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20120801~

カテーテル使い高血圧治療 腎臓の交感神経を遮断 自治医大などで治験

共同通信社 8月17日(金) 配信

 カテーテルと呼ばれる細い管を血管に差し込んで腎臓の交感神経を遮断する新しい高血圧治療の治験が、17日までに自治医大病院(栃木県)などで始まった。海外では重い高血圧症患者でも最高血圧が半年後に平均約30も下がったとの報告があり、画期的な治療法になる可能性があるとして注目されている。

 新しい手法は「腎デナベーション(除神経)」。活動している時に働く交感神経は、腎動脈の表面を通り、脳と腎臓の間で血圧を調整する信号を伝えている。新手法はカテーテルを太ももの動脈から腎動脈まで通し、先端から高周波電流を流して外側の交感神経を数カ所、加熱して遮断する。

 所要時間は約40分。治験は、利尿剤を含めて3種類以上の降圧薬を飲んでも最高血圧が160以上の重症者を対象にしている。

 海外の過去3年の実績では副作用はほとんどなく、効果が続いているという。専用の装置が公的に承認された欧州を中心に4千例以上が実施された。約10%の患者には効かず、その理由が分からないことや、効果があった場合でも薬を完全にはやめられないといった課題がある。

 高血圧は脳卒中や心筋梗塞などにつながる。国内の高血圧人口は推定で4千万人とされ、最も患者数の多い病気だ。専門家は「薬に頼るこれまでとは次元の異なる、理想的な治療になる可能性がある」と期待する。

 治験は安全性と有効性を確認するのが目的で、ほかに湘南鎌倉総合病院(神奈川県)などが参加。2016年までに約100人に計画している。

 この交感神経を外科手術で切断すると血圧が下がることが1930年代から知られていたが、別の神経も傷つけてしまうことがあった。血圧が下がる詳細な仕組みは分かっていないという。

発想異なる治療法  識者談話

共同通信社 8月17日(金) 配信

 日本高血圧学会理事の木村玄次郎(きむら・げんじろう)・名古屋市立大大学院教授の話 高血圧の治療は、生活習慣の改善を除き、ほとんどは薬に頼っている。カテーテルのように装置を使って治すのは完全な発想の転換だ。カテーテルで治せれば理想的で、これまでとはまったく次元の異なる治療法になる可能性がある。治験は重症者が対象だが、長期的な安全性が確認されれば、将来は軽症者への適用も視野に入るかもしれない。

早期前立腺がん、手術しなくても死亡率に差なし

読売新聞 8月17日(金) 配信

 検診で見つかった早期の前立腺がんは、手術をしても手術をせずに経過観察しても、死亡率に差はないとの調査結果を米ミネソタ大学などのグループがまとめ、米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表した。

 前立腺がん検診は、前立腺で作られて、がんになると血中にもれるたんぱく質「PSA」の量を調べる。無症状の小さながんを見つけることができるが、すぐに進行せず、寿命に影響しないがんも多い。手術によって性機能が失われるなどの不利益もあり、すぐに手術すべきかどうか世界で議論になっている。

 研究グループは、1994年から2002年にPSA検診でがんが疑われ、転移のない前立腺がんが見つかった患者731人を、手術群と経過観察群に分けて10年1月まで追跡した。経過観察群も症状が悪化したケースは手術した。

 その結果、全死因を含めた死亡率は手術群が47・0%、経過観察群が49・9%と、統計的に意味のある差はなかった。前立腺がんに限った死亡率も5・8%と8・4%で有意な差はなかった。ただ、PSA値10以上と高かった人に限れば、手術で死亡率が有意に低下した。

 国立がん研究センターの浜島ちさと室長は「北欧の研究では早期でも手術の有効性が出ていたが、PSA検診が普及し、より早期のがんが見つかる米国では有効性は確認できなかった。医師は患者に様々な研究結果があることを伝え、治療法選択の判断材料にするべきだ」と話している。

「男性用避妊薬」に道 マウスで効果確認

共同通信社 8月17日(金) 配信

 【ワシントン共同】精巣でつくられる精子の数や運動能力を大きく下げる効果がある物質を、米ベイラー医大などのチームがマウスの実験で見つけ、米科学誌セル電子版に16日発表した。

 効き目が素早く、男性ホルモンの働きや性衝動に影響しないのが特長。チームは「人でも似た仕組みが働いており同様の効果が期待できる」としており、これまで実現が難しかった男性用避妊薬の開発を目指している。

 チームは、がん研究の過程で見つかったJQ1という物質に着目。精子をつくる際に働くタンパク質を邪魔する作用があり、雄のマウスに投与すると精子の数が大幅に減って動きが鈍くなり、雌を妊娠させる能力がなくなった。投与をやめると精子の数や運動能力は元に戻った。

