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20110815~

C型慢性肝炎の新薬承認へ

2011年8月26日 提供:共同通信社
 厚生労働省薬事・食品衛生審議会の部会は25日、C型慢性肝炎の新しい治療薬「テラビック」(一般名テラプレビル、田辺三菱製薬)の製造販売を承認してよいとする意見をまとめた。上部組織への報告などを経て厚労省が正式に承認する。
 経口投与の抗ウイルス薬で、C型慢性肝炎ウイルスの複製に関係する酵素を阻害し、ウイルスの増殖を抑える。現在標準的に行われているペグインターフェロンと抗ウイルス薬リバビリンの併用治療が効かない患者にも、効果を期待できるという。

現代人の祖先、古代人類との交雑で免疫力獲得か

2011年8月26日 提供:読売新聞
 現代人の祖先は、別の人類とされるネアンデルタール人やデニソワ人と交雑することで免疫機能を高めたことが、米スタンフォード大などのチームの研究でわかった。
 人間の免疫の成り立ちに一石を投じる成果で、米科学誌サイエンスに26日発表される。
 研究チームは、ヨーロッパやアジアに広がり、絶滅した古代の人類のネアンデルタール人3体とデニソワ人1体の化石の遺伝情報を解析。免疫機能に重要な白血球の型に関係する部分を、欧州、アジア、アフリカの現代人と比較した。
 古代の人類と共通する白血球の型を、アジアでは7割以上、欧州では5割以上の現代人が引き継いでいるのに対し、アフリカでは1割以下と、あまり引き継がれていなかった。
 人類の起源はアフリカで、古代の人類は27万-44万年前に、現代人の祖先は6万-7万年前にアフリカを出た。アフリカを出た現代人の祖先は、アジアやヨーロッパで既に現地の環境に適した免疫機能を持っていた古代の人類と交雑することで、その免疫機能を獲得。有利な遺伝子が現代人の間で広がったらしい。

セシウムの22%が沈着 東日本の陸地、拡散分析

2011年8月26日 提供:共同通信社
 東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質は、東北だけでなく関東や甲信越など広範囲に拡散し、ヨウ素131の13%、セシウム137の22%が東日本の陸地に落ちたとの分析結果を、国立環境研究所(茨城県つくば市)の大原利真(おおはら・としまさ)・地域環境センター長らが25日までにまとめた。
 大原さんらは、大気汚染物質の拡散を予測するモデルを使い、3月11日の事故発生から3月下旬までに、放射性物質が東日本でどう拡散したかを分析した。
 放射性物質は風に乗って移動し風や雨の影響で地面に沈着。北は岩手や宮城、山形の各県から、南は関東を越え静岡県にも届き、新潟や長野、山梨の各県にも到達した。
 ヨウ素131の沈着は風の影響が大きく、セシウム137は風に加え雨とともに落下する。一部の地域で問題になっている局所的に放射線量が高い「ホットスポット」の出現は、雨の降り方などが影響したと考えられるという。東日本の陸地に沈着した以外の放射性物質は、大半が太平洋に落ちたとみられる。
 結果は米地球物理学連合の学会誌に掲載された。

ビタミン剤、過信は禁物 女性の循環器疾患は低減

2011年8月25日 提供:共同通信社
 ビタミン剤を飲み続けた女性が心筋梗塞などの循環器疾患になるリスクは、全く飲まない人の6割に下がるが、生活習慣に気をつけることが大前提-。こんな研究結果を、国立がん研究センター予防研究部の笹月静(ささづき・しずか)室長らが25日、公表した。
 1990年代前半に40~69歳だった男女に5年間隔で2回、ビタミン剤の摂取状況を調査。回答した約6万人を2006年まで追跡し、ビタミン剤摂取と、循環器疾患やがんとの関係を調べた。
 女性は「初回調査時も5年後もビタミン剤を飲んでいなかった人」に比べ、「初めは飲んでいたがやめた人」「初めは飲んでいなかったが飲み始めた人」はがんのリスクが高く、「初回も5年後も飲んでいた人」は循環器疾患のリスクが低かった。ただ「飲んでいたがやめた」グループには肥満や高血圧、運動不足の人が多いなど、ビタミン剤の摂取以外の要因が影響した可能性がある。
 男性は飲み方でリスクに差はなかった。喫煙者が多く、ビタミン剤の効果が覆い隠されたとみられる。
 笹月さんは「ビタミン剤は長期間飲むと効果があるかもしれないが、不摂生の帳消しにはならないだろう」とみている。

全A型に作用する抗体発見 インフル予防薬開発に期待

2011年8月25日 提供:共同通信社
 「H1」や「H3」などの型にかかわらず、すべてのA型インフルエンザウイルスに作用する抗体を、藤田保健衛生大(愛知県豊明市)などの研究チームが発見し、25日までに米科学誌ジャーナル・オブ・ビロロジー(電子版)に掲載された。
 同大の黒沢良和(くろさわ・よしかず)教授は「流行が予想されるどのウイルスにも作用する予防薬の開発につながる重要な発見」としている。
 インフルエンザの感染は、ウイルスの表面にあるタンパク質「ヘマグルチニン分子」と人間の細胞にある「シアル酸」が結合することで起きる。
 人への感染が懸念されるウイルスの型は、へマグルチニン分子のアミノ酸配列の違いで「H1、H2、H5」と「H3、H7」の2グループにほぼ大別できる。一度免疫ができて抗体が結合を阻害しても、ヘマグルチニンのアミノ酸配列を変異させ、抗体の"攻撃"を避けるようになるため、二つのグループに同時に作用する抗体はないとされてきた。
 研究グループは、年齢の異なる3人の血液からさまざまな抗体を取り出し、どの型のウイルスに作用するかを解析。うち1人からどちらのグループのウイルスにも作用する抗体を発見した。
 さらに、この抗体がヘマグルチニン分子のどの部分に作用するかを調べたところ、どの型のウイルスにもヘマグルチニン分子が変異しにくい部分があり、抗体はこの部分に作用していることが推定できた。

術前に悪性の子宮肉腫診断 女性ホルモン使ったPET

2011年8月25日 提供:共同通信社
 福井大の岡沢秀彦(おかざわ・ひでひこ)教授(生体機能解析学)と吉田好雄(よしだ・よしお)准教授(婦人科腫瘍学)が、がん検査法の一つである陽電子放射断層撮影(PET)による従来の検査と、女性ホルモンを加工した薬剤を使ったPET検査を組み合わせ、手術前に子宮肉腫を鑑別する新たな診断方法の開発に世界で初めて成功し、24日発表した。研究成果は米国核医学学会で発表された。
 子宮肉腫は増殖、転移する悪性腫瘍で、悪化すると死に至る危険がある。吉田教授は「9割以上の確率で鑑別できるようになり、これまでよりも早期の診断が可能になる」と話している。
 同教授によると、子宮肉腫と良性である子宮筋腫は、磁気共鳴画像装置(MRI)を使った検査で見分けることが難しい。がん細胞がブドウ糖を多く取り込むという性質を利用したPET検査でも判別できないことがあり、手術時になって子宮肉腫と判明するケースも多かった。
 研究では、子宮肉腫は子宮筋腫に比べ、女性ホルモンの作用を受ける「受容体」が少なくなることに着目。女性ホルモンのエストロゲンを基に開発された検査薬を投与すると、豊富に受容体を持つ子宮筋腫にのみ反応することを確認した。
 このためブドウ糖を使った従来のPET検査と、この薬を使ったPET検査を組み合わせることで、手術前に子宮筋腫と肉腫とを識別する確率が格段に高まったという。

