、笑顔が絶えない。外見上は健康的な女性にしか見えないが、インスリンの注射が欠かせない1型糖尿病患者だ。
 5歳のころ、水を大量に飲み、頻繁にトイレに行った。けだるそうな表情が続く様子を気にした家族が病院へ連れていくと、1型糖尿病と診断された。
 指先に針を刺して血糖値を検査し、低血糖状態ならアメなどでブドウ糖を補給する。食事前後にインスリンの注射を打ち、高血糖になるのを防ぐ――。発症後毎日、繰り返してきた。
 病気に「命の危険」があることを自覚したのは中学生のころ。太るのがいやで、食べる量を落とすため、体調が悪くても、インスリンの量を抑えた。風邪を引き、体調の悪さに鈍感だったことも重なった。夜中、トイレの帰りに床に倒れた。
 インスリンが不足して高血糖状態が悪化したこん睡状態だった。病院に搬送され、意識を取り戻したが、両親が気付くのが遅れれば……。「今ここにいませんねー、きっと」
 それでも、病気については「みんなは何もしてないのに、イヤだなあ。めんどくさいなあ」と思うくらい。「一生付き合っていく病気だし、インスリンさえ打てば生きていける」と悲観することはなかった。
 心境が少し変わったのは、東日本大震災発生から。インスリンは通っている薬局に備蓄されているが「地震や津波でなくなったら、私の体はどうなるのか」という危機感が高まった。
 独り立ちする怖さもある。履歴書に「健康」と書けない自分を、理解してくれる会社はあるのか。20歳までは「小児慢性特定疾患」の対象として医療費が助成されていたが、成人後は打ち切られており、年間20万円以上の医療費負担を解消できるのか――。
 そんな不安を吹き飛ばすように、古賀さんは熱っぽく、志望する食品会社での目標を語る。「調味料って、使い方によって味が全く変わりますよね。そんな面白さを知りたいし、多くの人に広げたいんです」【蒔田備憲】
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 ◇1型糖尿病
 エネルギー源になるブドウ糖を体の細胞に届け、エネルギーに変える役割を持つホルモン「インスリン」を作る細胞が、何らかの理由で破壊され、体内で不足する病気。インスリンの効き方が悪くなるなどの「2型糖尿病」が大人で発症することが多いのに対し、子供で発症することが多い。1型糖尿病は「小児慢性特定疾患」(最長で20歳まで)の対象だが、「特定疾患」には指定されていないため、20歳を超えると、難病としての医療費助成はなくなる。

難病 「病気のこと知って」 長崎の野口さん、熊本市で街頭活動

2011年7月2日 提供:毎日新聞社
難病:「病気のこと知って」 長崎の野口さん、熊本市で街頭活動 /熊本
 ひざに原因不明の病気を抱えている長崎市在住の野口昌剛(まさたか)さん(25)と母美佐恵さん(61)が1日、熊本市内で、症状の治療研究を国に求める街頭活動をした。2日もJR熊本駅や熊本城で病気のことを記したカードを配り活動する予定。
 ダウン症の昌剛さんは94年、ひざの痛みを訴え病院へ。3年後、ひざの靱帯(じんたい)が短いために曲げると痛む症状と診断された。その後手術を5回受けたが痛みは治まらず、骨盤が不安定になり今では車椅子に座ることも難しい状態になっている。
 厚生労働省疾病対策課によると、同様の症状はこれまで確認されていない。美佐恵さんは09年、治療研究を求める15万9000人分の署名を同省に提出したが、病名が分からないため難病に指定されることは難しいという。野口さんらは病気のことを広く知ってもらい、治療の研究者を探そうと各地に出向いて街頭活動をしている。
 美佐恵さんは「世界に一つしかない病気のことをたくさんの人に知ってもらいたい」と話している。ブログ「まーくん日記」で昌剛さんの症状や活動状況を読むことができる。【澤本麻里子】