 意図しない妊娠を避けるための男性用避妊薬は従来も開発が試みられてきたが、効果的に精巣に作用する物質がなく難航していた。

1万6千倍の発がん性物質 奈良の工場跡地

共同通信社 8月17日(金) 配信

 奈良県は17日、同県大和郡山市横田町のクリーニング工場跡地(約541平方メートル)の土壌から、最高で環境基準の1万6千倍の発がん性物質テトラクロロエチレンが検出されたと発表した。

 ほかにもトリクロロエチレンなど三つの有害物質を検出。健康被害の報告はないが、県は周辺の飲用井戸の水質を調べ、住民には飲まないよう呼び掛ける。

 調査は工場施設の廃止に伴い土地の所有者に義務づけられおり、結果を県に報告した。

 県によると、工場は1945~2010年ごろまで操業。約45年前からドライクリーニング用の溶剤としてテトラクロロエチレンを使用していた。

難病抑制に人工遺伝子 新開発で特許、三重大

共同通信社 8月17日(金) 配信

 三重大医学部のガバザ・エステバン教授(免疫学)らの研究グループは16日、難病指定されている肺線維症などの原因となるタンパク質抑制に効果を持つ新たな人工遺伝子を開発し、共同研究した福岡県久留米市の創薬会社「ボナック」とともに特許を取得したと発表した。

 グループによると、「リボ核酸(RNA)干渉」という現象を利用して、病気を引き起こすタンパク質をつくる作用を持つ遺伝子を抑えるため、合成した2本のRNAをかみ合わせて別の遺伝子「siRNA」を人工的につくり、新薬につなげる研究が世界各地で行われている。

 グループは今回、独特の塩基配列を持った1本鎖のRNAをつくることに成功。このRNAが自然に変化してできる「nkRNA」などと呼ばれる新たな人工遺伝子を、肺線維症などを発症したマウスに投与した結果、siRNAを投与した場合と同等の抑制効果が確認された。

 新しい人工遺伝子をつくるには、siRNAと比べて時間や費用がかからないという。グループの三重大医学部付属病院呼吸器内科の小林哲(こばやし・てつ)講師は「3~5年で、日本オリジナルの新薬開発につなげたい」としている。

苦味の感じ方に地域差 チンパンジー食物適応か

共同通信社 8月17日(金) 配信

 チンパンジーの苦味の感じ方は、アフリカのもともとの生息地によってそれぞれ違うことを京都大霊長類研究所(愛知県)のチームが遺伝子解析で明らかにし、17日の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。

 チームは、各生息地で食物が違う環境に適応するため遺伝子変異が起きた可能性があるとみている。今井啓雄(いまい・ひろお)准教授(分子生物学)は「これまで、食性に地域差があるのは文化的・経験的なものとされ、遺伝子の違いは考慮されていなかった。種の保全の観点からも重要な成果」としている。

 チームは多摩動物公園や宮崎市フェニックス自然動物園など国内六つの動物園に協力を依頼。アフリカの原産地により「西」「東」「中央」「ナイジェリア・カメルーン」の4種類に分けられるチンパンジー計59匹の体毛や血液をもとに、さまざまな苦味の認識に必要な遺伝子28種を解析。

 その結果、遺伝子配列のうち3分の1は共通だったが、3分の2は地域によって異なっていた。

 「西」のチンパンジーは半数以上が、アブラナ科の野菜やミカン科の果物の苦味を認識する遺伝子「TAS2R38」が機能していなかったが、他地域では全て機能していた。また、「東」のチンパンジーだけが食べるとされるキク科の植物の苦味を認識する遺伝子とみられる「TAS2R46」が機能していなかったのは、東のチンパンジーの一部だけだった。

 今後チンパンジーに苦味のある食物を与え、遺伝子の違いと実際の苦味感覚との関係を調べる。

iPS細胞 105歳以上のお年寄りから アルツハイマー病解明に一役 慶応大成功

毎日新聞社 8月16日(木) 配信

iPS細胞:105歳以上のお年寄りから アルツハイマー病解明に一役--慶応大成功

 健康に105歳以上まで生きたお年寄り2人の皮膚細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作ることに慶応大が成功し、アルツハイマー病など高齢者の病気の原因解明に取り組んでいる。健康なお年寄りに生前から協力を依頼し、死後に皮膚を採取して実現した。

 健康な人からiPS細胞を作っても後から発症する可能性があり、患者のiPS細胞との比較に役立たないため、健康なまま亡くなったお年寄りからiPS細胞を作成することが必要だった。

 皮膚細胞は人の死後も2日間ほど生き続けている。チームは約3年前から、他の研究に協力してくれた東京都内に住む健康なお年寄りに、死後の皮膚採取を依頼していた。うち2人が、重い病気にかからずに105歳を超えて老衰や肺炎で亡くなった。家族の了解を得て、死亡当日にそれぞれ腹部から皮膚細胞を採取。iPS細胞を作り、神経細胞に変化させた。

 この神経細胞を、アルツハイマー病やパーキンソン病の患者のiPS細胞から作った神経細胞と比較したところ患者の細胞は2人に比べ病気に関する異常なたんぱく質を約2倍作り出していた。