蚊に細菌注射、デング熱ウイルスを封じ込め

2011年8月25日 提供:読売新聞
 熱帯地方に多いデング熱を媒介する蚊の体内に、病原ウイルスの活動を抑える共生細菌を感染させることで病気拡大を防ぐ予防法を豪クイーンズランド大などの研究チームが開発した。25日付の英科学誌ネイチャーに発表する。
 デング熱は、東南アジアやオセアニアなどで毎年5000万人が感染し、高熱や頭痛などで、死に至ることもある。旅先での日本人感染者も増えている。ワクチンはなく、蚊に注意するしかないのが現状。蚊の駆除のため、殺虫剤散布が行われるが、生態系への影響が懸念されている。
 研究チームは、蚊やハエの体内に生息する共生細菌「ボルバキア」に着目。デングウイルスの働きを抑えるショウジョウバエのボルバキアを、デング熱を媒介するネッタイシマカに注射し、感染が確認された約30万匹を、今年1-3月、豪クイーンズランド州の野外に放った。約2週間後に細菌を持つ蚊の割合を調べると、15%以上が細菌感染の蚊で、3か月後には90%以上に増えていた。

出産時の指針逸脱が多発 促進剤投与や蘇生処置

2011年8月23日 提供:共同通信社
 出産で赤ちゃんが重い脳性まひになった場合に、過失の有無にかかわらず補償金が支払われる「産科医療補償制度」を運営する日本医療機能評価機構は22日、再発防止に向けて初めてまとめた報告書を公表。学会の指針を逸脱した陣痛促進剤の過剰投与や、心肺蘇生処置が不十分だった例が相次いでいたとして、関係学会や医療機関に注意喚起した。
 制度は2009年に始まり、機構はこれまでに208件を審査、うち192件の補償が決まった。報告書は、原因の分析が終わった13都府県の15件について、どんな問題があったかを分析した。
 陣痛促進剤を使用したのは15件中6件で、投与の量が日本産科婦人科学会が定めた指針より多かったり、投与の間隔が短かったりした。報告書は「投与が直接脳性まひ発症の原因になったものではない」とする一方「過剰な陣痛などを引き起こした可能性を否定できない事例がある」と指摘した。
 新生児の蘇生では「蘇生方法が不十分」「必要な器具や酸素が常備されていない」「蘇生できる医療関係者が不在」など7件で問題があった。胎児の異変を察知する心拍数モニタリングが十分でなかった例も8件あった。
 再発防止委員会の池ノ上克(いけのうえ・つよむ)委員長(宮崎大病院長)は「一部ではあるが、極めて基本的なことが守られていなかった。それ自体が脳障害につながったとは言えないが、産科医療の質向上のために、指針順守の徹底などを求めたい」と話した。

「異常なし」は最低を更新 昨年の人間ドック受診者

2011年8月22日 提供:共同通信社
 日本人間ドック学会(奈良昌治(なら・まさはる)理事長)は19日、2010年に人間ドックを受診した全国の約300万人について、「異常なし」とされた人の割合が前年を1・1ポイント下回り、8・4%と過去最低を更新したと発表した。
 集計を始めた1984年から続く減少傾向に歯止めはかからなかった。同学会の笹森典雄(ささもり・のりお)名誉顧問は「診断技術の向上により、より多くの異常が発見されるようになった」としながら、「年代に関係なく成績が悪化している。ストレスへの対処や生活習慣の改善が不可欠だ」と話した。
 地域別では、異常なしは中四国が13・3%と最も高く、最低は九州・沖縄の5・7%。北海道は7・6%、東北9%、関東・甲信越8・1%、東海・北陸8・3%、近畿7・8%だった。
 異常があった検査項目は多い順に肥満(27・7%)、高コレステロール(27・3%)、肝機能異常(27%)。
 見つかったがんは全体では胃がん(28・2%)と大腸がん(16・5%)が多かったが、女性に限ると乳がんが41・7%でトップ。男性では前立腺がんが13・6%で3番目に入った。

不育症 流産・死産2回以上、原因不明約7割 全国に推計140万人 厚労省研究班

2011年8月22日 提供:毎日新聞社
不育症:流産・死産2回以上、原因不明約7割 全国に推計140万人--厚労省研究班
 妊娠はするものの流産や死産を繰り返す「不育症」患者は妊娠経験者の4・2%で発生し、140万人いると推定できることが厚生労働省研究班の調べでわかった。発症頻度や患者数の調査は初めて。29日から大阪市で始まる日本産科婦人科学会で報告される。
 名古屋市立大学が07~10年、愛知県岡崎市で健康診断を受けた35~79歳の女性2733人に尋ねた。妊娠したことのある女性2503人のうち953人(38%)が流産の経験があると回答。研究班は不育症を「2回以上の流産や死産あるいは早期新生児死亡がある場合」と定義しており、2回以上の流産を経験したのは105人、3回以上は22人だった。研究班が07年の人口統計を基に推定すると、不育症は年3万人が発症し、140万人の患者がいるとみられる。
 名市大の杉浦真弓教授によると、欧米でも不育症の発症率は5%程度とされており、日本も同じ傾向にあることが裏付けられた。また不育症に該当した105人のうち、9割超の100人が出産しており、杉浦教授は「流産を重ねても出産している。くじけないでほしい」と話す。
 不育症の原因は▽子宮の形の異常▽カップルの染色体異常▽血栓で胎児に栄養が届かない――などだが、7割近くは原因不明だ。実態は十分に解明されておらず、専門医も少ない。【五味香織】(23日からくらしナビ面で連載「こうのとり追って第3部 不育症」)

神経障害性疼痛に有効生薬…山梨大教授ら発見

2011年8月19日 提供:読売新聞
 事故や手術などで神経細胞が傷ついて起こる「神経障害性疼痛(とうつう)」の治療に、トリカブトの根から取り出した生薬「附子(ぶし)」が有効であることを、山梨大医学部の小泉修一教授(薬理学)の研究グループが突き止めた。
 研究成果は19日付の米オンライン科学誌「PLoS ONE」に掲載される。
 神経障害性疼痛は、脊髄(せきずい)の神経細胞が異常反応し、風が吹いたり、服を着たりする際にも激痛が走る慢性疾患。モルヒネなどの鎮痛薬が効きにくく、国内では約20万人、世界では約1500万人が苦しんでいるとされる。
 小泉教授らは、患者から附子の粉末を飲むと痛みが弱まるとの報告を受け、大腿(だいたい)部の坐骨(ざこつ)神経を傷つけたマウスで実験。足に触れられただけで飛び上がるように逃げていたマウスが、附子を飲ませると逃げる回数が減った。
 小泉教授は「副作用などを明らかにしなければならないが、保険診療にも適用されるようにしたい。附子は漢方薬に活用されているため、ゼロから開発するより格段に早く医薬品として応用できる」としている。