福島第1原発事故 セシウム体外排出促進薬、「低線量」で効果不明

2011年7月2日 提供:毎日新聞社
東日本大震災:福島第1原発事故 セシウム体外排出促進薬、「低線量」で効果不明
 ◇厚労省「注意を」
 東京電力福島第1原発の事故で被ばくへの不安が広がる中、複数の医薬品輸入代行業者が、高線量の急性被ばく時に投与される「プルシアンブルー」(PB)を個人向けに売っている。体内の放射性セシウムの排出を促し内部被ばくを軽減するとされるが、低線量被ばくへの効果は不明。逆に、不整脈などをもたらす低カリウム血症や便秘などの副作用が懸念され、国は医師の処方に基づく適切な服用を呼び掛けている。
 PBはセシウム137が体内にとどまる期間を3分の1に縮める効果があるとされ、世界保健機関(WHO)が各国に備蓄を推奨している。日本では昨年10月に販売が承認された。
 今回の原発事故では、医薬品製造販売会社「日本メジフィジックス」(東京都江東区)がドイツから7万2000カプセル(1カプセル0・5グラム)を緊急輸入し、政府に無償提供した。政府は原発復旧作業での急性被ばく時の投与を想定しており、一般の医療機関では扱われていない。
 ところが、同社によると、複数の医薬品輸入代行業者が事故直後、インターネットで輸入代行業務を始めた。薬事法上、医薬品の輸入自体は規制されず、購入しようと思えば誰でも手に入る。
 放射線医学総合研究所(放医研)はPBについてホームページで「(セシウムによる内部被ばくが)30ミリシーベルトでは治療の利益がなく、300ミリシーベルトで有意な効果がある」と説明。医療機関に対し、投与の際は▽医師の処方に基づく▽効果を内部被ばくを計測する「ホールボディーカウンター」で測る▽治療データを放医研に報告する――ことを求めている。
 前川和彦・東京大名誉教授(救急医学)も6月30日の政府・東京電力統合対策室の会見で「低線量被ばくへの効果は未知数」と述べた。
 厚生労働省災害対策本部は「PBには副作用があり得るし、偽物が出回ることもある。個人での入手や使用は勧められない」としている。【池田知広】
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 ■ことば
 ◇プルシアンブルー
 絵の具にも使われる青色顔料で、87年、ブラジルで医療用放射線源のセシウム137が漏れた事故で入院した住民46人の治療に用いられ、特に成人で効果が大きいことがわかった。しかし、それ以外の治療データはほとんどない。ドイツの製薬会社がカプセル状にして「ラディオガルダーゼ」の名で97年から販売している。

顕微授精、遺伝子働きに乱れ 東京医科歯科大など、マウスで発見

2011年7月2日 提供:毎日新聞社
顕微授精:遺伝子働きに乱れ 東京医科歯科大な、どマウスで発見
 ◇成長で消失、影響なし
 体外受精の一種「顕微授精」を経て生まれたマウスの新生児で、脳など一部の臓器の遺伝子の働きに乱れが生じていることを、東京医科歯科大と理化学研究所の研究チームが発見した。この変化は成長とともに消え、発育や発達への影響は見られなかった。顕微授精の技術は生殖補助医療の現場で一般的に使われ、既に国内で6万人以上が生まれているが、人での同様の報告はなく、チームは「今後、慎重に検証すべきだ」と話している。オランダの専門誌(電子版)で発表した。
 顕微授精は、シャーレ内で卵子に針を刺して1個の精子を注入し、受精させる技術。東京医科歯科大の幸田尚(こうだたかし)准教授(分子生物学)らは、遺伝的に均一な実験用マウスを使い、顕微授精の操作が与える影響を調べた。顕微授精で生まれた新生児の脳と肝臓、腎臓について、遺伝子の働きを調べたところ、全遺伝子の5%弱の遺伝子のたんぱく質を作り出す働きが、自然交配の場合の2倍以上に強まったり、弱まったりしていた。一方、生後8週の成長したマウスでは、変化は消え、発育や運動機能、行動などにも目立った変化はなかった。顕微授精によるマウス同士を自然交配させて生まれた子にも遺伝子レベルの変化はみられなかった。
 顕微授精の影響が出生後も残ることが確認されたのは初めて。幸田さんは「妊娠期間などが異なる人の場合に同様の変化が起こるかは不明だが、今後、マウスで変化が起こる仕組みが分かれば、技術の改良につなげられる」と話す。【須田桃子】