 慶応大の伊東大介専任講師(神経内科)は「アルツハイマー病などの早期診断法や予防薬の開発につなげたい」と話している。【斎藤広子】

高濃度カフェイン、細胞死を促進 筑波大講師、仕組み解明 抗がん剤開発に期待

毎日新聞社 8月15日(水) 配信

高濃度カフェイン:細胞死を促進 筑波大講師、仕組み解明 抗がん剤開発に期待

 カフェインのとりすぎで細胞が死ぬ仕組みを、筑波大の桑山秀一講師が分子レベルで解明した。高濃度カフェインの刺激で合成されたアラキドン酸が、細胞死を促進していた。この仕組みを利用すれば、効果の高い抗がん剤開発につながる可能性があるという。英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版に近く掲載される。

 多くの多細胞生物は、自身の生存に不利益となる細胞を減らす「アポトーシス(予定細胞死)」という仕組みを備えている。

 実験では、アポトーシスの仕組みを持たない単細胞生物の細胞性粘菌を、コーヒー約100杯分に相当する濃度のカフェイン溶液に浸すと、3時間後には20%しか生き残らなかった。

 アポトーシスとは別の細胞死が起きていると考え、生体維持にさまざまな役割を果たすアラキドン酸に着目。この物質を作れないようにした細胞性粘菌は、高濃度カフェイン液中でも生き続けたことから、カフェインがアラキドン酸の合成を誘発し、アラキドン酸が細胞死を促していると結論付けた。ヒトの細胞を使った実験でも同じ作用を確かめた。【安味伸一】

#これって、直接細胞をカフェインにつけているけど、飲んで細胞までカフェインが届くのですかね?

リウマチ慢性的な痛み酵素が誘発、九大教授ら発表

読売新聞 8月16日(木) 配信

 「炎症性疼痛(とうつう)」と呼ばれる関節リウマチなどの慢性的な痛みは、脊髄内にある「カテプシンB」と呼ばれる酵素によって誘発されるとみられることを、九州大歯学研究院の中西博教授(薬理学)らの研究チームが15日発表した。治療薬の開発につながる可能性もあり、研究成果は同日付の米科学誌「ザ・ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」電子版に掲載された。

 炎症性疼痛は、脊髄内で生成された、インターロイキン1β、同18と呼ばれるたんぱく質が、炎症を起こした膝や手首から伝わる痛みのシグナルを強めることで引き起こされることはわかっていたが、これらのたんぱく質の生成過程は不明だった。

 研究チームは炎症性疼痛が起きた際、脊髄内の「ミクログリア」と呼ばれる細胞内で酵素のカテプシンBが通常の4-5倍に増える点に注目。遺伝子操作によってカテプシンBを持たないマウスで調べたところ炎症が起きてもインターロイキン1βや同18が生成されないことが判明したという。

風疹患者1000人超す 昨年通年の3倍 感染研調査

毎日新聞社 8月15日(水) 配信

風疹:患者1000人超す 昨年通年の3倍--感染研調査

 風疹の患者が夏に入って急増し、今年初めからの累計が1016人に達したことが14日、国立感染症研究所のまとめで分かった。全国調査が始まった08年以降の最多は昨年の371人で、既にその3倍近くに上っている。妊娠初期の女性がかかると、新生児に難聴や心疾患などの障害が出る可能性があり、厚生労働省は予防接種を徹底するよう各自治体に呼びかけている。(2面に「質問なるほドリ」)

 同研究所によると、風疹は春まで関西を中心に流行。通常なら初夏までに下火になるが、今年は7月以降も東京都やその周辺を中心に患者が増え続けている。

 患者数は多い順に東京都235人▽大阪府199人▽兵庫県191人――となっており、確認されていないのは東北や九州などの7県だけだった。患者の8割近くが男性で大部分は20~40代。予防接種が94年まで女子中学生に限って行われており、免疫のない男性が多いためとみられる。

 風疹はせきやくしゃみの飛沫(ひまつ)を通じて感染する。今後も未接種の年代が感染する可能性はあるが、一定の免疫保持者もいるため、大規模な流行になる可能性は低いとみられる。

 20~40代男性は職場や家庭で出産適齢期の女性に接触する機会が比較的多いと考えられることから、同研究所感染症情報センターの多屋馨子(たやけいこ)室長は「妊婦を守るため、男性は近くの医療機関で早めにワクチンを接種してほしい」と話している。【井崎憲】

被災で複合ストレス 心の健康継続調査

共同通信社 8月15日(水) 配信

 福島第1原発事故で被災した同原発と第2原発の所員の中には、原発での爆発や危険な場所での作業のような特有のストレスだけでなく、津波による自宅の流失や知人の死亡などが加わる複合的なストレスを体験したケースもあった。

 大規模事故災害などで復旧作業の従事者は「惨事ストレス」と呼ばれる強い心理的負荷を受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、うつ病になる危険性があるとされる。