新潟・夏風邪ヘルパンギーナ流行 1週間あたり患者、11年ぶり700人超す

2011年8月19日 提供:毎日新聞社
夏風邪:ヘルパンギーナ流行 1週間あたり患者、11年ぶり700人超す /新潟
 乳幼児を中心に夏場に流行する夏風邪の一種「ヘルパンギーナ」の感染者が県内で増えている。8月の第1週で新たに感染が確認された患者数は767人となり、1週間あたりの患者数では2000年の夏以来11年ぶりに700人を超えた。第2週も新たに712人が患者となり、国が定める警報基準を大幅に超え続けている。
 ヘルパンギーナは、突然高熱が出て、のどに発疹ができるウイルス性の感染症。1~4歳がかかりやすいとされ、2~4日の潜伏期間を経て症状が表れる。重篤になることは少ないが、特効薬はなく、治療は対症療法が中心となる。
 県健康対策課によると、7日までの1週間、県内60の医療機関で診断された患者数は、昨夏の1週間あたりの最大患者数567人の1・35倍に。1機関あたりでは全国平均の4・17人を上回る12・78人となった。14日までの1週間でも1機関あたりでは11・87人となり、国の警報基準の1機関あたり6人を超え続けている。
 感染経路としては、患者のせきなどによる飛沫(ひまつ)感染や、便から排出されたウイルスを取り込んでしまう場合が多いという。同課の担当者は「手洗いやうがいを徹底してほしい」と注意を呼びかけている。【畠山哲郎】

熱中症で170人搬送 東京消防庁まとめ

2011年8月19日 提供:共同通信社
 東京消防庁管内で18日、熱中症とみられる症状で病院搬送された人は計170人に上ったことが、同庁のまとめで分かった。うち、東京都小金井市の住宅の廊下で倒れていた男性(82)は、病院への搬送時、意識のない状態だったという。
 多摩市の大妻多摩中学高等学校のグラウンドでは、ラクロス部の練習中だった女子中学生5人が体調不良を訴え、病院に運ばれた。運ばれたのは13歳が2人、14歳が3人。全員意識がはっきりしており、いずれも軽症のもよう。

母乳感染 白血病ウイルス… 授乳制限 進む新薬開発

2011年8月18日 提供:読売新聞
 主に母乳を介して感染する「HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)」の感染拡大防止を目指す国の協議会が7月、発足した。妊婦の感染検査と授乳制限による感染予防に取り組むとともに、このウイルスが原因で発症する成人T細胞白血病(ATL)などの治療法開発も進める。(竹内芳朗)
   ◇
 このウイルスは感染すると、体をばい菌などから守る白血球の一種(T細胞)にすみつく。T細胞は母乳にも含まれるため、母乳を通じて母親から赤ちゃんに感染することがある。感染者は全国に100万人以上いるとされる。
 国は2010年10月から、妊婦健診の際に、希望者全員が公費負担で、感染検査を受けられるようにした。血液検査を行い、感染がわかった場合には、母乳を制限するなどの指導を行う。
 ウイルスに感染している母親から半年以上母乳を与えられた場合の子供への感染率は、15-20%とされる。
 これに対し、人工乳や、搾乳後いったん24時間以上凍結させた母乳を用いると、感染率は約3%に低下する。感染がゼロにならないのは、母胎内で感染したためと考えられている。
 ただし、生後3か月間母乳を与えた後に、人工乳に切り替える方法でも、感染率は約2%に抑えられたとの報告もある。母乳を完全にやめなければならないかは、意見がわかれている。
 国は11年3月、母子保健の指導者向けに感染予防のQ&Aをまとめ、「それぞれの授乳方法について十分説明した上で、妊婦本人に選んでもらう」よう求めている。また、日本小児科学会も7月、「授乳方法は、子どもの健康状態や家庭環境などに応じて個々に選ばれるべき」との見解を示した。
 このウイルスに感染しても多くは無症状だが、40-60年の潜伏期間を経て5%の人がATLを発症したり、0・3%の人が、歩行機能などを損なう「HTLV-1関連脊髄症(HAM)」を発症したりする。
 ATLはウイルスがすみついたT細胞ががん化して発症する。急性型や慢性型など4タイプがあり、タイプと患者の年齢によって、抗がん剤や骨髄移植治療が行われる。通常より抗がん剤と放射線を弱めた「ミニ移植」は比較的年齢の高い50代後半-60歳代の患者に対し用いられる。
 従来の治療法に加え、新薬の開発も進められている。協和発酵キリン(東京)は、体内の免疫細胞がATL細胞を効果的に攻撃する「分子標的薬」で、患者26人を対象とした治験では13人に効果があったという。4月に承認申請され、通常の医薬品より優先的な対象として現在審査中だ。
 国は、11年度予算にHTLV-1関連の研究費として例年の4倍以上の10億円を計上。ATLやHAMの治療法開発を目指している。
 協議会メンバーの山野嘉久・聖マリアンナ医大准教授は「感染して不安を抱える妊婦のカウンセリング体制の充実など、やるべきことはたくさんあるが、対策をしっかり行えば、将来的にウイルスを根絶できる可能性は高い」と話す。
厚生労働省 HTLV-1感染予防のQ&A
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken16/dl/05_4.pdf

カネミ油症抑える食物33種、九大が研究成果

2011年8月19日 提供:読売新聞
 カネミ油症の症状を抑える可能性がある食物はトマト、レモン、大豆、赤ワイン……。カネミ油症の治療法を研究している九州大病院油症ダイオキシン研究診療センター(福岡市東区)が、こんな研究成果をまとめた。
 センターは、厚生労働省の全国油症治療研究班と連携し、ダイオキシン類を体外に排出する方法などを探してきたが、治療法は確立されていない。発生から43年たった今も、多くの患者が高濃度のダイオキシン類を体内に抱え、全身倦怠(けんたい)感や頭痛、四肢のしびれなどを訴えている。
 近年の研究で、ダイオキシン類は体内の細胞内にある受容体と呼ばれるたんぱく質と結びつくことで、初めて人体に毒性を及ぼすことが判明。一方で、トマトに含まれるナリンゲニンや、赤ワイン内のポリフェノールも、同様に受容体と結びつき、ダイオキシン類の付着を妨げることがわかった。
 古江増隆センター長は「こうした成分を持つ食物を摂取することで、ダイオキシン類の毒性を抑えられる可能性がある」と話す。
 センターはこうした効果が期待される33種の食物を列挙したパンフレット「油症の現況と治療の手引き」(B5判6ページ)を7月に作成。全国の認定患者約1400人に郵送し、センターのホームページでも見られるようにした。
【カネミ油症の症状を抑える可能性がある主な食物】トマト、ピーマン、春菊、ニンジン、ブロッコリー、カボチャ、ニラ、大根、大豆、ピーナツ、レモン、ウコン、そば、赤ワイン