共通番号の大綱決定 名称は「マイナンバー」

2011年7月1日 提供:共同通信社
 政府、与党の「社会保障改革検討本部」は30日、社会保障と税の共通番号制度の大綱を決定した。共通番号の正式名称は「マイナンバー」とし、国民一人一人に割り当て、2014年に健康保険証や年金手帳、介護保険証の機能をまとめたICカードを配布。15年1月から段階的に利用を開始する方針だ。
 番号制度は年金、医療、介護保険、福祉、労働保険、税務の6分野で活用。政府は消費税率を上げる際には低所得者の負担を軽くする「給付付き税額控除」の導入を検討しているが、番号制度導入はその前提となる。
 家庭ごとに医療や介護、保育などの負担を合算し、一定額以上は払わなくてすむようにする「総合合算制度」の導入も視野に入れる。
 政府は大綱を基に法案化を進め、秋に国会に提出する予定。与謝野馨経済財政担当相は30日の記者会見で「番号制度は公平かつ便利な社会保障サービスを実現するため必要だ。国民の理解を得ながら早期に法案を提出したい」と述べた。
 大綱には、東日本大震災の教訓を踏まえ、避難所への効率的な医薬品配布や、預金の速やかな引き出しなど災害時の活用策も盛り込んだ。
 番号制度の必要性は自民党や公明党も認めているが、社会保障と税の一体改革全体の協議とも絡み、すんなりと野党の協力を得られるかは不透明だ。

将来の不安解消に不十分 若年層支援に舵切る

2011年7月1日 提供:共同通信社
 社会保障制度改革では、高齢化の進行で持続できるか疑問視される年金、医療、介護制度について、財政構造など制度の根幹に踏み込んだ強化策は示されず、将来不安を払拭(ふっしょく)するには程遠いものとなった。
 関心の高い年金制度の行方については、将来的な姿として、すべての公的年金制度を統合し、収入に応じた保険料で賄う「所得比例年金」と税財源による「最低保障年金」への再編を掲げたものの、具体的な制度設計は先送りされた。民主党が政権交代後に、新年金制度の制度設計を怠ったつけだ。
 一方、今回の改革案で、これまで高齢者に比べ手薄さが指摘されてきた若年層向けの支援拡大に踏み切ったのは、日本の社会保障の大きな転換点だ。若年層を中心に増加している非正規労働者の厚生年金と健康保険への加入を推進。子育て世代を支援するため待機児童の解消を図るとした。
 年金制度で低所得者への加算や最低加入期間の短縮を図るなど、これまで社会保障の対象からこぼれがちだった低所得者層への配慮も特徴的だ。
 外来受診の度に100円程度を上乗せで支払う制度や年金の支給開始年齢引き上げを提唱するなど、当初案で負担増につながる項目が随所に盛り込まれたが、有権者の反発を嫌う民主党の意向を受け、表現が後退。責任を持って負担を呼び掛ける気迫は色あせた。