 愛媛大チームの今回の調査で、差別や中傷も精神障害につながるストレスの一つになることが分かった。谷川武(たにがわ・たけし)愛媛大教授によると、これまでに同様の現象では、ベトナム戦争の際、戦地で強いストレスを受けた米兵が帰還後に社会から拒絶されたと感じた場合は、精神障害になりやすいとの報告がある。

 原発事故の処理や廃炉に向けた作業は長期間かかる見通しで、チームは、継続的に所員の心の健康を調査する方針だ。

健康度ランク、日本5位 首位はシンガポール

共同通信社 8月14日(火) 配信

 【ニューヨーク共同】米ブルームバーグは13日、幼児の平均寿命や成人の喫煙率など健康に関する各種指標を基にした「世界で最も健康な国々」ランキングを発表、1位はシンガポールだった。日本は5位で、最下位の145位はアフリカ南部のスワジランド。

 国連、世界保健機関(WHO)、世界銀行の今年5月時点のデータを使い、年齢グループ別の死亡率、喫煙率、飲酒率、血中コレステロール値、大気汚染レベルなどを組み合わせ、各国の健康度を独自に点数化して比べた。十分なデータが得られない国は除外した。

 2位はイタリア、3位オーストラリア、4位スイスなどの順。上位は欧米諸国、下位はアフリカ諸国が目立つ傾向にあるが、米国が33位と先進国のなかでは低順位にとどまった。韓国は29位、中国は55位だった。

傷ついた脳の細胞再生 名市大グループ

読売新聞 8月13日(月) 配信

手法、マウス実験で発見

 名古屋市立大学の澤本和延教授、加古英介助教らの研究グループは、脳性まひなどにつながる傷ついた脳の細胞を再生する手法をマウス実験の中で見つけた。脳性まひを引き起こす病気には、有効な治療法が見つかっていないが、今後新たな治療法開発につながる可能性が出てきたという。米国の科学雑誌に掲載される予定。

 早産などで血管が未成熟となった新生児の脳で血流や酸素供給が不足すると、脳の神経が集まっている部分が傷つき、脳性まひなどを引き起こす「脳室周囲白質軟化症」などの病気を発症する。こうした病気には、有効な治療法は見つかっていない。

 脳性まひを引き起こす病気は、脳から体の各部分へと情報伝達する重要な役割を果たしているオリゴデンドロサイトという細胞が傷ついていることが分かっていた。

 澤本教授らは同じ状態にさせたマウスを観察したところ、オリゴデンドロサイトは自ら再生しようと数を増やす一方で、未成熟なままでいることを確認。未成熟な状態を解消し、成熟した状態にすれば病気が治癒するのではないかという仮説を立て、実験に取り組んだ。

 この中で、細胞成熟効果のあることが確認されているアシアロエリスロポエチンというたんぱく質を投与したところ、オリゴデンドロサイトを成熟させることが分かった。実験では、正常に歩けなかったマウスが投与後に正常に戻った。

 今回はマウス実験であり、人への治療法を開発していくためには、「より人に近い動物による実験で、さらに効果を実証する必要がある」(澤本教授)としている。

敗血症一因に肥満細胞たんぱく質

毎日新聞社 8月14日(火) 配信

敗血症:一因に肥満細胞たんぱく質

 敗血症の発症に、免疫などに関わる肥満細胞のたんぱく質が関与していることを、渋谷彰・筑波大教授らのチームが突き止めた。毎年多数の死者を出している敗血症の予防薬の開発や治療に役立つという。

 敗血症は細菌感染を機に毒素が全身に回り、多臓器不全などを起こす。死亡率は20~30%で、世界では毎年100万人以上が死亡しているという。日本でも毎年38万人が発症していると推計されている。

 チームは、肥満細胞にあるたんぱく質が、生体内の死滅した細胞にある脂質と結合すると、敗血症の発症を促進することを発見。このたんぱく質ができないマウスと通常のマウス各15匹に腹膜炎を起こさせたところ、4日後にたんぱく質ができないマウスでは40%が生存したが、通常のマウスは敗血症を起こしすべて死んだ。

 また、敗血症を発症させたマウスに、たんぱく質と脂質が結合しないようにする中和抗体を投与すると、未投与のマウスに比べ、3日後の生存率は2倍となった。【安味伸一】

ALS進行抑制、遺伝子を特定 岐阜薬科大など

毎日新聞社 8月14日(火) 配信

ALS:進行抑制、遺伝子を特定--岐阜薬科大など

 岐阜薬科大を中心とする6大学などでつくる研究グループは、「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)の進行を遅らせる遺伝子「膜貫通糖たんぱく質nmb」(GPNMB)を突き止めたと発表した。岐阜薬科大の原英彰教授は「ALSの進行を遅らせる治療薬開発の手掛かりになる」と話している。

 ALSは、筋肉が萎縮して動かなくなる国指定の難病。進行が速く、発症後3~5年で呼吸筋のマヒで死亡することもある。有効な治療法は確立されていない。約1割が遺伝性という。