鳥大病院の前立腺全摘ロボット手術、厚労省が先進医療に承認

2011年8月19日 提供:毎日新聞社
がん:鳥大病院の前立腺全摘ロボット手術、厚労省が先進医療に承認 /鳥取
 ◇保険適用で患者負担減る
 鳥取大医学部付属病院(米子市)が米国製の内視鏡手術ロボット「ダビンチS」を使ってがん患者に行っている前立腺全摘出手術が、厚生労働省から先進医療として承認された。同ロボットによる先進医療の承認は前立腺がんが先行して行われており、承認は東京医大、岡山大などに次いで4施設目という。
 17日に記者会見した同病院によると、これまで同ロボットによる手術費用、約2週間の入院費用計約128万円は全額患者負担だったが、先進医療の承認によって健康保険が適用され約100万円に減額される。さらに、患者が先進医療特約の生命保険に契約していれば、同ロボット費用86万円が減額されるという。
 同ロボットは現在、大学病院などで23台導入されている。同病院は昨年8月に導入し、これまでに計55例の手術を行い、26例が前立腺がん。すべて成功しており、今月1日付で先進医療として承認された。手術時間など患者への負担は、従来の開腹手術と比べて大幅に改善されたという。北野博也院長は「ほかの病気についても先進医療承認を目指し、手術ロボットによる実績を増やしていく」と語った。【小松原弘人】

75歳男性死亡、熱中症か エアコン設置工事直前に

2011年8月19日 提供:共同通信社
 18日午前10時ごろ、川崎市多摩区の無職男性(75)が自宅のベッド横でうつぶせに倒れているのを、訪問した介護ヘルパーの女性(52)が発見した。通報を受けた多摩署員らが駆けつけたが、男性は既に死亡していた。
 同署によると、発見時の室温は36度で、熱中症で死亡したとみられる。男性宅は18日にエアコンの取り付け工事をする予定だった。
 男性は1人暮らし。16日にも自宅で倒れ、熱中症と診断されて手当てを受けた。17日にヘルパーが訪れた時は変わった様子はなかったという。

(高知)「がん患者」出版 鳥越俊太郎さん 治療の細部大事に

2011年8月19日 提供:読売新聞
 がん手術を乗り越えて活躍するジャーナリストの鳥越俊太郎さん(71)が、闘病体験を「がん患者」(講談社)にまとめ、出版。「第61回高知市夏季大学」では2005年の発覚から4度の手術、退院後の生活などについて振り返り、「自分に関係ないという考えはやめ、定期的な検査で見つけることが大切」と訴えた。がんと闘い続ける鳥越さんに、著書について聞いた。(升田祥太朗)
 --執筆の動機は
 書くなら、5年生存してからと思っていた。最初の大腸がん手術から5年過ぎた2010年10月、執刀医から電話をもらい、執筆を始めた。がん患者になるとはどういうことか、自分の記録を出来るだけ客観的な形で残したかった。がんでない人の参考になるような本にしたいと。がん患者の事実を書きたかった。
 --具体的には
 がんに関する本はたくさんあるが、例えば大腸の内視鏡検査の際に、下剤を2リットル飲んで腸内を空っぽにしたり、首に栄養補給のカテーテル(管)を通したりすることは、実際に治療を受けるまで知らなかった。患者にとってはすごく負担が大きく、それが「がん患者」になるということ。そうしたディテール(細部)を大事にした。
 --がんで亡くなった身近な人の話も盛り込んだ
 (大腸がんだった)いとこの場合、同じ部位に出来たがんなのに、手術のやり方が違っていた。なぜ差が出るのか考える必要があると思った。
 --読者の反応は
 私が明るく前向きに生きていると思う人も多いが、それだけではない。がんになることは、自分の死と向き合うということ。死生観を問われた。
 --闘病生活で励みになったことは
 渡哲也さんの存在に励まされた。同じ直腸がんの手術をしながら、俳優として元気に仕事をされているのを見ると、希望が持てる。この本を読む人にも「鳥越さんは4度も手術して元気なんだから、死ぬわけじゃないんだな」と思ってもらえればうれしい。
 --高知では、飲酒で体調を崩す人も多いと聞く
 私が感じた最初の異常はビールがおいしくなくなったこと。酒がまずいってことは体が変調を来している時だから、人間ドックに行くべき。見つかれば手術すればいい。

##私は、5年生存は評価できますが、その間に4回もがんを発症していることが重大だと思います。
手術より、食生活、生活習慣を改めるほうが重要だと思います。70代になっているのだから、精神ストレスから解放するべきです。

新型インフル、未成年死者の7割が発症3日以内

2011年8月18日 提供:読売新聞
 2009-10年に新型として流行したインフルエンザA09年型で死亡した子供のうち、約7割は発症後すぐに悪化して3日以内に命を落としていたことが、厚生労働省研究班の調査でわかった。
 研究班は「発症直後から手の施しようがない例が多く、死亡を避けるには予防接種などで感染を防ぐことが大切だ」と注意を促している。
 研究班は、10年3月までに国内で死亡した合計198人のうち20歳未満の41人について、主治医に面会して病状の変化などを調査した。このうち約8割にあたる34人は発症当日から翌日にかけて症状が急変しており、約7割の28人は3日以内に亡くなった。
 死因は、直接の死因を特定できないまま心肺停止に至った症例と、急性脳症が各15例で大半を占めた。調査した順天堂大学の奥村彰久准教授(小児科)は「季節性インフルエンザも傾向は似ており、注意が必要だ」と話している。

パッションフルーツに「体内時計」遅らせる働き

2011年8月18日 提供:読売新聞
 パッションフルーツなどから抽出した物質に、体の機能を調整する「体内時計」の周期を遅らせる働きがあることが、産業技術総合研究所の大西芳秋主任研究員らの研究で分かった。
 食物から抽出した物質とあって、安全性の高い時差ボケの治療薬の研究につながる成果として注目されている。英国の科学誌「バイオサイエンス・レポート」(電子版)に掲載された。
 体内時計を遅らせる効果が見つかったのは、ハルミンという有機化合物。これが豊富に含まれるパッションフルーツやパッションフラワーには古くから鎮静、睡眠導入効果があると言われていた。
 大西さんらは、マウスの細胞に蛍の発光遺伝子などを組み込み、体内時計によって約24時間周期で光り方が変わる細胞を作製。これにハルミンを加えて観察したところ、体内時計をつかさどる遺伝子の効果が増強され、約30時間周期へと遅らせる効果が分かった。大西さんは「体内時計を制御するメカニズムはかなり解明されつつあり、ハルミンをさらに調べて時差ボケ予防に役立てたい」と話している。