(岐阜)喫煙が主な要因 慢性閉塞性肺疾患

2011年7月1日 提供:読売新聞
早期発見治療へ 県対策協を発足
 「COPDは早期発見、早期治療が望ましい」と訴える本部長の大林医師(瑞浪市で) 喫煙が主な要因となる肺の生活習慣病・慢性閉塞性肺疾患(COPD)の早期発見、早期治療に取り組む「県COPD対策協議会本部」(本部長・大林浩幸東濃厚生病院アレルギー呼吸器科部長)が発足した。県医師会(小林博会長)によると、医師会単位でCOPD対策に取り組むのは全国初という。(市来哲郎)
 同本部は、岐阜、西濃、中濃、東濃、飛弾の県内5ブロックごとに、「COPDストップ作戦」と題して、喫煙者を対象にした禁煙啓蒙教室や講演会を開催。禁煙治療が行える施設を紹介するとともに、呼吸困難など自覚症状があるCOPD患者の早期発見、早期治療に取り組む。
 現在、COPDと診断されている患者は全国で20数万人といわれるが、実際には、約700万人が発症していると推測される。厚生労働省によると、昨年1年間のCOPDによる死者数は約1万6000人で、ぜんそく死の約8倍という。
 大林本部長は12年前から東濃厚生病院(瑞浪市)で禁煙教室を開き、ニコチンガムなどを使用したプログラムとその後の定期指導を通じて、半年間でたばこから“卒業”させる治療を行っている。
 大林本部長によると、県内のCOPD治療患者は約1万人だが、約11万人の隠れ患者がいると見ている。大林本部長は「喫煙は一種の病気だから、病気を治すつもりで取り組めば、たばこは絶対にやめることができる。COPDの早期治療の一環にもつながる」と話している。問い合わせは、県医師会(058・274・1111)へ。

学校、病院は全面禁煙 兵庫県、条例化目指す

2011年7月1日 提供:共同通信社
 受動喫煙を防ぐための条例を検討している兵庫県の委員会は30日、学校や病院などでの全面禁煙を盛り込んだ最終報告書案をまとめた。年度内の条例制定を目指す。
 厚生労働省によると、同様の条例は神奈川県で2010年4月に施行されている。
 報告書案では官公庁や学校、病院の建物内での全面禁煙を義務付け、すでにある喫煙室の使用も禁止。金融機関や交通機関なども原則禁煙で、喫煙室の新規設置を認めない。
 旅館やホテルについては、ロビーと客室の半数以上を禁煙にするよう求めるが、暫定措置として分煙を認める。条例に違反した場合は「一定の罰則を科すことが必要」としている。
 委員会では学校について「教育的観点から敷地内を全面禁煙にする」との意見が多かったが、県は「受動喫煙は建物内に限られる」として条例化に慎重な姿勢を示している。
 委員会は有識者やホテル業者、医療関係者などで構成されている。

難病 二つの症状持つ病気、原因遺伝子突き止める 京大グループ発見

2011年7月1日 提供:毎日新聞社
難病:二つの症状持つ病気、原因遺伝子突き止める 京大グループ発見 /京都
 ◇脊髄小脳変性症/筋委縮性側牽硬化症
 脊髄(せきずい)小脳変性症(SCA)と筋委縮性側牽硬化症(ALS)の二つの難病の症状を併せ持つ病気の存在を京都大学の小泉昭夫教授(遺伝疫学)らの研究グループが初めて発見、その原因遺伝子を突き止めた。患者の人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作成を進め、発症メカニズム解明や治療薬開発に役立てるという。米国人類遺伝学会雑誌に発表された。
 SCAは小脳の障害で、歩くときにふらついたり、ろれつが回らなくなるなどする。ALSは運動ニューロンに障害が起こり、筋肉が委縮し、呼吸が困難になるなどする。ともに患者は10万人に数人とされ、有効な治療法はない。
 二つは別の病気だが、小泉教授らは小脳障害に加え、ALSに似た症状のある遺伝性の神経疾患を発見。脊髄小脳変性症36型と名付け、遺伝子を調べたところ、ある遺伝子で、特定の塩基配列の繰り返しが健康な人の数百倍もあることが分かった。これが分解されず細胞内に蓄積し、障害を起こすとみられる。
 研究グループは患者2人から皮膚細胞の提供を受けてiPS細胞を作成、これから神経細胞などを分化させることを目指している。
 小泉教授は「分化の過程で病態が再現されれば発症のプロセスが解明できる。また、治療薬の開発も加速できる」と期待している。【榊原雅晴】

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