 グループは、ALSを引き起こす遺伝子を組み込んだマウス十数匹に、遺伝子組み換え技術でGPNMBを多く組み込んだ。組み込んでいないマウスと比べて最大約10日長生きしたことから、進行を遅らせる効果が分かったという。13日付の英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版に掲載された。【立松勝】

インフルに140人超感染 豚由来のウイルス変異

共同通信社 8月10日(金) 配信

 【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は9日、豚に感染するタイプのインフルエンザが遺伝子変異したとみられるH3N2型ウイルスに、今年4月以降インディアナ州やオハイオ州を中心に146人が感染したと発表した。

 症状は季節性インフルエンザと変わらない程度だが、2009年に新型インフルエンザとして世界的に大流行したH1N1型ウイルスの一部の遺伝子を持つ。大人は既に免疫があるためかかりにくい一方、子どもには免疫がないとの報告がある。

皮膚の細胞から血小板 輸血への利用に期待

共同通信社 8月10日(金) 配信

 慶応大医学部などのチームは10日までに、人間やマウスの皮膚に含まれる線維芽細胞に三つの遺伝子を組み込み、血液の成分である血小板をつくることに成功した。米血液学会誌「ブラッド」の速報版に掲載された。

 さまざまな細胞に成長できる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を皮膚の細胞からつくり、血小板に成長させると50日以上かかるが、今回の方法ではiPS細胞を経由せず、17日でできるという。

 輸血用血小板は献血に頼り、保存期間も4日と短いため、安定供給が課題となっている。今回の方法は増殖力の高い線維芽細胞から効率よく血小板をつくるもので、遺伝子を入れた細胞の凍結保存も可能。安全性が確かめられれば、血小板の新しい供給源になると期待される。

 松原由美子(まつばら・ゆみこ)特任講師らは血小板の作製に必要な3遺伝子を初めて特定。皮膚の主要な細胞である線維芽細胞に組み込んで培養すると、血小板のもとになる巨核球という細胞になり、巨核球1個当たり10個ほどの血小板を作り出した。けがをした際に血を固めて出血を止めるという本来の働きがあることも確認した。

 ただ、体内の巨核球は2千個もの血小板をつくる。松原さんらは、より多くの血小板が得られる方法の研究にも着手している。

筋力低下の原因遺伝子発見 ALSの病態解明にも道

共同通信社 8月10日(金) 配信

 運動神経が変化し、肩や腰など体の中心に近い部分の筋力が低下していく遺伝性の病気「近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチー」の原因遺伝子を見つけたと、東大と徳島大のチームが9日付の米専門誌に発表した。

 この病気は、全身の筋力が低下する難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と運動神経の細胞が死んでいく仕組みや症状が似ており、東大の辻省次(つじ・しょうじ)教授は「ALSをはじめとした運動ニューロン病に対する治療薬開発の基礎になる」と話した。

 チームは高速にDNAの配列を解析できる機器を使い、家族に発症した人がいる西日本の4家系32人の血液を分析。うち発症した13人全てで「TFG」という遺伝子に変異が起きていた。

 TFGは細胞内でタンパク質を運ぶことに関わっており、変異して運ぶ機能が低下すると「TDP43」という別のタンパク質が細胞内に異常に蓄積して運動神経の細胞死につながっていた。

 このTDP43はほとんどのALS患者の脊髄でも蓄積することが分かっており、チームは「ALSと共通のメカニズムで運動神経の細胞死が起きている」とみている。

 チームによると、今回、原因遺伝子を見つけた病気は10~15年で呼吸筋の筋力が低下。感覚神経にも障害が出るなど多くのALSとは異なった症状もあるが、ALSの一種と診断されるケースがあるという。

※米科学誌はアメリカン・ジャーナル・オブ・ヒューマン・ジェネティクス

ホップ葉、免疫高める効果 がん予防にも期待 マウス実験でホルモン増加 秋田・横手の公社と秋田大

毎日新聞社 8月8日(水) 配信

ホップ葉:免疫高める効果 がん予防にも期待 マウス実験でホルモン増加--横手の公社と秋田大 /秋田

 横手市大雄の第三セクター・大雄振興公社の鈴木広道社長と秋田大の池本敦准教授はこのほど、ビールの原料として知られるホップの葉に、免疫力を高める作用のある成分が含まれていることが分かったと発表した。がんや感染症の予防効果が期待されるという。

 池本准教授によると、ホップ葉粉末を2%加えた高脂肪食▽緑茶粉末を2%加えた高脂肪食▽何も加えない高脂肪食――をマウスに2カ月間与えた結果、ホップ葉粉末入り餌を与えたマウスは、ひ臓の重量が増加。細胞性免疫を活性化させるホルモン「インターロイキン2」の増加が確認されたという。血中中性脂肪の量は、緑茶粉末入り餌を与えたマウスより少なく、メタボリック症候群の症状改善にも役立つ可能性があるという。

 ホップは大雄地区の特産品。ホップの葉で茶を製造している同公社は、研究成果を特許として先月30日に出願した。どの成分が有効なのかは特定できていないため、今後も研究を進める。