ビフィズス菌で長生きに マウスで確認、京都大

2011年8月18日 提供:共同通信社
 京都大や協同乳業などのグループは17日、ビフィズス菌「LKM512」をマウスに与えると、与えないマウスよりも寿命が延びたとする研究成果を発表した。米科学誌プロスワン電子版に掲載された。
 研究では、マウスに市販のヨーグルト約150ccに含まれる量の菌を水に溶かして週3回投与。人の年齢で約70歳の時の生存率は菌を与えたマウスが約80%、生理食塩水を与えたマウスが約30%となり、大きな差が出た。菌を与えたマウスは毛並みも良く、外見も若々しい印象になるなどの効果も見られたという。
 菌を与えると、大腸内でポリアミンという成分が増えて、大腸の老化抑制、抗炎症の促進などの効果があった。菌を与えずに育てたマウスの約20%に発生した腫瘍や潰瘍などの症状もほとんどなかった。
 京都大の芦田久(あしだ・ひさし)准教授(応用微生物学)は「他のビフィズス菌でも効果はあると思われる。LKM512の効果が十分でない個体も出現しており、今後はより確実に効果を発揮できるような技術開発につなげたい」と話している。

魚を食べれば糖尿病予防 ただし男性のみ… 国立がんセンター調査

2011年8月18日 提供:毎日新聞社
糖尿病:魚を食べれば予防 ただし男性のみ…--国立がんセンター調査
 魚を多く食べる男性ほど、糖尿病になる危険性が低くなるとの調査結果を、国立がん研究センターなどのチームが17日、発表した。米臨床栄養雑誌(電子版)に掲載された。
 調査は95年と98年に実施。対象は45~74歳の男女計5万2680人で、魚介類を食べる頻度や量、種類を尋ね、摂取量が少ない人から順番に並べ4群に分類。各群の真ん中に位置する人の1日当たりの摂取量は、男性の場合(1)36・6グラム(2)65グラム(3)100・8グラム(4)171・7グラムとなった。
 追跡調査の結果、それぞれ5年後に糖尿病を発症していた人は男性572人、女性399人。各群の発症者の割合(発症率)は、男性で(1)2・9%(2)2・5%(3)2・4%(4)2・2%――となり、摂取量が多い群ほど発症率が低い傾向があった。発症リスクを計算したところ、摂取量が最多の(4)は最少の(1)より約3割低かった。一方、女性は摂取量と発症リスクに相関関係が見られなかった。
 魚の種類によっても違いが見られ、小・中型の魚(アジ、イワシ、サンマ、サバ、ウナギなど)と、脂の多い魚(サケ、アジ、イワシ、サンマ、タイ類など)を多く食べる男性ほど発症リスクが低下することも分かった。マグロ、カツオ、タラなどに代表される、大型で脂が少ない魚では、摂取量と発症リスクの関連は確認されなかった。
 チームの南里明子・国立国際医療研究センター栄養疫学研究室長によると、魚の脂などに多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)、ビタミンDなどが、糖尿病を防ぐインスリンの量や効きやすさに良い効果を与えた可能性がある。女性で差が見られなかった理由として、糖尿病発症を抑える栄養素が男女で異なることや、女性は男性に比べ体脂肪が多いため、魚に蓄積された水銀などの環境汚染物質を体内に取り込みやすく、魚の栄養効果を打ち消した可能性もあるとしている。【藤野基文】

細胞の超微小構造見えた 新型顕微鏡で生きたまま

2011年8月18日 提供:共同通信社
 新たに開発した顕微鏡で、細胞内の非常に小さなミトコンドリアなどの小器官を生きたまま観察することに世界で初めて成功したと、日本原子力研究開発機構(京都府)と奈良女子大のチームが17日、発表した。
 開発したのは、波長が紫外線よりも短くエックス線よりも長い電磁波「軟エックス線」を使ったレーザープラズマ軟エックス線顕微鏡。90ナノメートル(ナノは10億分の1)の微小構造も蛍光物質などを使わずに観察可能という。
 光学顕微鏡の解像度は原理的に数百ナノメートルが限界で、細胞の活動に必要なエネルギーをつくるミトコンドリアは観察できず、電子顕微鏡では細胞を殺して乾燥させる必要があった。
 チームは、水に吸収されにくい軟エックス線の特徴に着目。高強度のレーザーを金の薄い膜にあてるとできるプラズマから軟エックス線を発生させた。カメラのフィルムにあたる感光材上で培養した細胞に0・6ナノ秒というごく一瞬、軟エックス線を照射してミトコンドリアを撮影した。
 原子力機構の加道雅孝(かどう・まさたか)サブリーダーは「『夢の顕微鏡』とも言われ、生命現象による細胞内の変化を見られる。細胞への放射線の影響を調べる研究や、がんなど医療の分野でも利用できるかもしれない」としている。

小林製薬 傷痕目立たなくする塗り薬、好調 「夏は薄着で…」購入の9割女性

2011年8月18日 提供:毎日新聞社
小林製薬:傷痕目立たなくする塗り薬、好調 「夏は薄着で…」購入の9割女性
 やけどやけがの痕を目立たなくする小林製薬の塗り薬「アットノン」が、3月の発売から7月までの4カ月間で年間売り上げ目標の6億5000万円を突破した。自転車で転倒してけがをした女性社員が開発のきっかけ。「夏らしく薄着のファッションを楽しみたい」という女性の願いをすくい取り、新市場の開拓に成功した。
 傷痕が残るのは、傷の部位の血行が悪くなり、皮膚の細胞がコラーゲンを過剰に作るのが原因という。そこで、血行を良くして皮膚の新陳代謝を高める物質「ヘパリン」を主要成分にした。べたつかない透明なジェル状で、希望小売価格は15グラム1365円(消費税込み)。
 06年、ひざに軽傷を負った女性社員が同僚に「市販の軟こうだと痕が残る」と不満をもらしたのが研究員の耳に入り、商品化の検討に入った。07年2月にホームページでアンケートを行うと、傷痕対策に「何もしない」が64%と、「軟こうを塗る」(17%)、「ばんそうこうで隠す」(10%)などを引き離した。「何もしない人が大半なのは、傷痕対策の薬がないから。市場はある」と判断し、開発に乗り出した。
 購入客の約9割が女性。塗って2、3週間後に傷痕がほとんど消えたとの声が寄せられているという。【新宮達】

JICAとゲイツ財団提携 ポリオ撲滅で円借款

2011年8月18日 提供:共同通信社
 世界的に発生件数が多いパキスタンのポリオ(小児まひ)撲滅に、国際協力機構(JICA)と米マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏が設立した財団が連携して取り組むことを正式に決め、18日に締結式を行った。
 米国のシアトルと東京をテレビ会議システムでつなぎ、ゲイツ氏とJICAの緒方貞子(おがた・さだこ)理事長が合意文書に署名。ゲイツ氏はあいさつで東日本大震災に触れ「救いが必要な時に他者を助けるという一貫した姿勢を持つ日本国民に敬意を表する。ポリオが過去の疾病であると宣言する日が来ることを願う」と述べた。
 政府がJICAを通じ、途上国向けの長期低利融資である円借款を活用して、ワクチン調達や接種などのために49億9300万円を上限に貸し付ける計画。通常は途上国側に返済義務が生じるが、今回はパキスタン国内の5歳未満児の9割に接種するなど一定の成果を達成すれば、ゲイツ財団が代わりに返済する。

2型糖尿病の仕組み解明 熊本大、特定遺伝子が変異

2011年8月17日 提供:共同通信社
 熊本大大学院の富沢一仁(とみざわ・かずひと)教授(分子生理学)の研究グループは、日本人に多くみられる肥満を伴わない2型糖尿病について、特定の遺伝子が変異し、血糖値を下げるインスリンの分泌が悪くなっているのが原因の一つであることを解明、16日付の米医学誌電子版に発表した。
 グループは「変異した遺伝子の働きを補えるような治療薬の開発につながる」と期待している。
 特定の遺伝子は「CDKAL1」。アジア人の約4人に1人で変異が確認されているが、欧米人は1割程度にとどまる。
 グループは、変異させた遺伝子によるマウス実験で、肥満でなくても糖尿病にかかることを確認。遺伝子が変異すると、異常なインスリンができやすくなり、正常なインスリン分泌を妨げることも判明した。
 2型は、膵臓(すいぞう)の細胞が破壊されインスリンの分泌ができなくなる1型とは違い、インスリンの分泌量が十分でないため発症する。
 日本人は糖尿病患者の約9割が2型。肥満でないのに糖尿病になるメカニズムはこれまで解明できていなかったという。

熱中症搬送7071人 1週間では今年最悪

2011年8月17日 提供:共同通信社
 熱中症で8月8~14日に病院に搬送された人は、全国で7071人に達し、1週間の人数としては今年最悪となったことが16日、総務省消防庁の速報値で分かった。うち8府県の15人が亡くなった。これまでの最多は7月11~17日の6985人だった。最高気温35度以上の猛暑日に見舞われた地域が全国的に多かったためとみられる。
 消防庁は「最近、野外イベントなどで多数の熱中症患者が出ている。主催者は観客の体調管理に十分配慮してほしい」と呼び掛けている。
 速報値によると、都道府県別で搬送者数が最も多かったのは東京の727人で、埼玉586人、愛知504人と続いた。年齢別では65歳以上の高齢者が44%を占め、18歳以上65歳未満が45%だった。
 一方、5月30日から8月14日までの累計搬送者数は3万5436人に上り、死者は61人。都道府県別で人口10万人当たりの搬送数が多かったのは群馬、鳥取の42人、和歌山の40人、三重や岡山、愛知の38人などだった。

妊婦の脳卒中が急増 「医療新世紀」

2011年8月16日 提供:共同通信社
 米国で脳卒中または一過性脳虚血発作で入院した妊婦と出産3カ月後までの母親が、12年間で1・5倍に急増したとの調査結果を、米疾病対策センター(CDC)の研究チームが米心臓協会の専門誌に発表した。
 入院患者数は、1994~95年に約4100人だったのが、2006~07年には約6300人に増えた。心臓病や高血圧と関連する肥満の増加が原因とみている。
 米国では年間400万人の出産があるため、発症数自体は多くないが、研究チームは上昇率が高いとして「深刻に受け止めるべき事態だ」と警告している。
 米国では近年、脳卒中発症の若年化が報告されているという。

脳卒中まひ、数年後も改善 健康な側の脳活動を抑制 磁気刺激治療法を開発 「医療新世紀」

2011年8月16日 提供:共同通信社
 脳卒中でまひした身体は、リハビリテーションなどで回復するのは3、4カ月までで、それ以降は改善しないというのが通説だ。しかし、左右の脳のうち健康な側の活動を磁気の刺激で抑制し、損傷を受けた側の機能を引き出す「経頭蓋磁気刺激治療(TMS治療)」を慈恵医大の安保雅博(あぼ・まさひろ)教授らのチームが開発。リハビリと組み合わせることで、発症後数年たった患者でも、状態を改善できる画期的な治療法として注目を集めている。
 ▽時間短縮
 千葉県に住む平間一道(ひらま・かずみち)さん(66)は4年前に脳梗塞を発症し、脳に酸素を供給するための高圧酸素療法を受けたが、右半身不随の症状が残った。リハビリ病院での半年の訓練と、その後の施設での週2回のリハビリを続けたが、右手で物をつかむことはできず、辛うじて歩ける状態からは改善しなかった。
 テレビ番組でTMS治療を知り、慈恵医大で受診。ことし6月下旬から2週間の日程で、同大と提携している東京病院(東京都中野区)に入院して治療を受けた。
 治療は、磁気を発生する装置を頭に当てる20分間の磁気刺激と1時間のリハビリ、1時間の自主訓練のセットを毎日、午前と午後に繰り返す。1週間は変化がなかったが、10日目ごろから指や肘が真っすぐに伸びるようになった。治療が終わるころには各指を動かし、本のページをめくれるように。肘も肩より上に上がるようになった。
 おはじきをつまんで移動させるなどの検査で、ほとんどの動作が入院前の3分の1の時間でできるようになった。「動く兆しが出てきた。訓練を続け、文字を書けるようになりたい」と平間さんは笑顔で話す。
 ▽バランス
 脳卒中は、脳の血管に血栓が詰まる脳梗塞と、脳の血管が破れる脳出血などがあり、日本人の死因ではがん、心臓病に次いで第3位だ。死に至らなくても、半身まひなどが残ることが多い。脳の左側が損傷すると右半身に、右側が損傷すると左半身にまひが現れる。
 磁気刺激は、毎秒5回以上の頻度で行うと刺激した部分の脳が活性化し、1回以下の低頻度で行うと逆に活動が抑制されることが磁気共鳴画像装置(MRI)を使った研究で分かっている。
 安保教授は動物実験などで、損傷したのと反対側の脳の活動を磁気で抑制すると、損傷を受けた部位の周辺では逆に活動が活発化することを突き止め、治療に応用した。
 安保教授は「脳が損傷すると、その活動を補おうとして健康な側の脳が頑張る。頑張りすぎて筋肉がこわばったり、損傷側の脳の活動を邪魔したりする。頑張りを抑えることで、左右の脳のバランスが良くなる。良くなった時に集中的に訓練をすると、動きが出てくる」と説明する。
 ▽全員改善
 現在のところ、治療対象は手や腕などの上肢のまひで、少なくとも親指、人さし指、中指の曲げ伸ばしがゆっくりでもできることなどが条件。上肢の動きをつかさどる脳の領域は表面にあって磁気を当てやすいこと、完全に損傷してまったく動かせないと回復は難しいことなどが理由だ。
 東京病院では2010年6月から11年4月までに、発症後の期間が平均4年8カ月の患者35人に治療を実施。2週間の治療後に行った評価テストでは、全員に手や指が動かしやすくなったり、関節が柔らかくなったりするなど何らかの改善がみられた。入院後は自宅で訓練を続けることで効果が持続するという。
 安保教授によると、肘が肩の高さまでしか上がらず、指も大きく開かなかった患者が発症10年後に治療を受け、ゴルフができるまでに回復した症例もあるという。
 TMS治療は、慈恵医大を含め全国8病院で実施している。