 同公社は昨年度、1・23ヘクタールでホップを栽培し、茶葉にして560キロを販売、3900万円を売り上げた。今年度は山形県のスーパーなど県外にも販路を拡大。14年度には売上高1億円を目指すという。鈴木社長は「ホップ農家の戸数は減少している。少しでも農家の支えになれば」と、さらなる販路拡大に意欲を見せた。【坂本太郎】

脳動脈瘤破裂を早期予測 東大とトヨタ子会社

共同通信社 8月8日(水) 配信

 東京大とトヨタ自動車のシステム開発子会社でつくる共同研究チームは7日、磁気共鳴画像装置(MRI)などの医療画像情報を使って、脳動脈瘤(りゅう)が破裂するかどうかを従来よりも早期に予測できるようになったと発表した。

 脳動脈瘤は日本人の平均2~3%が発症し、うち約2%は破裂してくも膜下出血となる。くも膜下出血を避けるには、手術が有効な手段だが、患者の体に負担が大きいため、手術実施の判断が難しかった。

 従来は血液の流れなどの影響を計算するのに30日ほどかかっていた。トヨタ子会社が開発した自動車の振動や騒音の評価に使う技術を応用し、解析精度を落とさずに計算時間を5分の1の6日に短縮した。

 MRIやコンピューター断層撮影装置(CT)の情報を基にコンピューターを使って体内の血流などを模擬的に解析する。

 東大大学院情報学環の大島(おおしま)まり教授は名古屋市で記者会見し、今後の課題について「症例を増やして予測技術の信頼度を高め、使い勝手を向上させていく。5~10年をめどに実用化したい」と語った。

皮膚を温めてしわ予防 慶応大、マウスで解明

共同通信社 8月8日(水) 配信

 皮膚をお湯で温めると、細胞を保護するタンパク質が増え、紫外線によるしわを防げることをマウスの実験で発見したと、慶応大薬学部の水島徹(みずしま・とおる)教授らのチームが7日、発表した。米皮膚科学誌に近く掲載される。

 チームは「人も紫外線を浴びる前に蒸しタオルなどで肌を温めると、しわを防ぐことができるかもしれない」とし、人での実験も計画している。

 チームは、マウスの背中をお湯に5分間つけた後、徐々に量を増やしながら最大で真夏の日差しに相当するような紫外線を計5分間、当てる実験を週3回、10週間続けた。体温とほぼ同じ37度のお湯を使うと、はっきりとしたしわができたが、42度のお湯では、熱のストレスに応じて細胞の中で作られるHSPというタンパク質が増え、シワはほとんどできなかった。遺伝子を操作して、熱によるストレスがなくてもHSPを作るようにしたマウスでも、シワができにくかった。

※雑誌はJOURNAL・OF・INVESTIGATIVE・DERMATOLOGY

老化防止物質 青ジソから発見 健康食品への応用に期待 京大准教授ら

毎日新聞社 8月8日(水) 配信

老化防止物質:青ジソから発見 健康食品への応用に期待--京大准教授ら

 京都大大学院薬学研究科の久米利明准教授(薬理学)らは6日、がんや老化、メタボリック症候群の原因とされる活性酸素の働きを抑えるDDCという有機物質を、青ジソから発見したと発表した。健康食品への応用が期待できるという。米科学誌に15日掲載される。

 研究グループは桃やリンゴなど12種類の果物や野菜の成分を抽出し、培養したラットの細胞に加え、酸化を抑える酵素の働きを調べた。その結果、青ジソから抽出したDDCを加えると、酵素の活性化を示す指標が約70倍になった。他の野菜類は数倍程度だった。さらに、化学合成したDDCにも同様の働きがあることを確認した。

 久米准教授は「青ジソ1枚に含まれるDDCはわずか。青ジソそのものを食べるより、化学合成して食品に加えるなどの活用方法が有効だろう」と話している。【榊原雅晴】

神経細胞 脳内で新たに作成

毎日新聞社 8月7日(火) 配信

神経細胞:脳内で新たに作成

 生きたマウスの脳内で新たな神経細胞を作ることに、後藤由季子・東京大教授(分子細胞生物学)のチームが成功し、7月15日付の米科学誌ネイチャーニューロサイエンス(電子版)に発表した。生体内で神経細胞を作り出したのは世界初といい、再生医療に応用できる可能性がある。

 胎児期の神経幹細胞で活発に働き、出生以降は働かなくなる遺伝子「HMGA」に着目。出生後もHMGAを作り出すよう胎児期に遺伝子操作したところ、神経幹細胞は神経細胞を生み出し続けた。また、出生後に神経幹細胞が神経細胞を作らなくなったマウスでも、遺伝子操作をすると、神経幹細胞は若返ったかのように活発に神経細胞を作り出した。

 後藤教授は「アルツハイマー病などの神経疾患の治療につながる可能性がある」と話す。【鳥井真平】

心筋梗塞後の突然死防ぐ ES細胞利用、動物に効果

共同通信社 8月7日(火) 配信

 ヒトの胚性幹細胞(ES細胞)から作った心筋細胞をモルモットに移植すると、心筋梗塞の患者の突然死を引き起こす不整脈の予防効果が確認できたと信州大医学部(長野県松本市)の研究グループが6日発表した。同日付の英科学誌「ネイチャー」に掲載された。

 信州大で記者会見したグループ代表の柴祐司(しば・ゆうじ)助教によると、心筋梗塞の発症歴がある患者は、突発的に脈が極端に速くなって死に至ることが多い。柴助教は「突然死を減らすことにつながる結果だ。サルなどの動物でも実験し、人への応用を目指したい」と話した。

 グループは心筋梗塞を発症したモルモットの心臓にヒトのES細胞由来の心筋細胞を注射し移植。電気刺激で脈が極端に速まる頻度を調べると、移植していないモルモットの約8分の1に抑えられていた。心機能が低下する割合も小さかった。

 これまでに、心筋細胞以外の細胞をマウスなどに移植すると不整脈の頻度が高まったとの実験があり、当初は心筋細胞でも同じ結果になるのではと懸念していたという。

もっと早く開発されれば、地井さんも助かったかも

ニパウイルスなどに似た新種のウイルス 豪研究チームがオオコウモリから分離

共同通信社 8月6日(月) 配信

  【香港ロイター=共同】オーストラリア動物衛生研究所の研究グループは3日、急性脳炎を引き起こすニパウイルスや、ウマとヒトの共通感染症として知られるヘンドラウイルスとよく似た、「シーダーウイルス」と呼ばれる新種のウイルスをオーストラリアに生息するオオコウモリから分離することに成功し、医学系の公開電子ジャーナル「PLoS」に発表した。

 ニパウイルスやヘンドラウイルスもオオコウモリが自然宿主として確認されており、新種のウイルスは遺伝子構造の90%がニパウイルスやヘンドラウイルスと同一という。ニパウイルスの致死率は40~75%、ヘンドラウイルスもヒトが感染した場合の死亡率は50%以上に達する。

 研究グループはネズミやモルモットにこのウイルスを投与して実験を行ったが、発症には至らなかった。今後は3種のウイルスの遺伝子組み換えウイルスを作成し、遺伝子のどの部分が死亡率の高さに関係しているかの研究を進める計画という。

中皮腫発症過程で鉄過剰 名古屋大が解明

共同通信社 8月6日(月) 配信

 アスベスト(石綿)によって中皮腫を発症する過程で、体内で鉄が過剰な状態になっていることを、名古屋大大学院医学系研究科の豊国伸哉(とよくに・しんや)教授(生体反応病理学)らの研究チームがラットを使った実験で発見、4日に英病理学会誌電子版に発表した。

 中皮腫の治療法は確立されておらず、早期発見でなければ治癒は難しいというが、豊国教授は「将来的には、鉄を何らかの方法で取り除くことで、予防法の開発が期待できる」と話している。

 鉄は成人1人の体内に4グラムほどあり、うち60%は赤血球で酸素を運ぶ役割があるタンパク質「ヘモグロビン」の構成成分だが、量が過剰になるとがん細胞や細菌などを攻撃する「活性酸素」を発生する化学反応の触媒になるという。

 研究チームは商業用に使われた3種類のアスベストを腹腔(ふくくう)内に投与したラットに、触媒作用を強める薬剤をさらに投与した。その結果、どのアスベストでも中皮腫の発生が何もしない時より約2カ月早くなった。

 この中皮腫を特殊な方法で解析すると、ほとんどの腫瘍で人間の中皮腫でも60%の頻度でみられるがん抑制遺伝子の欠損がみられた。この欠損は鉄が過剰にある状態による発がんとの関連が指摘されているという。

 さらに周辺の臓器に含まれる鉄の量を測定すると、3種類のアスベストすべてで鉄が沈着していることを確認した。豊国教授は「中皮腫の発症過程で、局所的に鉄が過剰になることを明らかにできた」としている。

※英病理学会誌は「ジャーナル・オブ・パソロジー」

自閉症児、「低脂血症」の傾向…判定基準に有効

読売新聞 8月3日(金) 配信

 自閉症の未成年者には、血液の脂質濃度が通常に比べ約2割低い「低脂血症」が多いことが、浜松医科大の松崎秀夫特任准教授(分子精神医学)の研究で分かった。

 4日に埼玉県和光市で開かれる研究会で発表する。自閉症の原因解明につながる成果で、これまでなかった自閉症の数値的診断基準としても注目される。

 自閉症児174人と、通常の180人を比べたところ、自閉症児の方が、血液の中性脂肪とコレステロール濃度が低いことが分かった。

 この結果を基に、血中の中性脂肪濃度を自閉症の判定基準として使った場合、8歳以下では自閉症児の約8割が該当し、検査として有効なことが分かった。社会的適応のためには、自閉症を早期に発見し支援することが大事だが、これまでは専門医の診察に頼るしかなく、数値データを基にした診断基準はなかった。

iPS細胞 ALS治療に道 神経突起、修復物質確認 京大研究所

毎日新聞社 8月2日(木) 配信

iPS細胞:ALS治療に道 神経突起、修復物質確認--京大研究所

 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療薬開発につながる物質を、患者から作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って世界で初めて確認したと、京都大iPS細胞研究所の井上治久准教授(神経内科)らが発表した。「アナカルジン酸」という物質で、神経の異常を改善する働きがあるという。米科学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」電子版に1日掲載された。【榊原雅晴】