発症を予防するには。 医療&健康ナビ 脳梗塞/上

2011年8月14日 提供:毎日新聞社
医療&健康ナビ:脳梗塞/上 発症を予防するには。
 ◇前兆逃さず治療開始
 がん、心筋梗塞(こうそく)に次いで、日本人の死亡原因の第3位、寝たきりになる原因では1位を占める脳卒中。脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の総称だが、うち約75%を占めるのが、脳の血管が詰まって神経細胞が壊死(えし)する脳梗塞だ。前触れ段階での効果的な予防的措置に加え、新しい薬や医療器具の登場が相次ぐ脳梗塞治療の現場を取材した。
 ◇小渕元首相も
 2000年4月、小渕恵三首相(当時)が記者の取材を受けている最中、言葉が途切れる様子がテレビに映し出された。その夜、小渕首相は脳梗塞で倒れ、東京都内の大学病院に緊急入院。約1カ月後に亡くなった。
 「あれは恐らく一過性脳虚血発作(TIA)。直後に適切な治療が行えればよかったが、当時はまだTIAに対する知識が十分でなかった」。国立病院機構九州医療センターの岡田靖・臨床研究センター長は指摘する。
 TIAは、頸(けい)動脈など太い血管にできた血の塊(プラーク)の一部が血流で流され、細い脳の血管に詰まることで発症する。舌がもつれ言葉が一時的に出なくなったり、片側の腕の力が抜けたり、視界が暗くなったりというのが代表的な症状だ。血栓は自然に溶けて血流が再開するため、症状は数分~十数分で消失するが、依然プラークは残るため、その後再び脳の血管が詰まり、3カ月以内に15~20%の人が、さらにその半数が48時間以内に脳梗塞を発症する。
 TIAの症状は、1960年代から知られていた。しかしすぐ元に戻るため、医師の間でも「鎮痛薬を処方しておけば大丈夫」と考えられていた。07年に大規模な研究成果が英医学誌に発表され、TIAは脳梗塞の前兆という認識が広がった。
 日本でも09年に改訂された「脳卒中治療ガイドライン」で、TIA患者に対する「グレードA」の「行うよう強く勧められる」措置として、「脳梗塞発症予防のための治療を直ちに開始しなくてはならない」という記述が加えられた。
 ◇専門病院と連携
 前兆の段階で患者を救えるかどうかは、最初に診察に当たるかかりつけ医がTIAと判断できるかどうかにかかっている。
 九州医療センターでは08年に福岡市医師会がつくった連携協議会を活用し、かかりつけ医を受診したTIA患者の診療を専門病院が支援する体制をとっている。6月に同センターを受診した60歳代の女性は、ダンス中に15分ほど右側の視野が見えにくくなり、最初にかかりつけ医を受診。その後眼科に回されたが、異常が見つからなかったため、医師が同センターを紹介した。同センターで頸動脈エコーなどを検査した結果、TIAと診断された。女性は「バスで病院まで来たくらい元気なのに、どうして入院なのか」と不満そうだったが、岡田さんらが「直ちに抗血栓治療をしないと今夜にも危なくなる」と説得したという。
 ◇欧米では診断指標
 血圧や問診でTIAを把握する方法で代表的なのが、07年に考案され欧米で利用されている「ABC2Dスコア」という診断の指標だ。A(age=年齢)B(blood pressure=血圧)C(clinical features=神経学的所見)D(duration=継続時間)D(diabetes=糖尿病)の5項目で症状を点数化し、合計によって脳梗塞発症のリスクを評価する。
 日本でも、5項目の評価で3~4点以上あれば、TIAの可能性があるという。東京女子医大の内山真一郎教授(神経内科)は「TIAを見逃さずとらえることの重要性はかかりつけ医だけでなく、患者や家族にも十分認識してもらう必要がある」と指摘する。
 欧米では、TIA患者を24時間態勢で受け入れるTIAクリニックの整備が進められている。岡田さんは「TIAは脳梗塞になるかどうかの崖っぷちの段階。崖から落ちてしまえば、生命の危険もあるし、一命を取り留めても、リハビリなどで高額の医療費がかかる。その手前で食い止める『崖っぷち予防』が今後重要になる」と話している。【MMJ編集部・高野聡】

動物セラピーの支援訴える 岡山でシンポジウム

2011年8月15日 提供:共同通信社
 犬などを治療やリハビリに役立てるアニマルセラピーの現状と課題を話し合うシンポジウムが13日、岡山市で開かれた。現場の人や大学教授らが参加し「治療効果をどう証明するか」「経済的な支援はどうするか」などの意見が挙がった。
 犬を介護施設などに派遣するドッグセラピーに取り組む「介護高齢者ドッグセラピー普及協会」(同市)が主催。
 ドッグセラピーは日本で1993年に導入され、同協会はこれまで約440の症例を扱ってきた。会場では認知症患者が犬と触れ合うことで、暴言などの症状が緩和した例を紹介した。
 同協会の生長豊健(いけなが・とよたけ)理事長は「効果ははっきりしているのに制度的な支援はない。介護保険の枠組みに加えてほしい」と訴え、厚労省老健局の担当者は「まずは全国でも症例を集めてもらった上で評価したい」と話した。

真健康論 第5回 水分とって「ごみ」を出す=當瀬規嗣

2011年8月14日 提供:毎日新聞社
真健康論:第5回 水分とって「ごみ」を出す=當瀬規嗣
 おしっこが順調なのは健康な証拠と誰でも考えていると思います。1日におしっこが4~6回ぐらいあるのが一般的でしょうか。では、そもそもおしっこがどのような役割を持っているのか、お分かりでしょうか。
 おしっこの原料は血液です。腎臓は血液の中から水分を取り出して、それをおしっことします。目的は、血液の中に溶けている老廃物を、おしっこに混ぜて捨てるためです。
 私たちの体は60兆個もの細胞でできています。細胞は生きていくために代謝、つまり栄養素を分解してエネルギーに変えて消費します。その過程で、老廃物、いわゆるごみが出ます。
 細胞はごみを抱えていると、働きが弱ってしまったり、壊れてしまったりするので、血液に常にごみ出しをするのです。体中の細胞がごみを出すので、放っておけば血液はごみでいっぱいになります。そこで、血液中のごみを腎臓で取り出し、おしっことして捨てているのです。
 ですから、もしも、おしっこが全く出なくなると、体中ごみだらけになって、細胞は次々と壊れてしまい、人は1日程度しか生きられないとされています。なので、おしっこはドンドン出すべきですが、そのおしっこの量は、摂取する水分量に左右されます。水分量が少なければ、腎臓は体の水分不足を防ぐためにおしっこの量を減らします。
 でも、ごみはそんなことに関係なくドンドン出てくるので、外に出さなければなりません。そこで、腎臓はごみがたくさん溶けた「濃いおしっこ」を出します。暑いさなか、大汗をかいた後に出てくるおしっこは色が濃く、量は少ないものですが、これが濃いおしっこの正体です。一方、水分の摂取が多すぎると、今度は、血液が薄まるのを避けるため、腎臓は積極的に水分をおしっこに出します。ごみの量はあまり変わらないので、「うすいおしっこ」が大量に出てきます。
 最近、夜中にトイレに立ちたくなくて、水分を控えるお年寄りが多いと聞きました。おしっこが少なくても、すぐに害はないかもしれませんが、濃いおしっこを作るために腎臓に負担をかけています。やはり水分は多めにとり、たくさんおしっこを出す方が健康的だと思います。(とうせ・のりつぐ=札幌医科大教授)