 ALSは脳の指令を筋肉に伝える神経細胞(運動ニューロン)に異常が生じ、徐々に全身の筋肉が動かなくなる難病。国内の患者は約8500人とされ、有効な治療法がない。

 研究グループはALS患者のiPS細胞から分化した運動ニューロンの性質を調べた。その結果、信号を伝える神経突起の長さが正常な場合の約半分しかなく、細胞質に「TDP―43」という特殊なたんぱく質が凝集するなど、実際の病理組織と同じ特徴が観察された。このたんぱく質が増えると、神経細胞の形成に関係する遺伝子の働きに異常が生じることも分かった。

 さらに各種の試薬をニューロン細胞の培養液に加える実験を繰り返した結果、アナカルジン酸が「TDP―43」の合成を抑えることが判明。神経突起の長さも16時間後には通常の長さに回復した。

 井上准教授は「動物実験でなく、患者のiPS細胞から作ったニューロンで効果を確認した意味は大きい。安全性の確認など課題はあるが、一日も早く新薬を開発したい」と話している。

がん幹細胞の証拠次々 少数が生き残り増殖 皮膚や脳、腸で確認

共同通信社 8月2日(木) 配信

 がん細胞を生み出すもとと考えられている「がん幹細胞」の存在を裏付ける複数の研究成果が2日付の英科学誌ネイチャーなどに掲載された。

 がんは従来、遺伝子に異常が生じて正常な細胞から変化したがん細胞が増殖すると考えられていた。だが近年、さまざまな組織に分化したり自己複製したりする能力を持つ幹細胞のようながんの幹細胞が少数存在し、これがもとになってがん細胞を生み出しているとの説が注目を集めている。

 がん幹細胞は放射線や抗がん剤が効きにくいと考えられている。既に白血病などで発見が報告されているが、今回の成果は広く存在を示す新たな証拠と言える。将来、がん幹細胞を標的にした効果的な治療法の開発につながる可能性がある。

 ベルギーなどの研究チームはマウスの皮膚がんが増殖する様子を観察。がん細胞の大半は増殖能力が低かったが、ごく一部は長く生き残り、そこから増殖した細胞が腫瘍の大半を占めるようになった。このごく一部の細胞は1日に2回の早い周期で分裂していた。

 米国のチームは脳腫瘍のマウスで実験した。抗がん剤で増殖を一時的に止めてもがん細胞は再び増殖。一部のがん細胞が幹細胞のような性質を持ち、がん細胞をつくっていた。オランダのチームも、マウスの腸の腫瘍で増殖に関係するのは5~10%のがん細胞だと分かったとの成果を米科学誌サイエンスに発表した。

「病気の細胞」で研究加速 素材絞り込みに利点

共同通信社 8月2日(木) 配信

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)はヒトの細胞をもとに、さまざまな組織や臓器の細胞を作り出せるのが特長だ。もとになる細胞を患者からとれば、病気と同じ症状を持つ細胞を手に入れられる。「病気の細胞」なら、治療薬の素材となり得る多くの物質を体外で試せる利点があるため、絞り込みがしやすく、新薬開発を加速できる。

 今回、京都大iPS細胞研究所などが研究対象にした筋萎縮性側索硬化症(ALS)は神経が変性する進行性の難病で、患者から神経細胞を取り出すのが難しく、これまで発症メカニズムの解明や有効な治療薬の開発は進んでいない。

 動物を用いた研究では、ALSに似た症状を示すマウスなどで、症状を改善させる物質がいくつか発見されている。

 しかし同研究所によると、実際にALS患者に投与して効果が見られたものはなく、こうした動物よりも、より患者の病態に近い、細胞レベルでの治療薬開発の土台が求められていた。

喫煙者率21・1%…17年連続で過去最低更新

読売新聞 7月31日(火) 配信

 日本たばこ産業(JT)が30日発表した2012年の「全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男女でたばこを吸う人の割合を示す喫煙者率は、前年比0・6ポイント減の21・1%となり、17年連続で過去最低を更新した。

 男性は1・0ポイント減の32・7%、女性は0・2ポイント減の10・4%だった。1人が1日に吸うたばこの本数(平均)は、男性が19・1本、女性が15・2本だった。

 JTは、高齢化の進行や健康意識の高まり、2010年10月のたばこ増税などが喫煙者率減少の要因とみている。

 調査は5月、全国の成人男女約3万2000人を対象に実施し、1万9897人から回答を得た。回収率は62%。

これだけ病気との因果関係が明らかになっているのに、まだタバコを吸いますか。

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