AED設置を義務付けへ 日本陸連理事会

2011年8月15日 提供:共同通信社
 日本陸連は12日、東京都内で理事会を開き、競技場内で行うトラック、フィールド種目で自動体外式除細動器(AED)設置の義務付けと、操作方法を周知徹底する方針を打ち出した。
 これまで、マラソンや駅伝などのロードレースでは伴走車両などにAEDを設置していたが、サッカー元日本代表の松田直樹(まつだ・なおき)さんの死去を受け、突然の心停止状態に陥るケースが少ない競技場内でもAED常備を検討する。日本陸連の山沢文裕(やまさわ・ふみひろ)医事委員長は「審判員にも講習を受けてもらい、全審判員が使用できるようにしたい」と将来的な見通しを語った。

血液凝固阻止剤で注意喚起 3月以降に死亡5例報告

2011年8月15日 提供:共同通信社
 厚生労働省は12日、血栓をできにくくする血液凝固阻止剤の「プラザキサカプセル」を服用した70代以上の患者5人が、消化管出血など因果関係の否定できない重い出血性の副作用で死亡したと発表した。今年3月に販売され、推定で約6万4千人が使っている。
 同省は、製造販売業者の「日本ベーリンガーインゲルハイム」(東京)に対し、投与に当たって腎機能検査を行うよう使用上の注意を改訂することや、医療機関などへの速やかな情報提供を指示した。
 服用中の患者には、鼻血や歯茎、皮下の出血、血尿、血便などに注意し、出血があったらただちに医師に連絡するよう求めている。
 厚労省によると、この薬は非弁膜症性心房細動の患者で脳卒中などを防ぐ効果があるが、腎臓の機能が低下していると、排せつされずに血液中の濃度が高まり、出血した場合に血が止まりにくくなる。死亡の5人のうち4人は消化管出血があり、もう1人は多数の皮下出血がみられた。ほかに76例の重い出血の報告があった。

病院の「品定め」可能に Dr.中川のがんの時代を暮らす/5

2011年8月14日 提供:毎日新聞社
Dr.中川のがんの時代を暮らす:/5 病院の「品定め」可能に
 「世界一のがん大国」であるにもかかわらず、日本では、がんに関するデータを集計してがん治療に生かす「がん登録」が遅れていました。このため、患者が病院を選ぶときに参考にできるデータがほとんどない状態になり、ちまたにはあやしい「病院ランキング本」が出回ることになってきました。
 先月末、国立がん研究センターは画期的なデータの公開に踏み切りました。08年の「がん診療連携拠点病院」のがん登録データの公表で、これまでのような都道府県単位の集計結果だけでなく、拠点病院ごとのデータを明らかにしたのです。
 がん診療連携拠点病院は、質の高いがん医療を提供することを目的に厚生労働相が指定した「地域のがん診療の拠点」となる病院のことで、08年時点で全国377施設(現在は388施設)が指定されています。そのうち、359施設の総数約43万人(08年の新規がん患者の約6割にあたる)のがん患者の、がんの種類や進行度、治療方法などの集計データが公表されました。これで、各病院の治療の実態をある程度つかむことができ、病院の「品定め」も可能となってきました。
 今後、がん登録がさらに充実すれば、自分にあった治療を家の近くで受けるにはどの病院に行ったらよいか、などの判断基準になるはずです。病院側もうかうかできませんから、切磋琢磨(せっさたくま)が進むでしょう。
 さて、病院にも患者さんにも大きなメリットをもたらすがん登録制度の先駆けが、広島・長崎の原爆被爆者の調査だったことはあまり知られていません。放射線被ばくが一定の量を超えると発がん率が直線的に増えることが分かっていますが、これは、広島・長崎の原爆被爆者を調査したデータに基づいています。
 原爆の場合、被ばく量は爆心地からの距離でほぼ決まります。被爆時にどこにいたかを聞き、その後、がんを発症したかどうかを調査したことによって、被ばく量とがんとの精度のよいデータが得られたのです。広島・長崎の被爆者の犠牲とがん登録によって、私たちは放射線の人体への影響について貴重なデータを手にしたといえます。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)

阪大・微研のマラリアワクチン、子どもに効果

2011年8月13日 提供:読売新聞
 大阪大微生物病研究所の堀井俊宏教授らが開発したマラリアワクチンは、子ども(6-10歳)に接種した場合、血液中で病原体のマラリア原虫を攻撃する免疫物質(抗体)を大量に増やすことが、アフリカ・ウガンダで行った臨床試験で確認された。
 マラリアで死亡する患者の9割は子どもで占められる。堀井教授らは安全性や効果を確認する試験を行った上で、子どもの発症を防ぐワクチンの世界初の実用化を目指す。
 試験は、最大規模のマラリア流行地のウガンダで昨年5月から実施。ワクチンの安全性を確認するために、6-40歳の140人に接種した。抗体も測ったところ、11歳以上ではほとんど増えなかったが、6-10歳では、11人中8人で接種前の2・5-60倍に増えた。
 堀井教授らは、来年にも乳幼児(0-5歳)で安全性と効果を確認する臨床試験をウガンダで始める予定。
 11歳以上で抗体が増えないのは、幼少期からの感染の繰り返しで、免疫が反応しなくなったとみられる。
 堀井教授は「感染歴の少ない子どもでこれほど抗体が増えたのは朗報。接種と自然感染の相乗作用でより強い効果が期待できる」と話している。

やはり生命は宇宙から…隕石からDNA成分発見

2011年8月13日 提供:読売新聞
 【ワシントン=山田哲朗】米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが、生命の設計図であるDNA(デオキシリボ核酸)の成分のアデニンとグアニンを隕石(いんせき)から発見し、米科学アカデミー紀要(PNAS)で発表した。
 生命の重要な素材が地球外で作られることを示す結果で、生命や生命の材料が宇宙で誕生し、隕石や彗星(すいせい)に乗って地球に降り注いだという仮説を支持するという。研究チームは南極などで見つかった隕石12個の成分を分析し、DNAを構成する「塩基」であるアデニンとグアニンなどを見つけた。地球に落ちた隕石を巡る議論では、地上の物質が付着した可能性が捨てきれないが、今回は周囲の氷などに含まれない分子が隕石から見つかり、研究チームは「落下後に混入したものではない」と判断した。

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